湖は全面氷結しました。こうなると、水鳥たちはこの湖で一か所だけ凍らない場所を知っていて、みんなでそこへ移動します。その凍らない所とは、この大沼と隣の小沼との狭い接続部分で、絶えず水流があるために冬の間中氷結を免れているのです。しかし、なぜここに水流がおこるのかわかりません。土地の古い人に訊いても「大昔からそうなんだよ」というだけで誰もわかりません。大沼小沼の二湖の高低差なのかな、と思ったりするのですが、両湖とも凍っているのだから、それは違うのかなと思ったり、いろいろ考えを巡らせました。「よし、今度こそしっかり調べてみよう」と決心してからはや20年以上の歳月が流れてしまい、今ではその情熱も薄れ「鳥たちにとって良いことはそれでいいじゃない」となりつつあります。歳をとるのも良いことですよ。今年は今のところ降雪が...ありがたい少雪