EverybodyDanceDance,EverybodyCryCry,EverybodyDiveDive,OnlyMe&You,OnlyYou&Me.EverybodyWishing,EverybodyReferring,EverybodyEnding,&MeOnlyYou,&YouOnlyMe.&Only
始まりの台詞を口にして見慣れたオープニングのメロディに身を委ねれば必ず約束された裏切りにいつもあんぐり口をあけ前後に揺れてうなり声で終わりが気に入らないと数度目のエンディングも飽きもせず口をとがらす望みやしないアンサーが病みつきアディクティヴ病みつきアディクティヴ
(つづき)そして、幻想水滸伝でいう紋章と協力攻撃である、ルーンと英雄コンボもまた、よろしくない。百英雄伝のルーンは、属性魔法を中心にそれなりに種類は揃えてはいるが、揃えているだけになってしまっている。属性魔法は、回復魔法は使うにしても、その他の攻撃系、補助系ともに使わなくてもなんら問題がないし、単に弱いしMPもない。回復魔法に至っても、別にアイテムで十分であるし、行動順が遅くなる場合には、むしろアイテムの方がよくなってしまう。というよりも、魔法攻撃力が強いキャラは、ほんの一部を除いて、HPと防御力が低すぎて、理不尽な戦闘不能が頻発する。幻想水滸伝にあった、合体魔法というステキなシステムがないのも残念だった。特殊攻撃系のルーンも使えるものが少なすぎるし、ステータスアップは当然に付けるだけで、それにより個性に...百英雄伝ークリア後の感想3ー
ハーブ畑の小高い丘で小さな編込みかご抱え小口で少しつまみ食い上白糖入り小さな瓶と季節を届ける小さな葉曲がりくねった小径を小さな運動ぐつ履いて小走り坂を駆け下りる上機嫌な小さな帽子と季節よ届けて小さな葉エルブアブ
(つづき)そもそも、世界観も、地理も、ルーンやレンズの設定も何ら説明もなく、最初から当然のように頻出し、進行する。そのうち分かるのだろうなと思って進めるも、そのままエンディングに至り、結局この世界のことはよく分からないまま、没入もできず。きっちり勧善懲悪は好みの分かれるところであるが、敵キャラクターがあまり魅力のないことも、少ないこと寂しくあった。さて、大問題のシステムについては、もう、本当に良いところがない。UIはもっさりとしていて、操作性もよろしくなく、反応も芳しくないが、これは自身が中年かつ、PS4版だからの可能性あり。しかし、言い逃れのできないのは、やはりロード時間が頻繁に長すぎること。プレイ直後の感想では、慣れで気にしなくはなる(ならない、ではない)などど書いたが、完全なる誤りで。確かに、最初の...百英雄伝ークリア後の感想2ー
白いカモメが島へ渡る晴れた日に見える島へ淀みない波の隔つ島へ日焼け笑顔の輝く島へ白いカモメが島へ渡る沈んだ日の隠れる島へ眠らない波の響く島へ日焼け寝顔の満つ島へ白いカモメが島へ渡る島渡
ゲーム「幻想水滸伝」の流れをくむ、群像劇RPG「百英雄伝」をPS4版でクリア。システム面から何度か挫けそうになるも、ハードモード、その他の縛りはなしで、全員を仲間にして何とかエンディングまで。以下、幻想水滸伝I、Ⅱの幻影を追いつつの感想となるが、そうでなければすべての面において2級以下の結論なので、逆に良しか。まず、明らかに開発力不足で、やりたい(かった)ことの6割くらいしかできておらず、中終盤からの省略がとにかくひどい。群像劇であるにもかからず、中終盤から、やっつけもいいところで、何の背景もなく、重要なキャラクターが雪崩のように加入する。ひどい場合は、初の顔見せで、そのまま何の説明もなく戦闘プレイアブルとして加入したりもする。位置づけとして特に重要でもない、好みでパーティに入れるキャラクターならば、それ...百英雄伝ークリア後の感想1ー
