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  • 無職2日目。

    また朝からホットケーキを焼いて食べる。テレビをつけると東京オリンピックのチケットや会場について流れていて、妻は「これが始まる時、ぜったいに東京になどいたくない…!」と息巻いていた。僕も全くの同感であり、オリンピック開催中の東京都内で働く接客業、サービス業の人々の阿鼻叫喚が今にも聞こえてきそうである。宇多田ヒカルの「あなた」という曲には『戦争の始まりを知らせる放送も アクティビストの足音も 届かないこの部屋にいたい』という詞があるがまさにそれ。オリンピックの2週間は都心になど出勤せず在宅ワーク、もしくは家から近い東京郊外でひっそりと働いていたい。 昼過ぎ。退社した職場から電話があり、「あまりに人…

  • 無職1日目。人々の生活の根幹。消費活動のような労働。

    有給消化期間が終わり、昨日から本当の無職生活が始まった。妻も休みだったため、朝からホットケーキを焼いて2人で食べ、家の掃除やら洗濯やらを終わらせてから、天気も良いのでどこか都内の適当なエリアを散歩しようということになり、千駄ヶ谷の方に行くことにした。 新宿まで出て、南口からサザンテラス口を歩いた。横を見上げると、とても大きく重厚なビルがそびえ立っていて、入り口には「JR東日本 本社ビル」と書いてあった。妻が「エリートたちだね…」と小さく言った。僕はJR東日本の社長という立場にいる人には一体この世界がどんな風に見えているのだろう、などと思った。「これが無くなったら人々の生活の根幹が崩れる」ものを…

  • 猫の手術。食券機を置かない吉野家。コンビニ人間。

    休日。 目が覚めると午前7時。朝は一気に冷え込んで来た。私のベッドの毛布の中、足元のあたりで猫が丸まっている。 この子は昨日、背中のできものを切除する手術を近所の獣医で受けて来た。 私は仕事だったので病院への送り迎えなど全て妻がやってくれた。手術は無事終わり、腫瘍も深くはなかったとのことで一安心。とはいえ再発しない可能性はゼロではない。まだ生後7ヶ月なのになんと前途多難な人生(猫生)だろう。しかし当の本人(本猫)は術後、家に着いてすぐ、いつものように部屋中を駆け回っていたというので、小さな身体で8針も縫ったというのにただならぬ生命力だと感心するばかりである。手術代は諸々込みで7万円。前々から考…

  • 自身の安寧のために弱者をコントロールすること。

    休日。 朝から近所の動物病院に猫を連れて行く。 下の子の方の背中に、数週間前から小さなおできがあり、それが潰れて膿が出ていたためである。 当の本人(本猫)は痛がる様子なく、いつものように部屋を駆け回り、目につくものところかまわず噛みつき、お姉ちゃん猫に戦いを挑み、平常運転だったので人間側も気にしてなかったのだけど、猫のできものは油断ならないし、膿が出たとなるとやはり心配で獣医に診てもらいたかったのだが、病院に着いたらなんと臨時休診。後日あらためて妻に行ってもらうことになる(猫からしてみれば、ただ朝からキャリーに入れられて近所を散歩しただけであった) この下の子の方は、引き取った保護猫シェルター…

  • 宇多田ヒカル『初恋』一曲目の歌い出し「傷ついた時僕は一人静かに内省す」という歌詞について思ったこと

    デビュー20周年の今年6月にリリースされた新盤『初恋』の一曲目、「Play A Love Song」の歌い出しで彼女はこう歌っている。 傷ついた時ぼくは1人静かに内省す 日常生活の中で何かに傷ついたとき、多くの人は誰かに愚痴ったり、誰かと飲みに行ったり、誰かに八つ当たりしたり(これはだめですけど)そういった自分以外の他者と接することで忘れたり癒したり紛らわしたりすると思う。 1人静かに内省する人たちはあくまで少数派なのだ。そもそも、傷ついたときに「一人静かに内省す」のだから、その人が傷ついてるかどうかすら周りの人間にはわからない、気づかれないこともあるだろう。そんな少数派の人たちが発する「声な…

