渡り鳥

凍えた水面をシュッと行く凍てつく風と共に国から国へ私はずっと渡り鳥その羽が動く限りその目が見える限り私は故郷を持たぬ渡り鳥 どこまでゆけば満足かどこで渡りをやめようか季節とはぐれるその日まで私はずっと渡る鳥

空へ

頬からつたいおちた涙が今 空へ旅立ってゆきましたかなしさのせてうれしさのせてきっと今夜の星空はいつも以上にきれいでしょう銀色またたくその空を私はずっと忘れない・・・

ひとしずく（長いバージョン）

ただ『ひとしずく』でいい静寂を破るのならこの一滴が泉に落ちたとき世界が動きはじめる大きな波紋となり広がってゆく『ひとしずく』落とすなら 澄んだブルーが良いでしょうピーンと張りつめた音を響かせて泉をより美しく染めるでしょう誰かが誤って黒い『ひとしずく』落と

私のこころがよどむ頃

私の心がよどむころきっとここにはいないでしょう山の奥深くに隠れましょう海の底深くに潜りましょうそっと姿を消しましょうよどんだ心の私では あなたに触れることができません私が今一番怖いものは、あなたの澄んだ瞳です黄金色に着飾ろうともあなたの目には灰色に気高い

風とともに生きる

風とともに生きよう向かい風の時は逆らわずそっと立ち止まり頬にあたる風を感じふっと小さく息を吐く焦りは過去のものとなり消えてゆく風とともに生きよう追い風吹くときあえてゆっくりと足を地におろし背に風の手形を感じたら一歩一歩踏みしめ進むのだ風とともに感じよう風

風にゆれる

風 光る日 光のまぶしさ やわらかに葉擦れの音 町の音をかきけす風死す日 香りなく葉の色のみ あざやかにもの悲しさ広がる 草原よ風ゆれる日このこころゆれここちよく まどろむ午後の時ポチッとご協力お願いいたします。 写真 ブログランキングへ

父の色

父の色。正直言って、私は女なのでよくわかりません。どんな感じなのかな？よく女性とは違うってききますが・・・。願望も含め書いてみました。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－子ができ 妻が母色の染まってゆく少しのさみしさと、美しさに

母の色

子供を産み母になる。結婚して母になる。きっとどんな人も、こんなお母さんになりたいなとか考えているはず。母の色のイメージは？淡いピンク？良い香りのしそうな黄色？日々、変化する母の色。時には、濁るときもあるよね。－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

新緑の日に

新緑空へのびるころ一人 地に立ち 目を閉じるざわざわざわ 森に風が通るさわさわさわ 心をざわつかせるまるでこの世に独りぼっちかのように理由のない孤独感 焦り私の首筋に鳥肌が立つピチチチチ鳥のさえずりが私を引き戻すその声に背中を押されて足早に森を出る朝新緑

まばたきの時間

人は、どれほどの時間を『まばたき』についやすのだろう目を閉じた、その一瞬。私だけ、何か見逃しているのかな？私だけ、見えていない何かあるのかな？世界が、その瞬間だけ違う色に変わったりしていないかな？そんなことを考えたことはない？そして、『まばたき』を限界ま