軒先に ぽつりと落ちる 雨音が 独りの夜を さらに深める イラストは無料素材の借り物です
詩を主にブログに載せております 日々の心の出来事や自然の感じた事を 拙い言葉で綴っております
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公園の小さな池の波紋がきらきらと眩しく光っている 少し前の季節と違う太陽が優しく微笑む 首をすくめる事が多かったアヒル達も元気に泳ぎ始めている 池に斜めに生え出している年代物のソメイヨシノも少し膨らんだ気がする じっと耐えていた小さな生き物たちも、眠りから覚め、生きている存...
願い事が叶うかのように 花瓶の花がそっと咲いた 冷たい部屋の中に 春の香りを運んでいる まだ2月だと言うのに 家の中は満開の春 嬉しい香りに あわてんぼうの心の蕾も 綻びそうだ 窓の外は冷たい風が吹いている でも 綻びかけた冬は もうこんな所から始まっている 静けさの中にき...
心の蛇口から 涙の雫が漏れている 真夜中に聴こえる雫の音は 耳障りで とても眠れやしない 何度も元栓を 締め直して見たけれど なかなか止まらない 擦り切れた心の蛇口は 簡単には直せない でも 時々「大丈夫だから」の 誰かのひと言で ぴたりと止る事がある イラストは無料素材の...
張り詰めた風船の針穴から 空気が漏れるように 無理し過ぎると 弱い所から綻びが生まれる 小さな綻びも やがて 大きな綻びに変わる だから 毎日呼吸をするように 肩ひじ張らず 欲張らず 心のままに 気のままに 歩いて行けたら きっと 嬉しいね イラストは借り物です
心が 寒い日には 陽だまりのような 言葉を 探していたい 貧しい心に 明るく 咲き出すような 小さな笑顔を 飾ってみたい 春を待つ 無邪気な童女のように 夢見る瞳で 明日を見つめていたい イラストは無料素材の借り物です
朝空けが優しかったので 風がひらひら笑っていた 嬉しくなって 思わず 通り過ぎる風を手バサミで ちょきんと切ってみた 切り口から 勢いよく 冬が溶け出した 零れ落ちては 枯れ葉の上で きらきらと光っている 土の中では 寝飽きた春の子供たちが 耳をダンボにして 外の気配を感じ...
昨日笑っていた朝も 今日はまた別の顔をしている 泣いていた朝が 有るかと思えば とても上機嫌な朝もある 気分屋だなんて言葉だけで 片づける事は出来ない ありきたりの朝なんて 一日だって無いのだから 今朝だって 驚いて朝を見つめていたい もう 同じ時が無いように 同じ朝は 二...
身震いした夜を 一枚めくると 悴んんだ朝が生まれた 北風がにやりと笑いだす 木像になった木々は 冬の洗礼を受ける 風鳴りが森の奥まで 手を伸ばすと ギィーギィーと悲鳴をあげる 冬の空を劈(つんざ)いて 奈落の底から湧き上がる叫びだ 比べると とても恥ずかしい ぬくぬくと生き...
あわてんぼうの春が 飛び出しそうな暖かな日 陽だまりで遊ぶ 優しい光 手にのせて 心にのせて 笑顔にのせた 時折りの悪戯な風に 驚いたり たじろいだり 綻びかけた梅の枝先で 恐る恐る また 遊んでる ここだけは すらすらと芽吹きの春が 佇んでいる ...
微笑みも凍りそうな季節 北風が縦横無尽に森を駆け巡る 時々 ぴゅうぴゅうと 音を出して寒さを強調している でも 何故 風は音を出せるか知っていますか 大きな声では言えませんが 風は 自分一人では音を出せないのです ほら 「風」という字を じっと見つめて下さい 中に ベレー帽...
ぽろんと ひとつ 寂しさを鳴らすと 枯れた冬の音がした 悴んだ心を 温める術は何も無く 言葉を振るわす感情も何処にもない 音を立てて吹く風は まだ冷たいけれど 落とす涙に理由(わけ)があるように 風にだって吹く意味があるはず 無言のまま 寂しさを抱きしめ 孤独と向き合い ず...
冬枯れた空は何も伝えられず 言葉を失くした季節は 哀しみを冷たさに落とすだけ 風のバイオリンは 街路樹の残り葉を震わせ 寂しさを増幅させては ささくれた音色を響かせている 波立つ寒さの中で 樹々は命を調節し覚悟を深め ひたすら寒風に祈りを捧げて 時の冬越えを待つ 悴んだ私に...
