長生きはしてみたものの亀鳴けり 金太郎 /ながいきの/してみたものの/かめなけり/春の季語に「亀鳴く」があります。亀には声帯がないので声...
揚雲雀仰ぐ少年ふらついて 金太郎 /あげひばり/あおぐしょうねん/ふらついて/私の中で雲雀の句といえばまず頭に浮かぶのがこれです。揚雲雀空のまん...
すかんほの四五本群れし立ち話 金太郎/すかんぽの/しごほんむれし/たちばなし/「あーら、奥様お久しぶり」とか何とかかんとか・・・風に吹かれレ身振り手振り...
瓦には井桁の御紋雀の子 金太郎 /かはらには/ゐげたのごもん/すずめのこ/朝の目覚めに雀のチュンチュンが好きでベランダに餌皿を置いていたら、ある日、洗...
一途さに草矢仕掛ける春の土手 金太郎 /いちずさに/くさやしかける/はるのどて/拙句は、自分の動作でも、側に居る人の動作でもどちらでもよい恋の句です...
雀の鉄砲葱坊主を囲ひけり 金太郎 /すずめのてつぽう/ねぎぼうずを/かこひけり/雀の鉄砲(マメ科(春))が放置され薹の立ったネギ坊主を襲...
菜の花の黄色も添へしサラダバー 金太郎 ...
下萌のペン先の青しみるごと 金太郎 ...
引鴨や遊水池の波立ちぬ 金太郎/ひきがもや/ゆうすいいけの/なみたちぬ/鴨たち冬の水鳥が北に帰って物音の消えた遊水池に寂しさが漂います。散歩コースの休憩...
二ノ鳥居くぐる黒猫著莪の花 金太郎 /にのとりゐ/くぐるくろねこ/...
暮れなづみ蛙迎える旅寝かな 金太郎/くれなづむみ/かえるむかえる/たびねかな/以前、俳句仲間と奥会津に田植え体験の吟行に行ったことがあります。宿は廃校と...
座り込みおはぎを食らふ彼岸かな 金太郎 /すわりこみ/おはぎをくらふ/ひがんか...
天地の申し子たれと孕馬 金太郎 /あめつちの/もうしご...
カタカナの花の名長く春の昼 金太郎 /カタカナの/はなのなながく/は...
ゆく春やめくりめきたる野生かな 金太郎 /ゆくはるや/めくりめきたる/やせいか...
飛石に声はずませて春の川 金太郎 /とびいしに/こえはずませ...
揚雲雀峠の茶屋に客ひとり 金太郎 /あげひばり/とうげのちや...
碑の幣の白さや春の土 金太郎 /いしぶみの/ぬさ...
かたかごの呟きに似て風の音 金太郎 /かたかごの/つぶやきににて/か...
投網打ちひと間おきたる初音かな 金太郎 /とあみうち/ひとまおきたる/はつねか...
土ぬらす水車は回り木五倍子咲く 金太郎 /つちぬらす/すいしやはまはり/きぶし...
追想の明日は我が身や震災忌 金太郎 /ついそうの/あすはわがみや/し...
あの丘は夢の国かもみすゞの忌 金太郎 /あのおかは/ゆめのくにかも/みす...
余生とてガラスコップに桃の花 金太郎 /よせいとて/ガラスコップに/もも...
げんげ田に冠編む子相撲の子 金太郎 /げんげだに/かんむりあむこ/...
土割れて今日はもう咲くクロッカス 金太郎 /つちわれて/きようはもうさく/クロッカス/枯れ茅の根元に何...
春暁の手足を伸ばす目覚めかな 金太郎 /しゅんぎょうの/てあしをのばす/...
沼底の芥うごめき蝌蚪の紐 金太郎 /ぬまぞこの/あくたうごめ...
春逝くと君は言いけり犬越路 金太郎/はるいくと/きみはいひけり/いぬごへじ/山麓を歩いていると面白い地名に出会うことがあります。拙句の『犬越路』は丹沢山...
菫咲くき鼻を引っ掛け相撲とる 金太郎 /すみれさき/はなをひつかけ...
水飛ばし春愁の顔洗ふかな 金太郎 /みずとばし/しゆんしゆう...
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