  • 7月23日

    休日。朝6時過ぎ、朝食を要望する猫に起こされる(その主な方法は、私の耳のすぐ側で鼻を「フンフン」と鳴らすものである)寝ぼけたまま台所に行ってキャットフードを器に出し、猫に提供するが、いつものように勢いよく食べる様子はない。この暑さで猫も疲れているのかもしれない。それでも完食し、便もちゃんと出ているので心配するほどのことはなさそうである。 妻は仕事。朝8時前に家を出て行く。玄関を出るとき妻が「あっ」と言うので、どうしたのかと聞くと「カバンの中で、水筒のお茶がちょっともれてる」と言う。私は「お茶だから気にしなくていいよ」と言う。しかしそう言った後で、もしも自分が妻と同じ状況(出勤する間際にカバンの…

  • 7月9日

    休日。妻は仕事。リビングでメイクや持ち物の準備をしている。私がベッドから起き、台所に行って二人分のコーヒーを淹れ、トーストを焼いていると、リビングから妻の「あー暑い暑い」という声が聞こえてきた。私は「ああ、アイスコーヒーにすりゃよかった」と呟き、冷凍庫からありったけの氷を取り出してカップに入れた。氷はきしきしと小さな音を立ててあっという間に溶けていった。トーストが焼きあがると、妻の方にはピーナッツバターを塗り(彼女のお気に入りである)、私の方にはピーナッツバターと苺ジャムを半分ずつのせた。それを見た妻は「わたしも半分ずつにすれば良かった」と言った。私は妻のトーストの端っこに、ほんの少しだけ苺ジ…

  • カフェオレボウルで抹茶を点ててみた。

    兼ねてから気になっていたカフェオレボウルを買った。 ●白荒めカフェオレボウル白黒ペア●フリーカップ・コーヒーカップのギフトならおとな... 何にでも使える多用途食器。 この カフェオレボウル、とても便利で「お茶碗よりは大きいけれど、丼ぶりよりは小さい」という絶妙なサイズ感により、かなり多用途に使える(フランスでは朝食にたっぷりのカフェオレを入れて焼いたパンをヒタヒタと浸しながら食べる) 例えば、スープ、サラダ、シリアル、ヨーグルト、味噌汁、ミルクティーなどなど、食卓のシーンや状況に応じてさまざまな雰囲気を演出してくれる(もちろんカフェオレも) まさにカメレオン的食器。食器界の松山ケンイチである…

  • オリジナルのフレーバーティーを手作りしてみた(オレンジ&シナモン)

    香りをつけた紅茶=フレーバーティーには数多くの種類が存在するけれど、自分好みの香りのフレーバーティーを自宅でブレンドすることはできないだろうかと思い、いろいろ試しながら作ってみた。 フレーバーティーの作り方には2パターンある。 調べたところお茶の葉に香りをつけるには2つの方法があるようで、 その① 香料や精油を茶葉に噴霧して香りつけする方法。 ……これはちょっと難しそう。(紅茶メーカーが大量生産する際はこの方法が多いらしい) その② 果実や花を茶葉と混ぜることで茶葉に香りをうつして吸着させる方法。 これなら初心者にもできそう。ドライフルーツやドライハーブを用意して茶葉と混ぜるだけ。茶葉の「香り…

  • 雨は好きじゃないけれど、雨の音は好きな人へ。オススメ「雨の音アプリ」4つ(iPhone用)

    雨の日は好きじゃないけれど雨の音は好きである。 そんな人は少なくないのではないだろうか。僕も以前、木造のボロアパートの二階に住んでいたとき、雨の日に天井から聞こえてくる「トトン、トトン」という雨音(ときには「ザァーッ」)が好きで、部屋にいたままボーっと聞いていることがよくあった。今の住まいは軽量鉄骨アパートの一階なのでそんなことはしなくなったけれど、あの音が聞けるのは木造アパートに住むうえでの一つの特権だったのかもしれない。 ノイズの遮断、集中&リラックスとしての雨の音アプリ。 「周囲の雑音を遮りたいけれど、疲れていて今は音楽すら聴きたくない…」日々生活しているとそんなときもあるかもしれない。…

