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野に還る https://blog.goo.ne.jp/fumi2359

ペンタックスをザックにいれ野山に花や鳥、虫たちを追う。身を土に返すまでのほんのひと時、さあ野遊びの時

野に還る
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2015/07/05

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  • 北海道の離島を歩く2

    その日泊まる民宿に荷物を預け、さっそく島の中央部を探検。民宿わきの坂道を登っていく結構近づいても物おじしないスズメたち真っ赤な花が出迎えてくれた、ベニウツギだろうか島の診療所この建物は役場の支所のようだ直ぐ傍が目的地オンコ自然林。オンコとはイチイの木のことらしい。焼尻島の中央部分はオンコの自然林で覆われていて、国の天然記念物となっている。入り口で出迎えてくれたやかましい鳥はコムクドリ会津藩士の墓林床一面がウバユリで覆われている。マイヅルソウの葉も内地に比べかなり大きいオンコの奇木にはいくつか名前が付けられていた。うぐいす谷これがアカエゾマツ薄暗い森を抜けたところがオンコの庄。いっぺんに視界が開ける。離れたところで鳥がさえずっているじっとしていたらだんだん近づいてきてくれた。人が珍しいのか?喉が赤いこの鳥はノゴマ...北海道の離島を歩く2

  • 北海道の離島を歩く

    北海道には人の住む島が5つある。奥尻島、利尻島、礼文島。そして残る二つが今回訪ねた焼尻(やぎしり)島と天売(てうり)島だ。jr東日本の大人の休日俱楽部パスを利用して4泊5日の旅に出かけた。朝6時前に家を出て新幹線で新函館北斗駅に着いたのが10:53であっという間だったのだが、そこからが長かった。新函館北斗から札幌までが特急で4時間近く、そこから深川、留萌との乗り継いでその日は留萌泊まり。半日近く電車を乗り継いで留萌駅に着いたのは午後5時を超えていた。駅近くの木賃宿めいた旅館。素泊まりで4000円と安かったが、部屋のタバコ臭がきつかった。翌朝は羽幌港にむけて朝6時のバスに乗った。バス停近くの古びた家。港までは1時間半ほどかかる。途中の海岸からアオバトの群れが飛び立った。アオバトは普段森の奥に住んでいるのだが、時折...北海道の離島を歩く

  • 多摩川源流の地を歩く

    笠取山山頂付近に咲くアズマシャクナゲ。多摩川源流の地にある笠取山を歩いてきた。ここは公共の交通アクセスが全くない地。その分人の入りが少なく静かな山歩きを楽しむことができる。作場平に着いたのは午前9時少し前。ウツギの花だろうか。入り口の看板。熊注意にはいつもハッとさせられる。暫くはカラマツの多い平坦な道を行く。この針葉樹林は100年ほど前に東京の水源林保護を目的として植えられたもの。登山道にはシロバナヘビイチゴの花。綻び始めたばかりのクワガタソウ。標高が高く、初夏のこの季節でもタチツボスミレが見られるだんだんと傾斜がきつくなるおや珍しいキノコを見つけた、食用ともなるアミガサタケだ。沢沿いに進む道。沢は水を細くし小一時間で小沢となる。何度か橋を渡る。ワチガイソウニリンソウもまだ咲き残っている見上げた先にはオオカメノ...多摩川源流の地を歩く

  • 森林公園の一日

    4月の中旬、森林公園に遊んできた。広々とした中央口の広場は。噴水が涼しげで春というよりもう初夏の雰囲気だ。。ソメイヨシノは散ってしまったが、まだたくさんの桜が見られる。色とりどりの桜を愛でながら歩く。この日は日曜日、トレイルランの大会でも近いのだろうか若いランナーがせわし気に走り去っていく。少し歩いたところで,アイスランドポピーの花畑が見えてきた。開園したてのせいか、人出が少なくのんびりと寛げる。ポピー畑からは野草園に向かった。野草園の入り口ではイカリソウが咲いている。シュンランも随分と花茎をのばしていた。道路わきに咲いていたジュウニヒトエこちらは芝生の上でよく見かける帰化種のマツバウンラン。春のそよ風に揺られ、撮るのが難しかった。ヤマブキソウの間にはムラサキケマン日当たりの枯草の上に保護色をしたツチイナゴを発...森林公園の一日

  • 石砂山のギフチョウ

    今年も4月の上旬に出かけてきました。関東に残された数少ないギフチョウの見られる所ということで、たくさんのハイカーが訪れていました。例年より寒かったせいか発生が遅く、中旬の今頃が一番良かったかもしれません。石砂山のギフチョウ石砂山のギフチョウ

  • 雪国植物園の続き

    今回はユキワリソウ以外の花を紹介しよう。まずは入り口。縄文風のこの佇まいはちょっとイカしている。カタクリがちょうど見ごろだった。何とも優し気な色だ畦道に咲く5姉妹オウレンに祝福されている女王カタクリキクザキイチゲもたくさん見られた。高地でよくみられるオオバキスミレコミヤカタバミも咲きだした日本海側に多いナガハシスミレ距が異常に長いので識別は容易だ。ニリンソウの見事な群生。コシノコバイモ野の花はほとんど嫌いなものはないのだが、このイワナシの花は中でもお気に入りの花だ。シャクジョウソウチャルメルソウ公園中央の広場には小川が流れていてミズバショウが咲いていた。水辺に多いホクリクネコノメソウアズマシロカネソウチョウジザクラも咲きだしたおしまいは珍しいアラゲヒョウタンボクこの辺で。雪国植物園の続き

