イギリス・ラフバラー大学のアフメット・ベグデ教授らの研究チームが、今年2月に視覚の「感度測定」により認知症を予測できるという論文を発表した。この研究では、イギリス東部の都市・ノリッジ周辺に住む老人を25年以上にわたって追跡し、参加者8623人に対し、視覚感受性テストを実施した。テストは、ドット(点)が移動する画面の中に三角形がでたらすぐにボタンを押すというもので、参加者8623人のうち537人が 、 この三角形をなかなか見つけられなかったっため、 詳しく診察した結果、認知症と診断されたという。ベグデ教授によると、アルツハイマー症の人の脳に見られる染みのような「アミロイド斑」は、まず視覚に関連す…