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kenさんの新着記事

1件〜30件

  • デジタル×地方が牽引する2030年日本の針路 江川昌史・藤井篤之2020

    著者はアクセンチュアの社長と社員。第1章から第5章までは、現代日本の首都圏、地方それぞれの課題のまとめの後、最新テクノロジーが地方創生を後押しするという展望を示している。若年層を中心に地方移住の気運が高まっている、自動運転など最新テクノロジーが地方の生活コストを大幅に引き下げるなど。しかし、その根拠として示されていることの大部分はさして目新しいものではない。この本の読者としては、外資コンサルであるアクセンチュア、地方自治体等へのコンサルティングを手掛けるアクセンチュアならではの見識や提案を期待したいところだ。その答えらしきところは第7章以下の会津若松市に関する記述。会津若松市は、ICT研究に特化した県立会津大学を持ち、ICT産業の集積とスマートシティ会津若松をの実現を目標に定めた。アクセンチュアはじめ民間企業の...デジタル×地方が牽引する2030年日本の針路江川昌史・藤井篤之2020

  • 地形で解ける東京の街の秘密50改訂新版 内田宗治2020

    この本に書いてあることは、知っていたこと、知らなかったこと、見聞きしてはいても意識しなかったこと、といろいろだ。なるほどと思ったところ江戸城の本丸や大奥、天守閣などは、二重橋の奥ではなく、北1㎞ほど先の皇居の東のはずれ、現在の皇居東御苑の地にあった。西側の尾根筋から攻められることを想定し、当初は太田道灌時代の城があった東御苑の地に築城し、西側には三重四重の堀を築いた。麻布や六本木、飯倉、高輪など港区は地形が複雑でいろいろな方向の坂道が多い。この地域は下末吉面と呼ばれ、12万年前と古い時代に台地が出来上がり、その分火山灰が厚く堆積し、雨水による浸食が進み、谷が入り組んだ複雑な地形が出来上がった。12万年前には、目黒台など武蔵野面はまだ水面下で地形が確定していなかった。石神井川は王子の台地を突き破って東側の低地に流...地形で解ける東京の街の秘密50改訂新版内田宗治2020

  • ルポ技能実習生 沢田晃宏2020 Reportage: Technical Intern Trainee / Akihiro Sawada 2020

    技能実習生というと、建前(技術移転・国際貢献)と本音(人手不足解消、単純労働力)の違い、悪徳ブローカーの横行、劣悪な労働環境と失踪者、といった問題点がすぐ頭に浮かぶ。しかしそうした問題はニュースとなりSNSで拡散される。ベトナム人(技術実習生の53%を占める)実習生はそれを知ったうえで自ら手を上げ日本を目指しているのだ。序章で登場する24歳の青年ロイさんは3年の技能実習で毎月14万円仕送りして300万の自宅建設借金を完済し、同じ実習生の彼女まで見つけて帰国した。独身日本人である著者は「嫉妬」の感情が込みあがるほどだ。3年で300万円は、著者の数多くのヒアリングからも決して非現実的な話ではない。1993年に誕生した「技能実習制度」は、2017年「技能実習法」施行により、実習期間は5年、受け入れ対象職種は82職種1...ルポ技能実習生沢田晃宏2020Reportage:TechnicalInternTrainee/AkihiroSawada2020

  • 新型コロナから見えた日本の弱点  村中璃子 2020

    新型コロナに関するツイッター記事で名前を知った女性医師による本。韓国は2015年MERSへの対応で批判されたが、その経験によって感染者の発見・隔離・追跡というアウトブレイク対応の基本の大切さと難しさを実感し、PCRキャパを飛躍的に向上させる結果を生んだ。MERSは日本にいつ入ってきてもおかしくなかったが、偶然に守られて各種感染症が国内流行しなかった日本は、PCR検査体制の拡充に手をつけぬまま2020を迎えてしまった。国際社会にとっての「脅威」とはあくまでも欧米社会に危機が及ぶ可能性。アフリカや極東で得体の知れない病気が流行しても、グローバルには存在しないも同然。WHOが1月23日に緊急事態の宣言を見送り、著者は「中国に気を使った物言いといい、WHOの役割は終わったと感じた。」日本政府は、隣国から迫りくる感染症の...新型コロナから見えた日本の弱点村中璃子2020