  • 雪国植物園のユキワリソウ

    少し日にちが立ってしまいましたが、角田山登山の次に日に寄った雪国植物園のユキワリソウをフォトチャンネルにしました。雪国植物園のユキワリソウ雪国植物園のユキワリソウ

  • 桜行脚―千鳥ヶ淵、靖国神社、新宿御苑

    見ごろを迎えた都心の桜の名所を足早に巡ってきた。まずは千鳥ヶ淵から。午前8時前なので比較的人はまばらで歩きやすい。田安門に向かって左側は牛が淵依然見たときは桜の木の下の菜の花が奇麗だったのだが…向かって右側が千鳥ヶ淵淵に向かって垂れ下がるように咲く桜が圧巻だ。楓の若葉との競演桜、菜の花、諸葛菜の三段染め今は閑散としたこのボート場は昼前には長蛇の列を作るすぐ近くの靖国神社に移動。花見客目当ての茶屋はこの時間ではまだやってない。能楽の舞台。右の桜は東京の桜開花の標準木となっている。参集殿靖国会館と偕行文庫桜に尻を向けた神馬がっぷりと四つに組んだ相撲の像。奥に相撲場がある。靖国神社奥にある神池庭園靖国神社からは外堀公園を歩いて市ヶ谷まで歩いた。市ヶ谷からJRに乗って新宿の二つ手前千駄ヶ谷で降り、新宿御苑へ。千駄ヶ谷門...桜行脚―千鳥ヶ淵、靖国神社、新宿御苑

  • ユキワリソウとカタクリの競艶―角田山

    角田山は新潟県にある弥彦山系の北端にある山で、標高は481.7Ⅿ。高くはなく、しかも日本海の傍にあるせいか3月中旬から花が咲き始める。登山コースはいくつかあるが、一番花が多いといわれる桜尾根コースから登ることにした。午前10時、駐車場にはすでに車が十数台止められている。天気は申し分ない。急な斜面を登り始めたらすぐにユキワリソウの群生が現れた。一時間ほどの登りの間、これでもかこれでもかと花の絶えることはない。眼下に見える角田浜ユキワリソウの群落はまだまだ続く。野生の花にもかかわらず、色形の変異の派手なことは他には見当たらない。急坂を登り切った辺りから、主役はユキワリソウからカタクリへと変わる。斜面を埋め尽くすように咲くカタクリキクザキイチゲとのコラボその他にはミチノクエンゴサクやキクザキイチゲの花も多くみられた。...ユキワリソウとカタクリの競艶―角田山

  • 小下沢に咲く早春の花たち

    今年もまた、裏高尾にある小下沢を訪ねた。中央高速のガードをくぐると小下沢の梅園が見えてくる。毎度の事ながらこの風景に出会うとどういうわけか素晴らしさに圧倒されて思わず声を失ってしまう。今年になってやっとその訳に気が付いた。此処の梅園の素晴らしさはちょうどよい狭さと傾斜にあるのだと。この傾斜が梅園を重層的にかつ奥行きのあるものに見せ、コンパクトな狭さが一幅の掛け軸を見ているような気分にさせるのだと。それはさておいて今日の目的は渓谷に咲くハナネコノメ。思ったより季節は進んでいてタチツボスミレやアオイスミレはもう咲き始めていた。一輪だけエイザンスミレも見つけた。頭上では花びらを持たないフサザクラ、アブラチャンなどが地味な花を咲かせている。30分ほど歩いたところで小沢に下りた。嬉しいことにハナネコノメはもう旬を迎えてい...小下沢に咲く早春の花たち

  • 今年も城山カタクリの里へ

    例年のように今年も3月の上旬、神奈川県にある城山カタクリの里を訪ねてきた。訪ねたのは開園したばかりの3月9日、今年から入園料が500円となったようだが、この日はカタクリの開花数が少ないということで100円だった。入り口すぐ近くで咲いていた八重咲のクリスマスローズカタクリは数株程度咲いていて、それを見つける楽しみがあった。まだ早いとはわかっているのにこの時期に来るわけは二つ。人が少ないことと花期が少し早いユキワリソウが旬でみられること。これだけ花の色形が違っているのに同じ種の花とは不思議なものだ。しかもこの花は野にある状態でも様々な色合いの花を咲かすのだ。この日はまだ直通バスが運行されていないので、とても空いていた。人のいない園内をゆっくりと散策するのは何というぜいたくな時間なんだろう。ユキワリソウ以外にもぽつぽ...今年も城山カタクリの里へ

  • 野川自然観察園―早春の花たち

    うららかな春の日差しを浴びて、早春の野川沿いをポタリングしてきた。右端に見えるのは咲き始めたコブシの木。この春初めてのコブシの花だ。自然観察園までやってきた。ここは大勢の熱心なボランティアに支えられている公園だ。地表から茎をのばしたばかりのカントウタンポポ。茎はまだ土まみれだ。ブルーサファイアのような花を咲かすオオイヌノフグリ。手前の小さな花は在来種のイヌノフグリ少し赤紫色が強く、花の大きさはオオイヌノフグリの3分の一ほどしかない。このロゼットはキランソウのようだ。うれしいことにシュンランを見ることができた。観察園の木道、まだ入園者はまばらだ。これは非常に小さいヒメウズの花至るところに咲いているヒメオドリコソウ足元の木道の下に赤い花が咲いていた。ゲンゲ通称レンゲソウだ。一輪だけだが気早く咲いていたニリンソウハコ...野川自然観察園―早春の花たち