ロードワークを待つ手持ちぶさたの間に00ジャストを狙いストップウォッチの止め進めを繰り返す00からの数字だけ和で差が開くようで不安の募る気持ちを00でリセットするストップウォッチ
「絆棋士たち師弟の物語」野澤亘伸(新潮文庫)あまりハズレに当たったことのない、将棋の棋士を取り上げたノンフィクションは、今回もやはり面白かった。本書は、棋士たちの師弟関係をテーマに7組の師匠と弟子の棋士人生を振り返りつつ、それぞれの立場での思いに迫る。しかも、師については、振り返れば当然に自身の師匠にも話は及び、ほぼ三世代の物語ともなる。なお、7組は中田功と佐藤天彦、畠山鎮と斎藤慎太郎、木村一基と髙野智史、淡路仁茂と久保利明、勝浦修と広瀬章人、石田和雄と髙見泰地、桐山清澄と豊島将之となり、最後にボーナストラックとして、杉本昌隆と藤井聡太の対談を掲載(敬称略)。現役を取り上げるので、弟子の側がタイトル獲得者など今の知名度がある中、木村一基と髙野智史プロ編がやや異色で印象に残る。とはいえ、他の6組の様々な師弟...読書のよもやま(2024.06.03)
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月に一度は、映画館で新作観賞を。2025年4月は、「アマチュア」(アメリカ)。4月は、予告編を見た中から、迷うことなく、最近は積極的に観たいものがないなどと愚痴っているが、素直に本作をチョイス。俳優さんの声は音として大事なので、選べるならば字幕を選ぶが、吹き替え版しか時間が合わず、吹き替え版を鑑賞。ストーリーは、アメリカCIAのオフィスワーカーが、テロに巻き込まれた家族の復讐を果たすというもの。組織のなんやかんや、身体能力や戦闘技術はアマチュアなどという味付けはあるものの、まあ全然に、ハリウッドテンプレート。主役が、知能は高いがメンタルもフィジカルも平均というのは、とても現代的であるが、ゆえに制限もあり、小さくまとまる。が、邦画みたいな過剰な葛藤はなく、邦画みたいな泣き叫びもなく、復讐自体は遂行して結果に...ツキイチ映画館(2025年04月)
こうたきぎんじるごくらくじょうどしらぐはさいわいひさぐはちのみこりんねのさじょうこうときだんじるげんせいごりやくしらねばわざわいきずけばろうかくりんねのさじょうりんねのさじょう
「対談集六人の橋本治」橋本治(中公文庫)作家である橋本治の六人との対談に、文庫本ボーナストラックとしてプラス1をしたもの。対談相手は、高橋源一郎、浅田彰、茂木健一郎、三田村雅子、田中貴子、天野祐吉の六人で、プラス1として宮沢章夫。ちなみに、こうした本はただ対談モノが好きで買うので、著者の小説は一冊も読んだことはなく。まえがきにある通り、著者の作品を軸に対話は進み、対象をどう捉え、どう作品づくりをしているかに触れる。じゃあ、著者の作品を知らないと面白くないのではと思いきや、話は過去の日本の古典、人物、出来事が中心。源氏物語や平家物語と当時の人々、小林秀雄と本居宣長などなどを、著者は(今までの見かたとは違って)こう見る、こう考える。そういう展開が多く、かつ、それを専門的な堅苦しいやりとりなく進め、深い知識など...読書のよもやま(2025.04.14)
最後の労りを覚えています予定どおりに最後の日まで数百回と発した身近な労り最後まで慣れることもなく目線を胸元にさまよわせて数百回と受けた短かな労り最後の労りを覚えています最後の最後に目をあわせて数百回と発した身近な労り不意のことにドキマギして思わず目線をさまよわせて数百回と受けた短かな労り最後の労りを覚えています予定どおりの最後をむかえ最後の最後もみじかな労りみじかないたわり
