連載物語0028「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
いろんなお話を綴っています。短いお話なのですぐに読めちゃいます。お暇なときにでも、お立ち寄りください
生きていればいろんな場面(ばめん)で選択(せんたく)を迫(せま)られることがある。その時、正解(せいかい)を出せるかどうかでその後(ご)のいろいろが変(か)わってくるのだ。私は今まで正解を選(えら)んできたと自負(じふ)している。ここまでの地位(ちい)と名声(めいせい)を得(え)ているのがその証拠(しょうこ)だ。そんな私の前に、新たな選択が迫ってきた。それは…、一人娘(むすめ)の一言(ひとこと)で始まった。「あたし、パパに紹介(しょうかい)したい人がいるの…」とうとうきたか…。娘も、もう年頃(としごろ)だ。この日が来ることは分かっていた。私のシミュレーションは完璧(かんぺき)だ。どんな男が来ようとも…。娘が連(つ)れて来た男を前にして、私はいささか唖然(あぜん)とした。それは、想定(そうてい)をはるかに超...1473「正解を見つけろ」
ブログ短編0645「しずく44~異変」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0644「お見合い4」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
純子は一人、部屋でパソコンとにらめっこをしていた。彼女はフリーのライターをしているのだが、締切が間近に迫っていてあせっていた。今、彼女の頭の中は完全に煮詰まっていて、昨夜から一睡もしていないのだ。こんな時、彼女は豹変する。「ただいまぁ…」夫の隆が残業を終えて、静かにドアを開けて帰ってくる。この二人、最近結婚したばかりなのだが、彼女の仕事が立て込んでいて、いまだに新婚生活を味わっていなかった。この部屋も彼女が引っ越しが面倒だと言うので、彼の方から越してきたのだ。でも、隆は満足していた。だって、彼が住んでいた部屋より、こっちの方が断然広いのだ。彼は純子の仕事について理解しているつもりだった。でも、一緒に住んでみて、その大変さに驚いた。だから、彼女が仕事に没頭しているときは、家事のほとんどを彼が担当することにな...0008「女の切り札」
ブログ短編0643「お見合い3」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
連載物語0007「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0642「お見合い2」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0641「お見合い1」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
とある中小企業(ちゅうしょうきぎょう)の社屋(しゃおく)。そこには誰(だれ)にも知られていない部屋(へや)があった。セキュリティーが厳重(げんじゅう)で社員(しゃいん)でも中に入った人はいないかも…。そもそも何でそんな場所(ばしょ)があるのか?新(あら)たに社長(しゃちょう)に就任(しゅうにん)した人が、その噂(うわさ)を確(たし)かめに役員(やくいん)を引き連(つ)れてやって来た。社屋の地下(ちか)へ降(お)りて行くと、奥(おく)まったところに確かにその扉(とびら)はあった。扉は施錠(せじょう)されていて認証(にんしょう)カードをかざさないと開(あ)かないようになっている。社長は定年後(ていねんご)に再雇用(さいこよう)された古株(ふるかぶ)の社員を呼(よ)び出した。創業時(そうぎょうじ)からいた彼なら...1472「会社の謎」
超短編戯曲0088「怪獣出現」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0640「しずく43~炎上」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0639「夢の生活」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
「雨のち晴、いつか思い出」2喧嘩をした次の日、僕たちはおばあちゃんに呼ばれた。二人とも覚悟していた。あんな騒ぎになってしまったんだから…。叩かれるかもしれない。「姉ちゃんも悪かったんだから、一緒に怒られようね」って、いつになく優しいお姉ちゃん。僕はどきどきしながら、お姉ちゃんの後に付いていく。おばあちゃんは僕たちを座らせて、ただ黙ってお茶をいれてくれた。いつものように。僕たちがお茶を飲み終わると、昔の話しをしてくれた。おばあちゃんがまだ小さかった頃の…。おばあちゃんの生まれた家は食堂をやっていた。家族だけでやっている小さな食堂。今みたいに便利な電気製品とか、インターネットなんてなかった頃。まだまだ貧しい人が多くて、生きていくのが精一杯だった時代。おばあちゃんはお父さんとお母さん、それからお兄さん、お姉さん...0011「いつか、あの場所で…」
