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どんぴんからりん すつからりん https://blog.goo.ne.jp/ogawasaito

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・・。それにしても奥が深い。(2012.9から)

どんぴんからりん すつからりん
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2015/11/21

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  • とうさん とうさん いかがなものか?

    とうさんとうさんいかがなものか?/穂高順也・作西村敏雄・絵/あかね書房/2010年表紙はちょっとおしゃれな三人。裏表紙では、この三人がなにやらおどっています。というのも、今日はマーガレットのマーレンちゃんと蝶、アジサイのむらさきちゃんとでんでんむしの同時の結婚式!!!。マーガレットも、アジサイも花屋のとうさんの大事な花。蝶は、八百屋のとうさんの大事な菜っ葉についていたあおむし。でんでんむしは、石屋のとうさんの大事な石についていました。この三人のとうさん、店が連なってみんな仲良し。花屋のむすめはたいそうきだてもよく町の人気者。若者は、目をハートにして見つめていました。そこへ八百屋の菜っ葉と石屋の石が名乗りをあげて、「およめにほしいがいかがなものか?」と、とうさんが乗り出したのでした。そりゃあはなむこが菜っ葉...とうさんとうさんいかがなものか?

  • わがはいは のっぺらぼう

    わがはいはのっぺらぼう/富安陽子・文飯野和好・絵/童心社/2011年「わがはいはのっぺらぼうであーる」とはじまります。朝はすきなだけ寝坊し、歯磨きなんて不要とのっぺらぼうの気楽な一日。つるつるぴかぴかの顔が命ののっぺらぼうの朝は、まず、とくせいのヘチマすいで顔をよくあらい、とくせいのキュウリ・パック。そのあとは「のっぺらふで」一本をつかいメイクで化け放題。今日は、とぴっきりのべっぴんさん。かつらをかぶって着物を着こんで、帯を締め顔に描いた口で食事。大好物は、はんぺんステーキ、とうがんのスープ、キュウリのすのものとおぼろどうふ。それからマショマロ。おばけの仕事は人間を驚かすこと。そろそろ仕事の夕暮れ。町はずれのくらーい四つ辻で人間がやってくると顔の化粧を落としいち、にい、の「バアッ!」と飛び出すと「ギャー!...わがはいはのっぺらぼう

  • マララとイクバル

    マララとイクバル/ジャネット・ウインター・作道傳愛子・訳/岩崎書店/2015年パキスタンの小さな町で生まれたマララは、タリバンの兵士から「学校にいってはいけない」と警告をうけますが、教育を受ける権利があると、声をあげることをやめませんでした。そして、2012年10月9日、タリバンの兵士に撃たれてしまいます。イクバルは、親の12ドルの借金のため、4歳から、絨毯工場で働くことになりました。逃げられないように足は、鎖でつながれながら。夜、とぼとぼとかえりながら、壁にはった「債務労働」に反対する集会の知らせを見ました。債務労働が禁止され、借金もなくなったことを知ったイクバルは、学校にかよいはじめ、同じような目にあっている子どもたちのために声をあげました。パキスタン中の絨毯工場で、自由をよびかけたイクバルは、199...マララとイクバル

  • 鳥のみじいさん・・新潟

    新潟のむかし話/新潟県小学校図書館協議会編/日本標準/1976年各地に分布している話。正直で、働き者のおじいさんが、畑仕事をしているとき、大あくびしたひょうしに、小鳥が口に入ってしまう。しばらくすると、脇の下へ羽が生えてきたと。びっくりして、じいさんがひっぱってみるとあやツウツウこやツウツウごよのさかずきたべもうせばピピラピンのピーンと、とってもよい音を出したと。おおいそぎで、うちに帰って、ばあさんの見ている前で、もう一度、ひっぱってみるとまたおなじ声。これを聞いたばあさんが、「あしたは、とのさまが、この道をおとうりになるすけに、きかせてやろうそ」というので、おじいさんは、道端の大きな木に上って、とのさまがくるのをまっていたと。さきばらいのさむらいが、「何者だ」と、どなると、おじさんは、「日本一の歌うたい...鳥のみじいさん・・新潟

  • ともだちだーれ?