「ロシア文学を学びにアメリカへ?増補版屋根の上のバイリンガル」沼野充義(中公文庫)1980年代前半のアメリカ留学と、後半の欧州滞在(文学研究)の経験から、著者が考える言語についての(比較的雑多な)本。先進国のメジャー言語とはいえない、スラブ系(でいいのか?)を対象に、マイナーゆえのバイリンガルなどについても語る。前半は留学での経験を交え、主に先細るイデッシュ語などを、後半は「理論篇」とあるように「外国語」を論理的に教えてくれる。本屋では中は(ほぼ)確認しないので、珍しくなく、完全に自分のせいなのだが、正直、思っていた内容とは違った。多分に勝手に、留学振り返り、エピソード満載系エッセイだと思って読み進めていたので、途中で、ああ、そういう系、と気が付く。まあ、でもこの勘違いは、題名のせいもほんの少しはあるよな...読書のよもやま(2025.04.07)
昔から蔵に眠る絵巻物とても不思議な絵巻物夏に開けば海が波打ち秋に開けば紅葉に満ち冬に開けば雪舞い落ち春に開けば鶯飛び立ち蔵に広がる昔の梅が香とても不思議な絵巻物蔵に眠る絵巻物(うぐいす長者FSCパロ)
「死の虫ツツガムシ病との闘い」小林照幸(中公文庫)医療系というか、未知の病の解明と対策、そして薬の開発を追う系の作品を多く手掛ける著者。ただ、自分は「死の貝日本住血吸虫症との闘い」に続いて(まだ)2作目の読み終わり。死の貝と同じく、日本のとある地方に古くからある、農業を営む人々たちに恐れられていた、とある虫を媒体とした死に至る病。死の貝と同じく、祈祷などに頼るしかない時代から、医学の進歩による原因の究明、治療薬の開発までを今回も丁寧にたどる。丁寧にたどるゆえに、(控え目な表現で)半分くらいまでは、命名権をはじめとした死の虫の周辺、関連にまつわる話が続く。死の貝もそれなりにあったが、本作はなかなか本筋というか、取り上げる病そのものの話が進まず、「んん?」とはなる。が、後半の「昭和の時代<戦後>」に至り、それ...読書のよもやま(2025.03.31)
席につき前を向けば大人はお節介を焼き文字と記号を並べて思いつき塔を組めば積み木は退屈を沈め天空と地平を繋いでソクラテスを知らず知らないことを知り大人と退屈を知って退屈な大人
月に一度は、映画館で新作観賞を。2025年3月は、「教皇選挙」(アメリカ・イギリス)。もはや珍しくない、積極的にこれだという作品がない月となったので、これでいいかな、くらいの気持ちでのチョイス。ローマ教皇を選出する選挙コンクラーベを題材として、選挙を取り仕切る首席枢機卿を主役に教皇の死から次の教皇の選出までを描く。主義を異にする有力者たちのなんやかんや、選挙外の事件やらなんやで選挙はどうなる、結果はどうなるというヒューマンドラマ系。コンクラーベと言えば、学生時に、決められた得票数に達するまで何度も選挙する根競べとして教わる(教わらない?)アレである。自分はキリスト教が身近ではなく、かつ、歴史として学んでいるからか、(勝手に)過去を舞台にしていると思いこみ観はじめるも。作品内で明確な年は出なかったと思うが、...ツキイチ映画館(2025年03月)
オミセシマシヨウキダイノキジユツクフウヲコラシテトリツクカンタンフシギナキジイツオオキナハクシユナゾトキマシヨウキタイノキジユツヒトミヲコラシテトリツクカンタンカレイナギジユツオオキクハクシユKITHITU
「江戸川乱歩座談」江戸川乱歩(中公文庫)1900年代前半の推理小説、探偵小説家である江戸川乱歩の6つの座談、7つの対談鼎談を集めたもの。といっても、自分は江戸川乱歩の小説を読んだことはなく、じゃあ、なんで本書を買って読んだかといえば。単に、対談モノが好きということと、この時代のこうした文化(系の)人の対談が好きという理由。であるからして、特に同職業(推理探偵小説家)が多い座談は、諸外国ふくめ人名も書籍名も、まあ、わからない。とはいえ、それはそれとして記号として受け入れれば、この時代の考え方、様子を楽しむことは十分できる。この時代、これらの職業の方々は、江戸川乱歩を筆頭に、(本場欧米とも比較して)日本の推理探偵小説の未来を危惧している。どうすれば本格ふくめ、よりよい新しい作品が、作家が生まれ、ジャンルが成長...読書のよもやま(2025.03.17)
