次々とあふれだす涙が心に水面を作る迷いはとても深く深いところにある今まであなたの望むわたしにはなれなかった迷いはとても深く深いところにあったその水面に涙が零れおちて描いたしずくの輪が静かにひろがったとき心の奥底にひそんでいた感情がわいた水面
―愛しているよ。そんな言葉だけでは足りない私を心の底から大事だと思うのならばその手のひらや腕や視線で私から離れないで見つめていて欲しい―愛しているよ。そんな言葉を言いながら抱きしめてもそこに私の心は居ないからそこには居ないから
あなたは欲張りさんねわたしの全てを欲しがるなんてあなたは欲張りさんだから何かを求めるのならば何かを諦めないといけないこと知らないでしょ?欲張りさん
あなたが居なくても多分、わたしは生きていけるわたしが居なくてもきっと、あなたも生きていけるそのことを知っていながらも一緒に居るってことは不思議でいて単純なことだよねあなたが居なくても
日差しが気持ちいい昼下がり今、彼は何をしているのかそんなことを考えてみる連絡を取らないようにしてからもう半年以上経ったよねそれでもいいや抱えきれないほどの愛情をもらったから山ほどの思い出をもらえたからだからいいや。もう会えなくても思い出が心を温かくするだけど、やっぱり彼が隣にいたらもっと温かい気持ちになったのかなそんなことを考えてしまった日差しが気持ちいい昼下がりひだまり
これまでの人生を振り返ると曲がりくねった道だったり随分遠回りしてきてしまったね誰かが平坦な道はつまらないと言っていたけれど本当かな安定した暮らしを目指して安定している感情を目標にしていた日々はひどくつまらないものだったね苦しいこと辛いことがあるからこそ乗り越えたときに嬉しさがあり笑えるときがやってくるのよだから曲がりくねった道をこれからも進むだけどね彼に対してはきよらかな気持ちでまっすぐな道を歩んでいきたいと思っちゃったよねまっすぐ
あなたに抱きしめられて温かなぬくもりに包まれたあのとき、あなたは気付いていた?この片想いのきもちが加速しちゃっていること―やめて。何て言えなかった嬉しかったから叶わない想いって知ってたからもう2度と抱きしめられることがないこと分かっていたからあの星の綺麗なよるわたしは抱きしめられて嬉しかったけれどあなたを困らせることになるのよあのとき、あなたはそのことに気付いていなかったでしょう?星の綺麗なよる
理由を求めていた言い訳なんて認めたくなかった信じぬくことが美徳だと感じていた裏切られてもまた信じることこそが美徳だと考えていたただ行き場のない感情の行き場となる理由が欲しかった言い訳なんて認めたくなかったのに美徳
誰かの決めたレールの上を走るだけの電車のような人生んなんて嫌だった色々な景色を見ること様々な人に出会うことに憧れていたあの頃のあたしは少なくとも自分の進むべき道は自分で決められると思っていたねレール
運命の交差点で人々は行き交うそこで出逢って同じ道を歩むこともあるし別れて別々の道を歩くこともある交差する出会いと別れに挨拶が必ずしもあるとは限らないこと今の私たちは理解しているつもり交差点
醒めない夢がないようにいつか本当のことを知るときはやってくる本当のことを知らないままでいられるのはきっと誰かに守られているからわたしが泣かなくて済むように怖がらないで済むように心地いい夢から目覚めないようにと醒めない夢
自分のシャンプーが切れてしまったので夫のシャンプーを使ってみた私の髪の毛が夫の髪の毛の香りがしたのでどことなく嬉しい気持ちになったこれってアレに似ている恋焦がれていた相手の香水やシャンプーは何を使っているのか考えていたとき同じかおりを自分も漂わせたいと思っていたときかおり
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