  • マイホームの彼方に―住宅政策の戦後史をどう読むか 平山洋介2020

    日本の住宅政策を批判的視点から解説、論評している。第5章市場化する社会、その住宅システムでは、1990年代以降の住宅政策について次のように言う。・政府は、1990年代半ばから、経済・社会政策の運営について、新自由主義にもとづく方針をより明確に打ちだし…住宅政策は大幅に縮減され、…住宅供給の伝統的な「三本柱」(=公庫、公団、公営住宅)はあらかた解体した。p180・住宅供給の中心手段であった住宅金融公庫と住宅・都市整備公団のシステムを解体したのは、新自由主義のイデオロギーだけではなく、システムそれ自体の破綻である。・自壊の原因は、成長後の時代が始まったにもかかわらず、経済刺激を求める政府が住宅建設と持ち家促進を推進し続け、公庫と公団の経営が悪化、大量の財政支援を必要とし、その結果、特殊法人改革の対象となった。・公庫...マイホームの彼方に―住宅政策の戦後史をどう読むか平山洋介2020

  • ネット興亡記~敗れざる者たち 杉本貴司2020

    757ページの大著。サイバーエージェント、IIJ、iモードから始まって、ヤフー、楽天、ライブドア、ミクシィ、LINE、メルカリまで、ネット系の主要企業、主要事業の起業者、経営者たちの人物像と人間関係を克明に描いている。「新産業の創成期を彩るスター経営者たち。だが、彼ら彼女らの多くは、決して天才ではない。目覚めはたいてい、ちょっとした違和感だった。それを黙ってやり過ごすことなく真正面から見つめ、自分が何をなすべきかを問い続け、行動に移してきた「どこにでもいる若者たち」を我々は後になって安易に天才と呼ぶ。」p17(感想)この本に登場する人たちは日本の中では皆成功者ではあるけれども、この本が描く十数年の間に、日本全体としてみれば、インターネットに関しては技術的にも産業的にもアメリカに大きく後れ、韓国にも抜かれてしまっ...ネット興亡記~敗れざる者たち杉本貴司2020

  • 北岡伸一・細谷雄一[編]2020

    いくつかの章を読んでみたが、地政学は「学」と呼ぶほどのものとも思えない。地政学といっても、体系とか方法論があるわけではない。国家間の力関係や国際関係論を論じるときに地理的要素を無視できないのは当たり前のことではないか。しかし、近年地政学は流行している。あとがきによると、戦後長らく日本において「地政学」は、かつて地政学がナチスドイツに悪用されたことから避けて遠ざけられてきた。それが過去10年ほどで状況が変わり、グローバルなパワーバランスが変わり、世界情勢がふようめいになったことから、注目されるようになった。安倍総理の「自由と繁栄の弧」「自由で開かれたインド太平洋」は地政学的な戦略構想であり、地政学は単なる学問的知的関心を越えて重要な意味を持つようになった、ということらしい。序章:今はJICA理事長の北岡先生アメリ...北岡伸一・細谷雄一[編]2020

  • ニッポン島遺産 斎藤潤2016

    島旅ライター斎藤潤氏の1つ前の本。著者の旅のスタイルを研究してみよう。・島で祭りのあるタイミングを狙う。奄美大島竜郷町の平瀬マンカイ。悪石島のボゼ。大分姫島のキツネ盆踊り。・伝統を残した集落を訪ねる。渡名喜島のフクギ集落。徳之島の石垣集落。・自然がつくった絶景を見に行く。隠岐西ノ島の摩天崖。奄美与路島近くの無人島ハミャ島の砂丘。・その島にしかない食材を味わい、それにかかわる人々の営みを取材する。鹿児島竹島のデメダケ。天草の地鶏天草大王。瀬戸内海伊吹島のイリコ。青ヶ島の焼酎。事前に準備し宿や会う人のアポを取っていくこともあるのだろうが、島に到着してから観光案内所で手頃な宿を訪ねたり人を紹介してもらうこともある。36章40の島のうち、僕が訪れたことがあるのは、奄美大島、隠岐島前(中の島のみ)、屋久島、小笠原父島、母...ニッポン島遺産斎藤潤2016