行く先を告げることなく不意にまた何処かに去り孤独さに思いを馳せては予定さえない再会を待つ雪解けて近くなる息吹き昨日と錯覚する自然さに向かう先として選ばれるそれだけに嬉しさを覚え態度は互いに素っ気なく雪積もり遠ざかる息吹き息吹き
10年前、5年前でも、まだまだ括弧()笑が付いても不思議ではなかった、日本のeスポーツ。今もまだ、堂々とスポーツを名乗るまでには本当に一般的ではないともいえるが、着実に実体を伴ってきてはいる。テレビの代わりとなる動画サイト文化がいよいよ成熟し、企業がお金を出す価値を見出しはじめる。最初は得体のしれなさに様子見だった大手一流企業は、業界の成熟と成長に徐々に興味を持ち、商売となるならば、お金を出す。まだ社会的な勉強をしてない若者が、突然大きくなった影響力についていけず、不用意な発言でよく「至り」となっていた頃。それが今や、組織化されたプロチームは選手にコンプライアンスを身に付けさせ、お金が稼げれば、選手にも自覚は生まれる。グローバル化が著しい(肉体の)スポーツ業界の若者がそうであるように、今どきのeスポーツの...eスポーツ2025
新たな旅立ちのあの日口癖と一緒に渡された真っ新なサービス券と赤い紐を結んだ五円玉意図して付けた折り目いつでも固く閉じた穴新たな旅立ちのこの日記憶と一緒に現われた薄茶色のサービス券と赤い紐の解けた五円玉意図せず付いた折り目いつしか丸く空いた穴DEPART
えてして人間性というか、郷愁というか、変化への抵抗を意識するときは、最初から選べたらどうだったかを考えるようにする。以下は、何も抽象的な話ではなく、小難しさを気取った話でもなく、雑談程度の小話。スポーツはルールがしっかりとしている必要があるものだが、競技によっては、そのルールはわりと結構、気軽に変更がかかる。ゆえに、競技に直接的ではない、周辺的な取り扱いについても、変わること自体は珍しいことでもない。特に近年は機器方面において、主に判定に関する可能性が高まり、取り扱いが変わっていく競技も少なくない。多分に情緒的な採点競技の判定はさておき、インアウト、セーフアウトのような判定はしばし人間の五感に委ねられてきた。フェンシングくらい致命的に、一つの判定がすべてであれば、人の情緒を主張する人もいない(少ない)のか...競技の判定に求めるもの
営みの礎を支えるのは大きな頑丈な木の歯車ガタガタと鳴りながら望んで回るのをやめず交割を全うするからと次代にすべてを委ねて営みの隙を埋めるのは小さな華奢な鉄の歯車ガタガタに錆びながら望まず回るのをやめる役割を全うしたからと時代にすべてを委ねてはぐるま
月に一度は、映画館で新作観賞を。2025年2月は、「セプテンバー5」(ドイツ・アメリカ)1972年ドイツはミュンヘンオリンピックで起きたテロ事件の行方を、リアルタイムで報道したテレビクルーたちを描く。事件自体は現実に起きたことであり、当時の映像も使ったノンフィクションベースとなっている。作品の9割は報道の制作室を舞台としており、そこから手に入る情報のみで展開することを徹底する。猶予のない中で判断を下すチーフ格?の視点でストーリーが展開されるが、主要スタッフの群像の印象が残る。本作では、事件のあった1日を94分という時間でまとめ、冗長な、無駄なシーンなくエンディングに至る。上映時間を延ばし、事件の現場に近いシーンをつくりカットインして、意図的に緊張させることもできたとは思う。そうしなかったのは正解だろうし、...ツキイチ映画館(2025年02月)
蓄積のない右か左を永劫に選択できない制限のない不可思議自由に判断できない実行は完全なる宿命蓄積をする右か左を瞬時の選択さえする制限をする不可思議択一の判断さえする実行は不完全なる命D.L.
