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遊民ヤギ爺 https://blog.goo.ne.jp/yagi1854

俳句と映画のゆうゆう散歩

暫く休養後、久し振りブログに戻って来ました。何だか浦島太郎の気分です。 亦、宜しくご指導願います。

遊民ヤギ爺
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2015/07/05

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  • 鰯 雲

    令和3年9月30日(木)鰯雲:鱗雲、鯖雲秋によく見る鰯雲は、気象用語でいえば巻積雲のこと。小さい雲片が小石のように並び集り、規則的に連なり、さざ波のようで白く薄い。離れ離れのことも続いていることも在り、広がりの大きいものも小さいものも在る。高空に出て鰯が群れるように見えるので鰯雲、鱗のように鱗雲見えるので鱗雲、亦、鯖の斑紋のように見える事から鯖雲。鯖雲この雲が出ると雨になり易く、鰯がよく獲れるともいわれ漁師の間では、大漁の兆しであるとも言われているそうだ。9月の「潮路句会例会」の兼題が「鰯雲」と当季雑詠で在った。(私は投句参加)8月は緊急事態宣言下、盆休みとなり久々の句会、、、今年は雨天、曇天が多く、中々青空が拝めず、、、それでも時折の晴間、澄んだ秋空に鱗雲が、西方一杯に地平線の彼方まで広がった。鬱陶しい世の中...鰯雲

  • 萩の花

    令和3年9月29日(水)萩の花秋の七草の一つで、マメ科ハギ属の落葉低木、多年草東アジア、北アメリカに分布するが、花が美しいのは東アジアの種類に限られるという。叢生して枝を分かち、総状花序に紅紫亦は白色の小花を付ける。楚々として可憐で美しく、細い枝ごとしなやかに揺れる様や、散り零れる様は昔から多くの人に愛されて来た。殊に東北地方に多いとされる「宮城野萩」は、枝が地に垂れる程長く、花弁も他の萩より大きく、その枝垂れて咲くさまは、殊に優美である。この花の開花時期は他の花より早いので夏花ともいわれる。普通、仲秋頃から咲き次第に花が終りを告げる頃には自在に伸びた枝を括るのを「括り萩」というが、それは美しさの中にも傷ましさを感じる風情があると言われる。古来より萩の花は日本人に愛され、秋の花として「萩」の字が宛がわれ、秋の七...萩の花

  • 添 水

    令和3年9月28日(火)添水:鹿威し田畑を鳥獣が荒らすのを防ぐ為に竹を用いて水の力で音を立てる仕掛けを作り獣等を脅す道具。竹筒の中央に支点を置き、竹の節の片方に水を受けて溜まった水の重みで竹が傾ぎ、竹の中の水が吐かれて勢いよく戻った拍子に受水の石を叩いて音を出す。近年では、本来の目的の「鹿威し」というより、庭園や料亭などの坪庭等に設えて情緒を楽しむ方が多い。添水の仮名使いは、元々「曾富騰」(そほど)の語形の変化である。(そほどは、案山子のこと)熊本地方では「鬼鼓」ともいう。この装置の有り様から、「ばったんこ」「ばった」、「唐臼」等とも言われている。普段、余り目にする(耳にする)事はないが、名古屋の庭園の徳川園等へ吟行で出かけるとお目にかかる。徳川園の添水、以前、と在る料亭の座敷に通された折に静まり返った一瞬に、...添水

  • 社 日

    令和3年9月27日(月)社日:しゃにち、秋社今日、9月27日は「社日」(しゃにち)である。「社」は土地の神の意で春分、秋分に最も近い「戊」(つちのえ)の日のこと。一説には立春、立秋の後の第五の「戊の日」とも言われている。(亦、旧暦の2月、8月の甲(きのえ)の日)土の神を祀り、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫の御礼参りをする。春の社日を「春社」、秋の社日を「秋社」という。秋社には、初穂を土の神に供えて豊穣を祈願する。土地の神様を信仰する日本の国土の重要な「農耕儀礼」として、全国に広まった。信州の「お社日様」は、春は神をお迎えし、秋には神送りとして餅を搗いて奉納し祝う。長野県の南部地域では「神送り」として、餅を搗いて祝う。古来から伝わる神送りは「風邪の神、厄病神を追払う神事」として伝わる風習のようだ。福岡県の筥崎宮には...社日

