ベルリンの壁が破壊された1990年代以降、一気にグローバル化が進んできた。「レクサスとオリーブの木」で著者フリードマン氏が、「黄金の拘束服」で伝統的民族的な価値観を持つ国家を縛り付ける、これによってグローバル市場に参加して大儲けすることができると語る。こ
株のプロとして38年、大手運用会社を退職し八ヶ岳に住む株山人。個人投資家、シニア投資家が息長く株式投資を楽しむことを目標に活動していきます。
ベルリンの壁が破壊された1990年代以降、一気にグローバル化が進んできた。「レクサスとオリーブの木」で著者フリードマン氏が、「黄金の拘束服」で伝統的民族的な価値観を持つ国家を縛り付ける、これによってグローバル市場に参加して大儲けすることができると語る。こ
地元のオッチャンたちとゴルフを楽しんだが、そのランチ時間にいろいろな地元の出来事を聞いた。今日の話題の一つが「コメ」だった。隠居した野菜農家のSさんは「コメが高いなんて言うけど、ウチはコメ30kgで1万円で買ったよ」地主のO氏は「あたりまえだけど、玄米で
トランプはムチャクチャな事を言う時もあるが、ごくたまにまともな事を言っている時もある。それは米国経済にとっては利下げが必要かどうか・・・だ。FRBはトランプ関税など様子見姿勢を続けているが、一方ECBは6回連続に金利を引き下げている。現状の環境でさえ、FRBのスタ
「ユーチューブの本音くん」を本音で考える(4)プラチナNISA
政府が高齢者向けに「プラチナNISA」を作り、毎月分配型の投信を投資対象に入れるという。おそらくは「トランプ混乱」で多くの新NISA民に含み損が発生したので、目先の利く銀行・証券会社がこのままでは投信が売れなくなるとビビったのだろう。次のターゲットとして高齢
所得だけでなく資産も大きく偏り、東京に住む高齢者はどんどんリッチになる。一方、地方に住む高齢者は数十年前と変わらない資産状況が続く。この不平等は少子高齢化の中で、高齢者の格差が一段と拡大しているように思う。しかも東京にはもはや若い家族が買える家やマンショ
2年目の新NISA、どうする?(8)オルカン、S&P500の含み損
新NISAの投資家はちょっとした「試練の時期」を迎えている。下の一覧表は、3月16日の当ブログで使ったものだ。新NISAで一番人気になった、オルカンとS&P500投信の基準価額と、これらの投信のベンチマークとなった株価指数を比べてみたものだ。
信用買残ネットポジション信用取引を使う個人投資家、個人の中でもプロ級の投資家たちなのだろうが、これだけの株価下落なのに「重たい感じ」が強い。信用取引はおカネを借りて株を買う「ロング」と株を借りて売る「ショート」で、その差引残高でポジションの状態、投資家の
親子上場問題は「少数株主の権利を守る」点からも東証も気にしている。投資家は親子上場と聞くと、すぐに「100%子会社にして非上場する」と考え、株価を大きく上昇させると期待する。でもそうなるとは限らない、ということで「親子上場の問題、東証の矛盾」ブログを2回
最近建売り住宅が近くで販売された。そのうち一棟が、ナント、カーシェア付きの個人住宅だった。自宅駐車場をタイムズに貸して収益を上げていると同時に、自分たちが使いたい時にまるで自家用車のように簡単に使える。極めて合理的な人が考えそうなアイデア自宅だった。いつ
マネックス証券の広木氏は「トランプは失敗した。中国は米国以外の国と強い関係を作る。米国は世界から孤立する」という。習近平がEUと会談しトランプ関税の反対陣営を作ろうとしたり、東南アジア各国首脳と接触しトランプ関税への対抗策を検討する。中国はトランプを世界で
トランプ政権に対して、「学問的な論理から外れている」「朝令暮改で信用できない」「関税政策は失敗する」「トランプは失敗する」・・・様ざまな見方が噴出している。しかし、筆者はトランプ政策を過小評価すべきでないと考えている。確かに関税ではやりすぎな感じも強いし
Jリート市場は2023~24年の長期金利の上昇と需給悪化の要因により低迷してきた。需給面では①グローバル指数の採用による海外投資家の買い越しが一巡したこと、②国寧金融機関の保有がロスカットで減らされてきたこと、③新NISAで採用されなかった毎月分配型Jリート
公示地価が公表された。その調査地点の地価を見ると、住宅地の上位それに対して地方では人気観光地やインバウンドで人気のエリア、またはリゾート開発で海外客が集中した地域を除いて、住宅地はほとんどの地点で横ばい/若干の上昇に留まっている。その結果、都心に住む人と地
一般的には一国のトリプル安、通貨安、株安、債券安(金利上昇)がそろうと、その国から資金が逃げ出している証拠とされる。今週は米国でその「トリプル安」が起こった。米国株が売られ、米長期債だけでなくハイイールド債も売られ、さらにドルが人民元を除く主要通貨に対し
多くの中年社員たちが今年の新入社員にジェラシーを感じているだろう。自分たちの新入社員の時は10万円台の給料だったのに、初任給がどんどん上がり今や30万円台になった。オープンハウスの初任給は36万円、ユニクロも33万円・・・・仕事もできない社員にこれだけ払
Jリート市場は日銀の金利正常化とそれに伴う長期金利の上昇に悩まされてきた。よく考えれば、Jリートの分配金利回りは常に長期金利∔3%以上の水準にあったので、投資家目線で言えば、長期金利に対して十分な上乗せ金利をエンジョイできた。それでもJリート指数が低下ト