  • 図書館の閲覧室は最高のサードプレイスだった。

    ここのところ、読書におけるハード面(どんな本を読むか?というソフト面ではなく、いつ、どこで、どんな環境で本を読むか?)についてあれこれと考えるのだけど、そう言えば図書館の閲覧室ってあまり利用したことがないなと思い、ちょっと行ってきた。向かったのは地元の駅前の図書館。本館ではないので大きくはないが「閲覧室」はしっかりと設置されていた。もちろん利用は無料。 とにかく静か。椅子を引く音までも。 いざ閲覧室に入るとその静けさにおどろく。BGMは無く、私語も禁止なので当たり前といえば当たり前、そもそも図書館の閲覧室というのはそういうものなんだろうけど想像した以上の静寂である(通常のフロアも静かだけど、司…

  • ずぼらでめんどくさがりの人にこそ、ヨガが向いているかも。「自律神経どこでもリセット!ずぼらヨガ」崎田ミナ著

    アマゾンで見つけて、タイトルが気になったので購入してみた。 「ずぼらヨガ」 なんとも良い響きである。 家で地味〜にヨガを続けている独学ヨギーの自分にはぴったりの言葉だなと思いながら読んでみた。 部屋にヨガマット敷いて「さあヨガやろう」ということすら、めんどくさい時もある。 根っからのめんどくさがり、ずぼら気質の人はそういう時がけっこうあるんじゃなかろうか。僕も、休日ならまだしも仕事の日の朝ヨガなんかはマットは敷かずに「股割りと背伸び」だけで終わらせてしまうときがある。これはもはや、ヨガというよりただのストレッチである。 本書では、そんな僕のようなずぼらな人のために、日々の生活のすき間、仕事のデ…

  • ミントミルクティーを作ってみた。

    気候が暖かくなってくるとミントティーのようなさっぱりしたお茶が飲みたくなる。 以前クックパッドを見ていたら「ミントミルクティー」なるもののレシピを発見し、「これは思いつきそうで思いつかなかったやつだ!」と感動して(クックパッドというものにはこの世のありとあらゆるレシピが掲載されている)ぜったいに美味しいだろうと思い作ってみた。おそらく「ミルクハーブのど飴」に通じる美味しさになるのではなかろうか、などと想像しながら。 そもそも紅茶にミルクを加える場合、フレーバードティーであるならば、大体においてチョコレートフレーバーやバニラフレーバー、またはイチゴやベリー系のような、とにかく「スイート系フレーバ…

  • 疲れない旅行は旅行ではない「辺境・近境」村上春樹著

    僕は海外旅行というものをしたことがない。20代から好きなことばかりやっていたらあれよあれよと就職して、結婚をして、念願の猫を飼い始め、ホッとしたところにその猫が腫瘍の闘病に入り(これはほんとうに悲しい)気づけば、うかつに数日間家を空けるのがむずかしい状況になり、ずっとタイミングを逃し続けている……というのはあくまで外的な要因であって、結局のところ、僕がひどい出不精で家大好き人間であることがもっとも大きな理由なのである(その気になればペットホテルを活用する手だってあるのだし) それでも時々、「旅に出たいなあ」と強く思うことがある。「遠い異国の地の、名前も知らない街の路地裏で、1人迷子になり、フラ…

  • コスパ最強の白シャツにたどり着いた話。

    かねてから「良い白シャツが欲しいな〜」と思ってきました。無印やユニクロなど、ファストファッションのシャツも何度か試したのですがどうもしっくりこない。いろいろ探した結果、先日ついに「これが探し求めていた白シャツだ」というものにたどり着いたという話です。 そもそも良い白シャツとは。 たとえばマーガレットハウエルやブルックスブラザーズ。またはAPCの白シャツなどはまちがいなく「良い白シャツ」だと思う。 形がきれいだし、第1ボタンを外したときの襟の立ち方、開き方もどこか綺麗。生地も柔らかく肌触りも良い。アイロンをかければパリッとフォーマルな雰囲気に、あえてシワがついたままでもリラックス感が出てさまにな…

  • 3年ぶりにヨガレッスンに行った。

    ふだんはコソコソと一人自宅練習ばかりしているのだけど、タイミングよく誘ってくれた人がいて行ってきました。 3年ぶりはとても緊張した。 「最後までスタミナもつだろうか?」「自己流のクセとかダメ出しされるだろうな‥‥」など不安がいっぱいだった。受付まで時間があったから近くのファーストフード店で待っていたんだけど、そのあいだもそわそわして「今のうちにほぐしておかなくては」と、座りながら首をまわしたり背骨のばしたりと落ちつきがなかった(ほとんどのクラスは、フロアに入ってからスタートまで時間があるのでウォームアップできるのだけど、久しぶりすぎてそんなことも忘れていた) たとえ独学でも、日々の練習は嘘つか…