  • 府中郷土の森博物館梅まつり

    ぽかぽか陽気に誘われて、府中郷土の森博物館に梅を見に行ってきた。梅まつりは2月2日から3月10日まで。いつもは少し早く出かけてしまうのだが、今年は終わり間近だが梅見にはちょうど良かったようだ。園内でみられる梅は60種、1100本。そのうち、早咲きの品種は終わりかけていたが、中咲きの白加賀、月影、新茶青などがちょうど見ごろだった。緑味のつよい月影月影枝垂れ名前のきれいな梅の花をいくつか「蝶の羽重ね」は遅咲きの豊後系の梅雪月花古城幾夜寝覚め雛曇(ひなぐもり)あちこちの梅園でよく見かける紅千鳥は遅咲きの梅花蕊の美しい梅だ。地名のついた梅を三つ「大和牡丹」は太宰府天満宮に咲いていた梅を移植したもの筑紫紅甲州最小紅白咲き分ける「思いのまま」には「輪違い」の名もあるとても同じ品種の梅とは思えないできれば紅白揃って咲いている...府中郷土の森博物館梅まつり

  • 飯能雛飾り

    天気が良いので飯能近辺のハイキングに出かけてその帰り、飯能市の第14回雛飾りを見てきた。ハイキングコース天覧山の入り口にある名刹能仁寺この由緒あるお寺にも雛飾りが飾られているここ飯能の雛祭りは様々な業種の店先で営業の傍らそのままに飾られているのが他にはない一番の特色この酒屋さんでは酒瓶とともに雛飾りが飾られている店だ扱っている品物と雛飾りのミスマッチが何とも良い下駄屋さん。下駄も雛飾りの一部のように思えてくる。ウナギ屋さん。お雛様はちょっとだけ表具屋さん。ひな壇の下には雛のふすま。お菓子屋さん。雛飾りもお菓子でできていて、まるで食べられるかのようだった。この店は電具屋さんのようだ写真館。雛たちもしっかりと枠に収まっています。風格のある古い建物は創業明治7年の呉服店「吉田屋」振袖展と古い郵便ポスト、タイムスリップ...飯能雛飾り

  • 冬鳥たち4

    節季は大寒から雨水へ。朝晩の冷え込みも随分と穏やかになった。野川公園ではセツブンソウが咲き始めた。ウグイスカグラも一段と艶やかな色に変わった。氷の解けた池ではアオサギやダイサギが獲物を探している。冬鳥たちの動きもやがて来る春を予感しているようだコゲラアオジアカハラカシラダカ珍しくアオゲラも姿を現した。やっと群れを見ることができたツグミいつもは警戒心の高いシメが今日に限って接近を許してくれた。こちらを窺っている首を左右に傾げて枯葉を咥えて遠くに向かって鳴いて結構きつめの顔立ちなのだが、よく見ると愛嬌がある。この辺で。冬鳥たち4

  • 春の揺らぎ

    カメラの設定を間違えたら、こんな写真が取れました。仲良さげにこんな梅の花があったらイイギリの赤い実フクジュソウマンサクこの辺で春の揺らぎ

  • 北本自然観察公園

    節季も巡り巡って、2月4日は立春。とはいうものの寒さは相変わらず。同じように相も変わらず、私は鳥見の日々を送っているのだが、今年はどこへ行っても鳥の入りが少なく、鳥影が薄い。近所の公園で見かけるのはシジュウカラとヒヨドリ、ムクドリたちお馴染みの面々。ならばと今回は早起きをして埼玉県北本市にある北本自然観察公園まで足を延ばしてきた。先々月以来の北本はどうだろう、少しは冬鳥たちも増えてほしいものだが……。なお前回の記事はここに。入り口で迎えてくれたジョウビタキ♀早朝、寒々とした風景が広がる。前回工事中だった八つ橋も出来上がっていた。今年は極端に少ないツグミもぽつぽつとではあるが見られるようになってきた。地上ではアオジが夢中になって餌探しをしている人から餌をもらったのか一羽だけ、随分と人なれした個体もいた。望遠レンズ...北本自然観察公園

  • 伊豆沼再訪

    テレビで優勝した選手が「やればできる」とか「夢はかなうものだ」とかインタビューに答えていた。そんな場面はよく目にする。が、そんな甘い言葉には努々惑わされてはいけない。その陰には大勢の「やったけどできなかった」人や「夢を追いかけたが叶わなかった」人が死屍累々としているのだろうから。前夜は古川に泊まったのだが、期待した天気は予報によると曇りがちとのことでがっかり。雨や吹雪でないだけでもましかと思い直したが、それもあってかホテルを出るのが6時半過ぎと遅くなってしまった。伊豆沼に着いたのは日の出をとうに過ぎた時刻。どうやら大半のマガンたちが飛び立った後だった。この日のガン類の数は9万7千羽に上り、ほとんどがマガン。一時間前だったら、沼はマガンたちでびっしり覆われていたのだろう。朝寝坊のガンたちも少しは残っている。沼には...伊豆沼再訪

  • 蕪栗沼の夕景

    青森から宮城県の北部にある蕪栗沼にやってきたのは午後4時過ぎ。晴れてはいたが、この日は風が強かった。大きい雲だ。マガンの越冬地として知られる蕪栗沼。こんなサイトがここに。遮るもののない風景が目の前に広がる。心が自然と伸びやかになる。陽が落ちてしまう前に沼を回ることにする。吹き過ぐ風はかなり冷たい。また例年に比べると雪はかなり少ないようだ。氷の張っていないところで、白鳥たちは寛いでいる。オナガガモ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモなどの群れが見える。少し大きいのはヒシクイのようだ。番の白鳥が帰ってきた。羽繕いをしながら夜を迎える薄暮の中で既に眠りに入っている鳥もいる。夢など見るのだろうか。ハシビロガモが葦の中に現れた。ハクチョウたちも次第に帰ってきた。帰ってきたハクチョウたちに挨拶するかのように伸びをした。泥の中に顔...蕪栗沼の夕景