    ともだちだーれ?/脚本・得田之久絵・和歌山静子/童心社/2006年(8画面)傘さんのともだちだーれ?クレヨンさんのともだちだーれ?太鼓さんのともだちだれだかしっている?問いかけながら進んでいく紙芝居。最後は、全部横に広げていきます。”ばち”は小さい子だと、すぐに連想するのがむずかしいところでしょうか。絵はシンプルなので遠くから見ても目立ちそうです。保育園、幼稚園でいっぱいともだちができるといいな。ともだちだーれ?

  • まっくろ

    まっくろ/作・高崎拓馬/絵・黒井健/講談社/2021年まったく最後が想像できませんでした。これだけびっくりする最後も珍しい。先生が「こころにうかんだことをかいてみましょう」と言うと、ひとりだけ画用紙を真っ黒に塗りつぶしている男の子がいました。先生がこまった顔をして、「ちゃんとしたえをかきなさい」と言いますが、男の子はやめません。みんなが描き終わってもまだひとり、画用紙に黒を塗りつぶしていく男の子。家に帰っても、朝になっても、休みになっても、男の子は、画用紙を真っ黒に塗りつづけ、大人はみんな心配顔。保健室でも書き続ける男の子。ともだちもみんな心配顔。それでも手を止めなかった男の子。やがて、男の子は黒い画用紙を体育館にならべはじめます。よくよくみると、画用紙はすべてが黒だけではなく、白い部分もありました。なら...まっくろ

  • やかましい!、ありがたいこってす!

    やかましい!/アン・マグバガン・作シムズ・タバック・絵木坂涼・訳/フレーベル館/2008年この「やかましい!」と、次の「ありがたいこってす!」は、おなじシュチュエーションで、出版社の説明にはありませんが、ユダヤの民話がもとのようです。ある日、ちいさな古い家に一人で住むひげもじゃのおじいさんは、ベッドがキーキーし、外では、葉っぱが風に揺れて屋根をひゅんひゅんこすり、やかんがしゅー!と、音を立てるのに、気分がイライラ。「やかましい」を何とかしようと、村一番の物知り博士のところにいくと、「ウシといっしょにくらしなさい」とのご宣託。おじいさんがウシを家に連れて行くとウシはモーモー。「ちっともかわらん」と、また博士のところへ行くと、こんどは、ロバと暮らしなさいという。博士は、なにを企んでいるのやら。次はヒツジ、ニワ...やかましい!、ありがたいこってす!

  • ママー、ポケット!

    ママー、ポケット!/デヴィット・エズラ・シュタイン・作ふしみみさを・訳/光村教育図書/2018年おもわず、ほっこりします。赤ちゃんカンガルーのジョーイは、ある日、ママのポケットからはじめて外へとびだしました。草原のほうへピョンピョンと二回はねると、はじめてみるハチにであいびっくり仰天。「ママー、ポケット!」と、ママのポケットへ逆戻り。でもすぐにまた、ジョーイは外へ出たくなり三回はねたところで、はじめてみるウサギにあって、またママのポケットへ。でもすぐにまた、ジョーイは外へ出たくなり四回はねたところで・・。そして、またまた外に出て、であったのが、カンガルーの子。ふたりは、「ママー、ポケット!」と、ママのポケットに入ろうとしますが「あれ、ちょっとまって!」「・・もしかしてきみもこわかったの?」と、顔を見合わせ...ママー、ポケット!