年末年始用に買った「真・女神転生ⅤVengeance」(PS5)を1か月くらいかけて一応クリアしたので感想をば。ちなみに、シリーズは、ⅢとⅣをプレイしているので、これが3作品目となる。難易度はノーマルで、ルートは無印版(ノーマル?表?)ルート、エンディングもノーマルエンド1種類のみを終え。時間のない学生までは、やりこみプレイヤーだったが、時間のある社会人になってからはもっぱらカジュアルプレイヤー。今回のⅤも特にやりこみはせず、淡々とクリアして、真?エンディングと別シナリオなどは、今のところはやる予定はなし。ただし、本作がつまらなかったというわけではなく、とてもメガテンらしく、クリアまでできるくらいには面白かった。世界観は当然にシリーズらしく、シナリオも突出したものではないが、メガテンらしい、テンプレートな...真・女神転生ⅤVengeance
つちぐらうんどけんけんぱっぱがめんかたすみこっそりまーくぷーるこんくりまるいゆびあとくもったがらすあっかんべぇーしばふしんせつだいのじだいぶおわかれしきしおおつぶなみだきおくすたんぷどこそこかしこきおくあるばむここそこかしこきおくすたんぷ
月に一度は、映画館で新作を。2024年の4月は、「アイアンクロー」(アメリカ)。今月は、呪われた一族などとも呼ばれた、プロレスラー親子を描いた、準ノンフィクションの本作をチョイス。マイナー系映画館の予告で気になって選んだが、TOHO系での上映のようで、作品自体はマイナー系ではない様子。とはいえ、プロレス&家族モノということで、ハリウッド系メジャーでもなく、どちらかといえばマイナー寄り。本作は、家族に多くの不幸が起こっても闘う、アイアンクローという技を得意技とする、とあるプロレスラー親子を描く。父親の果たせなかったメジャー団体の世界王者タイトルの獲得と名声を、父親と4人の兄弟が、協力して目指すというストーリー。こうしたジャンルは、ボクシングの師弟ものがまずは浮かぶが、過去のそうした有名タイトルよりも、「家族...ツキイチ映画館(2024年04月)
1.何倍速だとしか思えないクロックと0.何倍速だとしか思えないメモリーのラグだらけの平凡にクラッシュばかりのROCK&SLOWラグだらけの特別にフラッシュばかりのROCK&SLOWROCK&SLOW
ゲームは、某MMORPGの拡張パックを予約するついでに、セールにあった「ブリガンダインルーナジア戦記」を購入。若き学生の頃、相当に遊んだ国盗りシミュレーション系ということで、土日で軽く遊んでみることに。架空の大陸で複数の国から一つを選び、ターン制バトルに勝利し、領土を広げ、大陸統一を目指す、いわゆるジャンル王道。こうしてみると、国盗り系は、その昔から根本はどれも似ており、良く言えば完成されていて、悪く言えば目新しさがない。ジャンルに共通する最大の特徴は、自他問わず各国や勢力に属するキャラクター人数の多さにある。ブリガンダインも三桁はキャラクターがいるようで、プレイによってある程度、ランダムの幅もあるよう。まだ、一つ目の国の序盤までしかプレイしていないが、まあまあ無難に楽しめそうに感じている。このジャンルの...げーむあれこれ(2024.04.15)
のらねこみたいにじゃれつきあえばふあんやきけんのむねのしめつけをあいだのこいだのかんちがいをしてけたたましくなくいくどものけんかかけぬけるさきのいきどまりのへいそらはとべなくてただぶかっこうにのぼってとびおりちゃくちのさきでりょうてをそろえこくびをかしげていえねこみたいにかしこまってみるのらねこ