最近なんだかインターネットの接続が不安定になっている気がした。筆者の自宅では地上波もBSもCSもケーブルテレビで見ているし、Wi-Fiも電話もメールもケーブルテレビを使っている。まさにケーブルテレビにオンブにダッコという状態だ。ケーブルテレビに毎月1万2000
人民元インデックスと、対ドル人民元相場トランプの「相互関税」の最終的なターゲットは中国だと考えている。以前ブログにも書いたが、トランプ政権の狙いは①対中国の軍事力で優位に立つこと、これには軍艦・航空母艦や戦闘機・爆撃機の国内製造能力を増強すること、②第三
東証は親子上場に関して「少数株主の権利を守る、そのための必要な開示を親会社に求める」という投資家のアンケート結果を公表した。株式市場という公共財を多くの投資家にとって魅力のある場所にするのは良い事だが、問題は「東証が親子上場を認可してきた結果が、親子上場
昨年日本では150万人が亡くなり、70万人が生まれた。高齢化が急速に進み、戦後のベビーブーマーたちが70歳台後半、平均寿命の80歳台前半へと近づいている。日本人の寿命は全国で平均的に伸びているが、すでに長生きすれば幸せという単純な世の中ではなくなってしま
今年も桜が満開になり、桜の有名スポットは多くの花見客で大賑わいだという。でも混雑した場所が苦手な筆者はそうした有名スポットには行かない。いつもの散歩道の「桜バージョン」をのんびりと歩く。これがマイ・ブームだ。桜の名所というと数十本、数百本のソメイヨシノが
「本音くん」の作者は相当勉強してる感が強い。証券会社の推奨銘柄に対して「儲かるなら証券マンが自分で買えばいい、自分で買う気もない銘柄を客に推奨、だから証券会社は信用できない」という顧客が登場する。それに対して本根くんは「証券マンが自分で買った銘柄を顧客に
トランプ2.0で考えている事が「相互関税」で見えてきた感じがする。4月2日トランプの解放の日、米国への輸入関税を製品別、国別の関税率を公表した。自動車、鉄鋼、アルミは25%中国:10%の追加2回∔追加34%で合計54%他には、EU:20%、 日本24%、韓
日本国債利回り比較証券セールス(以下、S): トランプ関税で世界の投資家がドタバタしているな。どう、パフォーマンスは?ファンドマネージャー(以下、F): 株式ウェートを年初から大きく引き下げ、Jリートや高配当商品のウェートを上げてきたのでパフォーマンスへ
この動画を作った人は証券営業をよく知っている人だなと思う・・・。でも運用の世界はよく知らないような気がする。証券マンがお客に投信を勧める時、本根くんが「インデックス投信は販売手数料(購入時)2%、さらに毎年1%以上の手数料コストがかかります。ETFは購入
一旦、強く信じると何が起っても信じ続ける。「確証バイアス」、これは自分が信じたいモノばかりを見て、信じたくないモノは見ないという心理的なバイアスだ。株式投資ではこの「確証バイアス」を持つと、自分の都合の良い解釈ばかりしてしまい、冷静に相場を見られなくなる
トランプの「4/2の解放記念日」が近付き、株価が急落した。その背後には「市場のセンチメント(心理状態)が変化してきている」ことが挙げられる。シカゴの先物ポジションがちょっとした転換点を示しているかもしれない。市場センチメントを計るにはブルベア指標やプットコー
ブログの読者から紹介された「ユーチューブの本音くん」を見ながら、ひとりでクスクスと笑ってしまい、妻からは「何笑っているの?」と不思議がられてしまった。登場する本根くんは、入社2年目の証券営業マン、よく勉強しているマジメな証券マンだ。この本根くんと上司、先
今週3月第四週は全国的に暑く、九州では真夏日(気温30度以上)になり、夏日(25度以上)は全国至る所で見られた。山梨県でも甲府周辺は25度以上に、北杜市でも大泉周辺は20度を越えた。ここ清里でも長袖シャツ一枚で過ごせる陽気で、20度近くまで上昇したようだ
中国人は恐ろしい。ピークアウトしたとはいえ14億人の人口がいて、その1%が詐欺組織に入ると1400万人の詐欺師が登場する。アンノンとしてリスク意識が少ない日本人をターゲットして詐欺師1400万人のうち数%が不正入国し高額マンションを買いあさり、長期滞在す
テレビではCMなのか番組なのか分からないようにして、生命保険を勧める放送をしている。「80歳まで入れます」とか「月々500円」とか、タレントさんが「エーッ、アリエナイ」とか言いながら保険の勧誘をする。筆者は20代の頃から毎月3万円の生命保険に入ってきた。死
IMM円投機ロングポジション1カ月ほど前、米国のIMM円投機ポジションが急速にロングに傾いたとブログに書いた。その後、複数の評論家がこの「円投機売り」についてコメントしていたが、その言い分は「IMMで円投機買いが過去最高水準まで増加した、投機買いがたまると将来の円
FOMCも日銀決定会合も終わったが、何事もなく無事通過???でもホントに無事に通過したのか疑問も残る。パウエル氏の会見も見たが、インフレ率や成長率には大きな変化を予想していないし、誰もが言う不確実性が高いとしか言っていない。25~27年のGDPは若干下方修正、失
東京証券取引所(以下、東証)は2月4日に「親子上場等に関する投資家の目線」を公表した。その中で・・・現状のグループ経営や少数株主保護に関する取組み・開示について「依然として大部分の事例で、親子上場の形態をとる意義について投資者の目線を踏まえた検討が行われ