  • 駆け足で弘前公園へ

    3日目の青森市内。昨日はちとせホテルという安宿に泊まった。備品は必要最小限だが、一泊2800円(税込み)の宿代は素晴らしい。ただし、wifiは使えず、テレビはアナログテレビなので顔が歪んで映る。それでも部屋は清潔で広いし、何より市街地のど真ん中で駅まで5分とかからない。翌朝6時すぐ近くが青森港なので、朝の散歩に出かけた。この日は昼頃から日差しが期待できるということだったが、今のところは曇り空だ。前方に見えてきたのは青函連絡船に使われていた八甲田丸。現在は博物館として再生されている。あわよくば珍しい鳥に会えないかと期待したのだが、やっとウミアイサの番に会えただけだった。左側は青森駅のホーム、右は八甲田丸とドック少し引くとこんな感じ、昔は駅のホームからそのまま青函連絡船に乗れた。さて今日は昼には新青森→古川の指定を...駆け足で弘前公園へ

  • 種差海岸を歩く

    普段は時間をかけて新聞を読むことは少なくなった私だが、今朝の「世界上位26人と下位38億人の資産が同じ」という記事には思わず見入ってしまった。国際慈善団体オックスファムの報告によると世界上位26人の富裕層が持つ資産は世界の下位半数38億人の資産に匹敵するのだという。この報告ではさらに、その資産格差は前年度に比べて富裕層は12%増え、貧困層は11%減少したのだという。さらに富裕層の上位1%に0.5%課税を増やせば、「学校に行けない2億6200万人の子どもの教育ができ、そのうえ医療サービスの提供で330万人の命を救うことができる」としている。等比級数的に拡大する格差社会に行き着く先はどんな社会なのだろうか。4月から消費税が値上げされる。日本でも同様に所得の格差は益々広がっていくのだろう。恐ろしい。さて青森浅虫温泉の...種差海岸を歩く

  • 吹雪の三内丸山遺跡

    正月以来、のんべんだらりと生きてきて、これじゃいけないと一念発起した。これではいけないと大人の休日俱楽部パスを使い青森まで吹雪を体験しに出かけてきた。昼前に出て、4時間足らずで新青森駅に到着。早い!電車を降りるとねぶたのミニチュアが出迎えてくれた。駅を一歩出ると本物の銀世界、吹きすさぶ風に情け容赦は全くない。バス停にはバス一台もなく、人の姿もまったく見えない。10分遅れでやってきた市内観光バスねぶたん号に乗って、念願の三内丸山遺跡へ。(私は三内丸の山だと思っていたのだが、本当は三内地区にある丸山遺跡ということらしい。つまり三内丸山遺跡となる。)10分少々でバスは到着。周囲はすべて雪建物の中に入るとやっと人心地がついた。人の背丈より大きい土器がお出迎え。建物は時游館と呼ばれぐるりと一周するつくりになっている。遺跡...吹雪の三内丸山遺跡

  • 冬鳥たち③

    節季はまもなく小寒から大寒へと(今年は1月20日から)変わる。寒さは変わらず厳しいのだが、天気は来る日も来る日も晴れが続いている。先だって久しぶりに雪が降ったのだが、降水量は1mmにもならなかったらしい。私は休みの日ごとに鳥見に走り回っているのだが、収穫の少ない日がほとんどだ。そんな中、今回は思い切って遠出をして神奈川県の丹沢山麓の辺りをうろついてきた。何度か訪ねているこの地だが、やはり今年は全く雪が見られないようだ。休日にもかかわらず、駐車場には車はまったく見られない。ツルウメモドキの実にツグミが来ていた。ホオジロの♂と♀を薄のなかに見つけた。少し遠かったが、ルリビタキもいた。近くの藪でガサガサと大きな音がしたと思ったら、ニホンザルが現れた。6,7頭ぐらいの小さな群れだ。中に一頭、風格から言ってこれがボスかも...冬鳥たち③

  • 冬鳥たち②

    以前花のない冬の時期は、イルミネーションを撮りに都心に出かけたこともあった。が最近はもっぱら人込みを避け公園や低山に出かけ鳥撮りの日々を送っている。今年は鳥が少ないと去年から嘆いていたが、まぁ年を越せば少しは増えてくるだろうと思っていた。が、どいうわけか一向に増えない。フィールドで会う、好きの人たちに聞いても一様に同じことを嘆く。一体どうしたことだろう。原発事故の影響が8年目にして冬鳥たちに、出始めたとでもいうのだろうか。荒川の畔。首の長い鳥はカンムリカイツブリ。ずいぶんと近いところに浮上してくれた。カイツブリ類は日本で5種みられるが、この辺ではカイツブリ、ハジロカイツブリ、そしてカンムリカイツブリの3種が普通に見られる。なおカイツブリ類は雌雄同色なので区別できない。この個体はすっかり冬羽にかわっている。荒川本...冬鳥たち②

  • 南高尾ー関東ふれあいの道を歩く

    前回も書いたのだが、今年の年越し正月は7連休だった。一日おきに探鳥に出かけ、間の三日はもっぱらテレビと読書で過ごした。収穫は原田マハの「キネマの神様」と帚木蓬生の「水神」の2冊だった。どちらも涙腺が緩みっぱなしの一気読みの本だった。それにしても老いたのだろうか、ちょっとしたエピソードでウルっと来てしまう。電車やバスの中で読んでいると恥ずかしくなる位で、窓外を流れる景色で紛らわす始末だ。さて高尾山周辺は正月は込み合うので、バスで大垂水峠まで行きそこから歩くことにした。今回の狙いはシモバシラと富士山、運が良ければ冬鳥にも会えるかもしれない。途中の休憩場所からの相模川と富士山の風景がこのコースの白眉。標準レンズだとこんなに小さい富士だが、望遠だと眼下に見える相模川の流れも大河然として素晴らしい。花は見られないが冬枯れ...南高尾ー関東ふれあいの道を歩く