風の箒で 掃いたばかりなので 今朝は空がとても青い 澄んだ想いの先で 心が伸びを始めた 水仙が顔を揺らせて こっちを見てる 蠟梅が辺り一面に 香水を振り撒いている 風の配達員が 花の便りを配り始めたら 待ち望んだ あの人がやってくる 産経新聞「朝の詩2023年3月 月間賞...
いちんち いちんち 膨らんで行く 花の芽 中で 寝飽きた花の子供たちが 薄目をあけて 「もういいかい」を 繰り返している イラストは借り物です
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軒先に ぽつりと落ちる 雨音が 独りの夜を さらに深める イラストは無料素材の借り物です
梅雨空に こころほどけぬ まま歩く イラストは無料素材の借り物です
夏近し 噴水越しの 子らの声 イラストは無料素材の借り物です
薄暑なる 午後の光を 浴びながら 君の笑顔を ふと思い出す イラストは無料素材の借り物です
若竹の 清けき音に 耳澄まし イラストは無料素材の借り物です
若竹や わき目もふらず 天めざし イラストは無料素材の借り物です
梅雨隣り 傘の出番を 待つ玄関 イラストは無料素材の借り物です
夏ガエル 目を細めては けろけろと イラストは無料素材の借り物です
走り梅雨 約束だけが 濡れている イラストは無料素材の借り物です
若葉風 帆を膨らませ 船出かな 写真は無料素材の借り物です
緑陰に 語らぬままの 約束を イラストは無料素材の借り物です
薫る風 季節の頬を 染めていく 君の心は 何色になる イラストは無料素材の借り物です
薫る風 囁くように 過ぎて行く 若き想いを 葉裏に秘めて イラストは無料素材の借り物です
新緑の 光あふるる 山の路 イラストは無料素材の借り物です
風薫る 静かな午後の ベンチには 誰かを待てる 余白がありぬ イラストは無料素材の借り物です
雨雲の 来ぬ間の青に 手を翳し 夏の扉が 今開かるる イラストは無料素材の借り物です
軒下に 里帰りする 燕かな
夕風に 少し寂しき 鯉のぼり
五月晴れ 記憶の中の 欅道
風薫る 君の笑顔を 連れ歩く イラストは無料素材の借り物です
炎天や 影の優しさ 身に沁みて イラストは無料素材の借り物です
夏木立 揺れて奏でる 風の詩 イラストは無料素材の借り物です
竹林に 吹き渡りたる 夏の風 イラストは無料素材の借り物です
夏木立 揺れて影絵の 物語 写真は無料素材の借り物です
緑陰に 佇む母子の 笑顔かな イラストは無料素材の借り物です
深緑 眩しいほどに 踊る風 イラストは無料素材の借り物です
廃屋の 主を競う 今年竹 イラストは無料素材の借り物です
驟雨去り 帳消しにする 虹の空 イラストは無料素材の借り物です
バラを愛で 心に広がる 笑顔かな
今年の夏は もう 迷わない! 真似のできない本物! みんな虜にして見せる!
昔 あぜ道で見つけた四葉のクローバーの栞が出て来ました 私の大好きな詩人のきのゆりさんの詩を思い出しました 三つ葉のクローバー 四葉のクローバーを探すとき 三つ葉のクローバーを 冷たくみたり ...
煤けた鉛色の空が泣いている ぼろぼろと 大粒の涙を流して 厚い雲のハンカチでも とても拭い切れやしない 昨日 あんなにはしゃいでいた風も 今日は別人のように無口 誰とも何も話そうとしない 華やいでいた新緑の景色には 似合わない 病んだ風景だ 雨だけが 他人ごとのように 黙々...
6がつの森は まるで はにかんでいる 優しい海 若葉を洗う風波は 甍のように穏やかだ 大空へ 帆を膨らませた葉舟は 繰り返し 翻し 希望に燃えている 碧く澄んだ想いは 森の奥深く錨を下ろし さらさらと 空を流れる 風音に心酔する ほんの少し前の季節 孤独を携え 哀しみと対座...
喉元を 過ぎても癒えぬ 能登の春 イラストは借り物です
能登の禍に 日々好日を 願う春 イラストは借り物です
寂しさが 滴り落ちる 走り梅雨 イラストは借り物です
春は夜 一杯の風に酔う 浮かぶ星は贅沢な肴 醒めた月は冷たく微笑み 夜を虜にする 上質の風を胸いっぱいに吸い 喉越しの良い夜に酔いしれる 今宵 風になり 季節と遊び 私は何時しか 春の風となる イラストは借り物です
緑陰に 一陣の風 母子破顔 イラストは無料素材の借り物です
春満ちて 群雄割拠の 荒れ地かな イラストは借り物です
食通の 虫が教える 旬の春 イラストは無料素材の借り物です