中国不動産価格指数今年は年初から中国企業が活躍してきた。世界にショックを与えたディープシークの低コスト生成AI、テスラを一気に抜き去ったBYD、ジャックマーと習近平の再会、昔なつかしいアリババやテンセントの急反発・・・多くの中国発ニュース株式市場を賑わせ
清教徒が建国したアメリカは原住民、アフリカ系人種、欧州系移民、ヒスパニック系移民など多くの異なる文化歴史を持つ人たちの集合体、「分断」は避けて通れない社会だ。でも、これだけの分断は見たことがない。それほど印象的だったトランプの一般教書演説だった。共和党員
新NISAは「非課税の箱」をどう使うかは自由だ。成長株投資、配当中心のインカム投資、キャピタルゲイン狙いの短期投資、いろいろな運用方法で非課税枠を使うことができる。重要な事の一つは「自分のスタイルを明確にする」ことだ。これは機関投資家の運用でも、年金基金の運
7年前に父親が亡くなり、その後筆者がお寺との関係、法事、お盆、お彼岸といったイベントに対応してきた。別にメンドくさいわけではないが、この日本のお墓システムを不思議に思う所も多い。基本的に「家」の発想から抜けていないこと。「家」制度はとうのむかしに絶滅して
トランプ―プーチン電話会談はインフラ施設への攻撃停止だけで、本質的な領土や平和維持については何も決まらなかった。それでも欧州各国はウクライナ戦争後をにらんで動き出している。欧州特にドイツは財政規律を越えて防衛費の増額に動き、新たなウクライナ支援を議論し、
終活では「持たない生活」をどう実践していくが問題だ。ついつい思い出のある品々を手放すことを躊躇したり、後ろ髪をひかれる思いに駆られる。でも資産売却は「持たない生活」の第一歩であることは間違いない。我が家でもすでに多くの本や子供が買った漫画本、ゲーム機本体
ドイツ国債利回りある評論家は日経SNBCの番組内で「欧州は8000億ユーロの再軍備計画を発表し、財政規律に厳しかったドイツも規律を緩め財政出動する、これでドイツ経済を復活する、だからドイツ株は買いだ!」と言う。・・・マジか? ドイツDAX指数が急上昇したのは
トランプ政策の大きな波風が世界の株式市場を震撼とさせている。新NISAで投資を始めた人たちもこの荒波に揉まれていいるだろう。当然ながら含み損を抱えて「どうしようか???」と悩んでいる人もいるだろうし、毎日毎日不安で過ごすならば「投げ売りたい」と思っている人
新NISAのような長期投資ツールでも「損切り」が必要な場合はあるし、「ガマン」して保有するべきな場合もある。年初からの株式市場の波乱は新NISA投資家の最初の試練となったが、この際、含み損にどう対処するかは重要なスキルになるだろう。前回、含み損への対処ポイ
トランプの関税政策を懸念した米国株式市場が大きく不安定化してきた。新NISAで評論家が「長期投資、長期投資」と念仏のように繰り返しているが、新NISAで投資を始めた投資家が含み損を抱えるとビビッてしまうかもしれない。「ほったらかし投資」と簡単に言うが、含み損
不動産投信といってもJリートとUSリートでは大きな違いがある。USリートは会社型投信で、運用の指図から運用ポートフォリオの管理まで一元的に行われる。しかし、Jリートはスポンサーを頂点として、傘下の運用会社が運用指図行い、リートは運用ポートフォリオの管理を
S&P500益回りと米10年債利回り「トランププットはない」と明言した財務長官ベッセント氏、一時的には景気悪化があっても「デトックス期間だ」として中毒状態から脱出する必要な期間だとした。米国の一時的な景気後退はありえると発言した。そもそもこのトランプ政策
オンラインカジノって悪い事なのだろうか?お笑い芸人から野球選手や卓球選手がオンラインカジノで警察に逮捕された。カジノは楽しい!!!ロンドンに住んでいた頃、カジノにはけっこう通った。ロンドンにはパームビーチやクロックフォードというカジノ(他にもあるが)が人
10年債利回りの長期チャート日本10年国債利回りの上昇に加速がかかり、1.5%を超え1.57%にまで上がった。上のチャートは10年債利回りの長期チャートだが、1.5%越えて2007年のピーク2%に近づいてきている。この時のピークはリーマン危機の前だった。
Jリート市場の過去5年間の成長は以下の表のとおり。 REIT指数 利回り 分配金 成長率 NAV倍率 NAV 成長率 Dec-20 1783.9 4.15% 74.0 -4.2% 1.01 1766.2 -1.2% Dec-21 2066.33 3.62% 74.8 1.0%
短期キャピタルゲイン狙いで成長枠を使う、これが最もリターンが高い方法かもしれない。もし優秀な投資家がいて、毎年きちんとキャピタルゲインをあげられるとしたら・・・まずは、新NISA成長枠の基本を確認しておこう。①投資金額は1年240万円で5年で合計1200万円
セブン&ⅰが成長戦略を打ち出したが、株主にとってどうなのだろうか?配信されたニュースで確認してみよう。まずは井坂社長のコメントカナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案に関し、米独禁法関連の課題解決に向けた具体策が見いだせていない点に触
この人の差別発言は酷いな。トランプの一般教書演説では差別発言がテンコ盛りだった。アフリカの小国レソトに対して「誰も知らない国」でのLGBTQの広報にアメリカ人の税金を800万ドルも使っているって発言した。「誰も知らない国」て小さくとも一つの独立した国家であるレ