  • ぐうず・・佐賀

    佐賀のむかし話/佐賀県小学校教育研究会国語部会編/日本標準/1977年「ぐうず」とは聞きなれない言葉。佐賀で「石ガメ」のこと。話は、正直なおじいさんと、よくばりじいさんがでてきて、「花咲か爺」に似ているが、結末が異なる。正月をひかえて、どうして年をとろうか思案していたじいさんが、川の水をじっとながめていると、「アワでっしょう。米でっしょう。」という声。よくよくみると、石と石の間に、いっぴきのかわいらしい石ガメが首をだす。ぐうずをつれて家に帰ると、ぐうずは、「うすのなかにわたしば入れて、きねでついてみてくんさい」という。びっくりしたおじいさんが「お前のいのちは、大丈夫かい」と聞くと、ぐうずは、かわいらしい声で、「心配いらん。まあついでみてください。」と、なんべんもいう。おじいさんが、ふしぎな気持ちで、うすを...ぐうず・・佐賀

  • くものすおやぶん とりものちょう

    くものすおやぶんとりものちょう/秋山あゆ子/福音館書店/2005年(初出2003年)春爛漫の虫の町は、桜の花が真っ盛り。お菓子の「ありがたや」に、盗人からの予告状。「こんやくらのなかのおかしをちょうだいするかくればね」「よしっ、おいらにまかせな」と、くものすおやぶんの出番。蔵にぐるぐるくものすをはって盗人を捕まえようとまちかまえるおにぐものあみぞうと、はえとりのぴょんきち。よもだいぶふけたころ、まっしろいくもが、どんどん近づいて蔵に体当たりすると蔵の中へ。蔵の中へとびこんでみると・・・。江戸時代の街を思わせる風景。日本橋の賑わいから、商店の並び、建物から部屋の中の小物まで見どころがいっぱい。俯瞰する江戸の町は、一緒に屋根に上っているよう。そこで繰り広げられる捕り物劇。くものすおやぶんはクモ、お菓子屋はアリ...くものすおやぶんとりものちょう

  • てんのくぎをうちにいった はりっこ

    てんのくぎをうちにいったはりっこ/かんざわとしこ・作ほりうちせいいち・絵/福音館書店/2003年(1985年初出)親をなくしたハリネズミのはりっこは、クマおばあちゃんにそだてられました。はりっこは、おばあちゃんが歌う天の釘をうつ歌が大好きでした。昔、大空がおなべをふせたように、かかっていいたころ、その空は、天の釘でささえられていました。はしごをよじのぼり天の釘をうったのは、クマのかじ屋の大男、クマばあちゃんの、ひいひいじいさま。はりっこは木に登るのがだいすきで、木にのぼっては、空をみていました。昼間は明るい丸天井で、天の釘は見えませんでしたが、はりっこの耳には、かじ屋のハンマーの音がたったいま歌っているように聞こえていました。とんてんかんてんとんてんかんとんてんかんてんとんてんかんある晩、ぎいーと、なにか...てんのくぎをうちにいったはりっこ

  • おたんじょうび まだかな

    おたんじょうびまだかな/ジュリー・フォリアーノ・文クリスチャン・ロビンソン・絵よしいかずみ・訳/化学同人/2022年「あといくつねたらおたんじょうびになるのかな」「明日かな、もしかしたら冬かな、それとも春かな?」。お誕生日にほしいもの。こうまがいいな。ネックレスもいいな。げんきなにわとりがいいかもね。ポーンとはねるボールもいいね。チョコレートたっぷりケーキにそうそくだって。おばあちゃん、キリンさん、ナマケモノくんにおさかなさんみんなみんなだいかんげい。お誕生日に呼ばれたら、どんな服装で?どんなプレゼントをもっていくかなあ?。きょうはあの子の誕生日。あといくつねたら?あしたのゆめをみてあさがきた!きょうはわたしの誕生日。お誕生日が待ち遠しい子の気持ちが、縦長の絵本にぎゅっうとつまっています。誕生日当日は、キ...おたんじょうびまだかな

  • そばの茎はなぜ赤い・・佐賀

    佐賀のむかし話/佐賀県小学校教育研究会国語部会編/日本標準/1977年天から鎖が落ちてくる話で、類似の話も多い。二人の兄弟が留守番しているところに、やまんばがやってきて、なにかうまいものを食わせろと脅かす。気のきいたあんちゃんが「なんにも食うもんはなか」と、いうと、それなら兄弟を食べると、大きな口をあけてせまったので、ふたりはびっくりして裏の柿の木によじ登る。やまんばが、どうして柿の木に登ったかと聞くと、あんちゃんは、足の裏に油ばつけてのぼったという。やまんばが、足の裏にどっさり油をつけてのぼろうとするが、足がつるつるして、のぼれない。弟が、木に、きずつけてのぼれと正直に話すと、やまんばは、木にきずをつけてのぼりはじめ、だんだん二人にちかづく。あんちゃんは、こりゃいかんと思って「天道さん、天道さん、鉄の鎖...そばの茎はなぜ赤い・・佐賀