  • 唐辛子

    令和3年9月26日(日)唐辛子:鷹の爪熱帯アメリカ原産のナス科の一年草、高さ30~100cm葉腋に白色の合弁花を開く。果実は初め緑色で後に紅熟しする。激しい辛味の在る香辛料として知られている。本来細長い卵形だが栽培変種が多く、様々な形がある。長・短・細・太の形や赤・緑・黄橙色等と色も様々各種在る。何れも名は違うがどれも花は清らかな白色の花が咲く。野菜用のピーマン、パプリカ、シシ唐辛子などがある。コロンブスがスペインに持ち帰り、100年余りの世に欧州、東洋へと広まった。日本へは、16世紀頃にポルトガル人が移入したという説と、豊臣秀吉が朝鮮に出兵した際に齎したという説がある。唐辛子の強烈な辛味は害虫を除き、邪気を祓うと昔から食用や薬用として重宝されて来たようである。辛口品種は香辛料や料理の付け合わせ、ソースの原料と...唐辛子

  • 鬼まんじゅう

    令和3年9月25日(土)鬼まんじゅう:芋まんじゅう甘藷(さつまいも)はヒルガオ科の一年生作物、中国原産。我国へは中国から宮古島へ入り、琉球から薩摩に伝わった。江戸の享保年間に、青木昆陽が普及させ日本中へ広めた。畑に植えられた甘藷の苗は夏の間に蔓が伸び、葉が地面を覆うようになると地下の塊根も太り、初秋頃から芋掘りが始まる。鬼まんじゅうは、日本が戦中戦後の食糧難の時代に、手軽に手に入り易かったサツマ芋を小麦粉を使って作り、お米の代用品として広まった。戦後間もない頃は小麦粉は粗悪品も多く、蒸してまんじゅうを作っても黒っぽいものとなり、角切りにしたサツマ芋の角がゴツゴツ見え、これが鬼の角や鬼の金棒を連想させ「鬼まんじゅう」と呼ばれる。その後も農家等では腹持ちの良い安価なオヤツとして重宝された。作り方は、1cm角に切った...鬼まんじゅう

  • 小さい秋

    令和3年9月24日(金)小さい秋みつけた残暑厳しいこの頃だが、朝は爽やかで肌寒ささえ感じる。澄み切った青空を眺め、湿気のない空気はとても心地良い。何もかもが洗い流されていく様な気さえしてくる、、、、今朝、NHKのラジオで「小さい秋みつけた」の局が、、、聴手者からのリクエストによるもので、、いわれて見ると確かにご近所の彼方此方にも、秋の訪れは垣間見る事が出来る様だ。久しぶりに名古屋港の埠頭公園まで散策の足を延ばそうか、未だ紅葉、落葉等はないが、街路樹の所々に薄茶色の葉が見られる。(季節は早まり、10月の末には落葉掻きも?)ポートビル前の藤棚は黒ずむ実が10cmほどに垂れ下がる。埠頭公園を除くと、榧、榎、榛、樫等の実が色つき始める。芝生の間に、未だ色づかぬ葉っぱの間に松ボックリ、団栗等に混じり、薄茶色の小さな実が落...小さい秋

