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2015/12/16

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  • カクレンボウ

    以前から鹿児島大学でも魚ボラではなく、別の学部の先生から魚の収集依頼を受け、定置網で混獲された捨てられてしまう魚などを提供していた。今回、捨てられる魚ではないが、ゴマサバから新種の寄生虫が見つかり報告された。ゴマサバは重要な水産資源であり、各国で漁獲・利用され、寄生虫について研究がなされ、有名なアニサキスをはじめ多くの寄生虫が明らかとなっている。そのような状況の中、ゴマサバが記載された1831年から190年を経ての新種の寄生虫発見となりました。極めて隠蔽的な場所に隠れ住むこと、多くの寄生虫学者の目に触れることなく現在に至った隠れ上手な性質にちなみ、標準和名カクレンボウが提唱されました。その学名がColobomatusitouiと私の名を付けてくれました。以前にゴマサバから新種の寄生虫が見つかり私の名を使わせてく...カクレンボウ

  • イトマンクロユリハゼ再び

    今月も残り1週間。採貝漁業のギンタカハマの漁期は今月いっぱいなので、今日は貝採りへと素潜りに行く。今回の場所は魚に関しては目新しい種を見た事がない所なので、普段から採集もしない場所である。ギンタカハマの漁は今回が今年最後となりそうなので、この場所で貝採りに専念する。海に入り貝を探そうとすると、この前見つけたイトマンクロユリハゼ(ブログ20219.21)の群れがいきなり現れる。しかもサイズがこの前よりも大きくなっている。イトマンクロユリハゼはこの海域ではこの前が初確認だったので、当然この場所でも初確認となる。まさかこの場所にいるとは思いもしなかった。ここは水深も浅く、砂地で転石のある場所なので、採集道具があれば簡単に採集出来ると思われる。だが、採集したい思いもあるが今日は貝採りに専念と言う事で諦め、写真のみ撮る。...イトマンクロユリハゼ再び

  • 仕事で良かった!ヨスジヒメジ

    今日は祭日と言う事で朝から港の堤防には多くの釣り人が来ている。だが、自分達の仕事に祭日はない。その祭日を満喫している釣り人を横目にいつもの様に定置網漁に出漁。出漁したものの漁模様は低調で帰港。選別台で魚の選別作業をしていると、自分の目の前にヒメジが流れてくる。体側に縦帯があり、尾鰭の上葉のみ斜線がある。ヨスジヒメジである。ヨスジヒメジは今までに2個体しか見た事がなく、そのうち魚ボラが始まり標本収集をするようになってからは1個体のみ(ブログ20079.18)である。しかも標本用に確保した個体の体側はスレており、同定に重要な尾鰭の上葉は欠損している。その傷んだ標本で3年前に県本土の初記録を報告している。今はここの地域を含む魚類図鑑を作成中だが、ヨスジヒメジはその傷んだ標本の写真を使う予定である。今回の個体は何処も傷...仕事で良かった!ヨスジヒメジ

  • 初確認の遊泳性ハゼ

    今日は貝の注文が入っているので貝採りの素潜りに行く。今年は頼まれた貝がどこも少ない。今日は時間も無いので確実に量を確保できるテトラポッドを狙う。テトラポッドには魚も付いているが採集出来る環境ではないので、採集道具は準備せず貝採りに集中できる場所である。珍しい魚もいる恐れもあるのでカメラのみ持参。順調に貝を採って行くと眼が青く光る小さな魚の群れを発見。近くに寄り、見ると体は青く遊泳性ハゼの仲間のようである。この魚はここの海域では初めて見る魚である。採集して種を確認したいが採集道具も無く、採集できる場所でもない。更に体も細いので網目から抜けてしまう恐れもある。種だけは確認したいのでカメラで撮ろうとするが、魚のサイズが小さく良く動き回りピントが合わない。ピントが合わないので1枚でも同定できる写真が撮れればと何度もシャ...初確認の遊泳性ハゼ