  • 世界の空き家対策~公民連携による不動産活用とエリア再生 米山秀隆編著2018

    6人の著者いずれもが、空き家・住宅問題と関連する諸制度をよく理解したうえで、ポイントをわかりやすく記述しているという印象あり。各章にまとめと日本が学ぶべき点の記述はあるが、できれば最後に6人の著者による座談会のようなものを望みたかった。1章米独仏英韓、統計の取り方の違いから厳密比較は難しいが、各国で空き家対策がある。生前贈与などをして最後に不要な不動産のみ相続放棄することも可能。国が使い道のない不動産を押しつけられる可能性がある。所有権放棄ルールを明確にすべき。)(住宅)解体費用徴取と(土地)所有権放棄料という2つの仕組みを導入すべし。2章アメリカは住宅ブーム、不動産価格高騰(2018年)下にあり、活況を呈する住宅市場は不動産流通システムによって支えられている。MLS(不動産データベース)、各事業者・専門家の分...世界の空き家対策~公民連携による不動産活用とエリア再生米山秀隆編著2018

  • シニアのための島旅入門 斎藤潤2019

    島旅ライター斎藤潤さんによる本。読んで旅心を誘われた島礼文島(北海道)学生時代に友人から聞いた桃岩荘ユースと8時間コース。事故により今ではコースも変更されコース名も変えられていた。来年6月、レブンアツモリソウの咲くころ、ぜひとも訪れたい。志々島(香川県)樹齢推定1200年の楠の巨木が有名になりつつある瀬戸内海の小島。池島(長崎県)2001年に突然閉山した石炭の島。炭鉱構内体験ツアーに参加できる。神津島(東京都)標高572mの天上山の登山道には花が咲き誇り、山頂からは式根島、新島、利島、御蔵島、三宅島が望める。シニアのための島旅入門斎藤潤2019

  • 地形図でたどる長野県の100年 長野県地理学会編 2020

    明治末期から大正初期にかけてのおよそ100年前の5万分の1地形図とその最新版を対比し、長野県の地域の変貌を読み解く、という本。長野県は、地形も土地利用もまことに変化に富んで多様である。・火山性の高原地帯の山林や原野が別荘地、スキー場、ゴルフ場になり、山岳に観光道路やロープウェーが整備されるなど観光開発が進んだ。・扇状地の桑畑や草地が農業用水によって水田化されたり、果実や高原野菜の生産基地となった。・盆地周縁の丘陵地に工業団地が造成され、機械、半導体などの工業集積地となった。・氾濫を繰り返した千曲川や天竜川に堤防が築かれ豊かな田園になったが、水害の危険は去らず。・長野市や松本市などの都市は、政治経済文化の中心として進化し、近隣町村を合併するとともに市街地を拡大・連坦させた。・鉄道や道路、高速道路や新幹線、空港の整...地形図でたどる長野県の100年長野県地理学会編2020