  • 稲刈り

    令和3年9月23日(木)稲刈り:田刈り実った稲を刈り取る作業、9~10月頃がピークとなる。古くは鎌を使っての手刈りがその殆どを占めていたのだが、昭和の後期頃から機械化が進み、刈取りから脱穀、乾燥迄を一貫して処理される様になった。コンバインの出現により、刈取り・脱穀を一台で田圃を移動しながら収穫、脱穀、選別、乾燥を同時に行ってしまう。稲架掛けをして稲を干す作業は、今では稲藁を細かく切って田に撒いてしまうので必要なくなった。然しながら、米の味は稲架に干した物の方が旨いと言われる。山間地や小さな田等ではコンバインが入らないため、手押しの小型稲刈り機を使用しているので、未だ稲架掛けは必要のようで、よく目にする。最近では植付けの時期を早くしたり、苗床にビニールを張り温度を上げ苗の成長を早める工夫がなされ「早場米」が多くな...稲刈り

  • 稲刈り

    令和3年9月23日(木)稲刈り:田刈り実った稲を刈り取る作業、9~10月頃がピークとなる。古くは鎌を使っての手刈りがその殆どを占めていたのだが、昭和の後期頃から機械化が進み、刈取りから脱穀、乾燥迄を一貫して処理される様になった。コンバインの出現により、刈取り・脱穀を一台で田圃を移動しながら収穫、脱穀、選別、乾燥を同時に行ってしまう。稲架掛けをして稲を干す作業は、今では稲藁を細かく切って田に撒いてしまうので必要なくなった。然しながら、米の味は稲架に干した物の方が旨いと言われる。山間地や小さな田等ではコンバインが入らないため、手押しの小型稲刈り機を使用しているので、未だ稲架掛けは必要のようで、よく目にする。最近では植付けの時期を早くしたり、苗床にビニールを張り温度を上げ苗の成長を早める工夫がなされ「早場米」が多くな...稲刈り

  • 秋の彼岸

    令和3年9月22日(水)秋の彼岸:後の彼岸秋分の日(9月23日)を中日とした週間をいう。「暑さ寒さも彼岸まで」という様に、この頃から涼しくなっていく。仏事等の殆どが春の彼岸と同じである。(単に彼岸と言えば春彼岸)彼岸の由来は浄土思想でいう「極楽浄土」は西方に在り、一年の内で二度、昼と夜の長さが同じになる「春分」と「秋分」は、太陽が真東から昇り真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遥か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが、「彼岸の始まり」とされる。彼岸の行事は日本独特のもので、インドや中国の仏教には無い。元は日本古来の土俗的な「太陽信仰」や「祖霊信仰」が起源と言われている。その歴史は、延歴25年(806年)に日本で最初の仏教行事として、「彼岸会」が行われたと日本古書に記述される。お彼岸の供物にある、「ぼたもち」と「...秋の彼岸

  • 芋名月

    令和3年9月21日(火)中秋の名月:十五夜、芋名月陰暦八月十五日「仲秋の名月」、今日9月21日がその日である。年中で、この日が最も月が澄んで美しいと言われる。季節が好く秋草や虫の音、夜露に涼風と風物の佇まいが一層月を明澄にするといえる。中秋の満月を愛でる行事は中国から伝わったものであるが、それ以前に月は暦として生活に密着しており、「十五夜」も農耕上の重要な折り目となって居る。芋や枝豆を供えるのは農耕の関りを示すものであり、八月十五日」(9月21日)は「芋名月」、九月十三日(10月20日)は「豆名月」とも言われる。この名月がかかるのが「良夜」である。穂芒を挿し、月見団子や新芋、枝豆等その年の初物を供えて月を祀ったが、これは収穫を祈る農耕儀礼の遺風である。亦、この夜に月の光りで針を通す事が出来れば裁縫が上達するとの...芋名月

