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2015/12/16

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  • ヒレコダイ

    今日は市場にヒレコダイが揚がっているのを発見。見ると背鰭第3・4棘が長く伸びており標本用に確保する。ヒレコダイはここでは珍しく、今までに数えるほどしか見た事がない。よく水揚げされるチダイに非常に良く似ているので紛らわしいが、この特徴の背鰭を見なくても体高が非常に高く丸みを帯びているので見た目で直ぐにわかる。だが、市場ではチダイと混同され揚がっている。実は今年の4月にもヒレコダイを確保したのだが、特徴の背鰭棘があまり伸びておらず、ひと目でわかり易い個体を探していた。その時の個体が初確保だったのでブログに載せようかと思っていたのだが、特徴が現れていなかったのでアップするのを諦めていた。今回わかり易い個体を見つけ確保する事が出来たので、ようやくブログで紹介する事が出来、前回ブログネタとしてパスして待った甲斐があった。...ヒレコダイ

  • 稀種ヨスジヒメジにマテアジを救出

    今日は市場内を散策するも面白い魚は揚がっていない。市場の冷蔵庫内を見ると昨日水揚げ出来なかった捨てられる雑魚がカゴに入っている。何か標本になりそうな魚が入っていないか探してみる。すると先月久し振りに定置網に入網したヨスジヒメジ(ブログ20219.23)を発見する。ヨスジヒメジはここでは今までまだ3個体しか見つかっておらず、また全国的にも非常に珍しい魚である。このままカゴの中を探さなければ捨てられてしまうところであった。体側が少し傷んでいるが貴重な魚なので捨てられてしまうところを標本用として救出する。以前にも雑魚の中から珍しいコハクヒメジを見つけ確保した(ブログ201811.3)事がある。ここの市場ではよく似たミナミヒメジやキスジヒメジが偶に纏まって揚がるので珍しいとは思われないのだろう。ヨスジヒメジに1ヶ月も経...稀種ヨスジヒメジにマテアジを救出

  • バショウカジキを魚ボラへ

    今日は水曜日で鹿児島大学総合研究博物館の魚類ボランティア(魚ボラ)の日。最近はよく大学へ行くのだが、魚ボラの日にはタイミングが合わず長いこと行っていない。今日も予定があり行けないと思っていたが、急遽行ける事になる。今朝、市場を覗くと小さなバショウカジキが揚がっており、長い吻も折れておらず、大きな背鰭も破れていない。小さいとは言え、冷凍保存できるサイズではない。今日は大学へ行くので確保し持ち込むことにする。また、昨日素潜り採集で得た魚も生かしているので一緒に持ち込む。バショウカジキを運ぶ為に車に積んだ容器にも体全体が入らず、細い吻を出した状態となり、折らない様に慎重に大学へと走る。大学へ行くと既に沢山の標本の処理作業が始まっている。そこに急に面倒そうなバショウカジキや活魚を持ち込むのはちょっと心が引ける。でも、今...バショウカジキを魚ボラへ

  • アミアイゴ採集

    今日は快晴で穏やかな天気である。でも、午後からは時化模様になるという予報である。仕事が終わってもこれから本当に時化て来るのかと思うような穏やかな海である。風が吹いて来たら止めればいいと思い、素潜り採集に行く。今回もまだ薩摩半島で記録の無いミナミアカエソ狙いである。とにかくエソをひたすら探す。すると、早くも大きなエソを発見。サイズ的にアカエソになるのかもと思うが採集に掛る。簡単に採集出来るだろうと思って気を抜いていたら手網に入ったものの大き過ぎて逃げられてしまう。その後、サンゴの下に潜られてしまい諦める。その後は小さなエソを見つけ採集。エソ採集の途中で探していたアミアイゴを見つけてしまう。アミアイゴは3年前に小さなアイゴの幼魚を採集していて、その個体が魚ボラでアミアイゴと同定されたのだが、まだ体側の模様がハッキリ...アミアイゴ採集

