三月の何かと昔しのびけり 金太郎/さんがつの/なにかとむかし/しのびけり/私はずーとサラリーマン生活でしたから、サラリーマンの3月は人事異動発令の月で凸...
頬被りかたく結びて春疾風 金太郎/ほほかぶり/かたくむすびて/はるはやて/栃木県足利市の山火事6日目でまだ燃え続けています。このニュースを見ながら、今で...
芹を摘む休耕田に鷺もゐて 金太郎/せりをつむ/きゅうこうでんに/さぎもゐて/田んぼにしゃがみ込んで何かを小さな鎌で取っている人がいます。何取ってんだろう...
春満月と葛折りゆく影二つ 金太郎 /はるまんげつと/つづらを...
後ろ手に歩いていたり老いの春 金太郎/うしろでに/あるいていたり/おいのはる/私は小学生の頃から一列に整列のときは常に一番後ろでした。皆より頭ひとつ抜け...
山の端に牛追ふ人や躑躅咲く 金太郎 /やまのはに/うしおふひとや/つつじさく/会社を定...
春夕焼子等の飛び越すにはたづみ 金太郎/はるゆやけ/こらのとびこす/にはたづみ/俳人は季節の先取りが好きで、立春が過ぎて2,3週間もすると川土手の遊歩道...
山の端の風のもみあふ浅き春 金太郎 /やまのはの/かぜのもみあふ/...
道すがら眼差し向ける藪椿 金太郎 /みちすがら/まなざしむけ...
終の地に今年も咲いてお茶の花 金太郎/ついのちに/ことしもさいて/おちやのはな/現在の住まいを終の地と決めて10年になります。それまであれこれと迷い無駄...
大河なる春の深まり羽音かな 金太郎/たいがなる/はるのふかまり/はおとかな/冬の間、彼方此方にばらばらに居た鴨をはじめとする水鳥たちが春の深まりとともに...
紅梅や玩具のバケツ忘れられ 金太郎/こうばいや/おもちやのバケツ/わすれられ/句会で梅は紅梅と白梅のどちらが早咲きか、で論議になったことがあります、正確...
潮騒や松葉さはさは春ショール 金太郎 /しほさゐや/まつばさはさは/はる...
春はあけぼの野辺に点々仏たち 金太郎 /はるはあけぼの/のべにててん/ほ...
よく笑ふ君の春着はピンク色 金太郎 /よくわらう/きみのはるぎは/...
潮騒や岬のはづれエリカ咲く 金太郎 /しおさいの/みさきのはづれ/エリカさく/現在は存在してないと思いますが、漁師でない人が趣味の釣り用に四,...
水神の在す水辺や春着の子 金太郎 /すいじんの/おはすみずべや/はるぎのこ/私の故郷は山口県の日本海沿いの小さな半島で向津具半島(むかつくはんとう)...
川の背の喇叭水仙吹きまくる 金太郎/かわのせに/らつぱすいせん/ふきまくる/厚木市は相模川の支流が幾重にも流れる水の町です。その源流はいずれも大山で相模...
石蓴掻く波の合間の息止めて 金太郎/あをさかく/なみのあいまの/いきとめて/以前吟行で葉山海岸にいきました。御用邸と赤い裕次郎灯台のある所です。目的は白...
三椏の花は香りもせずに咲き 金太郎 /みつまたの/はなはかほりも/せずにさき/三椏の花も俳句を始めて知った植物でした。黄色の花が登山道を遮るよ...
梅東風の猫は爪とぐ框かな 金太郎 /うめこちや/ねこはつめとぐ/かまちかな/日溜りのウッドデッキに爪を立てて研いでいる猫の動作をみている...
キッチンの片付けしてる春一番 金太郎 /キッチンの/かたづけしてる/はるいちばん/コロナ渦中の図書館も閉鎖されていますが、インターネット...
春浅き愚図をせつかちつつきやる 金太郎 /はるあさき/ぐずをせつかち/つつきやる/青森の思い出の続きです。雪国の早春の頃生活を短期間では...
牡蠣を打つ漁師の背中岩木山 金太郎 /かきをうつ/りようしのせなか/いわきさん/毎度の昔ばなしで申し訳ありませんかみさんの故郷は青森市でした。そ...
青木の実我は風の子田舎の子 金太郎 /あおきのみ/われはかぜのこ/いなかのこ/晩秋から冬にかけ光沢のある赤い実つける青木は鵯(ひよどり)の好き...
寒明けの丘に向こうて歩きけり 金太郎 /かんあけの/おかにむかうて/あるきけり/コロナ渦で予定していた孫たちの来訪中止で冷蔵庫一杯の残りものを一ヶ...
二ン月や生きる気丈さ大仰に 金太郎 /にぐわっや/いきるきじようさ/おほぎやうに/何か手応えのないような日々がどんどん過ぎて今日から早くも...
梟の森に棲みつき彫刻家 金太郎/ふくろうの/もりにすみつき/ちようこくか/ 留鳥の梟が冬の季語に編入されているのは、寂しげな鳴き声が冬の季感に合ってい...
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