Jリート分配金利回り、10年国債利回り高利回り投資をするのは、二つの視点が必要になる。一つは利回り水準、もう一つはボラティリティ。投資家にとって利回りが良い方がいいに決まっているが、気をつけるべきなのはその高い金利・配当・分配金が続くのかどうかだろう。利
・・・美味しい寿司が食べたい。でも値上がりが厳しい・・・2月の東京都都区部の消費者物価は総合で+2.9%と、前年比では少し落ち着いた。でも相変わらず食料品の価格高騰が都民の生活を直撃し厳しい。 2月(前年比) 前月比 1月CPI総合 +2.9%
証券セールスとファンドマネージャーの会話(31)株価調整の見方
証券セールス(以下、S): 米国市場が波乱展開だけど、これってトランプのせい?ファンドマネージャー(以下、F): トランプの政策やその意図はいろいろ考えてきたけど、一番の懸念は米国よりも世界経済全体を縮小させるかもしれないという懸念だろ。S: まぁね。関税
東証インフラファンド指数東証インフラファンド指数は、最も高い配当を得られる投資対象だ。時価総額が小さく機関投資家には向かないが、その分、圧倒的に高い利回りが魅力だ。大手ファンドの利回りは、カナディアンソーラー(9284)で8%利回り、第二位のエネクス(9
「虫」という言葉を使うのは一国の大統領に対して失礼極まりないが、ゼレンスキー・トランプ会談を見てこの言葉を感じた。進行するGゼロ世界の主役の一人が米国トランプ大統領であることは間違いない。多国間の交渉を無視し、各国首脳との1対1のタイマン勝負をする。ゼレン
チラチラとネットニュースを見ていて、すごく気になったのが以下のコメント・・・イーロン・マスクのDOGEが米社会保障データベースを調査したところ、人口より6千万人も多く登録があり100歳以上が2000万人以上、最高齢は369歳と、とてつもない不正が続いてい
S&P500配当貴族指数過去1年、なんか配当投資のパフォーマンスが悪かったような気がする。東証でも代表的なインカム商品である、インフラファンドやJリート指数が大きく損失を出した。これは海の向こうのアメリカでも同じだった。上のグラフはS&P500配当貴族指数だが
「持たない生活」は多くの人が実際に行っている。我が家の正面に住んでいたY氏は、この「持たない生活」を実践した。この一家はかなりの資産家でY氏の父親(すでに他界)は大きな家と貸家、それに息子が住む住宅と3軒の不動産を所有していた。その相続前にアパートを売却し
ブルームバーグが伝えるところでは、ウォール街では「マール・ア・ラーゴの合意」に備えるべきだという見方があるそうだ。トランプ政権の内部で合意した戦略を「マール・ア・ラーゴの合意」と呼んでいるらしい。ブルームバーグは伝える・・・大統領経済諮問委員会(CEA)
円IMM投機筋ロングポジション2/18までのIMM円先物ポジションが週末に公表されたが、ちょっとビックリだった。投機筋の円先物買いポジションが急増し、上のグラフのように2017年以降見られない水準に急増したからだ。今年1月からの変化は・・・
最近、年取ったせいか、世の中に違和感を感じることが増えている。なんか違うなぁと感じた事、それおかしいんじゃないの?と思った事、ツラツラを書いてみたい。①部下が3人も死んでいるのに「知らん顔」の上司部下が自殺したといってもその理由は様々だが、少なくとも面識
裁定買い残金額日銀がタカ派のコメントをするたびに10年国債が売られ、ついに10年債利回りで1.4%を超えてきた。10年債利回り1.5%以上という水準は政策金利1%を織り込んだ水準で、その水準に近づく。時間がかかるにしてもこうなると、日本の金利全般に大きな
ヘッジ外債の暴落、農林中金の失敗(2)日米金利差を甘く見るな
これはNHKの過去ニュースから取ったものだが、農林中金の資産ポートフォリオ56兆円のうち外国債券42%と多く、その外債投資で含み損2兆3000億円を被ったとしている。数字としては正しいが、単に外債投資では、米国債に投資しても、欧州債に投資してもこんなに大きな
ヘッジ外債の暴落、農林中金の失敗(1)ヘッジにならないヘッジ
このグラフは2023年に公表されたニッセイアセットの資料から使った。ヘッジ外債のパフォーマンスが22年央から急速に悪化したのが分かる。ニッセイアセットはこの時点でヘッジ外債に警戒感を出していた。ヘッジ外債は日本のゼロ金利が続いた2010年代、米国債などの
新NISA の2年目、どうする? 1年目と同じ運用する?積み立て投資枠でコツコツと投信を買っている人はそのまま継続するべきだと思う。でも成長枠は自由度が高く、いろいろな使い方ができる。王道はアップルのような大型成長株を毎年毎年買っていくというスタイルだが、残念
「人生の終活」、多くの高齢者はアタマでは理解しているはずだが、何から始めたらいいのか分からないというのが正直なところだ。第一回は「資産を使い切る」という点で考えてみた。第二回の今回は「持たない生活」を考えてみたい。「モノを所有する」という事は高齢者にはだ
トランプが進めるGゼロ世界、世界を引っ張るリーダーが不在で、強国がエゴ丸出しで自国の利益を追求する世界。世界を支えてきた自由・平等・人権などの理念が「ウソ」とされ、強国同士のディールですべてが決まる世界だ。トランプは自由貿易を否定し、保護主義的な関税を好き