  • マルコバンだろうけど

    今日は悩ましいロウニンアジは標本用に確保出来なかったが、もう1種気になる魚が揚がっている。マルコバンである。こちらはサイズが小さいうえ、人気のない魚なので仲買人も気にかけていないみたいである。普通のマルコバンだと思うのだが、背鰭軟条部が黄色いのでひょっとしてヨコヅナマルコバンの可能性もあるのかなと思い一応魚ボラの標本用に確保する。以前に確保したヨコヅナマルコバン(ブログ20197.9)は当初コガネマルコバンと同定されたが、頭部を解剖し骨の形状でヨコヅナマルコバンと判明した次第である。この個体も外見だけでは同定出来ないと思うので確保したのだが、今後マルコバンを見つけたらヨコヅナマルコバンも疑わなければならなくなり、全て確保しないといけなくなるのだろうか。更に魚ボラで同定する時も頭部の骨を調べないといけなくなるのだ...マルコバンだろうけど

  • 悩ましいロウニンアジ

    昨日の日曜日は寒気が入り久し振りの大時化となる。時化明けと言う事で今日は期待して定置網漁に挑む。だが、漁模様はアカシュモクザメばかりで他の魚は少なく不漁に終わる。帰港すると市場内も魚があまり揚がっておらず、どこも不漁だった模様。そのような状況の中、4年前に見た悩ましいオニヒラアジ(ブログ201710.31)が水揚げされている。当時は沢山揚がっていたのだが、サイズが大きく高値なので確保する事が出来なかった。だが、今回は4年前の個体よりもサイズが小さく確保するチャンスである。だが、今日は水揚げ量が全体的に少なく、仲買人達にしてみればこの魚が目玉となり、みんなが目を付けている感じである。そのような状況では先取りして標本用に確保するのは難しい。4年前も台風明けに揚がっているので大時化明けに定置網に入網している。これから...悩ましいロウニンアジ

  • 標本登録へ

    先日の素潜り採集で得たニシキカワハギだが、水中では綺麗な体色であったが取り上げると真っ黒になってしまう。綺麗な状態で写真を撮ってもらいたいので大学へ生きた状態で持ち込もうと考え、生かしておいた。魚類ボランティア(魚ボラ)は毎週水曜日に行われるのだが、なかなかタイミングが合わず、大学へ行く時は水曜日以外が多い。今回は魚ボラに合わせ持ち込もうと考えていた。だが、昨日の魚ボラの日は突然本船の修理が入り、夕方遅くまで掛かってしまい行くことが出来なかった。と言う事で今日、大学へ採集した魚を生きた状態で持ち込む。撮影する為ニシキカワハギに麻酔をかけると鮮やかな尾鰭の色が現れ安心する。そのほか頼まれていたアカエソなども標本登録してもらう。家に帰るとメールで今回の写真が送られてきた。見るとニシキカワハギは思っていた以上に綺麗な...標本登録へ

  • 遂にゲット ニシキカワハギ成魚

    今日は天気が良いので仕事終了後、素潜り採集に行く。もう10月なので、採貝漁業のメインだったギンタカハマガイも禁漁となり、今回は魚の採集に集中出来るので有難い。だが、魚を探すも採ってはいけないとなるとやたらとギンタカハマガイが目に付く。今回は大学で頼まれてオハグロベラとアカエソをメインに探す。するといきなりニシキカワハギを発見。ニシキカワハギは幼魚は定置網や夜間採集で確保しているが(ブログ20073.17)(ブログ20106.14)、成魚はまだである。成魚は素潜り採集時に何度か見ているが、いつも見つけても直ぐに近辺には止まらずどこか遠くへ泳ぎ去ってしまい、採集の準備すら出来ずに採集出来ないでいる。今回も直ぐに諦めようかと思ったのだが、今日は時間があるのでどこまでも追いかけてみる事にする。思った通り止まらずグイグイ...遂にゲットニシキカワハギ成魚