ブログ短編0638「再出発」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
読切物語0064「家政婦ルミ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0637「幻の魔球」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
部屋(へや)の片(かた)づけをしているとき、押(お)し入れの中から未現像(みげんぞう)のフィルムを見つけた。子供(こども)のときに集(あつ)めていたガラクタと一緒(いっしょ)に箱(はこ)の中に入っていたので、その頃(ころ)に手に入れたものだろう。でも、どうして?自分(じぶん)はカメラなど手にしたことはないし、友だちにも写真(しゃしん)を撮(と)っていたヤツなんていなかったはずだ。近くの商店街(しょうてんがい)にあるカメラ店(てん)へ現像(げんぞう)を頼(たの)んだ。古(ふる)いフィルムなので難(むずか)しいかもと言われたが、どうしても確(たし)かめたくなったのだ。数日後、写真ができ上がってきた。ほとんどは劣化(れっか)でダメだったようだ。そのうち三枚(まい)は風景(ふうけい)を撮ったもののようだが、ぼやけ...1471「未現像」
ブログ短編0636「何で私?」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0635「しずく42~能力者狩り」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
とある大企業の備品倉庫。地階の奥まったところにあるので、めったに人は来ない。会社の制服を着た女性が縛られている。それを取り囲む男たち。明日香「あの、私、いつまでここに…」兄貴「今、考えてるんだよ。静かにしてろ」ふとっちょ「アニキ、もう帰ろうよ。オイラ、腹へって…」兄貴「何だと。もとはといえば、お前の、がせネタのせいでこうなったんだろうが」ちょろ「こうなったら、この女、かっさらって、そんで、売り飛ばして…」兄貴「ばか野郎。俺たちはな、落ちぶれたとはいっても、由緒ある窃盗団なんだぞ」ちょろ「だってよ、このままじゃ、金になんないし。それにこの女、結構、上玉だぜ」明日香「あの、ちょっといいですか?」ちょろ「うるせえな。おめえは黙ってろよ」明日香「でも、私、思いついたんですけど…」兄貴「やっと機密情報のことを話す気...0010「まぬけな窃盗団」
短編物語0007「メビウスの輪/キューブ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0633「秋刀魚」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0632「受付嬢」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
家の近くに新しい本屋(ほんや)が開店(かいてん)したときのこと。今どき珍(めずら)しいと思ったので入ってみた。店内(てんない)はすごく狭(せま)く、棚(たな)に並(なら)ぶ本の数(かず)もごくわずかしかなかった。でも、見ていくうちに、どの本も自分(じぶん)の興味(きょうみ)をそそるようなものばかりだと気がついた。読(よ)みたいと思って読めずにいた本や、好(す)きな作家(さっか)の作品(さくひん)、それに何だかわくわくするような表紙(ひょうし)の本――。何だこの本屋は…。まるで、自分のために選(えら)ばれ、並べられたと錯覚(さっかく)してしまう。何だか嬉(うれ)しくなって、何冊(なんさつ)かの本を手に取るとレジに向かった。でも、レジがどこにもない。普通(ふつう)なら出入口(でいりぐち)の近くにあるはずなのに...1470「不思議な本屋」
連載物語0006「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0631「暗闇の怪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
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連載物語0028「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
