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株山人の投資徒然草 https://kabusanjin.livedoor.blog/

株のプロとして38年、大手運用会社を退職し八ヶ岳に住む株山人。個人投資家、シニア投資家が息長く株式投資を楽しむことを目標に活動していきます。

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2018/08/09

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  • 2024年大晦日、相場雑感

    AI技術が急速な進歩を遂げている、これが2024年の最大の出来事だった。人間は小さい頃から学校に行き、毎日毎日勉強する。学校では過去の知識の蓄積を理解して、事実をきちんと整理して人間としての正しい判断ができるように指導される。モーゼの十戒ではないが、社会生

  • 円安/日本株高は危険な香り

    米長短金利差10年ー3か月12月中旬、多くの評論家が「今年は掉尾の一振はないだろう」と発言していたが、相場は皮肉なモノでクリスマス後に強烈な掉尾の一振で日経平均は4万円を回復した。相場は多くの期待と反対に動く、よくあるケースだ。「円安が進んだからだ」と今

  • ネット時代、スキャンダルは永遠に!!

    むかし、FT紙に載った記事で「忘れられる権利」を問題視したものがあった。忘れられる権利とは、「The right to be forgotten」、インターネット上での個人情報が永遠に残り、消去されないのはプライバシーの侵害ではないかという問題提起だった。特に個人情報に厳しい欧州各

  • 超長期債投資(2)30年債の基礎

    米国の中立金利長期債券に投資する場合、債券価格が暴落する要因には注意が必要だ。まず第一にインフレ、物価上昇。ハイパーインフレのような制御不能なインフレが起きると、長期債価格は暴落する。当然、中央銀行は引き締めに入り政策金利の急上昇するが、それに輪をかけて

  • 103万円の壁、健康で文化的な最低限の生活ができるか?

    どうやら103万円の壁が引き上げられ123万円になることが決まったようだ。すったもんだの末だが、結局、自民党が押し切った形だ。その論拠は物価上昇率を上乗せしたことと説明だった。国民民主党は最低賃金の上昇分を織り込んで178万円としたが、自民党は物価上昇分

  • ノーフリーランチの定理(4)ファットテール

    ノーフリーランチがどんな最適化プログラムも超過リターンを得られないことを意味し、投資の世界も同じで特定の株式戦略が超過リターンを生み出し続けるのは難しい。さらに株式市場には「ファットテールの問題」がある。2000年~2010年はこの「ファットテールの問題

  • ヒザが痛い???なぜ???

    ある日、いつものように朝の散歩を終えて家に戻ると、突然、膝に違和感を持った。「アレ???? どうしたのだろう」考えても何も思いつかない。すぐに治るだろうと思い、そのまま放置した。毎朝、毎晩、3㎞程度の散歩をすることを日課にしている。平均で7㎞程度歩き、歩

  • 超長期債投資(1)日本30年国債は高利回り

    ある日、うちの奥さんが突然言い出した。妻 「 私も新NISA、やりたいな。銀行預金にしてても面白くない。」筆者「 やるのは簡単だよ、証券会社か銀行に口座を開いて、おカネを入金し対象の商品を買えばいいだけだから・・・」妻 「 でも絶対に損をしたくない。損しな

  • ノーフリーランチの定理(3)作用と反作用

    人間の行動には必ず、作用と反作用がある。大谷選手が大活躍したが、その反作用も起こる。これだけ活躍し大金を稼ぎ、そのおカネの管理を一平さんに丸投げしなければ、この不幸な事件は起こらなかった。物事には原因と結果があり、この因果関係が人間の行動に影響してしまう

  • 2025年の株式市場を考える(5)半導体SOX指数

    SOX指数とNASDAQ2025年も半導体株がどうなるかで市場は大きく動くのだろうか?ただ、ちょっと雰囲気が変わったのが上のチャート、SOX指数とNASDAQの株価推移だ。この24年前半は半導体株が絶好調で、NASDAQとSOXはほぼ同じ動きをしていたが、年後半か

  • 証券セールスとファンドマネージャーの会話(28)24年運用結果

    証券セールス(以下、S): 山あり谷ありだった2024年も終わりだな。どう?ファンドマネージャー(以下、F): 今年はガマンの連続、苦労の連続だった。S: 運用パフォーマンスはどうだった?F: 個人資産は全体としてはソコソコだな。株式ポートフォリオのパフ

  • 長短金利差のプラ転、長期金利は上昇するかも?