新NISAの2年目であっても積立NISAでオルカンを買うのが、基本になるのかもしれない。ひたすら、マジメに毎月コツコツと買い、20~30年のタイムスパンで投資する。これこそ王道だといえる。では、新NISAの成長枠はどう使えばいいのだろうか?成長枠の使い方は個人によっ
株式投資家にも金利を考えることは大切だ。株価自体が金利によって動くこともあるが、取引コストに金利は大きく関わっているからだ。日銀の利上げが投資家の取引コストにどう影響しているのだろうか?まずは信用取引について考えてみたい。信用取引はおカネを借りて株式を買
新NISA成長枠の1年目は比較的簡単で悩むことはない。もちろん積立てNISAは毎月着々と積み立てるのでなんの問題もないけど、新NISA成長枠は違う。成長枠をどう使うかは自由だし、いつ買うか、いくら買うかも勝手に決めることができる。人気のオルカンをNISA口座で買った場合
2024年の平均寿命が厚生労働省から公表されている。平均寿命は男81.09歳、女87.14歳で、健康寿命は男72.68歳、女75.38歳。そうなんだ!筆者は今年67歳なので、健康で生きられる時間はあと5.68年、死ぬまでの時間は13.09年となる。やっぱ
日本の国債イールドカーブ日銀が利上げモードに入り「中立金利まで利上げする」という市場のコンセンサスになりつつある。日銀の言う中立金利は景気にプラスもマイナスもない金利水準ということだが、具体的な水準がサッパリ分からない。東大の経済学者だった植田日銀が、こ
S&P500益回りと10年債利回り米企業の10-12月期決算もおよその輪郭は見えてきた。各株価指数の1年先予想EPSの変化は下の表のとおり。このところ増額修正が続いてきたS&P500とNASDAQはちょっと伸び率が鈍化。S&P500の1年先予想EPSは277から268ポイントへ若
入浴剤や温泉の素は、たくさんの種類が出ている。成分を調整して「よく温まる」とか「血行が良くなる」などの効用を持つ入浴剤も多い。でも筆者は自分がその温泉に行って良かったと思った「温泉の素」がやっぱり気にいている。山梨の地元にもいろいろな「温泉の素」があり、
米国マネーサプライ、M1、M2証券セールス(以下、S): トランプが選挙で勝ってから、相場はファンダメンタルから離れ、市場心理や需給で決まるようになった気がする。ファンドマネージャー(以下、F): 確かに、あれほど騒がれたフジメディアHDの株価が爆謄している
トランプは多くの異論がありながらもGゼロ世界を進めてしまう。パナマ運河の米返還、グリーンランドの買収、ガザ地区の米所有などなどだが、これらは唐突に見えるし実現が難しいが、その裏にトランプ米国の戦略が見えている。これらのトランプが支配したい地域は米戦略の要衝
おそらく日本企業の持ち合い解消は急速に進んでいるのだろう。メガ銀行が保有する保合い株が売却され、そのディールを受けた大手証券が分厚いスプレッドを抜いて取引している姿が決算から見える。メガバンクは数千億円規模で売却益を計上し、取引を仲介する大手証券会社は分
また、万博がやってくる!みんな、大阪へ行くのだろうか?大阪府が府民中心に行った6000人のアンケートでは「行きたい」「どちらか言えば行きたい」と答えた人は35%に過ぎなかったようだ。地元の大阪でさえ、人気が盛り上がっていない!!大阪府は6億円の税金を使っ
女性社員を接待要員として重要なタレントと飲み会をさせたフジメディアHD、現代では認められない人権侵害なのは明らかだが、女性社員との飲み会はすべて「ノー」というわけではない。女性初の内閣秘書官まで上り詰めた、女性官僚の山田さん、若者への三点のメッセージを送っ
日本人の生活が大きく変わるのが「金利のある日本」だ。日銀は政策金利を0.5%に引き上げ、住宅ローンを始め、消費者ローン、クレジットカードの金利など全体的に金利体系が変わり、個人の生活に大きな影響が出てくる。もちろん、法人向けの貸出金利も上がるし、株式市場
トランプ就任後大統領令で中国への10%追加関税、メキシコ・カナダに対する25%関税を決定し、主要国の株価が急落した。もちろんこれらは以前からの公約だが、トランプは公約してきた事を冷徹に実行に移すという姿勢が株式市場の警戒感を増したのかもしれない。しかし大
仙台といえば牛タン。「伊達の牛タン本舗」「牛タン炭火焼き 利休」など全国的に有名な牛タンチェーンも多くある。でも地元民に評価が高い「牛タン料理 閣」や「牛タン炭火焼き 仁」も美味しい。今回は「牛タン炭火焼き 仁」の国分町本店に行ってみた。牛タン定食8枚の
米長短金利差(2年ー10年)トランプがFRBに対して「原油価格を下げれば利下げ」と言い出した。昨年11月大統領選からトランプラリー、金利上昇、ドル高、NY株高を演じてきた。しかし、トランプ発言は主として市場心理に影響したが、その実のリアルな影響はこれからの話だ
八甲田の樹氷を見る、それがこの旅の大きな目的の一つだった。もちろん、酸ヶ湯温泉も山形グルメも仙台グルメも八甲田ホテルも目的だったが。このところ天候が悪く、八甲田ロープウェイが運休になることが多く、ちょっと心配だった。でもちょうど八甲田ホテルに泊まった日は
東証REIT指数 日足日銀決定会合の利上げ決定以降、東証REIT指数が急速に上昇している。基本的には利上げを懸念した下落相場から、利上げ決定により織り込み済みから反発局面に入ったと考えられる。12月初旬にブログ「Jリート市場2024年振り返る」と「Jリート市場2