  • 敬老の日

    令和3年9月20日(月)敬老の日:年寄りの日日本の国民の祝日の一つで「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨とした。1966年(昭和41年)に国民の祝日に制定された。2002年(平成14年)までは毎年9月15を敬老の日としていたが、前年(平成13年)の「祝日法改正」でいわゆるハッピーマンデーの実施により改正、2003年(平成15年)から9月の第3月曜日に変更された。9月には秋彼岸があり、彼岸の入りから土、日、第三月曜日をシルバーウイークと呼んでいる。敬老の日は「老人福祉の充実と敬老精神の啓発のため、それに伴う各種行事が各所で催される。(元は「年寄りの日」として昭和26年に生まれた。)総務省が19日に発表した統計によると、65歳以上の高齢者は3640万人、総人口に占める割合は29.1%...敬老の日

  • 夜 学

    令和3年9月19日(日)夜学:夜学子夜学が何で秋の季題なのか知らなかった。夜学は夜間の開かれる学校で、昼間働き夜に勉学する人々の為に高校や大学、更には中学校に夜間部が設けられた。夜学は必ずしも「秋」とは限らないが「灯火親しむ」には、夜長の候は落ちついて勉強も出来、燈火に独学するにも適しているので「秋の季題」となっている様である。夜間学生は昼間働いている人が多く、勤めの後に学ぶ人達の真摯な態度は四季を問わないが、日暮れの早くなる秋にには殊にその大変さが実感される。夜間部に限らずとも、燈火親しむ静かな秋の夜は集中出来るので、この季節に少人数や独りでの勉強や読書の事も指す。現代社会では塾や予備校通いの子供達にも「夜学の風景」を形成している、とも言えるのではないだろうか、、、、、。1993年11月に映画「学校」山田洋二...夜学

  • 案山子

    令和3年9月18日(土)案山子:かかし竹や藁などで作った人形で、鳥獣等の害を防ぐために田畑等に立てるもの。古くは鳥獣の肉や毛を焼いて串に挿し、その悪臭にかがせて追い出した事から「嗅(か)がし」と言ったのが語源である。現在、竹藁等で作った人形を一本の棒で田畑に立てたものは、人が其処に居ると思わせて鳥獣を追払うだけでない様だ。様々な人形がよりリアルになり、単体だけではなく2,3人が話をしている様に、集団で作業をしている様に見える。これ全部案山子ですヨ案山子その物をテーマにイベント(祭り)を行っている。亦、多くの案山子が並び、コンテスト(品評会)もある。案山子は、地方に依っては「かかし」と清音で発音する説と、「かがし」と濁音の方が正しいとする説がある。中部地方では「そめ」、近畿地方では「おどし」「おどせ」「おどろかし...案山子

  • 金木犀

    令和3年9月17日(金)木犀:金木犀、銀木犀モクセイ科の常緑小低木、中国原産幹が淡灰褐色で紋理が犀の皮に似ているのでこの名がある。中国では丹桂の金木犀、銀桂の銀木犀、木桂の薄黄木犀と言われて居り、木犀はそれらの総称である。日本への渡来は江戸時代といわれ、その多くは観賞用とされ庭木として植えられた。金木犀はその名の通り橙黄色、銀木犀は白色、薄黄木犀は淡黄色の小花を咲かせる。金木犀銀木犀薄黄木犀秋の彼岸頃から金木犀が咲き出し、薄黄木犀は仲秋に咲き銀木犀は少し遅れて晩秋にかかる。木犀は雌雄異株で、我が国に在るのはみな花付きのよい雄木であるため、薄黄木犀の他は子房が縮小して結実しない。佳く晴れた日に何処からともなく漂う甘い芳香に、思わず足を留めて辺りを見渡し、初めて木犀の香りと気付く。数年前、歌声サロン(歌のリーダーと...金木犀

