10年前、5年前でも、まだまだ括弧()笑が付いても不思議ではなかった、日本のeスポーツ。今もまだ、堂々とスポーツを名乗るまでには本当に一般的ではないともいえるが、着実に実体を伴ってきてはいる。テレビの代わりとなる動画サイト文化がいよいよ成熟し、企業がお金を出す価値を見出しはじめる。最初は得体のしれなさに様子見だった大手一流企業は、業界の成熟と成長に徐々に興味を持ち、商売となるならば、お金を出す。まだ社会的な勉強をしてない若者が、突然大きくなった影響力についていけず、不用意な発言でよく「至り」となっていた頃。それが今や、組織化されたプロチームは選手にコンプライアンスを身に付けさせ、お金が稼げれば、選手にも自覚は生まれる。グローバル化が著しい(肉体の)スポーツ業界の若者がそうであるように、今どきのeスポーツの...eスポーツ2025