上から見おろす街灯に照らされて曖昧だった希望が少し叶いそうだって思った僕は嫌な奴だろうかわいそうなんて大げさだよって泣きながら言ったどんな自分なら抱きしめてあげれたかなどんな君ならすがってくれたろうなそんな事も震えた手を握れないまま思
掌開いて、零して残ったものはポケットにしまってまた掬ってみて繰り返し、繰り返し繰り返し、繰り返したまに手を胸に当てて「何を探してるんだっけ?」忘れないように余計なモノは思い出さないようにゆっくりと、ゆっくりとゆっくりと、ゆっくりと生きて
人並みに覚えた泣き方、確信犯治らないし愛じゃないし君が必要だし 気づいてるでしょ?似た者同士こんな私を君も必要だって信じれば救われたって信じ過ぎれば救いよう無くなってゆっくり突き刺して赤が滲んで足元ちからないよ、無いよこのまま救われた
僕は未だ飛べない鳥誰かを守りたかったらしい「泣かないで」と君に押しつけ守れない自分の弱さ見送った小さい手に握る重い荷物僕にも持たせてくれないか?寂しくて泣いたんだねそんな日もあったろうすれ違って気持ちとは裏腹なお互いの未熟さが悲しくなって
十字路で君に会ったいたずらに追いかけ捕まえた猫壁を飛び越えもせず後で「なんとなく捕まりたかったの」と言ったそれから二人は暮らし始めた通い慣れた道も行き慣れた店もできたベッドでは丸くなって君は抱かれお決まりの鳴き声をあげて楽しそうに笑う僕ら
午前二時歩道橋の上君に触れた意味なんか無くて体温なんか無くて君にただ触れた街は静かに呼吸してかすかに響いた私の声だけさよなら…笑ってたけど雨の中泣いてたんだこの顔はやっぱり君が言うように似合わなかったよね朝日が夏風の中触れる夢な
掴むよ雨が君の声僕は濡れた手立ち止まる夕立に面影うつして良いでしょ?会えなかったならそれも正夢ただ僕らは肌を重ねただけ君のそれに隠れただけ相変わらずあいも変わらず僕は欲しくなってあい変わらずあいも分からず君の中
軋む音を立ててベルが鳴った0時を指す針飛び乗った僕は雨に濡れてた電話越しの声で気づく繰り返す君の足元で滲む音がした会いたいと嘯いてそれも恋と呼ぶのかな嘘ついた事忘れて寂しいよって歌うからもうさよならなんだ空想膨らんで落ち
言い合って恋が疲れ果てた朝空っぽの胸重いからだ予想以上に辛いいつ治るかなんて分かる気がしないとりあえず偏頭痛の薬を飲みこんだ少し楽になるさ悩むこともないさ明日になればそう言い聞かせてもまだ頭が痛い同じ未来見えてたんだろ
テンポの遅い春の始まりいつだって優しくて暖かくなって眠気を帯びる言葉の足りない夏の始まりハシャいでは空回りして泳ぎきれない海と遊んだ季節がまた終わる二人居た時間が思い出に変わる君を思えば駆けだしていた自分はああ、どこへ
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