  • 冬鳥たち①

    年越しから正月にかけては7連休。鳥を見に出かけては一日休み再び鳥を見に出かけるという一週間を過ごした。鳥見に出ない日は最低限のお勤めを済ました後は一日中テレビと読書でごろごろしていた。そして一日おきに近場に出かけて鳥を探すという、実に単調なつまりは探鳥な日々を幸せにも過ごすことができた。そんな日々も今日で終わり明日からはいよいよ仕事だ、こんな毎日にも飽きてしまったのだし、しょうがないそろそろ気分転換に仕事でもしてやるか!12月から撮りため冬鳥たちを見てもらうとしよう。まずは多摩川の河原で見たルリビタキ、多分♀。薄暗いところでひっそりと餌を探していた。うん?あれっ!消えたと思ったら見事に餌を銜えて再び登場。ムクロジの樹の上にとまっているのはカワラヒワ遠くの流れの中にいるのはホオジロガモ今年はまだ3羽しか来ていない...冬鳥たち①

  • 赤城自然園 早朝開園

    去年はトラツグミが当たり年だった。普通なら年に一回お目にかかれれば運のいい鳥なのだが、秋ヶ瀬、小宮、羊山等の公園で出会うことができた。その前の年はアトリが大当たりだった。市街地の公園でアトリの大群に出会えたのは嬉しかった。今年は一体どんな鳥を出会えるか楽しみだ。そんなことを思っていたら、地上を徘徊する鳥ーツグミ、シロハラ、アカハラ等を今年は見かけないことに気づいた。年もくれるというのに、枯葉をひっくり返しては餌をあさるガサッ、ゴソッというあの音がまだ聞けてないのは何とも寂しい。さて、普段は冬季閉園中の赤城自然園が今年は土日に限定して開園している、しかも土曜日には普段より開園を2時間半も早めて7時に開園しているというので早速出かけてきた。(12・29、1・5を除き3月まで開園している)朝5時半に出たのだが、着いた...赤城自然園早朝開園

  • 年の瀬に北本自然観察公園を訪ねる

    年の瀬も押し詰まって、待望の探鳥のシーズンがやってきた。一般に鳥は渡り鳥と留鳥の二つに分けられる。日本でみられる525種の36%が留鳥であとは渡り鳥となる。さらに渡り鳥は夏鳥と冬鳥、迷鳥旅鳥に細分され、そのうち冬鳥は22%になるという。夏鳥は南の国から日本にやってきて、繁殖する渡り鳥なので綺麗な囀りを聴くことができる。それに対して,冬鳥は繁殖地の北の国から日本に子連れでやってくる。当然繁殖行動はしないので普通には囀りを聴くことはできない。が、その分色彩の豊かさでは夏鳥に勝っているように私的には思える。特に信号色3兄弟と私が勝手に呼んでいるルリビタキ、ベニマシコ、マヒワは探鳥地で出会うととてもうれしい鳥たちだ。さて今シーズン初めての北本はどうだろう。なおhpはここにある。ふれあい橋を渡った先に看板がある。詳しいマ...年の瀬に北本自然観察公園を訪ねる

  • 久しぶりの瓢湖

    今回の東北大人の休日パス旅行の締めは新潟。福島潟か佐潟に行く予定だったのだが、あいにく風邪気味でアクセスの便利な瓢湖に変更した。瓢湖へは新潟から信越本線で新津経由で羽越本線に乗り換えて水原駅で降りる。乗り換えがよければ30分ほどで行け駅からも比較的近い。。瓢湖では1954年に野生の白鳥を日本で初めて餌付けに成功した吉川重三郎(通称初代白鳥おじさん)が有名。私は平成6年まで2代目白鳥おじさんを務めた吉川繁男さんに優しくお茶を振舞って頂いたことがあった。現在は三代目の白鳥おじさんが餌付けを行っているそうだ。3年ぶりの瓢湖はあいにくの曇り空だった。昔に比べ観光客も随分と少なくなった。瓢湖は新潟県阿賀野市水原にある人造湖。ハクチョウの渡来地と知られラムサール条約にも登録されている。毎年10月から3月にかけて6000羽ほ...久しぶりの瓢湖

  • 鶴岡市大山の下池

    長期天気予報を見ながら旅行計画を立てるのは、今では世間一般の常識となっているようだ。天気予報の正確さがスーパーコンピューターの導入により飛躍的に精度を増した現代では、殆どの人がそうしていると思われる。でもよく考えてほしい、気象協会の発表する10日間予報の的中率は思ったより低く50%を下回っているのだそうだ。例えばだが、明日の天気予報が90%の確率で当たるとすると、10日後の的中率は0.9を9回かけ合わせることになるから、一週間後には50%を切り10日後には38%にまで下がってしまう。信頼度が低いと知りながらも予報を出すのは世間の要望があるからだろうが、10日先の予報をもとに予約した宿泊客が、2,3日前の天気予報を見てキャンセルしてしまうのだから、ホテルや旅館の関係者にとってはたまらない。せっかくの旅行なのだから...鶴岡市大山の下池