  • 聖地巡礼 熊野紀行 内田樹×釈徹宗 2015  

    著者2人の会話は、歩きながら思いついた他愛のないことを言い合っているようだ。ナビゲータ辻本氏の話明治になって廃仏毀釈が三重県と和歌山県で特に強力に推し進められた。熊野三山でかろうじて残っているのが那智の青岸渡寺。本宮にももともとはかなりの数のお寺があったがほとんど残っていない。(新宮の)神倉山も、仏像はぜんぶ谷に捨てられてしまった。徹底して仏教を排斥した。ナビゲータ新宮市観光協会森本氏の話(熊野)商業都市として発展してきた新宮の背景には熊野川沿いの山林が生み出す富があったんです。ですから、本宮の人たちにとっては、新宮に富を吸い取られているという感覚があるように思います。だからあんまり関係がよくなくて、市町村合併のときに、本宮町は新宮市ではなく田辺市と一緒になった。釈徹宗の話熊野信仰を日本中に拡大させたのは、(中...聖地巡礼熊野紀行内田樹×釈徹宗2015

  • 白人ナショナリズム~アメリカを揺るがす「文化的反動」 渡辺靖2020

    アフリカ経済の本の次はアメリカの白人ナショナリズムの本。白人至上主義者は、決して低学歴・低所得の下層の人々ばかりではない。第1章に登場するテイラー氏はイェール大卒の翻訳家でワシントン郊外の邸宅に住む。whitenationalistと呼ばれるが、自身はracerealist(人種現実主義者)、whitenationalist(白人ナショナリスト)を好んで使う。もっとも、白人ナショナリストといっても様々な団体があり、本書95ページ以下にによると14グループに分類され、団体数はざっと見で700以上ありそう。著者は多くの白人ナショナリストのリーダーと会っている。高学歴で大学教授や弁護士など安定した立場にある彼らが、なぜわざわざリスクのある活動や団体に関与するのか。彼らは外見や生理的理由から他の人種を拒否しているのでは...白人ナショナリズム~アメリカを揺るがす「文化的反動」渡辺靖2020

  • アフリカ経済の真実 吉田敦 2020

    ・はじめに21世紀に入り、アフリカは「希望の大陸」へと変貌を遂げたと言われるようになった。しかし本書はアフリカの本当の姿を、「急速な市場経済化から生じた歪みがときにはテロや紛争といった暴力的なかたちで顕在化」した、「人々が市場競争から取り残され、貧困と絶望の中で手足をもがれたまま『沈みゆく大陸』」なのだと言う。・第2章混迷するサヘルフランスやカナダ、中国の資源採掘会社が世界有数の地下資源から巨額の利益を生みつつ、そこからこぼれ落ちる利益を一握りの権力者たちが享受する。彼らの欲望の犠牲となり搾取され続けるのは、民衆である。AQIMのようなイスラム急進派勢力は、以上のような構造的暴力を利用して、自らのテロ活動を正当化させている。加えてコカイン取引。・第3章蹂躙されるマダガスカルサファイア原石の乱掘、高級木材の違法伐...アフリカ経済の真実吉田敦2020

  • 日本の火山に登る~火山学者が教えるおもしろさ 及川輝樹・山田久美2020

    旅行ガイドとして読む。新しい溶岩が見られる山。霧島新燃岳の溶岩ドーム2011及び2018は隣の韓国岳からちょっぴり。雲仙普賢岳1990~95の溶岩ドーム。本州では秋田駒ヶ岳1970が一番新しい(登りました)。離島では伊豆大島1987や三宅島1983.一番新しい西之島に行くのは難しい。2000噴火の有珠山が書かれていないが、溶岩は地表に出なかったのだろうか。噴火といっても溶岩が出て来ない場合も多い。溶岩は滝をつくるが、火砕物が熱いうちに固まった溶結凝灰岩も硬い岩となり高い滝をつくる。層雲峡や天人峡の滝、立山称名の滝。溶結凝灰岩も柱状節理をつくる。突発的な火山噴火に遭遇するリスクは高くはない。火山ガスにより1990年以降だけでも10回死亡事故が出ている。阿蘇山中岳、八甲田山田代平、安達太良山沼ノ平、湯沢市泥湯温泉、...日本の火山に登る~火山学者が教えるおもしろさ及川輝樹・山田久美2020