  • 春コートに求めるのは防寒性ではない。

    春コートを買った。いわゆるスプリングコートである。春コートを一着持つことは、オシャレレベルが「テレレレッテッテッテー」というあの馴染みの効果音とともにアップすることのような気がする。 昔から春コートというものが欲しかった。「渇望」というと誇張しすぎだけど、「憧れ」と言っても大げさにはならない程度には欲しかった。 しかし誰もが知っているとおり、冬の寒さと春の暖かさが卓球のダブルスの選手たちのように入れ替わり立ちかわりするこの季節は、一ヶ月半くらいしか続かない。あくまで限定された季節なのだ。だから僕は毎年春を迎えるたびに「春コート欲しいな…‥」と願いながらも、冬用の厚いコートやマフラーやユニクロの…

  • 風呂での読書について思うこと。

    僕は風呂でよく本を読む。昔からだ。風呂で読書するメリットはいろいろある。個室に1人だから集中できるし、半身浴でゆっくりつかりながら読めば汗もかいて代謝もアップ。身体にもいい。 しかし、やりすぎは禁物だ。 二〇代の半ばごろ、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」にはまったときは、あの3巻にわたる長い小説を毎夜毎夜の風呂タイムで飽きもせずに読んでいた。たぶん1〜3巻を4周くらい読んだ。おかけで第1巻などはもうボロボロである。 浴室内の湿度、水しぶき、手指からの汗で、ページは濡れて曲がり、そして乾き、パリパリになる。古本としての価値もとうぜん失われる。元どおりにもどすことはできない。「不可逆」である。 …

  • 【本の感想】いつもの毎日 松浦弥太郎著

    今でこそ、お気に入りのモノ紹介がSNSやブログでたくさん発信されているけれど、松浦弥太郎さんはそれの元祖と言ってもいいかもしれない。 ともすれば、モノ自慢におちいりがちなモノ紹介だけど、この方の文章はふしぎと引きこまれる。「さて、自分もブルックスブラザーズの白シャツを買ってみようか‥‥」などと思わせられてしまう。 まず、「シャツ五枚、ニット三枚、パンツ五本、ソックス一〇足」というようにワードローブのキャパシティを決めます。次に、「シャツの袖口がすれてきたら、同じものを一枚買う」という具合に、どんなときに何を買うのか、買い物計画をあらかじめ決めます。(69ページ「値段とファストファッション」より…

  • 付箋を貼りながら本を読むこと。

    近ごろは付箋を貼りながら本を読んでいる。 それまでは「ペンで線を引く」、もしくは「ページの端を折る」ことで気になったくだりにチェックをいれていたけれど、いざ付箋を使いはじめるととても快適である。 本がきれいなまま。 ペンで線を引いたり、ページの端を折るのはたしかにわかりやすいし素早くできて効率もいい。けれど消すことはできない。不可逆。ドラマ「カルテット」的に言えば「からあげにレモンをかける」こととおなじ。 ペンでの書きこみや端折りは、いつか古本として買い取ってもらうときにも値が下がるし、「この本おすすめだから読んで」とだれかに貸すときも印はついてないほうがよい(本を読んでいて、前の人の「気にな…

  • 【本の感想】ブランドのデザイン 川島蓉子著

    企業のロゴマークや商品のパッケージデザインの由来を知るのはけっこう好きで、気になって読んで見ました。読んでみると、企業におけるブランディングという大きな話にかぎらず、自分がこうやって書いているブログや、ツイッターやインスタグラムで個人が発信するときのコツみたいなものがたくさん書かれていました。べつにプロブロガーだとかアフィリエイターだとか、収入を目的にやっている人に限らず、趣味で自分の情報を発信している人も、「もう少し工夫してみようかな?」といろいろ発見がある一冊です。 「ウーロン茶」の広告で、「ウーロン茶はおいしい」とか「ウーロン茶は身体に良い」といったような、商品の優位性を伝えるものは決し…