  • 公園の草取り

    令和3年9月16日(木)公園の草取り2ヵ月ぶりに公園の草取りが行われた。毎月一度「公園愛護会」のメンバー中心に町内に在る公園の草取りを実施しているが、真夏の8月は熱中症予防のため中止している。今夏は長雨が続き、コロナの影響で子供達も余り公園へは寄り付かなかった。とは言え、雑草達は全く動じることなく伸び放題、、、、、この伸び放題には、他にも理由(わけ)がある。何時も揉める町内役員選挙(三役、組長15名)はすんなりと、抽選もなく一度の抽選で決定した。若い人達が増え喜ばしい限りで在った。彼らに期待する事は多かったのだが、、此処にもコロナの影響が在り、殆どの町内行事は軒並み中止町内旅行、夏祭り、運動会等々、、、子供会行事も中止。にも拘わらず、毎月の廃品回収、公園の清掃、常会などはあり、共同募金集め、広報(コロナ接種案内...公園の草取り

  • 猿 酒

    令和3年9月15日(水)猿酒俳句歳時記に、「猿酒」が秋の季題として記載されていた。全く知らない季語に思わず、目が釘付けとなる。猿が木の実を採り、樹の空洞や岩の窪み等に貯えて、それが雨や露を含み発酵する。数日後に酒のような甘美な樹液となったものをいう。猟師や樵夫(きこり)がこれを求めて呑んだという。伝説的で神秘的な中国の話から伝わる季題である。自然発酵したものが酒となり霊薬との口碑がある。事実はともかく、深山らしい風情が在って面白い。野生の猿が食料を貯める習性はないといわれ、猿酒等は存在しないと思われる。自然界では酵母が多く存在しているので、果実等が自然に落下して発酵する事はよく在る。イギリスでは以前、醗酵した果実を啄んだ鳥が酔っ払って物に衝突死する事故が相次いだとの記事がある。アフリカのギニアでは野生のチンパン...猿酒

  • 曼殊沙華

    令和3年9月14日(火)曼殊沙華:彼岸花、死人花ヒガンバナ科の多年草、中国原産彼岸の頃に地下の鱗茎から30~50cmの花茎を伸ばし、赤い炎の様な花を幾つも輪状に開く。鱗茎は多量の澱粉を含むが有毒である。土に穴を掘る鼠等の被害を避けるために、畔や土手等に曼殊沙華を植えたとも言われている。花被は6片で外側に反り、雌蕊、雄蕊は長く突き出ている。秋の彼岸の頃には毎年、時を違えずに土手や畔、薮の中等に一斉に群がって咲くので「彼岸花」と言われている。墓地等に咲くので「死人花」「幽霊花」等と言い、他にも地方には、「捨て子花」「狐花」「火事花」「天蓋花」等の呼び名がある。彼岸が過ぎる頃になると、線形の深緑色の葉が生え、翌年の春には枯れ落ちる。最近では、品種改良も盛んで花の色も豊富になった。赤だけではなく、白・黄・紫色等と色とり...曼殊沙華

  • 梨 : 有の実

    令和3年9月13日(月)梨:有りの実バラ科の落葉高木、葉は卵形でその葉とともに4月頃に桜に似たやや大きな、白い五弁の花を付ける。8月下旬から11月頃にかけて、直径10~18cmほどのの果汁に富んだ大きな果実となる。明治時代に、神奈川県の川崎市で長十郎、千葉県の松戸市で二十世紀が発見された。赤梨の長十郎、青梨の二十世紀が主な品種を占めていた。太平洋戦争が終り昭和30年代になり、1959年に幸水が、1965年に新水、1972年には豊水が誕生する。甘みの強い幸水・新水・豊水が主流となっていった。従来の地梨には皮に梨地の斑点が鮮明にあり、黄銅色で皮も厚く硬い。二十世紀梨にも在来の特徴が僅かに残っていた。品種改良が進み、皮は薄く、在来種より表面の斑点も薄くなり、果肉は白く、水分も多く甘味、芳香も優れている。梨は「有りの実...梨:有の実

  • 総裁選、コロナは?