  • 上海フリータクシー フランク・ラングフィット2020

    アメリカの公共ラジオの上海特派員が、白い車に「免費愛💛車」「交上海朋友聯上海生活」と書いたステッカーを貼った無料タクシーを運転し、客の身の上話を取材する。ジャーナリストにとっては毒饅頭かもしれない一期一会を、息の長い付き合いに変えて信頼に足る話へとまとめていった(訳者あとがき)。この本に描かれていることは、日常的な収賄と汚職、強引なカーセールスマン、農村の結婚式、三陪女姐と性産業、アメリカへの憧れ・・・上海の2400万人の住民のうち、中国の独裁的政府の本気の怒りに触れたことのある者は一握りであり、彼らのその後の運命について大衆にはほとんど知られぬよう、党は巧みに動いてきた。国営通信社はシェンの死や何度も拘留されたリーのことなど全く報じていない。中国国外の人々が多くの中国人よりも共産党をうさん臭く見ている一つの理...上海フリータクシーフランク・ラングフィット2020

  • 宅地の防災学~都市と斜面の近現代 釜井俊孝 2020

    我が国における斜面崩壊による災害の歴史が詳細に描かれている。斜面崩壊の要因は地形、地質(マサ土、ローム層)と地下水、誘因になる豪雨や地震という自然がベースにあるものの、それが人命財産を奪う災害になったのは、土地制度や法規制、人口の大都市集中など人間側の社会的要因が大きかったことが理解できる。特に繰り返して論じられるのは、斜面盛り土の崩壊による土砂災害。しかも同じ場所で繰り返し起きている。本来そのような開発をすべきでなかった場所、日本以外ではあまり見られない開発の仕方。江戸時代は土地は公有(厳密に言えば将軍様のもの)であり、崖下の住宅で災害が起きれば家主(有力町人)や役人の責任が問われたから、危ないところには住まわせないという合理的な都市づくりが可能だった。明治以降土地の売り買いが自由になり、緩斜面は住宅が建ち並...宅地の防災学~都市と斜面の近現代釜井俊孝2020

  • 経済学を味わう~東大1、2年生に大人気の授業 2020

    経済学の紹介、入門の書だから、やさしく、わかりやすく書かれている。それは成功している。しかし学生がそれに惹かれて経済学に足を踏み入れると、数式の難解さ、概念のわかりにくさ、経済政策に対する経済学の専門家同士の意見の相違、などにぶち当たり、途方にくれ、そのうち興味を失ってしまうのだ。その厳しさやそこで諦めない覚悟は、この本は教えてくれないよ・・・と、元「ネコ文Ⅱ」生は思うのでした。経済学部卒業生の多数派であるビジネスマンや公務員になるつもりの学生ではなく、研究者指向を持った学生を引き寄せるための本。経済学部の先生たちが書いたのだからそういうもの。談合対策のため、ゲーム理論の「囚人のジレンマ」を応用し、政府は2006年に「リニエンシー(課徴金減免)制度」を導入した。談合を通報した企業に対して課徴金を減らすこの制度は...経済学を味わう~東大1、2年生に大人気の授業2020

  • アフリカからアジアへ―現生人類はどう拡散したか 西秋良宏編 2020

    現生人類=新人=ホモサピエンスは、30万年~20万年前ごろにアフリカで誕生し、間もなくアフリカを出て世界各地に拡散した(第一次出アフリカ)。ミトコンドリアDNAを用いた遺伝学的研究の成果。現生人類は拡散の過程で、旧人=ネアンデルタール人やデニソワ人と交雑し、彼らの遺伝子は現生人類に残っている。5万年前ごろに寒冷化・乾燥化が起き、現生人類は減少したが生き残り、ネアンデルタール人は絶滅した。命運を分けた要因はわかっていない。現生人類は創意工夫の際や柔軟性に勝っていたのか?「現代人的行動」と考えられていた石刃や装飾品、幅広い食料などの指標がネアンデルタール人に伴う例もあり、両者の共通性が明らかになってきた。アフリカからアジアへの拡散はしばしばあったが、最も成功したのは6万年~5万年前以降の拡散p79(第二次出アフリカ...アフリカからアジアへ―現生人類はどう拡散したか西秋良宏編2020