  • 【本の感想】読書からはじまる 長田 弘著

    本屋で何気なく、表紙と背表紙と題名が気に入り、気づけば手にとってレジに並んでいた。最近はジャケ買いというか、「家の本棚に並んでいたらなんか良い感じかも」という基準で本を選ぶことが多いです。著者は詩人の長田弘さん。 「読書することで語彙力アップ。コミュニケーション能力を培う」 「読書することで世界中のあらゆる価値観に触れることができる」 そういった読書論とは180度まったくちがった角度から書かれた「本を読むこと」についての本。 「読む本」「読むべき本」が、本のぜんぶなのではありません。本の大事なありようのもう一つは、実は「読まない本」の大切さです。図書館が、一人一人にとっては、すべて読むことなど…

  • 人間死んだら残るのは骨だけど大事なのはやっぱり筋肉【ゆがみを直すヨガ・ストレッチ 今井まお著】

    著者はヨガ教師だけでなくパーソナルトレーナーやオステオパシー療法師としても活動する今井まおさんという方です。 ・身体がゆがむ原因。 ・ゆがむと身体にどんな影響があるのか? ・ゆがみを治すためにできること。 これらについて、図解もふくめ分かりやすく書かれています。 骨盤がゆがむとどうなるか。 ①足を組む癖や立ち姿勢のバランスの悪さ、加齢やケガで骨盤がゆがむ。 ⬇︎ ②胃、肝臓、小腸、大腸、膀胱(女性の場合は子宮も)が、重力によって骨盤に向けて落ちてくる。 ⬇︎ ③骨盤の内側で内臓たちが押し合いへし合い、ギュウギュウ詰めになる。 ⬇︎ ④内臓の血流が悪くなり腹部が冷え始める。 ⬇︎ ⑤冷えた腹部を…

  • 「する」ことばかりに追われる僕たちにオススメの本「しない生活 煩悩を静める108のお稽古」小池龍之介著

    東大を卒業して住職になり、鎌倉の月読寺と山口県の正現寺を行ったり来たりしながら、瞑想指導や坐禅指導、著書も多数。異色のお坊さん小池龍之介さんの著書。 僕たちはついつい毎日の生活の中で「〜する」ことばかりに追われて、それがいつのまにか「〜しなきゃ」に変わり、がんじがらめになっている。 休日だというのに、iPhoneのメモ帳にわざわざ「やることリスト」作ったりしてしまう。 「地味な休日だなー」という以前に、ヨガとかブログとか好きでやってることまでタスク化してしまっている… 「今日のうちに全部終わらせなきゃ」と誰に頼まれたわけでもないミッションに追われてせかせかしてしまう。そういうミッションクリアは…

  • 本を読む理由がわからなくなった人におすすめの本「読書力」齋藤孝

    読書は好きな僕ですが、 「どれだけ本を読んで感想をあーだこーだとブログに書いたところで、現実の行動に活かさないとイミないんだよな……きっと外に出て買い物したり色んな遊びを経験したり多くの人に出会うほうが価値があるんだ…書を捨てよ、町に出ようだ。読書なんて所詮友だちのいないインドア野郎がやることなんだ…」 なんて空虚な気持ちになることがたまにある(暗すぎ) そんな弱った性根に「本を読むという行為そのものに意味があるのだよ」と強く励ましてもらえた一冊。 著者の齋藤孝さんは「声に出して読みたい日本語」で有名だと思うけれど、この方は「雑談力」や「散歩術」などというように『ぼんやりして数値化できないステ…

  • 【本の感想】人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか 森博嗣

    森博嗣さんはスカイクロラのシリーズが好きで、エッセイも何冊か読んでいたのだけど、この方の考えや語り口は、僕にとってあまりに正しく、理性的で、バランスがあり、憧れの対象だったため逆に少し距離を置きたいという気持ち(そういうことって僕はよくあるんですけどどうなんですかね)で、なかなか著書を手に取れませんでした。 以下、僕的な要約です。 とにかく「具体的な」ものばかり求めてくる世の中。 世の中のほとんどの人はとにかく「具体的に」考え過ぎなのかも。自覚してるなら大丈夫だけど、無意識にそうなると視野が狭くなって感情的になってしまう。もっと「抽象的に」考えてみてもええんちゃう?というのが本書。 もちろん仕…

