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詩と写真 *ミオ*
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2014/11/23

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  • 架空線

    冬の日太陽の重みで光の帯が空に上がり路地は淡い色に沈み始めている曲がるにつれて折れるにつれて壁が金色に塗られたり梅が咲いたりなどする文学者二人の対談を聞いていた寒さに負けていたのか温かい室内では溶け出した泥のようにわたしはうつらうつらした書物、形、言葉、心、詩、といった言葉がうわずみでぐるぐるしていた外に出ると雲ひとつない青空に知らされる冷たい空気とそれを留めさせない風と縮こまる体にもよくみると芯に温かさがあってわたしはろうそく文学者二人の話を聞きながらその背景にろうそくのようなペンキのような粘土のようなでたらめなしみを見たそれがわたしだと思ったいろんな時にいろんな場所にベシャッと投げつけられるひろがりわたしの人生と光の届かない道で思うと不思議な気がする他の誰にとってもわたしの「わたしの人生」は他愛無い見...架空線

  • 感じる

    以前、「考える」について書いた。考える-詩と写真*ミオ*少し前、『考える』について、考えていた。『考える』についての考えは、少しずつ発展していったのだけれど、「もっとよく考えて整理したい」と思いながら、別のことに関心...gooblogその中で、「『考える』は分解していくと、たくさんの小さな『感じる』があるだけなのではないか」と書いた。ところで、先日、布団の中で夢うつつに、「『感じる』はどこから来るのだろう」と思った。みんな、それぞれ自分の感覚が正しいと思うのは仕方がない気がした。みんな、それぞれ感じているのだもの。自分自身でそれを否定することはとても難しい。表面的には、「私は間違っている」と思うこともできるかもしれない。でももっと身体感覚のような、自分では「感じている」とも思っていないような部分で、人は...感じる

  • みかん

    部屋を流れる朝の光の川その中洲にたたずんでみかんの皮をむく皮にくっついた薄皮がむけ果肉があらわれるまだむかれていないほうの丸い皮の外側に橙色を消さない透明なしずくがひと粒こんなつるりとした肌の内側にこんな涙をためていたなんてとあらわれる明かりその汁を味わいたいと手にとったみかん偶然の重なる傾きではじめて見えることそのときわたしは時間と光のプールを泳いでいた目はいつも開いているただまぶたがすべてを見ないですむために蓋をしているだけひとみの丸みにやさしく沿うように涙で覆われている地球その丸みにやさしく沿ってこぼれ落ちずずっと湛えてられているしずくいつもうるおっている無数の情報のプールに浸るそのうるおい閉じられることのないまぶた代わりに夜がゆっくりひと回りする外側にしかいられないわたしたちいっしょにいたくてこぼ...みかん

  • あけましておめでとうございます

    今年は一年の幕開けが、大変なことになってしまいましたね。前日には楽しい気持ちで紅白を見ていたのに。普通の暮らしは当たり前じゃないということ、あらためて感じさせられました。そして大災害に限らない、いろんなことが起こり得る世界。それを忘れず、毎日に、そして一緒にいられる人、新たに出会う人、物事に感謝して生活しよう、と思いました。年末もなんとなく通り過ぎてしまったほどに、ブログ、すっかりご無沙汰してしまいました……。転職活動、2月の発表会に向けたピアノの練習、読書、など、深刻なのか、のんきなのか、わからないような毎日です。(詩も少しずつ書いています)いずれについても、はっと自分を知らされる瞬間があり、急に焦ってみたり。年齢だけは重ねて、中身は未熟で恥ずかしい限りです。自分のことばかりでなく、まわりを見て、大切に...あけましておめでとうございます

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