  • ハガツオかと思ったらスマ幼魚

    今日の定置網漁で見慣れない幼魚を見つけ取り上げる。見るとサバ科の幼魚で口が大きく、既に立派な歯も確認できる。口が大きく歯があるのでハガツオの幼魚だろうと思う。ハガツオは定置網で幼魚が獲れるが、このサイズは今までで一番最小である。よく見ると体側背面に横帯が出始めており、今までに確保した最小のハガツオ幼魚に繋がる感じなので喜ぶ。今、水産試験場からハガツオの幼魚を確保するように頼まれているのだが、このサイズは私も初めてなので自分用に確保する。帰港するとお隣の定置網でもサバ科幼魚が入っており、うちの個体が成長した感じでサイズが大きい。この個体もハガツオの幼魚だろうと思い、こちらは数あるので水産試験場用にも確保する。家に帰り撮影に取り掛かる。撮影用に展鰭すると背鰭の形状が違い、ここでおかしい事に気付く。ハガツオは背鰭が広...ハガツオかと思ったらスマ幼魚

  • イトマンクロユリハゼ確保

    この前、素潜りで貝採りをしている時にまだ未採集のイトマンクロユリハゼを採集し易そうな場所で見つけたものの、採集道具を持っておらず採集出来なかった(ブログ20219.24)。イトマンクロユリハゼは採集しても冷凍保存すると解凍した時に腹部が割れてしまいそうなので、生きた状態で大学へ持ち込まなければならないだろうと思っていた。今日は昨日深海エビ船に乗船して確保した標本を大学へ持って行く予定である。神奈川県博の研究員となった元魚ボラの学生も丁度来鹿しており、仕事が終わり直ぐにでも大学へ走りたい思いであるが、イトマンクロユリハゼを持ち込むチャンスでもある。この前潜った時の状況を考えれば、30分あれば採集出来るだろうと思い、時間がない中イトマンクロユリハゼの採集を試みる。海に入ると濁りがあり見つけられるだろうかと不安が過る...イトマンクロユリハゼ確保

  • 今年初の深海エビ漁乗船

    地元の深海エビ漁が7月から始まっている。今年もなんだかんだで深海エビ漁に乗船できず既に3ヶ月が経ってしまう。そして本日ようやく乗船。今回最大の目的は鹿大に標本はあるが標本写真の無いスミクイアカカサゴの確保である。スミクイアカカサゴは昔アカカサゴと別種と見なされていたが、学術的な根拠が乏しく、外見が似ていることから、その後は同種とされていた。それを当時の魚ボラの学生が世界の博物館に所蔵されている標本を調べ、アカカサゴとは別種であることが判明し論文で発表した(ブログ20213.5)。そのスミクイアカカサゴは論文著者の魚ボラの学生と一緒にエビ船に乗船し沢山確保したアカカサゴの中から後日見つかり、運が悪い事に生鮮時の標本撮影をしなかった中の1個体であったそうで、鹿大には生鮮時の写真が無く、論文には京都大学の写真が掲載さ...今年初の深海エビ漁乗船

  • トビハタ若魚

    今日は市場で水揚げ作業をしているとお隣の定置網の方に珍しい魚が獲れたと教えてもらう。見に行くとトビハタの若魚である。魚ボラの標本用に有難く頂く。トビハタは稚魚・幼魚が今年の4月に相次いで別な定置網に入網し、標本用に頂き確保している(ブログ20214.3)(ブログ20214.7)。このサイズのトビハタはうちの定置網で7年も前に初めて獲れ(ブログ201410.29)、それ以来は見ていないので久し振りの若魚とのご対面である。その当時と同じく体には成魚や幼魚では確認できない斑紋が現れている。稚魚、幼魚、若魚と標本は揃ったものの成魚はまだ確保していない。たまに市場に揚がるのだがこの見た目でもハタの仲間である。成魚となると高値が付き、なかなか手が出ず、幼魚、若魚、成魚とコンプリートするにはハタ類独特の壁が立ちはだかる。トビハタ若魚

  • 2年振りのマテアジ

    今日は定置網にマテアジが1個体入網。前回獲れたのが2年前のクリスマスの日(ブログ201912.25)であった。ここ数年、南方系のアジ類が急激に減っている。そのような状況の中で今回マテアジと出会うことができてちょっと安心する。前回のマテアジは6年振りだったので、それに比べれば2年振りなのでこの状況でも嬉しい思いである。次回出会うのがまた2年後であれば寂しいが、これを機にまた南方系アジ類が沢山到来してくれればと切に願いたい。2年振りのマテアジ

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