  • 伊豆沼の朝

    <前回からの続き>宿に泊まった翌朝、起きたのは6時少し前。窓を開けると雨の音がした。暫く布団の中でぐずぐずして6時半やっと沼に出かけた。歩いているうちに雨は止んできた。昨日見たハクセキレイだろうか、同じ蓮の枯れた茎の上にいる。宮城北部のこの時分の日の出は6時半ごろだから、せめて6時には宿を出なければいけなかった。塒立ちはとうに始まっていたようだ。それでもまだ次から次へと飛び立っていく。一頻り大きな羽ばたきの音が聞こえてきた。飛び立つときの大きな群れは、鳴きかわしながら小さな群れになって思い思い餌場の方へと飛んでいく。塒立ちの栗原市公式チャンネルのサイトはここ。湖面に残されたのは白鳥とカモたちハジロカイツブリの番カワアイサそしてカワウたち厚かった雲の切れ間から日が差してきた。オオハクチョウの家族がゆっくりと泳いで...伊豆沼の朝

  • 伊豆沼の夕景

    宮城県北部にある伊豆沼は日本最大のマガンの越冬地だ。11月下旬の調査では伊豆沼へ飛来したマガンの数68931羽とあった。少し専門的になるが、環境省の渡り鳥飛来数の調査はここにある。さて電車を乗り継いで伊豆沼のある新田駅に着いたのは午後3時10分。今夜泊まる宿に荷物を預けて、さっそく沼に向かう。幸い天気はいい。沼は踏切を渡った先にある。白い建物が伊豆沼農産の管理する観測所蓮の上にとまったハクセキレイが寒そうだ。観測所の前の池には餌を待つ白鳥やカモたち。オオハクチョウやオナガガモが多い。近くの電線の上にはスズメもおこぼれにあずかろうと待ち構えている。建物の奥には広大に伊豆沼が広がる。面積369ha、すぐ近くにある内沼と合わせた保護区の総面積は1450haもある。3時を回ったばかりのこの時間帯、まだ大半のマガンたちは...伊豆沼の夕景

  • 秋ヶ瀬彩湖を歩く

    昨晩2泊3日の東北探鳥旅行から帰ってきた。仙台の先の伊豆沼から鶴岡の下池上池、新潟の瓢湖と慌ただしく歩き回った。4日間新幹線を含めて乗り放題のJR東日本全線大人の休日倶楽部パス(東日本)を利用して行ってきたのだが、この切符には以下の限定条件が付く。①会員限定であること(年会費ミドル2575円ジパング4285円)②使えるのは閑散期の年3回10日間程度③発売数は今回は3万枚となっている。それにしても新幹線の指定席も6回まで使え。かなりお得な切符であることは間違いない。尤も50歳以上でないと会員にはなれないのだが……。勿論良いこと尽くめではない。行った先々で出会う傲岸不遜なパス使用者の非常識な振る舞いにはかなりの我慢が必要となる。安売りセールでもあるように安易なお得感は周囲への礼儀や気配りを駆逐するようだ。人の振り見...秋ヶ瀬彩湖を歩く

  • 晩秋の森林科学園

    桜の季節は大変な人出となるが、それ以外は訪れる人も少なくゆったりと自然に触れ合える……そこが森林科学園園のいいところだ。このSNSの発達した時代では、取り上げるほどの魅力のないところが孤独の時間を楽しむには一番の条件となっているのかもしれない。鳥の世界では誰かが珍鳥到来の記事を発信するとたちまち、沢山の人が押し寄せる。そんなことが日常茶飯事のように起きている。集まってきた人込みで珍鳥は飛び去ってしまう。自然を歩いていると思わぬ僥倖にであう事が稀にある。でもそれはその場限りのことで、反復することはない。「分かち合う」ことはそもそもできないし、それを共有しようとする社会はどうも健全でないように思う。究極の楽しみは「弧に尽きる」と私はずーっと思ってきたし、これからもそれは変わることはない。桜の時期を除くと高尾にある多...晩秋の森林科学園

  • 奥武蔵紅葉巡りⅢ-鳥居観音

    奥武蔵の紅葉巡りも今回でラスト。ここ鳥居観音もまた、素晴らしい紅葉とそれにそぐわない(私的意見)堂々たるB級建築群がアンバランスな風景を創り出している国籍不明な奇妙な場所だ。入り口前にあるマップ。詳しくはここで。連理館。因みに連理とは夫婦や男女間の深い契りのこと。鳥居文庫には仏教関連の絵画や書、仏像などが数百点展示されているらしい。拝観料は200円とあったが、現在は開店休業状態のようだ。子育て地蔵尊は参る人が見当たらなかった。入山料200円を払って入山。車で入ることもできるがその場合は500円。山道沿いに楓の樹が多く植えられている。少し登った仁王門から地球儀の上に観音様がいらっしゃるのは平和観音というようだ。その下の赤いところは見晴らし台。大鐘楼(鐘撞堂)もう少し登っていくとさらに大きな建物が見えてきた。玄奘三...奥武蔵紅葉巡りⅢ-鳥居観音

  • 奥武蔵紅葉巡りⅡー竹寺

    「ちのわ」というものだとは、恥ずかしいことに終ぞ今まで知らなかった。今までも見たことがないわけではないが、ちょっと変わったものがあるという程度で深く考えもしなかった。何のことはない。「茅の輪くぐり」の茅の輪のことだ。「茅」とは萱(かや)、芒(すすき)のことで、それを材料にして大きな輪に編み上げたものが茅の輪。その輪を旧暦6月30日の夏越しの祓(なごしのはらえ)の際にくぐることで無事息災を願うという神事らしい。興味のある方はここで。神社だけではない、ここ竹寺では本殿登り口の鳥居に茅の輪があった。さて話は戻って、今日は奥武蔵の紅葉B級スポット探訪第2弾の竹寺。3年ぶりに訪れたら寺の入り口にも茅の輪が設けられていた。境内への入り口には石燈籠の形をしたものが二つ。右にはトーテム像のような木彫がある。紅葉となる木はそれほ...奥武蔵紅葉巡りⅡー竹寺

