読書感想、書評、ミニマリスト系記事、断捨離、シンプルライフ、その他雑記、いろいろ書いています。
近ごろは付箋を貼りながら本を読んでいる。 それまでは「ペンで線を引く」、もしくは「ページの端を折る」ことで気になったくだりにチェックをいれていたけれど、いざ付箋を使いはじめるととても快適である。 本がきれいなまま。 ペンで線を引いたり、ページの端を折るのはたしかにわかりやすいし素早くできて効率もいい。けれど消すことはできない。不可逆。ドラマ「カルテット」的に言えば「からあげにレモンをかける」こととおなじ。 ペンでの書きこみや端折りは、いつか古本として買い取ってもらうときにも値が下がるし、「この本おすすめだから読んで」とだれかに貸すときも印はついてないほうがよい(本を読んでいて、前の人の「気にな…
企業のロゴマークや商品のパッケージデザインの由来を知るのはけっこう好きで、気になって読んで見ました。読んでみると、企業におけるブランディングという大きな話にかぎらず、自分がこうやって書いているブログや、ツイッターやインスタグラムで個人が発信するときのコツみたいなものがたくさん書かれていました。べつにプロブロガーだとかアフィリエイターだとか、収入を目的にやっている人に限らず、趣味で自分の情報を発信している人も、「もう少し工夫してみようかな?」といろいろ発見がある一冊です。 「ウーロン茶」の広告で、「ウーロン茶はおいしい」とか「ウーロン茶は身体に良い」といったような、商品の優位性を伝えるものは決し…
本屋で何気なく、表紙と背表紙と題名が気に入り、気づけば手にとってレジに並んでいた。最近はジャケ買いというか、「家の本棚に並んでいたらなんか良い感じかも」という基準で本を選ぶことが多いです。著者は詩人の長田弘さん。 「読書することで語彙力アップ。コミュニケーション能力を培う」 「読書することで世界中のあらゆる価値観に触れることができる」 そういった読書論とは180度まったくちがった角度から書かれた「本を読むこと」についての本。 「読む本」「読むべき本」が、本のぜんぶなのではありません。本の大事なありようのもう一つは、実は「読まない本」の大切さです。図書館が、一人一人にとっては、すべて読むことなど…
人間死んだら残るのは骨だけど大事なのはやっぱり筋肉【ゆがみを直すヨガ・ストレッチ 今井まお著】
著者はヨガ教師だけでなくパーソナルトレーナーやオステオパシー療法師としても活動する今井まおさんという方です。 ・身体がゆがむ原因。 ・ゆがむと身体にどんな影響があるのか? ・ゆがみを治すためにできること。 これらについて、図解もふくめ分かりやすく書かれています。 骨盤がゆがむとどうなるか。 ①足を組む癖や立ち姿勢のバランスの悪さ、加齢やケガで骨盤がゆがむ。 ⬇︎ ②胃、肝臓、小腸、大腸、膀胱(女性の場合は子宮も)が、重力によって骨盤に向けて落ちてくる。 ⬇︎ ③骨盤の内側で内臓たちが押し合いへし合い、ギュウギュウ詰めになる。 ⬇︎ ④内臓の血流が悪くなり腹部が冷え始める。 ⬇︎ ⑤冷えた腹部を…
「する」ことばかりに追われる僕たちにオススメの本「しない生活 煩悩を静める108のお稽古」小池龍之介著
東大を卒業して住職になり、鎌倉の月読寺と山口県の正現寺を行ったり来たりしながら、瞑想指導や坐禅指導、著書も多数。異色のお坊さん小池龍之介さんの著書。 僕たちはついつい毎日の生活の中で「〜する」ことばかりに追われて、それがいつのまにか「〜しなきゃ」に変わり、がんじがらめになっている。 休日だというのに、iPhoneのメモ帳にわざわざ「やることリスト」作ったりしてしまう。 「地味な休日だなー」という以前に、ヨガとかブログとか好きでやってることまでタスク化してしまっている… 「今日のうちに全部終わらせなきゃ」と誰に頼まれたわけでもないミッションに追われてせかせかしてしまう。そういうミッションクリアは…
本を読む理由がわからなくなった人におすすめの本「読書力」齋藤孝
読書は好きな僕ですが、 「どれだけ本を読んで感想をあーだこーだとブログに書いたところで、現実の行動に活かさないとイミないんだよな……きっと外に出て買い物したり色んな遊びを経験したり多くの人に出会うほうが価値があるんだ…書を捨てよ、町に出ようだ。読書なんて所詮友だちのいないインドア野郎がやることなんだ…」 なんて空虚な気持ちになることがたまにある(暗すぎ) そんな弱った性根に「本を読むという行為そのものに意味があるのだよ」と強く励ましてもらえた一冊。 著者の齋藤孝さんは「声に出して読みたい日本語」で有名だと思うけれど、この方は「雑談力」や「散歩術」などというように『ぼんやりして数値化できないステ…
【本の感想】人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか 森博嗣
森博嗣さんはスカイクロラのシリーズが好きで、エッセイも何冊か読んでいたのだけど、この方の考えや語り口は、僕にとってあまりに正しく、理性的で、バランスがあり、憧れの対象だったため逆に少し距離を置きたいという気持ち(そういうことって僕はよくあるんですけどどうなんですかね)で、なかなか著書を手に取れませんでした。 以下、僕的な要約です。 とにかく「具体的な」ものばかり求めてくる世の中。 世の中のほとんどの人はとにかく「具体的に」考え過ぎなのかも。自覚してるなら大丈夫だけど、無意識にそうなると視野が狭くなって感情的になってしまう。もっと「抽象的に」考えてみてもええんちゃう?というのが本書。 もちろん仕…
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