  • のいちごつみ

    のいちごつみ/さとうわきこ/福音館書店/2015年(2010年初出)おいしいジャムを作ろうと、ばばばあちゃんはのいちごつみに出かけました。「いまとらなくってどうする」と、味見。いちごが、かごいっぱい。ぽかぽか陽気に誘われひと眠り。おなかをすかした動物たちがやってきて、ジャムになるまえに、一粒と、食べはじめたら、あれあれ、いちごはどんどんなくなって、残ったのは七粒。「これだけじゃ、いちごジャムできないよ」と、みんながいうと、ばばばあちゃん、のこりのいちごをパクリ。そして、「あしたまたみんなでとりにいけばいいよ。のいちごつみもたのしいよ」と、平気ないつものばばばあちゃん。次の日、ちゃーんとみんなでのいちごつみです。「ふたついちごにこにこたべよう」「ななついちごなかなかとまらぬ」「やっついちごやっぱいうまい」と...のいちごつみ

  • まねっこ ともだち

    まねっこともだち/脚本・新沢としひこ絵・長谷川善史/童心社/206年じゅんくんは、いつもとしくんのまねばかり。としくんがブランコに乗っているとどいてどいて!とブランコで遊びはじめます。しかたなくとしくんが、トランポリンで、楽しそうに遊んでいると、「じゅんも、トランポリンやる!」といいだし、としくんが、自転車にのっていると、かわって!とじゅんくん。じゅんくんが、としくんがかしてくれた自転車にのってとしくんをおいかけようとするとバッターン!と転んでしまいます。ワーンワーンと泣きはじめたじゅんくん。なかなか泣きやみません。このあと、いつも邪魔されていたとしくんがとった行動は?ほんとうは仲がいいのでしょうが楽しそうに遊んでいるのを見ると自分もやってみたくなる気持。なんかわかるわかる。ケンカにならなくてよかったね。まねっこともだち

  • ほらふきくらべ・・大分

    大分のむかし話/大分県小学校教育研究会国語部会編/日本標準/1975年)力自慢が「ちからくらべ」にでかけ、ちからくらべを申し込まれた側がいかに力が強いかが現実離れをとおりこしてあっけにとられるものが、ほとんど。「ほらふき」というからには、おおきければおおきいほどいい。話が旨いと自信満々の男が、話がうまい男がいるという村に出かける。こんな話では、中国や天竺まででかけるものもおおいが、村というのは、ちょっと物足りない。その家の子がいうことには、「雨だれでできた水たまりにクジラがいるからすくう」という。子どもに、お父はいるかときくと、「この大雨で、大船山がくずれると困るから線香をもって大船山につっぱりにいった」という。おっかあは、なにしよるか聞くと、「カミナリさまの腹が破れると、雨がやまなくなって困るから、木綿...ほらふきくらべ・・大分

  • おひめさまとカエルさん

    おひめさまとカエルさん/ハーヴ&ツェマック・文マーゴット・ツェマック・絵福本友美子・訳/岩波の子どもの本/2013年おひめさまが、ボールをなくし、「えーんえーん」おいめさまが、おつりをなくし、「えーんえーん」おひまさまがおうさまのあたまにとまったとりをどかせなくて、「えーんえーん」そこへ、かえるが「どうしたのよ。おひめさま。なんでそんなにないているの?」と、やってきて、無事解決。ごほうびは飴。短いお話が三篇。はじまりは、三つとも「むかしあるところに、おひめさまがいました。」と、昔話風。昔話には、必ず手助けしてくれる人や動物がでてきますから、様式もふまえています。毒にも薬にもならぬようでもありますが、そこがまたいいのかも。ハーヴ&マーゴット・ツェマック夫妻と娘ケーテによる絵本で、ケーテが14歳にときに末娘に...おひめさまとカエルさん

