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  • ダイヤ改正から読み解く鉄道会社の苦悩 鉄道ビジネス研究会2013

    第1章ではJR各社の2018年度と2022年度の乗客数の比較を会社ごと路線ごとに表をつくって長々と説明している。首都圏通勤路線はだいたい3割減。東海道新幹線は輸送人キロで2020年度に前年度比66%減少し、2021年度38%増大した者の頃前の2分の1以下。第2章タイトルは「駅は街のランドマークであり続けられるか」だが、内容は駅の乗降客数減少率。減ったことはわかっているよ。最も減ったのは舞浜駅。そりゃそうだろう。著者グループの個人名は明かされていない。堂々と名乗り、その名前を信頼して買いたくなる日が来ることを待ちたい。ダイヤ改正から読み解く鉄道会社の苦悩鉄道ビジネス研究会2013

  • 日本人の源流—核DNAでたどる 斎藤成也2017

    ヒトゲノム(人間の卵と精子に入っている23本の染色体)のDNA情報が2004年に解明されたことにより、遺伝子研究に革命的変化が起きた。ヒトゲノムを調べれば祖先がわかる。日本人の源流については、縄文時代までと弥生時代以降の二段階に分ける二重構造モデルがあった。著者らの研究は、日本列島の3集団、アイヌ人、オキナワ人、ヤマト人のDNAを調べ、二重構造の存在を示した。しかし、縄文時代までの人々と弥生時代以降の人々がどこから来たかはまだよくわかっていない。DNAの共有度から系統関係を推定(近隣結合法)すると、縄文人とアイヌ人が一つのグループになり、オキナワ人、ヤマト人、北方中国人の順と次第に遠くなる。縄文人は南方系でも北方系でもなかった。三貫地(福島県新地町の貝塚縄文人のゲノムデータを調べると、南米人より前に東ユー...日本人の源流—核DNAでたどる斎藤成也2017

  • サピエンス減少—縮減する未来の課題を探る 原俊彦 2023

    序2022の国連新推計によれば、2022年中に世界人口は80億人に達するものの、今世紀後半の中頃には減少に入り、世界全体が現在の日本と同じような少子高齢・人口減少社会に移行する。日本は2008年の1.28億人をピークにすでに人口減少期に入っている。人口減少は日本だけの特殊事情ではなく、世界の多くの国は遅かれ早かれ同じ道を歩む。犯人探しをしても有効な対策には結びつかない。第4章人口が急激に減少する場合には、生産年齢人口の減少を通じ社会資本蓄積や社会的生産の拡大を困難にする。社会経済システムを縮んでいく人口規模に合わせ常に縮減再編し続けなければならない。人口減少に合わせ組織をスリム化することが常に求められ、陰湿な行き残りゲームのような競争が生じる傾向が強い。人口減少では社会資本の更新は難しく,先行投資の回収は...サピエンス減少—縮減する未来の課題を探る原俊彦2023

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