  • 奥武蔵紅葉巡り

    埼玉県飯能市にある紅葉名所を3か所回ってきた。いずれも紅葉だけでなく一風変わった建物やオブジェを持ついわばB級スポットでもいうべきところだ。今回は東郷公園。日本には東郷神社が3か所あるようで、まずは結婚式場として知られる原宿の東郷神社を思い浮かべる人が多いだろうが、今回出かけたのは飯能市郊外にある東郷平八郎像を祀る公園。詳しく知りたい方はここで。今年の紅葉祭りは昨日と今日(25日)の二日間。今頃は見ごろの紅葉のただなかで大勢の人が模擬店や催し物に興じていることだろう。駐車料金は500円。入山料は志100円からとなっている。入山してすぐに長い階段を上っていく。一般の神社の狛犬がここでは砲弾と水雷。砲弾は往時のバルチック艦隊の主砲のもの、水雷は旅順港に敷設されたものだとか、それぞれ吽形、阿形を模しているのが面白い。...奥武蔵紅葉巡り

  • 奥多摩むかしみち②

    最近、TBSラジオの「荻上チキsession-22」という番組をよく聞いている。政治、社会、文化などの多方面にわたって、37歳の気鋭の評論家に斬新で深い視点を教わることが多い。尤も生では22時から23時55分という時間帯なのでちょっと無理。ラジコを使ってタイムフリーで聞くか、ドガラジというアプリでipodに落とし込んでから聞くというのが私のスタイルだ。荻上チキについてはここで。さてむかしみちも半分を過ぎた。むかしみちのコース中二つ目にある吊り橋が道所橋。橋を渡った先にイイギリの大木がある。花の時期もきれいだが、たくさんの赤い実をつけるこの時期もよい。橋上からの眺め折れ曲がりながら少しずつ高度を上げていく遥か下に多摩川が見える。通ってきたむかしみちここで折れ曲がるように道は続き、やがて細い山道へと入っていく。見上...奥多摩むかしみち②

  • 奥多摩むかしみちを歩く

    今日は11月19日。節季でいうと立冬の第三候となる。立冬第三候は「金盞香」「きんさんかんばし」とよむ。金盞は金の盃を意味し、冬雪の中に咲く水仙、の異名となっている。尚、スイセンはヒガンバナ科の多年草で、東西問わず神話や伝説の題材として取り上げられている。さらには雪中花や雅客などのたいそう趣のある異名もある。私の育った東北では水仙は3月から4月にかけて雪解けの頃に咲き始める。12月に咲く関東に住んでもう40年近くになるというのに、いまだに年明け前に咲く花の姿に座りの悪い違和感を覚える。幼い頃に培われた季節感は拭い去れずにどうやら一生ついて回るようだ。奥多摩駅の近くの駐車場に車を止めて歩く。暫くはバス道を歩き、その後右に折れて古道に入っていく。むかしみちの看板がある急な羽黒坂の途中にある羽黒三田神社少し歩くと小河内...奥多摩むかしみちを歩く

  • 多摩zooと少し高幡不動

    最近、うちの周りでも様々な肌色の人たちを見かけるようになってきた。東京郊外のベッドタウンという土地柄からか、半数以上は家族連れのようで話す言葉は様々だが、それなりに風景に馴染んでいて違和感は全くない。国際化は大歓迎、海外などに行かずとも居ながらにして世界の文化に触れることができる。政治の舞台では「現代版徴用工」とでもいうべき、海外からの技能実習生の問題を巡り議論が喧しいが、少子高齢化社会の日本は移民をどんどん受け入れて国際化していったほうが良いというのが私の意見だ。もともと太古の昔、ユーラシア大陸の外れから極東のどん詰まりまで流れ着き、長い年月を経て人種混合の結果出来たのが我々日本人なのだ。この際、新しい血を入れることでせせこましく狭隘な島国根性を払底してくれるのを大いに期待しようじゃないか。さて、この日は朝か...多摩zooと少し高幡不動

  • 陣馬山で昼寝

    天気がいいので陣馬山まで出かけてきた。まずは頂上からの富士山。5合目付近まで冠雪してこれぞ富士山といった趣。少し望遠で紅葉も少し入れてシーズンだからだろうかこの日は平日なのに茶屋が3軒も開店していた。清水茶屋茶屋のご主人がリンドウの咲いている処をこっそりと教えてくれた和田峠のある反対側ススキがきれいだ。八王子の市街地白い幹はダケカンバの樹だろう頂上には例の白馬の塑像。以前は陳腐さに鼻白んだものだが、見慣れてみるとこれもありかと思えるようになってきた。頂上で昼を使って、そのあとは暫く昼寝をした。風もなく日差しが気持ちよい。仮寝をした後は、ハイボールの缶を開けてちびりちびりと富士を眺めながらやる。時がゆっくりと過ぎていく。目の前には晩秋の日差しを浴びてきらめいているアザミの花少し酔いがさめてきたので辺りを徘徊これは...陣馬山で昼寝