    米国長短金利差FOMCの結果は、事前に識者が指摘した通り、ドットチャートで25年のインフレが2%から2.5%に引き上げられ、利下げ回数が4回から2回に修正された。利下げペースの鈍化やトランプ政権のインフレ再燃は、多くの市場関係者が想定してきたことだ。しかしな

  • なんか違和感、 日産、ホンダ統合?

    日産とホンダの経営統合が報道され、日産株がストップ高、ホンダは急落した。なんか違和感を感じる。第一の違和感は・・・経営統合って効果あるの?持ち株会社を作って日産株とホンダ株を持ち合う。日産には16%の大株主であるルノーの持ち株を買い取るのが課題で、持ち株

  • 2025年の株式相場を考える(4)日本株

    日経平均のPER「トランプ2.0がどうなるのか分からないのに日本株がどうなるかなんて考えられない」という人も多いだろうし同感だ。でも、基本的なところだけでも確認しておきたい。まずは、日本株のPER,データの入手が簡単な日経平均で見てみよう。上のグラフで見ると

  • 商店街では廃業が増え、買取り店が増える

    2024年は全国で倒産や廃業が増えているというニュース。全国の倒産件数は11月の単月で841件、前年比+4.2%だった。1-11月で9164件と、年間で1万件の倒産を越える可能性がある。筆者の住む街でもお店の廃業が増えている。ちょっと散歩で近所を歩いている

  • ノーフリーランチの定理(2)平均への回帰

    投資の世界には「フリーランチ=ただ乗り」はない。結局、大きな支払いをすることになる。このただ乗りを狙ったのがむかしむかしのLTCMだった。最新の統計手法で計測し割高な債券を空売りし割安な債券を買い、その金利差を収益にする。さらに数十倍のレバレッジ(借金)

  • ノーフリーランチの定理(1)ただより高いものはない

    ……コスト関数の極値を探索するあらゆるアルゴリズムは、全ての可能なコスト関数に適用した結果を平均すると同じ性能となる— Wolpert and Macready、1995年コストをどう最適化しても結果は全てのコスト関数の平均になる、つまり、どうやっても抜け駆けはできないというこ

  • 2025年の株式相場を考える(3)半世紀ぶりの割高

    2025年の株式相場は、2024年のPER上昇を受けてスタートする。高いPERはEPSの高い成長期待を織り込まれているとみるべきだが、この期待「先の読めないトランプ2.0」が成功するかどうかによる。2025年は、期待に沿ったEPS増加が実現するかどうかを

  • Jリート市場2025年、自社株買いが決める

    Jリート市場はNAV倍率で0.8倍、つまり、リート時価はNAV=時価純資産に対して20%のディスカウント状態にある。まさに大バーゲンセールだが、このディスカウントを使って儲ける戦略が2025年には話題になってくる可能性もありそうだ。前回のブログでTOBを使っ

  • Jリート市場2025年、注目は資本政策?