    令和3年9月12日(日)自民党総裁選挙、コロナは?今朝の中日新聞コラムに総裁選出馬の河野太郎氏についての記述が在ったので紹介したい。「その投手は九年間のプロ生活で、メジャーリーグに一度も昇格していない。マイナーでの成績は、46勝80敗。それでも語り継がれているのはその直球の速さで在る。1960年代の投手、ステイーブ・ダルコウスキー。昨年80歳亡くなっている。4割打者テッド・ウイリアムズが「最も速い」と証言している。球速85キロは信じられぬが、それほど速かったのだろう。そんな投手がなぜ活躍出来なかったか。べらぼうに制球が悪かった。僅かな安打しか許さぬが、四球連発で負け投手。そんな試合ばかりだったそうだ。勝てなかったダルコウスキーに、河野さんはなりたくないのだろう。何でも野球に例えるのはオジさん世代の悪い癖だが、話...総裁選、コロナは?

  • 冬 瓜

    令和3年9月11日(土)冬瓜:とうが(ん)ウリ科の蔓性一年草、アジア熱帯地方の原産日本へは中国を通して古くに伝来した。日本での栽培は平安時代の「本草和名」の中に「カモウリ」としての記載がある。春に種を蒔くが、冬に苗を植えて越冬し収穫する事もある。夏に葉腋に糸瓜に似た黄色の大きな花を付ける。果実は大形の球状または楕円形で、長さ30~40cmある。果肉は極めて淡泊な味で、煮しめ、あんかけ、スープ、漬物等にする。また、大根のように風呂吹きにて食べる。果肉は大根より軟らかく、味が染みて美味しい。果肉は、「ゆうがお」の代用でかんぴょうの材料にする事もある。(ゆうがおより果肉はやや固い)栄養価は少ないが、ビタミンCやカリウムは比較的多い。意外にも食物繊維は野菜の中では少ない様だ。絮(わた)の部分は洗剤や化粧品に利用されてい...冬瓜

  • こおろぎ

    令和3年9月10日(金)蟋蟀:こおろぎ、ちちろ、つづれさせ今朝、新聞を取りに玄関を開けるとコオロギの声が、、、3,4日前から虫の声を聞いた人は居たのだが、実際耳にするのは初めてである。久しぶりの快晴の朝、食事の後で早速公園を覗いて見る。未だ残暑は厳しいが、朝晩はTシャツ1枚では肌寒い。草叢を探していると、木陰の草叢の中に一匹見つけた、、、「何コオロギだろう、、。暫く探し歩くが見つからない、、家に帰り、図鑑を眺めるが、、、、名前はよく判らない、、秋の虫の中で、普段最も目にするのはコオロギで、畑や草叢さらには家の中にも入ってきてよく鳴いている。秋が深まって虫の声が絶えるようになっても興梠は鳴き残る。「夕月夜心もしのに白露の置くこの庭に蟋蟀の鳴くも」(湯原王)のように、万葉集には蟋蟀が多く詠まれて居り、この時代には秋...こおろぎ

  • 重 陽

    令和3年9月9日(木)重陽:菊の節供陰暦の九月九日の節供のこと。元は中国の行事。九は陽数で、九を重ねることから「重陽」「重九」という。菊を特にこの日の花として「菊の節供」「菊の日」等という。「今日の菊」はこの日の菊。この日に長寿を願って飲む酒を「菊の酒」という。正月七日(人日)、三月三日(上巳)、五月五日(端午)、七月七日(七夕)そして九月九日(重陽)を五節句という。宮中では「重陽の宴」が催され、臣下に「菊の酒」を賜った。民間では九月の九日は別の意味が考えられて、東北地方では9月9日、19日、29日を「三九の日」(さんくのひ)、中部地方では「三九日」(さんくんち)といい、それぞれに農事に関わる祝いが行われた。その三度の九の日を秋田地方では「刈上の節供」といい、また「みくにち節供」といって茄子を食べる地方もある。...重陽