  • 一わのおんどり コケコッコー

    一わのおんどりコケコッコー/イリーナ・ザトゥロフスカヤ・作こじまひろし・訳/福音館書店/2014年1から9までの数の絵本。曲をつければ数え歌です。「1ちわのおんどりさんげんきいっぱい」「コケコッコー」「5ひきのかえるさんあめふりだいすき」「クワックワックワックワックワッ」「9わのみみずくもりのなか」「ホーホーホーホーホーホーホーホーホー」鳴き声も数に合わせて。がちょう、はち、くまもでてきます。ペープサートにしても楽しめそうです。背景はすべて黒。夜のイメージですが、おんどりがなくところも黒なので時間の経過を示すようでもありません。一わのおんどりコケコッコー

  • クリシュナのつるぎ

    クリシュナのつるぎ・秋野発巨矢・文秋野不矩・絵・絵/BL出版/2022年カンサという王さまの圧政に苦しんでいた人びとが、天の神ヴィシュヌに毎日いのりつづけると、ヴィシュヌの神さまは、デーヴァキーという女のひとのからだにやどり、地上に生まれ出ることにしました。ある日、王さまのところへ、ふしぎな占いのおじいさんがやって、「王さま、あなたはほろぼされます。デーヴァキーという女の産んだ子どもにきっと、ほろぼされますぞ!」と予言。予言を聞いた王さまは、すぐにデーヴァキー探し出させ、石の牢屋に閉じ込めてしまいます。デーヴァキーと夫が獄中で赤ちゃんを産むと、「カンサ王を、ほろぼすのは、その子であるぞ!」という神の声。それとどうじに父親の足の鎖が、はらりととけ、父親は赤ちゃんを抱いて、嵐のなかへ、そっと逃れ出ました。父親...クリシュナのつるぎ

  • 千びきザル・・大分

    大分のむかし話/大分県小学校教育研究会国語部会編/日本標準/1975年)ある日、うそつきな男が、「鍋割坂をとおたら、千びきのザルを見つけた」と、はなしじょうずな男に自慢します。「千びきザルを見たとははじめてきいたが、ほんとうにそりゃおったかえ」と、はなしじょうずな男が言うと「俺が、この目でたしかにみたんじゃ」とうそつき男。「お前のことだからなんぼかうそがあるといかん。七、八百びきくらいは、おったんじゃねえかな」うそつき男「そんなこといえば、そりゃ千びきじゃないけれど、七、八百びきはほんとうにおったがのう」「ふうん、七、八百びきか、ちっとは多いようでないか。五百びきぐらいがほんとうのところじゃろう」うそつき男「おおう、そうじゃのう。五百びきぐらいじゃ。もう少なくはできないよ」「ほんとうか。へえ。三百びきぐら...千びきザル・・大分

  • 関東の雪

    今日11時現在雪が降り続いています。人通りの少ない道路に、うっすらと雪が積もり、この調子ではだいぶ積もりそう。いつも当たり前に天気予報を見ていますが、よくも予報ができるものと感心しています。ビニールハウスの被害のないこと、交通にも支障がないことを願うだけ。しかし枯れ木に雪が積もるさまは絵になります。関東の雪

  • いしのはなし

    いしのはなし/ダイアナ・アストン・文シルビア・ロング・絵千葉茂樹・訳/ほるぷ社/2013年はじめにさまざまな模様の石。ここには石の名前がありませんが、最後のページにもういちど、同じ石が名前付きでのっています。菊花石、リチア電気石、蛍石のほか、金など50種類。宇宙からやってくる石、古い石、大きな石、小さな石などのテーマで興味深いものばかり。古代、人間は石を道具として利用していましたが、鳥の中には、たべものの消化をたすけるために、小石や砂をのみこむものもいて、石の重さで、水中にふかくもぐるのがワニやアザラシ。鉱物からつくった絵具がなければ、洞窟などの壁画は残されませんでした。アルジェリアで発見された隕石は45億年前、カナダの角閃岩は42億800万年前。驚きの連続。この絵本を見たら、石が好きになる子どもが出てき...いしのはなし