祐太(ゆうた)は会社(かいしゃ)の同期(どうき)の女性(じょせい)に思(おも)いを寄(よ)せていた。彼女(かのじょ)は美人(びじん)というほどでもなく、どこにでもいるようなごく普通(ふつう)の女性(じょせい)だった。彼(かれ)にしても、別(べつ)に彼女(かのじょ)に一目惚(ひとめぼ)れしたというわけでもなかった。職場(しょくば)でたわいのない話(はなし)をしたり、仕事(しごと)のあとの飲(の)み会(かい)とかで仲良(なかよ)くなって。自分(じぶん)でも意識(いしき)しないうちに、なんか良(い)いよな、やっぱり気(き)になる、好(す)きになっちゃったのかも。てな感(かん)じで、<どうしようか>と思(おも)い始(はじ)めたのは一ヵ月前(いっかげつまえ)だった。それからというもの、普通(ふつう)に話(はな)して...0017「タイミング」
ブログ短編0751「寒がり」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0750「しずく65~能力」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
街(まち)を歩(ある)いていると、前方(ぜんぽう)の人(ひと)たちが何(なん)だかざわついていた。何(なに)かあったのかと目(め)をこらしてみると、ずっと向(む)こうにウエディングドレスの女性(じょせい)が見(み)えた。しかも、こっちへ向(む)かって走(はし)っている。歩(ある)いていた人(ひと)たちは何(なに)があったのかと目(め)で追(お)い、写真(しゃしん)を撮(と)る人(ひと)もいた。わたしも驚(おどろ)いて見(み)ていたが…、その女性(じょせい)の顔(かお)、どっかで見(み)たことがあるような…。はて、誰(だれ)だったか…。わたしは必死(ひっし)に思(おも)い出(だ)そうとしてみた。でも、なかなか思(おも)い当(あ)たらない。いったいどこで会(あ)ったのか…。友(とも)だちじゃないわよね。どこか...1499「誰だったかな?」
ブログ短編0749「無駄話」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
超短編戯曲0096「絶滅危惧種」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
「おまつりの夜」7何処かでドーンと音がする。誰かが、「あっ、花火始まっちゃうよ」「早く行こうよ」みんなは表に飛び出していく。私も行こうとして…。えっ、目の前が暗くなって…。ゆかりが私を支えてくれた。立ちくらみ?どうしちゃたのかな…、変だ。おじさんが座らせてくれた。「大丈夫か?顔色が悪かったからな。人混みの中にいたから、疲れちゃったんだろう」おじさんは私に水を持ってきてくれた。「帰って休んだ方が良いかもな」そんな…。「家はどこ?おじさんが送ってあげるよ。どうせ暇だしな」ゆかりも、「私も行く。さくらをちゃんと帰さないといけないから」「…じゃ、俺も付き合うよ」「高太郎はいいよ」「どうせ隣だし…」他の男の子たちが、「行かないのかよ」「なんだ…」「残念だなぁ」「ごめんね。一緒に行けなくて…」みんなに謝った。私のため...0020「いつか、あの場所で…」
ブログ短編0748「ゲーム戦争」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0747「貯金」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
彼(かれ)が道(みち)を歩(ある)いていると、目(め)の前(まえ)の地面(じめん)が突然(とつぜん)くずれ始(はじ)めた。そして、そこに大(おお)きな穴(あな)が出現(しゅつげん)した。彼(かれ)はその穴(あな)に近(ちか)づいて恐(おそ)る恐(おそ)る中(なか)を覗(のぞ)いてみた。そこにはなぜか地下(ちか)へ続(つづ)いている階段(かいだん)があった。穴(あな)の底(そこ)の方(ほう)は真(ま)っ暗(くら)で何(なに)も見(み)えない。彼(かれ)はちょっとためらった。中(なか)へ入(はい)ってみるべきか、止(や)めるべきか…。階段(かいだん)はどこまで続(つづ)いているのか分(わ)からない。よほど深(ふか)いのか?彼(かれ)はどちらかというと冒険(ぼうけん)を好(この)まない。平穏(へいおん)が一番(...1498「謎の穴」
ブログ短編0746「えんま帳」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
連載物語0027「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
パーティ会場。客の中に紛れ込んでいた刑事たちが、すぐに出入口をふさいだ。稲垣「(驚き)どうしたんだ。なんだ、君たちは…」神崎「私が警察を呼んでおきました。事件を未然に防ごうと思いまして」稲垣「警察?なんてことを…!」客の中から、年配の警部が近寄ってきて、警部「大河原泰造だな。詐欺容疑で逮捕状がでてる。観念するんだな」稲垣「なにを言ってる。俺は…」警部「お前の仲間は、すでに我々が拘束した」稲垣「クソッ…!」神崎「警部、ダイヤは?」警部「大丈夫です。いま捜させてます。(蛍光テープを取り出し)これを貼っといたんで、連中の動きはちゃんとつかんでますよ」会場にある熱帯魚の入った大きな水槽の中を、刑事たちが手を入れて探っている。刑事「ありました。警部、見つけましたよ」(走ってきて、ダイヤを警部に渡す)警部「ほらね、日...0019「ブラックパンサー2」