  • モノノケトンガリサカタザメ再び

    今日は定置網漁で久し振りにモノノケトンガリサカタザメが獲れる。モノノケトンガリサカタザメは偶然にも昨年の今日、新種記載された(ブログ20209.20)。記載論文にパラタイプとして標本登録された個体が獲れたのは3年前であり、それからは全く獲れなくなってしまったので、実に3年振りの入網である。前回は雌個体であったが今回は雄個体である。サイズ的にも前回の個体よりも小さく、一人で持ち上げられる位である。今日は予定もなく大学へ持ち込むことも出来ると様々な条件が揃ったので魚ボラの標本用として確保する。前回よりも小さいとは言え、大学まで運ぶのは大変である。標本が入る蓋のある容器はなく、漁協で平ケースを借りて運ぶ。行くまでに標本が乾かない様に少量の海水を入れ、その海水が車内にこぼれない様に慎重に走る一方、たまに強くブレーキを踏...モノノケトンガリサカタザメ再び

  • ヨシノボリ採集

    家の水槽では近くの田んぼの用水路で採集したフナやヨシノボリなどを飼育していた。そこに数年前に同じく用水路で採集した小さなヌマチチブを数尾入れた。最初は良かったのだがヌマチチブがある程度大きくなると他の魚にちょっかいを出すようになり、それが激しさを増し、遂にはフナを1尾残すだけで全て殺してしまう。それからヌマチチブ2尾とフナ1尾のみの寂しい水槽となっていた。その水槽内の番長であったヌマチチブが突然死んでしまう。と言う事で暴れん坊がいなくなったので近くの川に再び水槽内で飼育する魚を採集に行く。以前に息子とヨシノボリ釣りに来た場所(ブログ20124.30)で9年振りに訪れる。山の奥で大きな堰があり、そこに沢山クロヨシノボリが生息している。だが、その場所へ向かう途中の小さな道路には大雨で流れて来たと思われる砂利が広がっ...ヨシノボリ採集

  • アイブリ成長過程

    今日の定置網漁で網を絞って行くと水面に小さな魚が浮遊しているのを発見し、直ぐに掬い採る。見るとアイブリの幼魚である。綺麗な状態だったので生かして持ち帰ろうとするが、入れ物が小さ過ぎた為か、水揚げが終わった時には死んでしまっていた。だが、一応持ち帰る。今まで確保したアイブリの写真を見ると、今回の個体が一番小さかったので資料として撮影する。今まで撮った写真を見ると幼魚の成長過程がわかりそうなので、アイブリの成長過程の画像も作ってみた。だが、作ったものの幼魚に偏ったものになってしまった感じである。アイブリ成長過程

  • 警戒心強すぎ オニハゼ属

    今日の素潜り採集はそのほかテッポウエビ類と巣穴に共生しているハゼ類を見つける。遠目から見るとよく見るダテハゼやカスリハゼとは違う感じ。採集するのは厳しいので魚種を確認する為に写真に収めようとカメラを構え近付く。すると直ぐに巣穴に入ってしまう。また出て来るのを待つが時間が無駄なので諦め、別の魚を探す。しばらく経ち再び来るとまた巣穴の入り口に出て来ているので、またカメラを構え少しずつ近付く。だが、また直ぐに巣穴に入ってしまう。ダテハゼやカスリハゼよりもかなり警戒心が強い感じである。また同じように時間をおいて再び来る。今度は遠くから撮影しながらハゼが隠れるまで徐々に近付く。結局遠くからしか撮影することは出来なかった。肉眼で見た感じ、オニハゼ属のハゼであった。家に帰り撮影した写真を拡大するとやはりオニハゼ属のハゼかなと...警戒心強すぎオニハゼ属

  • 素潜り採集

    今日は素潜り採集に行く。この場所は港に駐車場がなく路上に数台しか止めることが出来ないので、休みの日は釣り人の車で埋まってしまい止めることが出来ない。更に外海なので、ちょっと風が吹けば直ぐにうねりや波が立ち、潜ることが出来なくなるなど、町内で一番潜りに行く比率が低い場所である。今日は平日で無風なので行ってみる。港に行くと釣り人がいるものの、車は1台だけなので駐車でき、採集を実行する。海に入り直ぐにサラサハゼを見つける。サラサハゼは内湾では確認し採集済みであるが、外海では初確認。と言う事で採集。また、釣り人が丁度居ないのでテトラポットの方へも行ってみるが、ブダイ類が沢山いるもののサイズがデカ過ぎるので写真に収めるだけにして港内に戻る。港内の砂地ではコチ科の幼魚を発見。吻が長いのでまだ見た事がないエンマゴチであればと...素潜り採集