フジメディアHD 日足「女性に性加害をしておカネ払えばオシマイってありえない」と女性の多くはそう怒っているだろう。フジテレビは初動段階で、「中居氏をクビ」にし「関連した社員を処分」すれば企業としてのコンプライアンスや取締役のガバナンス問題にはならなかっただ
八甲田ホテルに宿泊すると、専用の送迎バスで酸ヶ湯温泉や八甲田ロープウェイ駅へと無料で行くことができる。さらに酸ヶ湯温泉は日帰りで1000円の入湯料がかかるのだが、それと入浴用のタオルとバスタオルも無料になる。簡単に言えば、酸ヶ湯温泉を手ぶらで使いたい放題
S&P予想PERと10年債利回りトランプ大統領の就任後、NY株式市場こそ大幅に上昇したが、為替市場も原油市場も長期債市場も大きな動きがなく比較的安定した推移となった。その間、トランプは言いたい放題、「原油価格を下げるためOPECに要請」「パウエルFRBに利下げを要請」「
山形から青森に行くのはちょっと時間がかかる。新幹線で行くのは「つばさ」で一度福島に戻り、そこから各駅停車の「やまびこ」か「こまち」で仙台に行く。仙台からは「はやぶさ」で新青森、在来線で青森に到着する。仙台までは全く積雪は見られなかったが、盛岡駅を過ぎた頃
トランプ就任後次々と大統領令にサインし、世界各国も賛否両論、様々な反応を見せるだろう。明らかなのはGゼロ世界がより実現しそうになることだ。トランプ政権はすでに「パリ協定ヵらの離脱」「WHOからの脱退」さらに「環境グリーンニューディール」の終了、多様性や公平性
年末年始からテレビでは連日のように「大雪の東北」を報じていた。そんなの大変な事になっているのかなと東北地方を見に行ってきた。まずは山形市。新幹線で福島駅を出て、山形新幹線「つばさ」に乗っていると、福島駅を出てから米沢までは山の中に入る。このあたりから気に
イアンブレマー氏の主張するGゼロ世界の大きなリスクが、国連などの国際機関が機能しなくなるという懸念だ。第二次世界大戦の反省からIMFや世界銀行などの国際機関が設立され、国家を超えた金融や債務問題や利害対立を調整してきた。国連にしても、国際紛争を調整する安全
上場企業は新卒市場で競り負けるのを怖がっているのだろう。証券や銀行は大きな競合相手が外資系だ。むかしは外資系は大手証券やメガ銀行から中途で社員の引き抜きを図るのが常道だったが、今では金融系やコンサル系の外資系も新卒の採用を行う。しかも入社1~2年で200
この人、イアンブレマー氏が提唱した「Gゼロ」は、今後の世界をうまく言い当てていると思う。投信製造機と自らを称した日興アセットがこの人の考え方を使って様々な投信を作り国内投資家に販売した。むかし、日興アセットの主催でイアンブレマー、ユーラシアグループの講演を
この絵を見て分かる人はスゴイ!兵庫県の形なのだが下の「人差し指」のように見えるのは淡路島で、筆者は淡路島が兵庫県とは知らずよく分からなかった。今年は阪神大震災から30年というメモリアルな年で、マスメディアでも盛んに取り上げられている。テレビには被災者だけ
会社には一般的に「コーポレートラダー(会社の階段)」と呼ばれる出世の段階がある。会社によって呼び方は違うだろうが、社員は初歩的なランクからラダーを上がり、課長級のランク、さらに部長級のランクへと登る。そしてこのコーポレートラダーの最上位には役員(取締役)
2025年の投資家の大きな関心事がトランプ・インフレが起こるかどうか、どのぐらいのインフレ率になるのか、FRBの金融政策に直結するからだ。まずはデータで現状を確認しておきたい。下は定期的にウォッチする米インフレ関連指標の一覧表だ。 消費者
東京の物価は力強い上昇を見せている。12月の東京都区部CPIでは前年比∔3%と、日銀の2%物価目標を上回っている。食品の値上がりが前年比∔6%と高い、生鮮食品は∔17%、しかも野菜の上昇など当面続く可能性が高い。25年も3000品目以上で値上げが予定されてい
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ベルリンの壁が破壊された1990年代以降、一気にグローバル化が進んできた。「レクサスとオリーブの木」で著者フリードマン氏が、「黄金の拘束服」で伝統的民族的な価値観を持つ国家を縛り付ける、これによってグローバル市場に参加して大儲けすることができると語る。こ
地元のオッチャンたちとゴルフを楽しんだが、そのランチ時間にいろいろな地元の出来事を聞いた。今日の話題の一つが「コメ」だった。隠居した野菜農家のSさんは「コメが高いなんて言うけど、ウチはコメ30kgで1万円で買ったよ」地主のO氏は「あたりまえだけど、玄米で
トランプはムチャクチャな事を言う時もあるが、ごくたまにまともな事を言っている時もある。それは米国経済にとっては利下げが必要かどうか・・・だ。FRBはトランプ関税など様子見姿勢を続けているが、一方ECBは6回連続に金利を引き下げている。現状の環境でさえ、FRBのスタ
政府が高齢者向けに「プラチナNISA」を作り、毎月分配型の投信を投資対象に入れるという。おそらくは「トランプ混乱」で多くの新NISA民に含み損が発生したので、目先の利く銀行・証券会社がこのままでは投信が売れなくなるとビビったのだろう。次のターゲットとして高齢