  • あな

    あな/谷川俊太郎・作和田誠・画/福音館書店/1983年(1976年初出)縦型の絵本ですが、横にして上へ上へとページをめくっていきます。日曜日の朝、何もすることがなかったので、ひろしはあなを掘りはじめました。おかあさんが、妹のゆきこが、となりのしゅうじくんがきました。そして、おとうさんがきて、「あせるなよ、あせっちゃだめだ」ひろしは深く、深くあなを掘り続けました。ひろしくんのあたまは、地面より下に。あなのなかはしずかだった。つちはいいにおいがした。「これはぼくのあなだ。」と、ひろしは思いました。みんなが来ましたが、ひろしはあなの中に座っていました。おとうさん「なかなかいいあなができたな」あなのなかからみる空は、いつもよりもっとあおくもっとたかくおもえた。その空を、一匹のちょちょがひらひらとよこぎっていった。...あな

  • しょうとのおにたいじ

    しょうとのおにたいじ/稲田和子・再話川端健生・画/福音館書店/2010年(初出1996年)しょうと(ホオジロ:中国地方での呼び名)の三つの卵の番を頼まれたお地蔵さんが、赤鬼、青鬼、黒鬼に騙され、卵を全部鬼に食べられてしまいます。しょうとが、うたもうたわず、とぶこともせず、なきのなみだで、くらいているところに、どんぐりがやってきて、「ちいさいもんは、あたまをつかわにゃ。ちえでおにのやつをごいーんとやっつけようじゃないか」と、鬼たいじにでかけます。とちゅう、カニ、くまんばち、ウシ、もちつきうすもくわわって鬼のやかたへ。どんぐりはいろりの熱い灰のなか、カニはみずがめ、くまんばちおくの座敷、ウシは家の入口に糞をべったり、うすは戸口の上にぶらさがって鬼を待ちます。「さるかに合戦」そのものです。赤鬼がたいじされるとこ...しょうとのおにたいじ

  • よる わたしのともだち

    よるわたしのおともだち/いまえよしとも・文ちょうしんた・絵/BL出版/2003年早寝早起きのひろこちゃん。夕焼けが終わらないうちに眠りについてしまうため、夢のなかにも夜はひろがりません。“夜”がどんなものか分からないひろこちゃんは「夜ってなあに?」とまわりに聞いてみます。にいちゃん:ちきゅうがぐるっとまわるんだかあさん:そらがくろいふくにきがえるのとうさんは:くろマントのおじさんがいっぱいそらをとびまわるのさなかよしのまこと君:ねむくてねむくてたまらなくなるものだろうみんなばらばら。やっぱりじぶんでみてみようといつもの3倍もお昼寝をして。でもまだ、眠い。それでもうとうとしたところをねこのマリがおこしてくれた。まどのむこうから夜が星の目でのぞいていて、ひろこちゃんはかためをつむってあいさつ。夜は、ともだちの...よるわたしのともだち

  • 海じじい・・大分

    大分のむかし話/大分県小学校教育研究会国語部会編/日本標準/1975年)ある浜辺の村に、サザエとりのうまい漁師がおった。ある日、今までにないくらいサザエがようとれて、日が暮れかかっとるのも気がつかんで、漁をしているうちにとうとう夜になってしもうた。サザエでいっぱいの船は、重さでしずみそうになっていた。はらはひる、船は重い、早く帰ろうと思っても、櫓をこぐのがおっくう。漁師は、小さい島に船をつないで、焚火をしてサザエをならべて焼きはじめた。いっときすると、ジュジュ、ジュジュとええにおいがしてきた。ひもじゅうてたまらん漁師は、あわてて、あちち、ちゅうて、サザエをつかんでみると、中身はからっぽ。そのつぎもそのつぎもからっぽ。おかしなことがあるもんじゃと、船の後ろについている綱をとおす鉄の輪からのぞいてみると、やせ...海じじい・・大分