  • いまこそ経済成長を取り戻せ―崩壊の瀬戸際に経済に何ができるか ダンビサ・モヨ 2020

    ザンビア出身である著者の経歴や前著から、アフリカ経済に関する洞察を期待して読んだのだけれども、その期待には応えてくれなかった。「民主主義は現在でも最良の統治形態なのだろうか?」という問いかけは、コロナ騒動の日本に住む一人として、身につまされる思いだ。第3章アメリカと中国は同水準の(所得)格差問題を抱えている。ただし、アメリカは過去10年で格差が拡大したが、中国では政治トップが有効な政策を打ち出したことで格差が縮小したのだ。先進国が格差解消に有効な政策を打ち出せているとは言えない。左派の政治家は絶対的貧困の水準を重視し、すべての人に最低限の生活保障(ベーシックインカムなど)をする社会を志向する。右派は、富裕層が雇用を創出し投資する動機を持つのであれば、長期的に階層間の所得格差は縮小に向かうと考える。第5章世界人口...いまこそ経済成長を取り戻せ―崩壊の瀬戸際に経済に何ができるかダンビサ・モヨ2020

  • 首都改造―東京の再開発と都市政治 源川真希2020  

    1964オリンピックから現在に至るまでの東京の都市開発の歴史を、政治史を中心に、それにかかわるけ経済状況を概観しながら描こうとした本。〇高度経済成長と首都改造1964~1967美濃部革新都政誕生、以後佐藤自民党政権と対峙。国は1969都市再開発法制定。再開発に民デベが加わることを野党は問題視。自民党「都市政策大綱」1968は都知事選敗北をきっかけに、都市政策を内政の再重点施策の一つにした。美濃部都政は「シビルミニマム」「広場と青空」「市民との対話」。地価高騰批判もあって民間主導の開発はなく、都による江東防災拠点開発があった。〇臨海副都心開発の時代80年代1979鈴木都政。中曽根内閣(1982~)で、民活、規制緩和、国公有地払い下げにより、再開発進む。鈴木都政は臨海副都心開発を国際都市東京のインテリジェント・ビジ...首都改造―東京の再開発と都市政治源川真希2020

  • 平成の経済政策はどう決められたのか―アベノミクスの源流を探る 土居丈朗編著2020

    平成、といっても2001年小泉内閣以降の経済政策がどのように決められたかを、経済学者である編著者が政策形成に関わった5人の経済学者(伊藤隆敏、岩田一政、大田弘子、竹中平蔵、吉川洋)との対話を踏まえてあぶり出す。2001年中央省庁再編とともに誕生した経済財政諮問会議。官邸主導、強い首相。メンバーは首相と5人の閣僚、民間委員(経済学者と財界人)、日銀。5人の登場人物はそろって経済財政諮問会議とそれを活用した小泉内閣に好意的。会議資料や議事要旨が公開され、政策の審議・決定プロセスの透明性が確保されること。そこに経済学者が参加・貢献できたこと。小泉内閣は、「聖域なき構造改革」「改革なくして成長なし」と銘打ち、2001骨太方針で列挙した、不良債権処理、特殊法人改革、郵政民営化、公的金融機能抜本的見直し、公共投資対GDPの...平成の経済政策はどう決められたのか―アベノミクスの源流を探る土居丈朗編著2020

  • 岩崎元郎の地球を遠足 山と渓谷社2019

    以前NHKの登山番組に出ていた登山家の岩崎氏がツアーリーダーとして引率した海外トレッキングツアーのエッセイ。主に中高年向のツアーのようだが、かなりレアな行き先が多い。私は寒いところ、きつそうなところ、快適な宿泊場所がないところは、なるべく避けたい。興味をそそられた行き先は、・香港の九竜半島東部やラマ島に初心者も安心してハイキングを楽しめるトレイルが多くある。・ブルガリア最高峰2925mムサラ山。2369地点までゴンドラがあり、高山植物を愛でながらルンルン気分で楽しめる。・ベネズエラのギアナ高地。1000m近い切り立った断崖ということで探検隊の世界かと思っていたが、麓のキャンプ地(テント)からへリで頂上台地まで運んでくれる。・マダガスカルのパオバブの巨木と石灰岩の針山。岩崎元郎の地球を遠足山と渓谷社2019

