京都・東山五条の路地裏にひっそりと佇む河井寬次郎記念館。 柳宗悦や濱田庄司、芹沢銈介らとともに、民藝運動の中心人物として活躍した陶芸家・河井寬次郎が、自ら…
“web上だから出来る面白いガイド”をモットーに、 世界でただ一人のアートテラーが毎日役立つ美術情報をお届けします。
1983年生まれ。元吉本興業のお笑い芸人。 芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」に転向。 現在は、美術館での講演やアートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など幅広く活動している。 著書に『ようこそ!西洋絵画の流れがラクラク頭に入る美術館へ』、『東京のレトロ美術館』など。
東京富士美術館で開催中の展覧会、“サムライ・アート展”に行ってきました。 展覧会の前半を飾っていたのは、武器でありながら、その美しさを愛でる鑑賞の対象でも…
突然ですが、こちらの絵画の作者は一体誰でしょうか? 《パリ城壁の門》と題されたこの絵画は、実は、フィンセント・ファン・ゴッホによって描かれたもの。広重の浮…
現在、アーティゾン美術館の6階展示室では、第5弾となる「ジャム・セッション」展が開催中ですが、5階の展示室では、“ひとを描く”が開催されています。 “ひと…
石橋財団コレクションと現代アーティストとの共演。それが、ジャム・セッションです。鴻池朋子さんを皮切りに、森村泰昌さん、柴田敏雄&鈴木理策さん、そして昨年は山口…
現在、川崎市岡本太郎美術館で開催されているのは、“「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展”という展覧会です。 こちらの特別展は、川崎市市制100周年と、…
芸術家や美術品を見て、あるいはニュースを見て、勝手に思っちゃたこと、想像してしまったことの数々を発表するコーナー。それが『美術の思っちゃった』です。では、早速…
水戸芸術館現代美術ギャラリーでは現在、“田村友一郎 ATM”という展覧会が開催されています。 展覧会のメインビジュアルは、アルファベットだけ。これまで目に…
現在、「絵本のまち板橋」の板橋区立美術館では、4年ぶり3回目となるレオ・レオーニの展覧会が開催されています。その名も、“レオ・レオーニと仲間たち”です。 (注…
現在、パナソニック汐留美術館で開催されているのは、“ベル・エポック―美しき時代 パリに集った芸術家たち”という展覧会。19世紀末から20世紀初頭にかけ、パリが…
先日の記事でもお伝えした通り、B&G財団の助成で制作された『マンガふるさとの偉人』には、芸術家を主人公にした漫画が多数あり、それらがなんと無料で配信されていま…
今年4月26日。豊田市美術館のすぐお隣に、豊田市博物館が誕生いたしました。 設計したのは、建築界のノーベル賞こと、プリツカー賞を2014年に受賞した世界的建…
PLAY! MUSEUMで開催中の展覧会、“「ONE PIECE ONLY」展”に行ってきました。 新刊コミックスの初版部数が毎回、300万部超え!全世界…
約1年ぶりに豊田市美術館に行ってきました。久しぶりに訪れたら、入り口にのれんが掛けられていました。 知らないうちに、居抜きでラーメン屋に変わっていたようで…
岐阜県美術館で約30年ぶりに、洋画家の山本芳翠の回顧展が開催されています。 『PARALLEL MODE:山本芳翠』昨日ご紹介しましたが、現在、岐阜県美術館で…
昨日ご紹介しましたが、現在、岐阜県美術館では、“PARALLEL MODE:オディロン・ルドン”という展覧会が開催中です。そちらと併せて、もう一つ展覧会が同時…
開館は1982年。今年で開館42年を迎えた、僕と同級生の(?)岐阜県美術館に行ってきました。 美術館の敷地内には、多数のアート作品が点在しています。広々と…
大阪を中心に、50年代から60年代にかけて活動した、吉原治良が設立した伝説の前衛美術集団「具体美術協会」。その第2世代の俊英として名を馳せ、1966年に渡仏し…
《イメージの裏切り》ベルギーを代表するシュルレアリスムの画家、ルネ・マグリットが30歳の時に描いた油彩画。パイプの絵の下に添えられたフランス語の一文を訳す…
2002年より毎年、東京都写真美術館で開催されている“日本の新進作家”展。これまでに写真・映像の可能性に挑戦する新進作家を数多く発掘し、紹介し続けてきました。…
現在、東京都写真美術館では、実に7年ぶりとなる海外作家の個展,“アレック・ソス 部屋についての部屋”が開催されています。 国際的な写真家集団マグナム・フォ…
続・無料で観れる美術百選《ミュージアムタワー京橋(東京都中央区)》
今年11月2日。東京駅八重洲口から徒歩数分圏内の京橋エリアに、戸田建設の超高層複合ビル「TODA BUILDING」がオープンしました。 約3年にも及ぶ工…
世界5大東洋学研究図書館の1つに数えられている東洋文庫。三菱第三代当主である岩崎久彌によって、1924年に創設され、今年でめでたく100周年を迎えました!それ…