  • はなくん

    はなくん/脚本・絵五味太郎/童心社/2015年(12画面)五味太郎さんの紙芝居。はなくん:ねえ、ちょっとまいちゃん:ん?なにかよう?はなちゃん:なにかわすれてない?まいちゃん:べつに忘れてないよ。あっ、お水をあげるの忘れてたねまいちゃんがはなくんからいわれてお水をあげ、おやつのオレンジジュースを飲んでいるとはなくん:どんなあじちょっとやってみたいなあいいねこれ!まいちゃんがオレンジジュースをあげ、ミルクをのんでいるとミルクをおねがいされこれまたけっこうなおあじ!くちがあるからとはなくんドーナツ、リンゴ、バナナ、クッキー、チョコレート、おまんじゅうを食べはなちゃん:これはすごいぞびっくりなかなかいけるはなくんえいようまんてん!ちょっとたべすぎ!どんどん大きくなってむくむくぼこぼこぶわぶわ・・ずぼっ!びゅーん...はなくん

  • 雪の日のパーテイー

    雪の日のパーテイー/ジル・バークレム・作岸田衿子・訳/講談社/1996年新装版「のばらの村のものがたり」のシリーズ。のばらの村のねずみたちが目をさますと、窓が雪で半分かくれていました。トードフラックス家ウィルフレッドとティーズルの兄弟がみるはじめての雪。子どもたちは、おおはしゃぎです。ねずみたちは、みんな働き者ですが、楽しく時をすごすことも忘れません。これなら、雪の舞踏会がやれそうです。この前の舞踏会は、アイブライトおばさんが結婚した年で、おぼえているのはおばさんだけ。まずは、きりかぶ倉にふきよせてできた、ふかい吹きだまりに、舞踏会用のホールづくりです。柱は氷、あかりはつちぼたるにひきうけてもらいます。ごちそうは、みんなの台所から。とっておきの晴れ着すがたで、ホールに集まると、ダンスがはじまりました。食べ...雪の日のパーテイー

  • にいさんといもうと

    にいさんといもうと/文・シャーロット・ゾロトウ絵・メアリー・チャルマーズ訳・矢川澄子/岩波の子どもの本/1978年にいさんいもうとにちょっといじわる「ベッドに画びょうを入れといたよ」「おまえのキャンデーもらった」「おまえめがみっつもあるよ」そのたびになきだすいもうと。・・・・あるひいもうとは絵をかいていました。そのときもにいさんは「ドアにかぎかけてとじこめてやる」「にんぎょうそとにすてちゃうぞ」と、ちょっとおどかします。しかしいもうとはにいさんがいっていることはうそだとわかっていました。だからいっしょに絵をかいたりなかよくレモンパイを食べます。泣き虫からちょっと成長した妹。ほどよい距離感があります。男だけ、女だけの二人そして年齢差でまたちがう感じでしょうか。原著は1960年、モノクロ中心で、兄妹の服だけに...にいさんといもうと

  • よいしょ よいしょ

    よいしょよいしょ/脚本・絵:まついのりこ/童心社/1988年タコが「よいしょよいしょ」とひっぱっているのは?うまさんが「よいしょよいしょ」となにかをひっぱっています。こびとがひっぱっています。ぞうさんがひっぱっています。ひっぱっているものがなにかな?ときょうみがもてるのが一番。絵を二枚、三枚と横に広げて、ぜんたいがみえるしくみも。うまがひっぱっている絵のつぎはにんじんの頭、三枚目はおおきなにんじんの根っこの部分。三枚を横に広げて、楽しさが伝わりますが、ひとりでは演ずるのが難しそうです。さらに、白紙が何枚かあって、自由にことばを書いてくださいとあったり、ラストがおひさまケーキサンタクロース機関車舟に乗ったこびとたちまほうつかいが用意され、季節やその日の雰囲気にあわせて、工夫できます。よいしょよいしょ

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