  • 標高831mの雲海

    久しぶりに奥多摩の御岳山に登ってきた。登ったといっても、車で着いたあとはケーブルカーなので登山とはとても言えない。麓の登山駅に着いたのは8時半ごろ。未明からの雨は上がったが、青空は全く見えない。ところが、ケーブルカーに乗っている僅か5,6分足らずの間に杉並木の間から急に日が差し込んできて、頂上駅に着いたらすっかり晴れ上がっていた。麓とは打って変わった標高831mの頂上駅広場どうやら曇りだと思っていたのは厚い霧の中だったようだ。展望台の近くに行ってみる。なんと眼下には一面の雲海が広がっているではないか!右手に見えるのが日の出山、左手の地平線あたりは東京都心になる。雲がなければ新宿の高層ビル街が望めるはずだ。100mmの望遠で撮ると山の斜面を雲が上がっていく様子が見える。近くの紅葉も入れて余りの絶景に暫し見入ってい...標高831mの雲海

  • 雨の中、都民の森を歩く②

    ツリバナの実<前回からの続き>今日は都民の森の中で出会った今年最後の花たちを紹介しよう。まずは漢方薬としても名高いセンブリの花。センブリはリンドウ科の花で日本、朝鮮半島、中国に自生する。二年草の花なので、春に地に落ちた花はロゼットのまま冬を越し翌年山地の日当たりの良い場所で開花する。草丈は20~40cm、花は小さい。奥多摩では希少な花で咲くところはごく限られている。すぐそばに咲いていたリンドウはまだ蕾だった。この日はもっと珍しい花にも出会えた。ハマウツボ科コシオガマ属の多年草の花でコシオガマ。この花も小さい。分布は日本全国(沖縄を除く)に渡るが、奥多摩では殆ど見かけない。近縁にシオガマギク属の花がある。高山で見かけるヨツバシオガマやエゾシオガマなどが有名だ。日本特産というわけではなく。センブリと同じように朝鮮半...雨の中、都民の森を歩く②

  • 雨の中、都民の森を歩く

    最近、不正、違法、インチキが日本の社会をまかり通っているようだ。免振装置のデータ改ざんをしたKYB、なんとこの会社は日本のトップメーカーで、しかも創業以来100年にもなるという老舗なのだという。不正は車業界でも、燃費データを改ざんしていた三菱自動車とスズキ今年になってからはSUBARUも不正をしていたことが発覚した。どうしてこんなに不正事件のニュースがどうにも止まらないのか。日本社会は、日本人は(勿論ごく一部だと信じたいが)、豊かさの代償として魂を腐らせてしまったのだろうか。ジャーナリスト嶌信彦が去年書いたこんな記事をあった。尤も不正事件の多発には日本人ひいては日本社会の劣化だけではなく、2006年に施行された公益通報者保護法さらにはネットやSNS等の影響も多分にあるのかもしれない。因みにネットを漁っていたら内...雨の中、都民の森を歩く

  • 久しぶりに谷津干潟へ

    先日テレビを見ていたら、極小の釣り具でタナゴを50年間釣って来たというご老人がこう話していた。この釣りをしていると、時間をすっかり忘れてしまうんです。それが何にも代えられず楽しいんですと……。そうか多くを求めるのではなく一つのことに執着することが大切なのだ。まだ見ぬ土地を探し求めうろつくのではなく、また今まで経験したことのない事を一度はしたいものだとあくせくと死ぬまで追い続ける……そんな事には意味がないのだと。最近、変化を求めるのではなく決まり切ったルーティンを深めていくことに、人生の意義はあるのだと思えるようになってきた。さだまさしの歌に「人生の贈り物」というのがあるが幸せは遠くに追い求めるのもではなく、足元にあることに気づくことなのだ。他に望むものは何もないそう他に望むものは何もない。谷津干潟は東京湾の最奥...久しぶりに谷津干潟へ

  • さいたま市の探鳥地

    修理に出していた300mmの望遠レンズがやっと手元に戻ってきた。修理代高かった!まだ冬鳥の探鳥シーズンには早いのだが、どうしても使いたくてまだ行ったことのなかった浦和くらしの博物館民家園を訪ねた。民家園の駐車場に車を止めて芝川に沿って調節池に向かう。周囲はすっかり秋だ。芝川第一調節池は池の面積90haにもなり、芝川の氾濫を防ぐための水量調節池として計画されたものらしい。周囲には歩道があり、一周40分ほどで歩くことができる。秋の渡り途中のシギチや気の早い冬鳥たちが来ていればと思い、やって来たのだが、会えたのはダイサギ、コサギ、アオサギの3兄弟とカワウ、オオバン、カルガモ、カイツブリなどのお馴染みのメンバーだけだった。それにしても広い。初めてきたのでこんなに広いとは思っていなかった。双眼鏡でみても細かい鳥の判別は難...さいたま市の探鳥地

  • 生田緑地ばら苑

    春と秋の2回だけ臨時開園される生田緑地のばら苑を今年も訪ねてきた。今年の公開開園は10月11日から11月4日まで。入園は無料だが、ばら苑募金として志に応じた金額を協力することになっている。募金した人は花の種をお礼としてもらえるのが嬉しい。期間中は、講習会やコンサートなども開かれる。詳細はここで。さて秋バラを紹介しよう。1994年バラ殿堂入りしたジャストジョーイこれもジャストジョーイ若い株だ。2000年に殿堂入りしたイングリッドバーグマン。往年の大女優の名を冠したバラだ。ドイツコルデス社のオジリア同じくコルデス社のレディローズドイツタンタウ社のウイミー、優しい色合いのバラだ。イギリスハークネス社の平咲きのバラエミリールイーズアメリカはスイム社のフロリック同じスイム社の殿堂入りのばらダブルデライト。「二重の喜び」に...生田緑地ばら苑

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