  • 「循環型経済」をつくる 藤山浩編著2018

    地域の人口とり戻しのために必要な所得増加を何によって実現するか。本書は、観光振興委や特産品開発によって地域外から稼ぐのではなく、地域経済循環によって外への所得流出を減らすことによって実現することを狙いとし、その前提となる分析手法と、実現のための戦略を示している。提示されている戦略はたとえば、・食料:野菜やパンを地元で作る。・農業を支える種や肥料、燃料の地域内供給、無駄な出費を抑える機械などの共同利用。・スーパーコンビニより直売所、産直市、地産地消コーナーで買い物。・木質バイオマス活用でエネルギー自給。家庭用灯油を地元の薪に替える。・自家用車利用から共同利用のアワバス、アワタクシーに替えることにより車両・燃料の大幅削減。感想未利用の資源や人材の活用、ちょっとした手間や協力、新技術の利用などによって、提示されている...「循環型経済」をつくる藤山浩編著2018

  • 地方創生の地域経営~全国32のケースに学ぶボトムアップ型地域づくり 大西達也・城戸宏史〔編著〕2020

    第1部で「地方創生」政策の背景と意義・限界がまとめられている。地域経営力の重要性の高まりの背景は、1キャッチアプ型経済成長の終焉・内発主導の地域振興への期待、2人口減少と地域コミュニティの弱体化、3地方自治体のニュー・パブリック・マネジメントの推進。政府は2014年に「地方創生」政策を打ち出し、第1期総合戦略は2019年度で終了した。・(国の推進により全国展開された事業が)、住民・事業者の意識面に訴求し得ているかは不明。・地方自治体の地域資源活用の巧拙や地域関係者を“巻き込む力”の差。第2部は32のケーススタディで、ざっと見て隠岐海士町、高松丸亀町、黒川温泉など著名なものと、無名ないし最近の取り組み事例が半々。内容にケチをつけるわけではないが、紹介されるケーススタディのほとんどは、地域経営というよりは、地域にお...地方創生の地域経営~全国32のケースに学ぶボトムアップ型地域づくり大西達也・城戸宏史〔編著〕2020

  • 生活者の平成30年史~データでよむ価値観の変化 博報堂総合研究所2019

    私自身の「平成時代」の印象は、個人的には子供が生まれ育ち大人になったという1つの時代だった。だが、世の中が変化したかというと、インターネットとスマホが普及し日常になったことを除くと、政治も経済も人々の生活水準も、歴史的に見ても比較的変化が少ない、良くも悪くも安定した30年だったという気がする。この本の「はじめに」も、「激動の時代」と称されることの多い昭和と比べると、平成はその名のとおり穏やかな時代のように思えるかもしれません。しかし・・」とある。生涯未婚率(50歳時点で結婚したことのない人の割合)が男女それぞれ3.9%、4.3%(1985)から23.4%、14.1%(2015年)に上昇。家計貯蓄率が16.2%(1985)から2,2%(2015)に低下。ただしこれは高齢化の影響に言及すべきと思う。この先世の中は「...生活者の平成30年史~データでよむ価値観の変化博報堂総合研究所2019