    現在のJリート市場を考えたら、2025年は一味違う現象が出てくると思う。それは現在のJリートの平均NAV倍率が0.8倍という前例のない異常値にあることだ。単純に時価でJリートを買収すれば、自動的に20%の含み益を手にすることができる。この「20%ディカウ

  • アルゼンチンのおじいちゃんの言葉

    意外な場所で意外な言葉を聞くことがある、でも印象に残ってしまった。テレビでみたアルゼンチンのおじいちゃん。おじいちゃん 「結婚には二種類あるんだよね~」インタビュー者 「・・・・・」おじいちゃん 「幸せな結婚と、一生添い遂げる結婚さ」インタビュー者

  • 2025年の株式相場を考える(2)ユーロの行方

    ユーロ/円、日足2025年の株式市場を考える上で「トランプラリー」がどうなるのかが興味深いところだ。大統領選以降、株式市場で圧倒的なパフォーマンスを見せたのが「テスラ」、そしてトランプ政権が重視している「ビットコイン」がそれぞれ30%以上の急騰劇を演じた。

  • Jリート市場2024年、振り返る・・・

    東証REIT指数と日本の10年金利今年のJリート市場は全く冴えなかった。最大の要因は、米国長期金利の上昇から国内の10年金利も上昇したことだろう。日銀がゼロ金利を解除し、長期金利は国内物価を反映して1%水準まで上昇した。長期金利と競合する利回り商品のJリート

  • 2025年の株式相場を考える(1)トランプ2.0

    2025年の主役は、いい意味でも悪い意味でも、やっぱりトランプ米大統領しかいない。政権の閣僚人事を見ればその凄さがよく分かる・・・過去の政治的実績は全く関係なしで、トランプのイエスマンで周囲を固めた。しかも単なるイエスマンではなく、実ビジネスで大手メディ

  • 年功序列型退職金、廃止論(2)公務員の退職金

    日本人の働き方が変わると同時に、退職金や年金の制度も変わる。それでも民間会社は柔軟に変化できるが、公務員の退職金や共済年金が問題になりそう。一応、2015年に厚生年金と共済年金が一元化された。でも、それまでの地位が変わらないので、公務員はサラリーマンより

  • 年功序列型退職金、廃止論(1)退職金控除

    自民党が勤続20年まで年40万円、勤続20年以上70万円という「退職金控除」が現代の人材流動化時代には合わないとして、控除を縮小する方針だという。でも考えてみれば、退職金の良いところはその控除の大きさ。退職金控除が減らされ給料やボーナスと同じになったら、

  • 庶民の味を直撃するインフレ、2025年も厳しい?

    12月の日銀決定会合で植田氏は利上げをするような報道が増えている。植田氏が今の経済は「オン・トラック」と言い、日銀の想定通りに動いているとした。来年にも食品業界は4000品目を値上げすると予想され、一般家庭にとっては来年も物価上昇は厳しそうな気がする。1

  • インフラファンド指数、底なしの恐怖

    東証インフラファンド指数東証インフラファンド指数が下げ止まらない。5月には1095ポイントだったインフラファンド指数が急落トレンドが続き、12月2日には685ポイントを700ポイントを割り込んだ。5月からおよそ半年で37%の大幅な下落となった。この安値で

  • デマゴーグ民主主義(3)一般意志2.0

    民主主義は選挙を通じて「民意」を政治に反映させる仕組みだが、どうも「民意」が公共の利益につながっているのか微妙な感じがする。国民一人一人が見ているものは個人の趣味や嗜好、個人的な利益だ。人間は自分の個人的利益を最大化するように動く、社会学ではそれを「特殊

  • クロージング・オークション、東証の失敗!?

    11/10のブログで「取引時間延長はいいが、引値の板寄せはリスキー」を書いた。その後も引け値の状況を見ていて、「やっぱり、危険」と思う。11/29はこのクロージング・オークションが導入されて最初の月末取引だった。引値だけでも投信の基準価額を計算するために投信の設定/

  • 「重厚長大」17年サイクル、その後の暴落(6)

    5月末から6月にかけて「重厚長大17年サイクルとその後の暴落」という話を5回に分けて書いた。内容は①重厚長大株は景気拡大が成熟化し、行き過ぎた金融緩和で買われる、②重厚長大株の活躍期は1972年、1989年、2007年、2024年とほぼ17年周期、③重厚

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