ブログ短編0745「しずく64~意外」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0744「食べる」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
それは、ある日突然(とつぜん)起こった。朝、彼女との待(ま)ち合わせ場所(ばしよ)へ行くと、いつもいるはずの彼女は来ていなかった。病気(びようき)にでもなったのか?僕(ぼく)は彼女と連絡(れんらく)をとろうとスマホを取り出した。でも、どういうわけか彼女の名前(なまえ)が見当(みあ)たらない。これじゃ電話(でんわ)もできない。僕は学校(がつこう)へ急(いそ)いだ。なんか変(へん)な胸騒(むなさわ)ぎがした。教室(きようしつ)に入ると彼女を探(さが)した。でも、どこにもいない。彼女の席(せき)には他(ほか)の生徒(せいと)が座(すわ)っていた。僕はその生徒に駆(か)け寄(よ)って言った。「どうしてここに座ってるんだ。ここは吉永(よしなが)さんの席だろ」その生徒は答(こた)えて、「吉永ってだれ?ここは、あたしの...1497「吉永さん」
ブログ短編0743「同居猫」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
読切物語0073「禁断の場所」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
疑似家族計画。これは政府が新しく打ち出した政策で、いよいよ今月から施行されることになった。この計画は、一人暮らしの老人や、親のいない子供たちに家族を作ろうという目的で始まった。それと、結婚適齢期なのに、いまだに独身という男女にも適用された。国が結婚相手を選び出し、少しでも少子化を解消させようという狙いもあったのだ。この計画が発表されたとき、反対を唱える人たちもいた。だが、その声もいつしか消えてしまった。国民全体が、この計画に期待とあこがれを持つようになったのだ。のぞみは母親を去年亡くしたばかりで、今は一人で暮らしていた。大学から帰った彼女は、郵便受けの中に赤い封筒が入っているのを見つけた。差出人を見ると、<疑似家族計画推進委員会>となっていた。封筒を開けてみると、赤い紙の命令書が入っていた。彼女はそこに指...0016「疑似家族」
短編物語0003「メビウスの輪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
いつから、誰(だれ)が言いだしたのか分からないが、この学校(がっこう)にはある噂(うわさ)がささやかれていた。それは、校舎(こうしゃ)の裏手(うらて)にある古(ふる)い倉庫(そうこ)を覗(のぞ)くと悪(わる)いことが起(お)きると…。「なあ、俺(おれ)たちでその噂を確(たし)かめてみないか?」ある男子(だんし)が親友(しんゆう)を誘(さそ)っているようだ。こういう怖(こわ)いもの知らずはいつの時代(じだい)にもいるものだ。誘われた親友はどうやら尻込(しりご)みしているようだ。「夏休(なつやす)みになったらあの倉庫、取(と)り壊(こわ)しになるんだってよ。だから今しかないんだよ」それでも親友は言葉(ことば)を濁(にご)す。言い出しっぺの男子は後へ引(ひ)けなくなって、「じゃあ、俺、ひとりでも行くから…。もう...1461「見てはいけない」
ブログ短編0593「河童の手」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0592「名探偵」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0591「事情の連鎖」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0590「しずく33~執行」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
「ここは何処よ!」ファッションモデルのように着飾った若い女性が叫んだ。「エッフェル塔は?凱旋門は何処にあるのよ!」あたりには灼熱の風が吹きわたり、彼女は目がくらみそうになった。よろよろとタラップを降りると、まわりをぐるりと見わたした。そこは、荒涼とした荒れ地の中で、空港のさびれた建物と、何軒かの小さな家が点在しているだけだった。彼女はどこまでも続く大地を、ただ呆然と見つめていた。突然、不安な気持ちがこみ上げてきて体が震えた。「ここ、ガルバね」と一人の男がにこやかに近づいて来て言った。「ガルバ…」女は男に駆け寄り、「ガルバってどこよ!ここはフランスでしょう?」「なに言ってる。ここはアフリカの秘境あるよ」「アフリカって…。なんで…、何でよ。私は…」「なにも心配ないよ。私が、ちゃんとお世話するね。どうね、良い景...0004「お嬢様教育コース」