所得だけでなく資産も大きく偏り、東京に住む高齢者はどんどんリッチになる。一方、地方に住む高齢者は数十年前と変わらない資産状況が続く。この不平等は少子高齢化の中で、高齢者の格差が一段と拡大しているように思う。しかも東京にはもはや若い家族が買える家やマンショ
新NISAの投資家はちょっとした「試練の時期」を迎えている。下の一覧表は、3月16日の当ブログで使ったものだ。新NISAで一番人気になった、オルカンとS&P500投信の基準価額と、これらの投信のベンチマークとなった株価指数を比べてみたものだ。
信用買残ネットポジション信用取引を使う個人投資家、個人の中でもプロ級の投資家たちなのだろうが、これだけの株価下落なのに「重たい感じ」が強い。信用取引はおカネを借りて株を買う「ロング」と株を借りて売る「ショート」で、その差引残高でポジションの状態、投資家の
親子上場問題は「少数株主の権利を守る」点からも東証も気にしている。投資家は親子上場と聞くと、すぐに「100%子会社にして非上場する」と考え、株価を大きく上昇させると期待する。でもそうなるとは限らない、ということで「親子上場の問題、東証の矛盾」ブログを2回
最近建売り住宅が近くで販売された。そのうち一棟が、ナント、カーシェア付きの個人住宅だった。自宅駐車場をタイムズに貸して収益を上げていると同時に、自分たちが使いたい時にまるで自家用車のように簡単に使える。極めて合理的な人が考えそうなアイデア自宅だった。いつ
マネックス証券の広木氏は「トランプは失敗した。中国は米国以外の国と強い関係を作る。米国は世界から孤立する」という。習近平がEUと会談しトランプ関税の反対陣営を作ろうとしたり、東南アジア各国首脳と接触しトランプ関税への対抗策を検討する。中国はトランプを世界で
トランプ政権に対して、「学問的な論理から外れている」「朝令暮改で信用できない」「関税政策は失敗する」「トランプは失敗する」・・・様ざまな見方が噴出している。しかし、筆者はトランプ政策を過小評価すべきでないと考えている。確かに関税ではやりすぎな感じも強いし
Jリート市場は2023~24年の長期金利の上昇と需給悪化の要因により低迷してきた。需給面では①グローバル指数の採用による海外投資家の買い越しが一巡したこと、②国寧金融機関の保有がロスカットで減らされてきたこと、③新NISAで採用されなかった毎月分配型Jリート
公示地価が公表された。その調査地点の地価を見ると、住宅地の上位それに対して地方では人気観光地やインバウンドで人気のエリア、またはリゾート開発で海外客が集中した地域を除いて、住宅地はほとんどの地点で横ばい/若干の上昇に留まっている。その結果、都心に住む人と地
一般的には一国のトリプル安、通貨安、株安、債券安(金利上昇)がそろうと、その国から資金が逃げ出している証拠とされる。今週は米国でその「トリプル安」が起こった。米国株が売られ、米長期債だけでなくハイイールド債も売られ、さらにドルが人民元を除く主要通貨に対し
多くの中年社員たちが今年の新入社員にジェラシーを感じているだろう。自分たちの新入社員の時は10万円台の給料だったのに、初任給がどんどん上がり今や30万円台になった。オープンハウスの初任給は36万円、ユニクロも33万円・・・・仕事もできない社員にこれだけ払
Jリート市場は日銀の金利正常化とそれに伴う長期金利の上昇に悩まされてきた。よく考えれば、Jリートの分配金利回りは常に長期金利∔3%以上の水準にあったので、投資家目線で言えば、長期金利に対して十分な上乗せ金利をエンジョイできた。それでもJリート指数が低下ト
最近なんだかインターネットの接続が不安定になっている気がした。筆者の自宅では地上波もBSもCSもケーブルテレビで見ているし、Wi-Fiも電話もメールもケーブルテレビを使っている。まさにケーブルテレビにオンブにダッコという状態だ。ケーブルテレビに毎月1万2000
人民元インデックスと、対ドル人民元相場トランプの「相互関税」の最終的なターゲットは中国だと考えている。以前ブログにも書いたが、トランプ政権の狙いは①対中国の軍事力で優位に立つこと、これには軍艦・航空母艦や戦闘機・爆撃機の国内製造能力を増強すること、②第三
東証は親子上場に関して「少数株主の権利を守る、そのための必要な開示を親会社に求める」という投資家のアンケート結果を公表した。株式市場という公共財を多くの投資家にとって魅力のある場所にするのは良い事だが、問題は「東証が親子上場を認可してきた結果が、親子上場
昨年日本では150万人が亡くなり、70万人が生まれた。高齢化が急速に進み、戦後のベビーブーマーたちが70歳台後半、平均寿命の80歳台前半へと近づいている。日本人の寿命は全国で平均的に伸びているが、すでに長生きすれば幸せという単純な世の中ではなくなってしま
長期金利とFANG指数チャート天邪鬼は単なる人の性格ではなく、れっきとした運用戦略の一つでもあり「コントラリアン投資」と呼ばれる。コントラリアンは市場の人気とは逆にポジションを取ったり、大多数の投資家とは逆のポジションを取る投資戦略だ。「上げ相場で買い/下げ相
ドル建て日経平均と円建て日経平均証券セールス(以下、S): おカネの動きで市場が振り回されているみたいな感じだな。ファンドマネージャー(以下、F): 米景気はいいしファンダメンタルというよりおカネの動きが激しいな。S: この半年の上昇相場で株式はいろいろ