  • 地図で読むアメリカ ジェームズ・M・バーダマン 2020

    広大な面積を持つアメリカ合衆国を10の地域に分け、それぞれの地域に住む人々の考え、生業、関心事などを俯瞰した本。地域を類型化する5つの尺度は、①個人主義か社会改革か、②神の導きか良心と探求の自由か、③同化か多元主義か、④秩序への服従か民主的な参加か、⑤環境破壊に対する危機感か経済優先か。神学校出身の著者ならではの尺度なのだろうけれども、読む前の私には相互にかぶっているように感じられた。10の地域とは、①ニューイングランド、②メトロ・ニューヨーク、③アパラチア、④サウス、⑤インダストリアル・ノース、⑥ハートランド、⑦アウトウエスト、⑨サウスウエスト、⑩ハワイ。①ニューイングランド…ボストン以外は人口と雇用の伸びは後れをとっている。②メトロ・ニューヨーク…26.7%が外国生まれ。ニューヨーカーにとってはマンハッタン...地図で読むアメリカジェームズ・M・バーダマン2020

  • 変容する都市のゆくえ~複眼の都市論 三浦倫平・竹岡暢編著2020

    主に社会学者による本なのだが、多摩ニュータウンの都市計画に関するメモ(公団OB成瀬氏発言より)・多摩NT開発の着想は、都の初代首都整備局長の山田正男。大量の上京してくる人たちのための都営住宅用に。公団は都からマスタープランづくりを頼まれたのが関与の始まり。・美濃部都知事は多摩NT開発を止めようとした。小森武に相談し、都市政策でなく庶民のための住宅政策として美濃部も納得。・住宅政策には国や自治体からお金をもらえるが、都市開発(土地開発)は財投資金は借りられるが最終的には土地売却で借金を返す。・オイルショックで住宅が売れなくなったとき、タウンハウスは人気高く売れた。・多摩センター地区について、街全体を総合SCの概念を展開しようとした。しかし各街区の個々の施設は「囲い込んだお客を外へ逃がす」外向け店舗をつくりたがらな...変容する都市のゆくえ~複眼の都市論三浦倫平・竹岡暢編著2020

  • 「第三者委員会」の欺瞞~報告書が示す不祥事の呆れた後始末 八田進二

    第三者委員会とは、企業や官庁や大学などの組織が不祥事を起こしたとき、外部の専門家などに委嘱して設置し、問題の真相究明、責任の所在の明確化を図る…ものと多くの人はイメージする。しかしその実態は、疑われた人たちが追及をかわす「隠れ蓑」、身の潔白を「証明」するため、“一件落着”のための“禊のツール”として機能している。第三者委員会は純然たるメイド・イン・ジャパンのスキームであり、ルーツは不良債権問題の山一證券の「社内調査委員会」。委員は弁護士が多く弁護士の「独占業務」と言わんばかりだ。が、そもそもその弁護士は会社と無関係ではないことが多い。技術的検証や会計不正の追求など、本来弁護士だけでは専門性に欠ける場合も多い(元検事というのもかなり多そう)。第三者委員会は弁護士のビジネスと化している。ビジネスであれば、真相究明や...「第三者委員会」の欺瞞~報告書が示す不祥事の呆れた後始末八田進二

  • AI×地方創生~データで読み解く地方の未来 広井良典+須藤一磨+福田幸二 2020

    第1章で、日立京大ラボによるAIを活用した社会構想と政策提言が紹介される。2050年に向けた未来シナリオとして主に「都市集中型」と「地方分散型」のグループがあり、人口、地域の持続可能性や格差、健康、幸福の観点からは地方分散型の方が望ましい、というのがその要旨。それは広井教授がどこかで発表していた。この本を読むとその方法やメカニズムがわかるかと期待して読んだのだが、全くのブラックボックスでがっかり。京大は反東京だから地方分散が良いとするモデルをつくったので、もし東大と共同研究したら都市集中が良いとするモデルがつくられただろう、と邪推したくなる。第2章では、都道府県の地方創生の第1期総合戦略のKPIのうち、達成率の高いKPI(=目的変数)には他のどのようなKPI(=説明変数)が寄与しているかを、重回帰分析によって分...AI×地方創生~データで読み解く地方の未来広井良典+須藤一磨+福田幸二2020

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