喜びの日か鎮魂の日か ー 被昇天の祝日に想う
今日八月十五日はカトリック信者にとっては複雑な日だ。聖母の被昇天の祝日であり、終戦記念日であり、お盆の日でもある。今日のごミサでは神父様は白の祭服を着る。聖櫃も祭壇も説教台も白色で覆われる。白は喜びの色だ。お祝いなのである。挨拶をするとするなら「おめでとうございます」なのだ。今日のごミサは多くの方が参列された。普段の日曜日のミサと変わりないくらいの出席者の数だった。この異常な酷暑の中、高齢者がこれだけ集まるのだから、被昇天の祝日の重要性がわかる。聖母の被昇天の祝日は、教会ではイースター、クリスマスについて3番目に重要な日なのである。今日の福音書朗読はルカ1:39~56だった。マリアがエリザベトを訪ねるシーンだ。マリア崇敬の中核部分で、よく知られている箇所だ。神父様はお説教でマリアとエリザベトを対比させなが...喜びの日か鎮魂の日かー被昇天の祝日に想う
2024/08/15 17:40