アメリカの栄養・生理学者でスタンフォード大学名誉教授のジョン・マイヤー博士が、2匹のラットを使って興味深い実験を行った。小さなケージに入れて運動不足の状態にさせたラットと、1日に1時間以上の運動をさせたラットを、どちらも自由に餌を食べられる環境に置いた2つのグループの「食欲」を比較した実験、運動を全然しなかったラットのほうが運動を毎日したラットに比べて9%多く餌を食べ体重も増えていた。一方、毎日運動していたラットたちは、好きなだけ餌を食べられる環境にあったにもかかわらず食べ過ぎることはなく、体重もまったく変わらなかったという。この結果は「適度な運動をすると食欲が安定し暴飲暴食しなくなるので太ら…