  • 【本の感想】この世はウソでできている 池田清彦

    少し前に読んだ「他人と深く関わらずに生きるには」がとても面白く、ホンマでっかTVで好き放題言ってさんまさん笑かすだけのことはある人だなーと、一気にファンになり、こちらも読みました。 いつもなら読んだ本の実物写真を載せるんだけど、電車で寝ぼけて(だいたい電車で僕は寝ぼけている)せっかく購入した文庫本を席に置き去りにしてしまったため(泣)今回はAmazonさんから画像をお借りしました。 人類みんなマイノリティだと思えれば。 マイノリティを徹底的にバッシングすることに熱心な人は、自分がマイノリティになったときには逆に徹底的にやられてしまうのだということに思いが至らないのである。(18ページ) マイノ…

  • ミニマリストらしく手ぶら通勤してみたらいつのまにかコンビニで立ち読みしていた話。

    こないだ、前々からやってみようと思っていた手ぶら通勤をしてきた。 以下持ち物! ①薄い財布 ②スマホ ③ハンカチ ④イヤホン 以上! 私服通勤で、仕事道具はほとんど職場にあるから、この4つだけ上着のポケットに入れたら準備は完了。 いざ、家を出発。 玄関を出た瞬間からめちゃめちゃ心もとない。 いつもはリュックを背負ってるから背中がすごくスースーして不安になる。 「ほんとに大丈夫なのか?」「忘れ物してないか??」 違和感が全開。 けれど必要最低限のものはポケットに入ってるし、仕事道具は会社にすべてある。PCや書類を持ち運ぶような仕事でもないのだから、そもそも最初からカバンなど要らなかったのだ。カバ…

  • 【靴1足生活】ドクターマーチンのオールブラックが便利すぎたので靴1足だけで春秋冬3シーズン過ごしてみたよー。

    どーもcoyoteです。 思えば僕は、2013〜2014年くらいにミニマリストの方々がインターネットのあちらこちらで公開していた『こんだけモノ減らしました!』『カバンの中身はこれだけ!』みたいな記事を、2017年になった今も古臭さを恥じることもなくドヤ顔で発信しているわけですが、自分としては持ち物紹介や、断捨離の記録話は、人のを見るのも自分で書くのもけっこー好きなので、こうやってちょくちょく書いていきたい所存であります。 ・そんなわけで「靴1足生活」の話 この1年間、雨の日も風の日も雪の日も、来る日も来る日も毎日履いていた靴がある。上写真のドクターマーチン【1461 MONO】オールブラック。…

  • 独学ヨガだからといってRPGで城の周りをグルグルしてるだけでいつまでも先に進まないようなヨギーにならないために。

    どーもcoyoteです。 この5年間、ほぼ独学でヨガをやってきましたが、最近「独学」という言葉に甘えている自分がいます。確実に。 ・自分の心地良い可動域内だけで行われるヨガ。 毎日10分の朝ヨガ。自分の限界の一歩手前…いやニ、三歩手前の負荷(もはや”負荷”ではない)でポーズをとり、そこそこ血流が良くなって、思考が多少スッキリして、風邪も引かないし太りにくくなった。それで満足している自分がいる。ヨガの基本的な教えにある『どれだけ足踏みしていい。跳ぶタイミングは人それぞれ(人によっては跳ぶ必要すらそもそもないよ)』というやさしい考えを都合よく利用し、自分の怠惰さと臆病さを正当化している。新しいポー…

  • お茶の起源にまつわる神話が面白い。「偶然のような必然」からお茶は生まれた。

    「人類で初めて生牡蠣や納豆を食べた人がいるように、お茶を初めて飲んだ人というのも存在するはずだよな…」 などと思い立ち、お茶の起源について調べ始めたら、とても興味深い逸話や言い伝えが色々と見つかりました。今日はその中から中国の伝説を紹介します(伝説と言うとなんだか堅苦しいのでザックリといきます) 【中国の言い伝え 炎帝神農 編】 紀元前2700年ころ、中国に炎帝神農(えんていしんのう)という名前の皇帝がいたんだって。 この人はちょー頭が良くて、火の起こし方、農耕のやり方、病気の治し方などなど、生活に役立つ知恵を人々に教えて回ってたんだとか。歩く「ためしてガッテン」みたいな感じかな。 そんな神農…

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