「「最後の」お言葉ですが・・・」高島俊男(ちくま文庫)高島俊男の著書との出会いは、学生の時分に題名に惹かれて手に取った、「三国志きらめく群像」である。当時は主に某ゲーム関係を中心に、三国志が流行っており、今と変わらず列伝・群像を好む自分の目に止まった。面白そうだなと、そのまま購入したあの日から、高島俊男の著書は自分の人生の一部となってしまった。学問としては、中国文学を専攻の著者は、他に水滸伝の作品もあるが、多くは日本語をテーマにしたものである。本書は、長く「週刊文春」で連載したエッセイ「お言葉ですが…」の、連載最終期の部分が収録されている。学生の頃は、「人」に付くのが基本であるから、多分に漏れず人に付き、「お言葉ですが」シリーズも出版を楽しみに購入した。普段何気に使う、知ったつもりの日本語の面白さを知って...読書のよもやま(2024.04.08)
純度を高めるほどに真実に近まるほどに全霊を捧げるほどに単純に帰するこころ混合の高まるほどに幻覚を近めるほどに無量の捧ぐるほどに混混を帰せるこころALCHEMY
月に一度は、映画館で新作を。2024年の3月は、「12日の殺人」(フランス)。(個人的に)近年頻繁に起こる新作映画難民となり、選択肢をマイナー系映画館にまで広げることとなった3月。マイナー主流のげいじつ(芸術)系は避け、ノンフィクション原作という点のみで本作をチョイス。ストーリーは、フランス地方都市で、深夜に21歳の女性が生きたまま燃やされるという事件を、警察の捜査班が追うというもの。映画は、冒頭のシーンを除き、ノンフィクションベースなので当たり前だが、普遍的な警察官である班長を中心に進む。捜査班での何気ない、この手の映画の楽しみでもあるやりとりもちょくちょくあるが、ほぼ新人いじりであるため、面白くはない。事件が班長をゆるやかに蝕み、のどの奥の骨となっていく過程を、派手でチープな演出は使わず、丁寧に描いて...ツキイチ映画館(2024年03月)
キニシテイナイフリデキエナイキズヲナゾリキママニムダナウソデキエナイキズヲフヤスキモチハイマモミエズキヅイテイナイフリデケセナイキズニフレテキマグレムクナウソデキエナイキズヲフヤスキモチハイマモミエズケセナイキズ
プロ野球選手は大谷さんの、元通訳氏の例の件について、ただの一般人なので、ただの感想をば少し。通訳氏のやらかした最大のマズいことは、やらかした内容ではなく、最も裏切ってはならない人を裏切ったことにあるのだと思う。違法ギャンブルにしても、億を超える負債にしても、よくはないのだが、まあ、結果は自己責任だろう。問題は、なぜ大谷さんを裏切ることができたのか、という点にある。以下、自分も通訳氏を擁護するつもりなどなく、ほぼすべての人たちと同じく、悪感情しか持っていないということは前提として。恐らくというか、信じたいだけになるが、この破滅の結末が定められていたとしても、最初は大谷さんに影響を与える気はなかった。どういう過程を経ても、どう考えても影響を与えるに決まっているのだが、少なくとも、本人はそうだったのだろう。年収...大谷さんの元通訳氏の例の件
呪縛から逃れたいと指折り数えた日々を終わりの紙証書ごと円筒に封じてサラバ故郷よねずにサラバ祝着から脱すべきと指伸し数えた日々を始まりの紙吹雪ごと円筒を覗いてサラバ故郷よふわにサラバGraduate
卒業の季節となり、街なかでもそれらしい風景を目にすることがある。人生も後半戦ともなると、そうした場面に遭遇すれば、自分には一切関係なくても、なぜかなにか感慨深い気持ちになったり。主に学校なんかは、始まったときから終わりが見えていて、生活環境なんかもガラッと変わり、とてもわかりやすい。しかし、物事はそうしたわかりやすい物ばかりではないから、何かと終わりがよくわからない、むつかしい物もある。それこそ学校にいる頃のような時代には、本気で対象の永遠を望んだりして、終わりなんて切なさそのものでしかなかった。生活環境や人間関係はもとより、漫画やゲームのような趣味においても、終わりは感動にもなるが、継続の望みを妨げはしない。好きな物は、続けば続くだけ、長ければ長いだけ好ましかったすべてが、いつからか、終わり「も」求める...終わりを決めるのは誰?
