僕は未だ飛べない鳥誰かを守りたかったらしい「泣かないで」と君に押しつけ守れない自分の弱さ見送った小さい手に握る重い荷物僕にも持たせてくれないか?寂しくて泣いたんだねそんな日もあったろうすれ違って気持ちとは裏腹なお互いの未熟さが悲しくなって
十字路で君に会ったいたずらに追いかけ捕まえた猫壁を飛び越えもせず後で「なんとなく捕まりたかったの」と言ったそれから二人は暮らし始めた通い慣れた道も行き慣れた店もできたベッドでは丸くなって君は抱かれお決まりの鳴き声をあげて楽しそうに笑う僕ら
午前二時歩道橋の上君に触れた意味なんか無くて体温なんか無くて君にただ触れた街は静かに呼吸してかすかに響いた私の声だけさよなら…笑ってたけど雨の中泣いてたんだこの顔はやっぱり君が言うように似合わなかったよね朝日が夏風の中触れる夢な
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