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湯巡画報 ユメグリガホウ https://yumegurigahohquey.wixsite.com/studio/

イラストで綴る温泉ブログ。全国の温泉地の趣きある宿の湯殿を紹介。時には秘境の温泉地などの紹介もあり。

源泉かけ流しの新鮮な湯、景色のいい露天風呂や野湯、料理の美味しい宿、足元湧出の温泉、旅先でのエピソードなど。

きい
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住所
世田谷区
出身
長崎市
ブログ村参加

2015/06/16

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  • 箱根・底倉温泉 函嶺(神奈川県)p.165

    湯治場としての歴史のある箱根が大衆化したのは江戸後期の「箱根七湯」といわれた頃で安藤広重の浮世絵にも描かれています。そして明治時代には日本初の本格的リゾートホテルとして箱根・宮ノ下に富士屋ホテルが誕生します。 今回紹介する温泉は、富士屋ホテルより西へ300m、早川の支流 蛇骨川(じゃこつがわ)を八千代橋で渡ったところにある箱根七湯のひとつ、底倉温泉であります。深い谷を流れる蛇骨川沿いの湧泉群を源泉とする温泉で上流には豊臣秀吉が入湯したという「太閤の岩風呂」があります。 箱根初の医療施設には入院患者のために引かれていた温泉があった為、閉院後は日帰り入浴施設へと生まれ変わりました。大正時代に建てられたという木造二階建ての洋館からは以前病院だったという面影を色濃く残す佇まいであります。 張り出した玄関からは、往時の左官職人の技が光ります。人造石洗い出しと白壁のコントラストに気品を感じます。 館内も病院の名残りを感じる漆喰の白壁が美しい空間であります。 二階に続く階段には意匠の凝った垂れ壁のアーチが施されています。(二階部は住居) そして名残りの極めつけは受付の左側にある調整されたお薬を出す小

  • 貝掛温泉(新潟県)後編 p.164

    前項に引き続き、越後の名湯、貝掛温泉をお送りします。今回は宿での食事などをご紹介します。夕・朝食はロビーの脇にある食事処でいただきます。目にも楽しい料理は、身体へのいたわりも感じる滋味溢れるラインナップ。 新鮮なお刺身は地元の美雪マスとカンパチ。マスはしっかりした肉感とモッチリした歯ざわり、そしてスッキリとした脂の旨みが特徴。 新鮮な鮎は塩焼きで。チンカチンカのルービーがすすみます。 色どりきれいな夏野菜。かぐら南蛮を使ったソースでいただきます。 小ぶりなすり鉢で、胡麻をすった後にお粥を入れて食す薬膳玄米粥。魚沼産コシヒカリの玄米を使ったお粥に臓器に良いとされるクコの実、人参、トウモロコシ、いんげん等が入った身体にやさしい一品。 低温でローストされた豚はしっとりした歯ざわりで、肉の旨みが凝縮されておりました。 宴の中盤、八海山の効き酒セットをいただきました。コシヒカリの産地のど真ん中で造られるお酒は当たりがやさすぃーのです。地の食材を使った料理を食しながら飲む地酒、ゴキゲン極まりないひと時であります。 艶やかに炊きあがった塩沢産コシヒカリは、ふっくらほくほく。噛み進めると、米の奥のほう

  • 貝掛温泉 (新潟県)前編 p.163

    前項で紹介した越後湯沢の共同浴場「山の湯」から再び駅に戻り、この日、宿泊予約していた貝掛温泉に移動。越後湯沢駅から南西に8kmほどの奥湯沢と呼ばれる場所に貝掛温泉はあります。貝掛温泉は当ブログでも以前、日帰り入浴で紹介した宿ですが、今回は宿泊でのレポートであります。 国道17号線から下った谷間にどっしりとした庄屋造りの佇まい。上杉謙信の隠し湯ともいわれ、湯量豊富な湯は人肌ほどの37℃とぬるめ。ぬる湯にじっくり浸かって効能を促すのが貝掛流なのです。 白塗りと木のコントラストが美しい外観。玄関脇には提灯がさがる風格ある玄関。 貝掛温泉の男女別(入れ替え制)の浴場は高い天井に太い梁が組まれた湯情満点な湯殿のであります。二槽に別れた浴槽は37℃の源泉槽と42℃ほどに加温された湯が張ります。クリアな湯は弱アルカリ性の食塩泉であります。 37℃の源泉槽は初めヒンヤリ感じるのですが、細かい気泡が全身にまとわり付いた頃、湯と身体が一体化するかのように馴染んできます。無数の気泡が付着したデリケートゾーンのヘアーは沖縄食材「海ぶどう」と化す。 浴槽縁にある木枕に首裏をあてがってゆっくり両脚を伸ばすと、自ず

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