  • ロバのパン屋

    令和3年9月8日(水)ロバのパン屋さんがやって来た、昨日の午後、「ロバのパン屋さん」がやって来た!懐かしい、メロデイが聞こえてきます、、、、ロバのおじさんチンカラリンチンカラリンロンやってくるジャムパンロールパン出来立て焼きたていかがですチョコレートパンもアンパンもなんでもありますチンカラリン懐かしいメロデイに、、早速かみさんが慌てて出て行った。ベランダから見下ろすと、白と赤のツートンカラーのバンがやって来た。運転しているのは女性で、一人で移動販売している様だ。「ロバのパン」は、株式会社「ビタミン連鎖店本部」という、京都市に本店を置く、蒸しパンの行商を行うチェーン店。岐阜市に在る「一恵庵ロバのパン工房」で製造販売している。ロバのパンの創業者の桑原貞吉さんは、岐阜県揖斐川町の出身で、戦後京都に本部を置き、全国に販...ロバのパン屋

  • 白 露

    令和3年9月7日(火)白露二十四節気の一つで、太陽の黄経が165度に達した時。処暑のあと十五日目、陽暦では9月7日頃をさす。露が繁くなるところから来た名前であり、秋が次第に深まってきた感じがする。草の上に降りた朝露が、朝の空気の中で白く見える時期。白露は江戸時代に発行された「暦便覧」に記述された、「陰気やうやく重なりて露こごりて白色となれば也」という言葉が在る。暑さがようやく寒さ(陰気)と入れ替わり、気温が下がる事で、草や地際に朝露が出来、朝靄の中で朝露が白く輝くという意味である。露は空気中の水蒸気が集まって気体から液体へと変化した物。これ以上、水分が気体として留まる事が出来ない温度まで下がった時、気体が在った空気中の水分は液体へと変わる。よく晴れた昼間に太陽の熱で地表の温度が上昇し、雲のない夜に地表からの熱を...白露

  • パラリンピック閉幕

    令和3年9月6日(月)東京パラリンピック閉幕第十六回夏季パラリンピック東京大会は、13日間の熱戦に昨夜(9月5日)、幕を降ろした。新型コロナウイルスの影響で一年間の延期、緊急事態宣言下で、無観客の中でパラリンピックは開催された。世界から162カ国と難民選手団を含め4400人が参加した。政情不安の在るアフガニスタンからも、複数の国の支援のもと参加、出場を果たした。今回の閉会式には、各国の選手団はあらかじめフィールド内に待機(椅子席)し、各国の国旗(旗手の選手)のみが入場行進してくる。難民選手団入場した際に、「東京スカイツリー」の模型に磁器製の鏡を銘々取付け、、、やがてスカイツリーが中央に建つ。閉会式に先立って、今大会参加したアスリート達の名場面がスクリーンに流される。音楽ショーが始まる、東京の街角を模した舞台に、...パラリンピック閉幕

  • ランタナ

    令和3年9月5日(日)ランタナ街の至る所に、紫陽花によく似た大きな葉の上に小さな小手毬の様な、しかも色とりどり花を集めて咲いている。大通りの花壇に水をやる奥さんに声を掛けた。「この小さな綺麗な花、沢山咲いてますね、、、」「この花はランタナで、この葉ッパを擦るととても良い匂いがします。但し茎には棘が在るのでご注意下さい」ですねーですねー、、、ハーブのようです」「此処に青い小さな粒が在るでしょう、これが種でやがて黒くなって風に運ばれドンドン増えます、繁殖が強いのでそこら中にランタナが、、、、、」「どうも有難うご座いました」ランタナ:和名、七変化クマツツラ科の落葉小低木で原産地は中南米、種蒔き期は4月頃、開花期は5月~10月頃と長い。花の色は白、ピンク、赤、黄、橙など豊富花言葉:協力、合意、心変わり、厳格和名の七変化...ランタナ