部品たりないロボットでいつでもリアルに空想を外装あいた小粒ラムネがいつでも日記に潰されるにぎやか整頓おもちゃ箱にぎやか混沌おもちゃ箱小物そろえたドールズでいつでもリアルな想像を内芯かえた鉛筆チョコがいつでも日記をぬり潰すにぎやか整頓おもちゃ箱にぎやか混沌おもちゃ箱おもちゃ箱
「そこにある山人が一線を越えるとき」角幡唯介(中公文庫)極地(北方面)旅行家でノンフィクション作家である著者の、ノンフィクションではない系のものとなる。年齢的なことや探検先が固定されてきたことなどから、最近はノンフィクションよりもこうしたエッセイ的な作品が多い角幡さん。本作も、ご自身の結婚からGPS、脱システムに始まる生死などなどを、極地での経験も踏まえて述べている。「も」と書いたのは、まあ、6,7割は過去の作品との重複があるため。といって、別に角幡さんを否定したり、批判したりがしたいわけでもなく、そんなつもりも当然ない。重複が分かる程度には出ている文庫本を買っているし、自己体験によるノンフィクションはとても面白いし、好きである。ただ、事実として、ノンフィクションではないエッセイ系は、割と作品による重複が...読書のよもやま(2024.03.11)
さかみちころろころげていけばあわててばかりあわててばかりきたきりつつつつついていけばおこってばかりおこってばかりはれものふくくふくれていけばおびえてばかりおびえてばかりひきゃくとばばとばしていけばわすれてばかりわすれてばかりでぃず・でぃず。
ようやく、本当にようやくゲーム「百英雄伝Rising」を(ノーマルモード)だけ終わらせた。終わらせた、というのは、シナリオを最後までと、お使い(スタンプカード)クエストを一応のところ、全部(だと思う)。武器・防具強化(素体は最後まで購入済み)がまだ先があるようだが、ハードモードはやらないので、とりあえずここまで。本作は、無論、4月に発売を予定するRPGゲーム「百英雄伝」のプレ、世界観体験用のゲーム(なので安いしボリュームは少)。本編は純(いにしえの)和ゲーRPG(多分)だが、本作は、2D横スクロールアクションとなっている。恐らく、本編で仲間になる99人のうちの3人をプレイアブルに、遺跡探索と町おこしをこなしていく。横スクなので源流「幻想水滸伝」とも違うし、「百英雄伝」と違うのだろうが、ビジュアルや世界観は...百英雄伝Rising(2)
最後の作品を前に幾年かが過ぎ行き未知の貴方が在る明日をば迎え行く最後の貴方の声を最後の作品を手に幾年かを振り返り未知の貴方を失う明日をも受け入れ最後の貴方に愛をgone
4月23日に発売予定のゲーム「百英雄伝」のプロジェクトリーダーである村山吉隆さんが、2月6日にこの世を去った。当ゲームを楽しみにしていた人たちにとって、突然の、まさかの訃報。張り付いていたわけではないけれど、気の向いた時には開発状況の様子ものぞき、精力的にファンに発信しているという認識だった。村山さんの代表作は、言わずもがな百英雄伝がその流れを受ける、「幻想水滸伝」である。プレイステーションソフトとして発売したのは、もう三十年近くも前で、我らが中年世代は、時の流れを思う。自分が購入したのは、発売1年後に出た低価格版ではあるが、プレステ時代であることに変わりはない。ある日、友人の家で正方形のパッケージを見て、タイトルとビジュアルに惹かれて購入し、攻略本は友人に借りた。ポケモンよろしく108人の仲間を集めると...村山吉隆さんと幻想水滸伝
なんでもそつなくこなすのにこころはいつだってぶきようはりしまわってせわやくのにおきまりのようにすれちがうなんどもそこなくころぶのにここぞはいつだってまにあうはやりこまってきずつくのにおさまりのよさにわらいあう器用で不器用
月に一度は、映画館で新作を。2024年の2月は、「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」(アメリカ)。2月も積極的に観たい新作はなかったので、同名のホラーゲームの存在を知っていた本作をチョイス。原作のゲームは、とある廃ピザ屋の夜勤警備員が、命の危機のある数夜のお仕事を、色々と駆使して乗り切るというもの。動画サイトのゲーム実況で見たことのある自分は、基本、映画の予習はしないので、そういう映画だと勝手に決めつけて観た。なので、自己責任なのだが、映画は原作に忠実(なのだろう)であっても、ジャンルはホラーではない。ホラー系はジャンル的に大作は少なく、本作もそんなことは期待していなかったが、最初30分を観て、正直「おっ」とは思った。少なくとも最初の30分は、助走としてその後のホラーを期待させるに十分な展開が進む。...ツキイチ映画館(2024年02月)