話題の映画「教皇選挙」を観てきた。結末は衝撃的でここで触れるわけにはいかない(1)。是非ご自身でご覧いただきたい(2)。映画のメインテーマは実はあまりはっきりしない。信仰と権力の戦いともいえるし、時代の変化への適応か・妥協か・拒否かとの争いともいえそうだ。カトリック信徒にとってはなじみ深いコンクラーベの話だが、宗教映画、宣教映画とは言えない。ストーリーの展開はスリラー的で、映画としても一級の作品のように思えた。2時間余の長作だが一瞬も飽きさせないストーリーン展開だった。この映画は現在のヴァチカンが時代の変化にどう対応しようとしているのかをコンクラーベを中心に描いているのだが、全体が完全な室内劇にもかかわらず、ストーリーの展開が見事なので飽きさせない。チャンバラやドンパチやクルマとセックスばかりの映画に飽き...映画「教皇選挙」を観るー衝撃の結末!