  • 秋の風

    令和3年9月4日(土)秋風:爽籟、金風秋の風は古来西風とされてきたが、実際は地域に依って異なる。然し秋風が日々冷気を加えていくことは間違いない。身に沁みてそこはかとなく哀れをそそると、古人は言った。秋は陰陽五行説では白色とされ、白く光った感覚に驚いて詠った詩歌も少なくない。また、陰陽五行の金に当たるとして「金風」ともいう。初秋の頃、肌身に冷気を以って吹き過ぎるので古来からこの風に心の淋しさを託して詠むことが多い。晩秋には自然の姿も寂しくなり、風音も耳に残る。秋を「飽き」にかけて、人生人事の心理的な解釈をすることもある。それらを含め秋風は何時の時代でも人の心をしみじみとさせる、俳句の大題である。昨日突然、菅総理大臣が退陣する意向を固めた。新型コロナウイルス対応、総裁選挙前に向けての対応等での批判が噴出し、求心力を...秋の風

  • 女郎花

    令和3年9月3日(金)女郎花:おみなえし、粟花秋の七草の一つで、オミナエシ科の多年草。枝の先に小さな黄色の花を傘状に付け、粟飯に似ている事から「粟花」とも呼ばれているが命名の妙から言えば「丈郎花」に軍配が上がる。秋の七種としての知名度の割には、山野に見つける事が少ない。それだけに名前が広がるイメージや語感が大切にされる。茎丈が高く、かすかな風にさゆらぐ風情は野趣に富む。漢字で「女郎花」を歴史的仮名遣いで「をみなえし」と書くがをみな(女)は若く美しい女性を言い、楚々とした美女のイメージである。切り花に用いられたり絵に描かれたりと、名脇役として秋を演出する。女郎花は宿根草なので、地上部分が枯れても株自体は残り、数年間は花を採取できる。「女郎花」(オミナエシ)は女性らしい印象に例えられ、近縁種に「男郎花」(オトコエシ...女郎花

  • 秋なす

    令和3年9月2日(木)秋茄子:名残なす単に「ナス」といえば夏の季題となるが、秋になっても生る茄子のこと。特別の品種をいう訳ではない。形は夏のものと比べるとやや小ぶりの物が多いが、色が濃い。種子が少なく実が締まって、古来から美味いと言われている。「秋なすは嫁に食わすな」という云い伝えがあるが、美味しい故に嫁に食わすのが惜しいという解釈と、食べると身体が冷えるのと、種子が少ないのを忌んでの事だという説がある。一般的には前者に解されることが多いようである。茄子の皮には「ナスニン」と呼ばれるポリフェノールの一種が含まれ、強い抗酸化作用があるといわれる。老化防止や糖尿病、動脈硬化等の生活習慣病の予防に良いと言われている。水分も多く含み、食物繊維も豊富で腸の働きにも良いとされる。ご近所から「白ナス」を頂いた。いわゆるまっ白...秋なす

  • 防災の忌

    令和3年9月1日(水)防災の日:震災記念日大正十二年(1923年)9月一日の午前十一時五十八分、相模湾方面を震源地とする大地震が発生して、関東一円を中心にして甚大な被害を被った。関東大震災と名付ける。東京だけでも約7万人の死者が出て、関東一円で、死者・行方不明者は10万5000人余、住家全半壊21万余、消失家屋21万余に及んだ。関東大震災の折りに亡くなった犠牲者の霊を弔い追悼し、記念する日として「震災記念日」とした。1960年(昭和35年)、内閣の閣議了解によりこの日を「防災の日」と制定された。この頃は二百十日といい、台風が多く襲来するため、防災に備えを怠らぬ様に、その戒めの意も込められる。全国各地で、この日を含め一週間を「防災週間」として、様々な防災行事(訓練等)が行われる。東京では、政府の防災訓練として、官...防災の忌

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