連載物語0002「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0589「秘めごと」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0588「恋のレッスン」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
私は宅配(たくはい)のドライバーをしている。これは最近(さいきん)になって気になっていることなのだが…。三カ月ほど前からか、あるお宅(たく)に毎週(まいしゅう)荷物(にもつ)を届(とど)けている。いつも同じところから発送(はっそう)されていて、同じ大きさと重(おも)さの段(だん)ボール箱(ばこ)…。これはまぁ、あることだよね。でも、不思議(ふしぎ)なのは、荷物を受け取りに出てくる人が毎回(まいかい)違(ちが)うのだ。これはどういうことなんだ?ここはどう見ても普通(ふつう)の民家(みんか)だ。看板(かんばん)とかも出ていないので、会社(かいしゃ)の事務所(じむしょ)や店舗(てんぽ)などではないはずだ。宛名(あてな)も毎回同じ名前(なまえ)になっている。いったい、この家(いえ)には何人で住(す)んでいるのか?...1460「宅配」
超短編戯曲0083「雨乞い2」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0586「無料サービス」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
「大空に舞え、鯉のぼり」4「ねえ、さくらが鯉のぼり見たいって。そっちに行っていい?」<そんなこと言ってないよ。>何でそんなこと言うの?「別にいいけど…」なんか、怒ってる?「もっとさ、愛想よくしなさいよ。さくらが怖がってるでしょう」<いいよ、そんな…。>「あのな、お前の方が怖いよ」そんなことないよ。優しいよ。「まったく素直じゃないんだから」「素直だったらお前とは付き合えないよ。もういいからさぁ、来たかったら早く来いよ」「ほんとは嬉しいくせに…。高太郎も下りて来いよ」「残念でした。いま勉強してるから…」<そんな、会ってくれないの?>「何の勉強だか。どうせまたプラモデル作ってるだけだろ」そんな趣味があるんだ。「いま手が離せないんだよ。ぜったい邪魔するなよ」「幼なじみだろう。来なかったらぶっ飛ばす」駄目だよ、暴力...0007「いつか、あの場所で…」
ブログ短編0585「しずく32~イメージ」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0584「海賊島16」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
彼にはルーティンがあった。朝(あさ)起きたときとか、出かけるときとか、自分(じぶん)で決(き)めた手順(てじゅん)を繰(く)り返す。そういうの誰(だれ)にでも多少(たしょう)はあると思う。でも、彼の場合は、そういうこだわりが他(ほか)の人より強(つよ)いようだ。几帳面(きちょうめん)すぎるのかもしれない。そんな彼の前に、見知(みし)らぬ女性が現れた。その彼女は、どういうわけか彼のことが好きになってしまったようだ。一目惚(ひとめぼ)れってヤツなのだろうか、彼女は彼にぐいぐいと迫(せま)っていった。そして彼の返事(へんじ)も聞かずに、彼女は彼と付き合うことになったと公言(こうげん)した。どうも彼女は押(お)しの強い女性のようだ。それに、かなり大らかな性格(せいかく)なのか…。彼は控(ひか)え目なところがあるの...1459「侵される」
お洒落なバーで、若い男女が人生の大切な場面をむかえていた。真理「ねえ、いつもの居酒屋でよかったのに。ここ、高いんじゃないの?」貢「あのさ、今日は…。静かなところがいいかなと思って」真理「えっ?どうしたのよ。なんか、いつものみつぐじゃなぁい」貢「俺たち、もう付き合い始めて二年だろ。そろそろ…」真理「もうそんなに。早いよね。私も、もうお肌の曲がり角かな。なんて」貢「だから、その…。ここらへんで、けじめというか…」真理「なに?もしかして、他に好きな人できちゃったの?」貢「そうじゃなくて…。ぼ、僕と…。け、けっ…、結婚しよう!」真理(結婚と聞いて、すぐに即答する)「無理」貢「えっ?なんで…」真理「私たち、このままでいいじゃない。結婚なんて…」貢「だって、俺たち好きあってるんじゃ…」真理「そうよ。私、みつぐのこと大...0006「人生の選択」
ブログ短編0583「海賊島15」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0582「海賊島14」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。