オタケ・インパクト―越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム
この秋、泉屋博古館東京で開催されているのは、“オタケ・インパクト―越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム”。溢れる才能に恵まれるも、性格などに難があり…
東京ステーションギャラリーで開催中の展覧会、“テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする”に行ってきました。こちらは、ザ・コンランショップの創業者で、…
『芸術新潮』で特集を組まれた回数が多い芸術家は誰?!ランキング
先日、『芸術新潮』11月号が10月24日発売されました。特集は「ムッシュ印象派 モネのすべて」。日本人が好きな画家ランキングでは、常にトップ5入りしているクロ…
現在、京都嵐山の福田美術館では、初公開となる絵巻も話題の伊藤若冲展が開催されていますが。同じく京都の京都文化博物館では、「若沖を超えろ!絢爛の花鳥画」をキャッ…
現在、福田美術館では“若冲激レア展”・・・・・いや、正確には、“京都の嵐山に舞い降りた奇跡!! 伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!”が開催さ…
“やっぱり京都が好き”や“君があまりにも綺麗すぎて”をはじめ、これまでに幾度となく、攻めたタイトルの展覧会を開催してきた福田美術館。めでたく開館5周年を迎えた…
~前回までのあらすじ~「国宝はとびきりの愛なんだよ?」宮城県で目にした国宝の石碑も、山梨県で目にした国宝の大鎧も、どっちもほしい。国宝ハンターは欲張りなんだ。…
この秋、東京国立近代美術館では、“ハニワと土偶の近代”という展覧会が開催されています。 ハニワや土偶をテーマにした展覧会ではあるものの、本物のハニワや土偶…
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京都・東山五条の路地裏にひっそりと佇む河井寬次郎記念館。 柳宗悦や濱田庄司、芹沢銈介らとともに、民藝運動の中心人物として活躍した陶芸家・河井寬次郎が、自ら…
京友禅の最高峰、千總(ちそう)。1555年に創業し、今年で470年を迎える老舗中の老舗です。 そんな千總の京都本社屋2階にあるのが、千總ギャラリー。千總が…
『クイズ!知ってる画家の知らない絵』突然ですが、こちらの絵画の作者は一体誰でしょうか? 《パリ城壁の門》と題されたこの絵画は、実は、フィンセント・ファン・…
現在、アーティゾン美術館で開催されているのは、“彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術”という展覧会。今世界的に再注目されているアボリジナル・…
現在、竹久夢二美術館で開催されているのは、“夢二でたどるアール・ヌーヴォーとその周辺”という展覧会。アール・ヌーヴォーという切り口で夢二の芸術を紹介する展覧会…
2018年の“セーラー服と女学生”、翌2019年の“ニッポン制服百年史”に次ぐ、弥生美術館の学生服展シリーズの第3弾が開幕しました!シリーズ最新作となる本展の…
2022年に開館した大阪中之島美術館をはじめ、国立国際美術館、中之島香雪美術館、大阪市立東洋陶磁美術館など、数々の美術館が密集する大阪随一のアートエリア、中之…
関西No.1と謳われたコレクター・藤田傳三郎と、その息子である平太郎・徳次郎の収蔵品を公開するために、昭和29年に大阪に開館した藤田美術館。最近訪れていなかっ…
現在、ポーラ美術館では“ゴッホ・インパクト”が絶賛開催中ですが。それとは別に、美術館全体を使って、イギリスを代表するコンセプチュアル・アーティスト、ライアン・…
ラッセンよりも普通にゴッホが好き。そんな日本人が多いからでしょう。毎年のように日本各地でゴッホの展覧会が開催されてきました。実は、今年2025年はゴッホ展の当…
もし、芸術家を芸人に例えたら?もし、芸術家を23区に例えたら?もっともしっくりくる例えは何なのか。ただそれだけを真剣に考えてみた新企画「芸術家を例えてみようの…
ちひろ美術館・東京で開催中の展覧会、“ヒロシマ🍅トマト 司修展”に行ってきました。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) 展覧会名の「…
朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)そのものに焦点を当て、アール・デコの様式美が詰まった建物の魅力を紹介する展覧会。それが、建物公開。1年に1度開催されていま…
“たましん”こと多摩信用金庫が、長年収集してきた美術品を紹介する美術館、たましん美術館に久しぶり行ってきました。 こちらで現在開催されているのが、“春のた…
もし、芸術家を芸人に例えたら?もし、芸術家を23区に例えたら?もっともしっくりくる例えは何なのか。ただそれだけを真剣に考えてみた新企画「芸術家を例えてみようの…