  • 見た事のないレプト幼生

    最近、土曜日曜は釣り人が多く、地元なのに港へ行っても車が多く駐車し難い。なので土日は潜りに行くのも遠慮がちである。今回も土日は我慢したので今日は潜りに行こうと思っていた。だが、今日は仕事が終わってからも色々とあり、潜りに行くには中途半端な時間となってしまい諦める。そこに丁度のタイミングで毎年お世話になっている深海エビ船の方から電話が来る。見たことのない魚が獲れ、確保してくれているそうである。エビも大漁だったらしく港で選別作業をしているという事で急いで港へ向かう。港に着き、お忙しい中魚を頂く。見るとレプトセファルス幼生だと直ぐにわかった。レプト幼生はウナギ目やカライワシ目、ソコギス目の仔魚であるが、その違いは自分にはわからない。だが、この個体は直ぐにアナゴの仲間であることがわかる。何故ならレプト幼生なのに頭部が既...見た事のないレプト幼生

  • 夜間採集リベンジ

    今日は夜間採集の日。更にまた大潮の干潮時である。大潮の干潮時と言う事でいつもの港ではなく、先月潮が満ちていて思うような採集が出来なかった遠征(ブログ20218.7)のリベンジを決行する。また狭く暗い山道を走り港へ向かう。前回もだが行きは期待大で行くので狭くて暗い寂しい山道でも何でもないのだが、収穫が無いと帰りは本当に辛い山道となってしまう。今回は港に着き採集準備する前に懐中電灯で現場を照らし、潮が引いているか確認して見る。すると理想とはいかないものの中に入っていける位は引いているので、採集準備をして挑む。あちこちの岩の下からハゼ類が顔を出しているだろうと考えていたが、そのような光景を全く見ることが出来ない。それどころかボラの幼魚など他の魚の確認すら出来ない。前にチチブモドキなどが沢山採集出来た時(ブログ2020...夜間採集リベンジ

  • 気になっていたクロサギ再び

    一昨日、素潜り採集をしながら貝採りをしたが注文数に足りず、今日も素潜りに行く。一昨日は素潜り採集をメインに行ったが、今回は貝採りに集中しつつ採集の準備もして行う。海に入ると意外と濁りが酷い。魚達を横目で見ながら貝採りをする。すると、気になる魚を発見。背面が光るクロサギである。4年前にもこの近くで見つけたが採集出来なかった忘れもしないクロサギ(ブログ20177.12)(ブログ20177.14)である。クロサギは海中では周りに溶け込むように一様に目立たない体色であるが、この個体だけ背面が光って見えており、良く目立ち、この濁りの中でも居場所が直ぐに確認できる程である。証拠写真を撮り、直ぐに採集に掛る。前回よりも採集しやすい場所なので網を仕掛けるが、やはり網を認識しているようで網の方へと泳いでくれない。網の仕掛ける場所...気になっていたクロサギ再び

  • 今年2個体目カンモンハタ

    今日は仕事が早く終わったので、以前に採集出来なかったニラミギンポの黄化個体(ブログ20216.24)を求め、素潜り採集に行く。あれから色々とあり採集に行けず、2か月ちょっと経ってしまっている。なので前回確認した場所を拠点に広い範囲探す。特に見落とさないように黄色の海綿付近は隠れている恐れがあるので重点的に探す。そうこうしていると岩の下からまたカンモンハタが姿を現す。カンモンハタは昨年初確認したが採集出来なかったものの、今年このニラミギンポの黄化個体を発見した日に何とか採集することが出来た(ブログ20216.24)。カンモンハタもまだ標本用には1個体しか確保出来ていない。だが、昨年はチャレンジしたものの採集出来ず、今年も見つけたものの3度目にしてにようやく採集と採集するには時間と体力が奪われてしまうのである。ニラ...今年2個体目カンモンハタ

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