雨の中、都民の森を歩く②
ツリバナの実<前回からの続き>今日は都民の森の中で出会った今年最後の花たちを紹介しよう。まずは漢方薬としても名高いセンブリの花。センブリはリンドウ科の花で日本、朝鮮半島、中国に自生する。二年草の花なので、春に地に落ちた花はロゼットのまま冬を越し翌年山地の日当たりの良い場所で開花する。草丈は20~40cm、花は小さい。奥多摩では希少な花で咲くところはごく限られている。すぐそばに咲いていたリンドウはまだ蕾だった。この日はもっと珍しい花にも出会えた。ハマウツボ科コシオガマ属の多年草の花でコシオガマ。この花も小さい。分布は日本全国(沖縄を除く)に渡るが、奥多摩では殆ど見かけない。近縁にシオガマギク属の花がある。高山で見かけるヨツバシオガマやエゾシオガマなどが有名だ。日本特産というわけではなく。センブリと同じように朝鮮半...雨の中、都民の森を歩く②
2018/10/28 06:28