現在、上野の森美術館で開催されているのは、“五大浮世絵師展―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳―”という展覧会。 (注展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いておりま…
現在、生活工房ギャラリーで開催されているのは、“ヘアカラー展 なぜ染める、なぜ染まる。”という展覧会。ヘアカラー文化をテーマにした展覧会です。 白髪家系に…
現在、菊池寛実記念 智美術館では、色絵磁器の人間国宝に認定された藤本能道の個展、“鳥々 藤本能道の色絵磁器”が開催されています。 智美術館での藤本能道展は…
~前回までのあらすじ~日本全国に点在する国宝をすべて目にする。ただ、それだけの企画として2011年にスタートした“国宝ハンター”。前回の記事で、ついに200回…
現在、泉屋博古館東京で開催されているのは、住友コレクションの中核をなす青銅器に焦点を当てた展覧会。その名も、“死と再生の物語―中国古代の神話とデザイン”です。…
2018年に、栃木県那須塩原市にオープンしたN's YARDに行ってきました。 N's YARDの『N』は、現代美術家・奈良美智さんの『N』。「作品をより…
六本木ミュージアムで開催中の展覧会、“ミス ディオール展覧会 ある女性の物語”に行ってきました。 ディオールの展覧会といえば、昨年、東京都現代美術館で、…
栃木県那須塩原市にある創業1551年の老舗旅館、板室温泉大黒屋。 パッと見は、ただの(?)老舗旅館ですが、実は知る人ぞ知る、日本屈指のアートな旅館です。ア…
現在、大阪中之島美術館では、開館以来初めてとなる仏教美術展、“開創1150年記念 醍醐寺 国宝展”が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可…
現在、大阪中之島美術館では、“没後30年 木下佳通代”が開催されています。 戦後、関西を拠点に活動したアーティストで、1994年に55歳の若さで亡くなった…
JR海浜幕張駅のほど近くに位置する幕張テクノガーデン。ツインタワーおよび低層棟により構成された複合施設です。 そのモニュメントとして、海浜幕張駅から正面に…
写真集『里山物語』で第20回木村伊兵衛賞を受賞した、日本を代表する自然写真家・今森光彦さんの大規模個展が、現在、東京都写真美術館で開催されています。その名も、…
現在、東京都写真美術館(通称TOP)で開催されているのは、“TOPコレクション 時間旅行 千二百箇月の過去とかんずる方角から”。「時間旅行」をキーワードとした…
今もっとも注目を集めているアートコレクターの一人、事業家で投資家の植島幹九郎さん。2016年にNYでゲルハルト・リヒターの個展を見たのを機に、アート作品を蒐集…
美術界における今まで誰も調べたことのない、“バカせま~い歴史”を徹底研究し、その成果を独自の考察で発表する企画。それが、『美術のバカせまい史』です。 前…
昨年の今頃、資生堂ギャラリーでは、資生堂のクリエイティブワークを紹介する展覧会として、1970年代の資生堂雑誌広告にスポットを当てたものが開催されました。 『…
現在、国立西洋美術館で開催されているのは、“内藤コレクション 写本—いとも優雅なる中世の小宇宙”という展覧会。 2015年度に筑波大学・茨城県立医療大学名…
2020年より5年間5回にわたって、三鷹市美術ギャラリーでは、収蔵作品展が開催されてきました。その最大の特徴は、収蔵作品を、時代や国籍、ジャンルに分けて紹介す…
■フリーダ 愛と痛みを生きた肖像 監督:カーラ・グティエレス出演:フェルナンダ・エチェバリア・デル・リベロ2024年製作/87分/アメリカ 象徴的なアーテ…
来年放送予定のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』。その題字を手掛ける書家・石川九楊さんの大規模展、“石川九楊大全”が現在、上野の森美術館で開催され…
約2年にわたる長期改修工事を終えて、今年4月にリニューアルオープンした大阪市立東洋陶磁美術館。 『大阪市立東洋陶磁美術館リニューアルオープン』安宅産業株式会社…
安宅産業株式会社の会長・安宅英一が、個人の趣味ではなく、事業の一環として収集した東洋陶磁コレクション。それが、安宅コレクション。その質は極めて高く、世界屈指の…
芸術家や美術品を見て、あるいはニュースを見て、勝手に思っちゃたこと、想像してしまったことの数々を発表するコーナー。それが、『美術の思っちゃった』です。では、早…
今年2024年は、カルティエが原宿に、日本初となるブティックをオープンしてから50年目の節目の年。それを記念して、現在、東京国立博物館の表慶館では、“カルティ…
現在、アドミュージアム東京で開催されているのは、“コレって広告?!展 -拡張する21世紀の広告クリエイティブ-”。21世紀初頭に展開されたさまざまな広告を紹介…