日米実質金利差とドル円相場上のグラフは日米実質金利差とドル円相場のチャートだが、2022年までは両者の動きに乖離があったものの、2022年以降は両者のグラフがほぼきれいにパラレルに動いている。2022年はFRBが引き締めが開始した時期で、日米金利差が急速に拡
信用買残と日経平均「天邪鬼」であることは投資の面では自己防衛につながる。でも実社会で「天邪鬼」は嫌われるのは間違いない。集団で意思決定する時、「天邪鬼」が一人いるだけでなかなか全員一致での結論にはいたらなくなる。サラリーマン社会では「赤信号をみんなで渡る
新型コロナ禍で病院に行くのが心配だったので、ここ3年人間ドックを受けていなかったが、久しぶりに一日ドックを受診した。結果は?全部で7つの指摘されたのだが、一番心配なのが「心臓」だった。人間ドックのメニューで「心電図」を取ったが、この波形に少し懸念があると
投資の世界に38年、その後個人投資家として丸5年・・・きちんとリターンを出し続けてこられた理由は自分ではたった一つだと思う。それは「天邪鬼(あまのじゃく)」であったことだ。・他人の言うことはいつでも疑い自分で考える。評論家の言うこと、株式ストラテジストの
近所にある通称「ハナミズキ公園」だが、桜が散り葉桜になると同時に、ハナミズキの花が少しづつ開花に向っている。この公園で見られる「花主役の交替」だが、今年は桜の開花が遅れたので桜とハナミズキが同時に見られるということが起こった。上の写真では手前がハナミズキ
ここ数年、中東は大きな構造的ともいえる変化が次々と起きている。最近のニュース・ヘッドラインを振り返ると・・・・シーア派の盟主イランとスンニ派の大御所サウジが、中国の仲裁で「歴史的な和解」をしたこと。・トランプが過激なガサ攻撃を行ったネタニヤフ・イスラエル
清里にも暖かさが戻ってきたある日、散歩の途中でひさしぶりに「田舎師匠」に会った。この「田舎師匠」は清里開拓者の家系で生まれ、学校卒業後に自衛隊に入隊、その後全国の駐屯地を転々とし退職してから甲府に住んでいる。清里にも親の自宅が残っていて、たまに来ては家を
野村証券・日足(3か月)三井住友銀行・日足(3か月)株価の動きだけで判断するのは自分のスタイルではない。チャートは好きだが、チャートの形に囚われることは嫌いだ。でも気になるのが、最近の大型株の日足チャート。直近の動きを大きく見るために、過去3か月の主要株
米国コアCPIとPPI上のグラフは米国のコアCPIとコアPPIを比べたグラフだが、CPIに比べてPPIの方が大きく、PPIの動きが先行指標となっている。注目点はコアPPIが今年1月をボトムの底入れした雰囲気があることだ。PPIのボトム、2015年や2020年を見ると、その後、コ
NASDAQのPERと米10年債利回り4月初の予想EPSは前年比でNASDAQ+32%、S&P500+11%、NYダウ+10%、ラッセル2000+11%と立ち上がってきた(下の一覧表参照)。昨年10月以降、米景気の堅調⇒業績上昇の期待で株価が上昇してきたが、その原動力はPERの
だんだんと事件の内容が公にされてきている。水原氏はLAの連邦裁判所に出廷し罪を認めている。大谷選手は被害者であると認定され訴追はされない。でも、なんか腑に落ちない。筆者は賭け事好きでロンドン駐在時には会社同僚とともによくカジノに出入りしていた。カジノは顧客
日米10年金利差とドル円相場米国CPIが前年比+3.5%とほんのちょっと高めに出ただけだが、ドル円は152円/ドルの抵抗水準を抜けつつある。今まで「円独歩安」を分析してきたことは・・・①ドルインデックスは昨年から横ばいで「ドル高局面」はすでに終わっている、で
テレビでは毎日毎日、たくさんの「便利グッズ」が紹介される。整理整頓に欠かせない「小物入れ」「整理のための棚や引き出し」など、整理整頓が苦手は視聴者に次々を紹介され、多くの視聴者が買っている。でもよく考えてみよう。どんなモノでも時間が経つと劣化して「ゴミ」
日本全国、いたるところにサクラの名所がある。我が家のある地域にもいくつかの名所がある、目黒川の川面を覆い尽くすサクラ、かむろ坂のサクラのトンネル、西小山から碑文谷神社のサクラ参道。目黒川のサクラは人でゴッタ返すので、あまり行かない。むしろ、目黒線の電車の
今年のグローバル市場を見ていて感じることは、米国株、特に大型成長株、GAFAやその他のIT株が高値圏で往来相場に入ると同時に、本来連動性が低いかゼロ相関であった「金価格」や「ビットコイン」が急上昇し、さらに景気懸念のあったドイツ株など欧州株が買われるという状
KKRが2021年に港湾のタンクを運営する、国内大手のセントラルタンク・ターミナルを500億円で買収した。セントラル・タンク・ターミナルは1966年設立で川崎・横浜・神戸などの港湾で化学タンクなどを運営している。KKRグループはタンク施設をカーブアウトし
現在の市場には違和感を感じている。それは実質金利が2%と高い中で、本来実質金利に逆に動く「成長株のPER」が同じように上昇し、金利を生まない資産である「金」が急上昇しているからだ。実質金利が高いということは、おカネを借りてモノに投資しても割が合わない。物価上
不動産含み益ランキング2024東洋経済から最新の不動産含み益ランキングが発表されている。第一位は丸の内の大家さん・三菱地所、第二位は住友不・・・以下、土地持ち企業が並んでいる。大手の不動産会社、JRや私鉄の電鉄会などは土地保有は本業でもあるし、土地の有効