連載物語0031「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
いろんなお話を綴っています。短いお話なのですぐに読めちゃいます。お暇なときにでも、お立ち寄りください
ブログ短編0630「しずく41~切迫」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
やよいは両親を早くに亡くして、母方の祖父母のもとで育てられた。祖父母の家は道場をやっていて、柔道や空手、剣道、居合道、なぎなたなど、あらゆる武術を教えていた。やよいは淋しさを紛らわすように、小さい頃から武術の稽古に熱中した。そして、今では師範と呼ばれるほどに成長し、屈強の男でも彼女には太刀打ちできなかった。やよいは母親に似て可愛い顔立ちで、おしとやかとはいえないが優しい心を持っていた。でも、やよいと付き合おうとする男たちは、彼女の最強ぶりを知ると、怖じ気づいてしまうのかすぐに逃げ出した。そこで、やよいは決心した。今度付き合う彼には、絶対に強いところは見せないと。そして、おしとやかな女性になるために、お茶やお花を習い始めた。出会いは突然おとずれた。習い事の帰り道、やよいは引ったくりに襲われた。いつもなら簡単...0007「最強の彼女」
超短編戯曲0087「相手の気持ち」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0629「リセット言葉」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0628「気づかなかった」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
帰りの電車(でんしゃ)の中で、ふと隣(となり)の席(せき)の人が見ていた週刊誌(しゅうかんし)に目が止(と)まった。そこには、自分(じぶん)によく似(に)た男の写真(しゃしん)が…?僕(ぼく)は目を疑(うたが)った。そこに載(の)っているのは紛(まぎ)れもない自分の顔だ!しかも、<若(わか)い女性と不倫関係(ふりんかんけい)!>とでかでかとタイトルがついている。僕は思わず声をあげそうになるのをグッとこらえた。どうしてこんな記事(きじ)が…。僕はただのサラリーマンだ。有名人(ゆうめいじん)でも何でもない。そんな人間(にんげん)の記事を出して何になるんだ。しかも、ツーショット写真まで…。こんなの合成(ごうせい)だ。だって、僕は不倫なんかしてないし、こんな女性なんて見たこともない。家に着くと、幸(さいわ)いなこ...1469「ゴシップ」
読切物語0063「付喪神」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0626「未来の話」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
「雨のち晴、いつか思い出」1今日も雨。あめ、あめ、あめ…。雨が続く。いつになったら晴れるのか。雨の日は嫌いだ。…僕の心にはポッカリと大きな穴が空いている。僕の世界の一部が消えたんだ。大好きな、大好きな…、おばあちゃん。…雨の日に、おばあちゃんが亡くなった。一年くらい前まで一緒に住んでいた。病気になってからはおばさんの家へ。おばさんが看護師の資格を持ってたから、その方が良いだろうってことになって。お母さんはときどき手伝いに行っていた。お父さんも仕事の帰りに見舞いに行く。僕だってお姉ちゃんと一緒に…。僕には姉がいる。二つ上で中学生。二人で行くと、おばあちゃんはいつも笑顔で迎えてくれた。そして必ずと言っていいほど聞いてくる。「仲良くやってるかい?」って。おばあちゃんがいた頃、よく喧嘩をした。いま考えると、喧嘩の...0010「いつか、あの場所で…」
短編物語0006「メビウスの輪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0625「しずく40~戸惑い」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0624「ゆれる」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
彼には思いを寄(よ)せている女性(じょせい)がいた。だが、その彼女は彼のことを何とも思っていないようだ。友(とも)だち…いや、知(し)り合いのひとり、としか認識(にんしき)していなかった。それが、どういうわけか、最近(さいきん)になって彼に話しかけてくることが多(おお)くなった。これはどういうことなのか?彼はずっと彼女と話がしたいと思い続(つづ)けていたので、その願(ねが)いがかなっているのか…。彼は妄想(もうそう)を膨(ふく)らませた。もしかしたら、自分(じぶん)には人を操(あやつ)る能力(のうりょく)が芽生(めば)えたのかもしれない。もしそうなら、彼女ともっと親密(しんみつ)に――。こうなると、自分の能力を確(たし)かめてみたい、という欲求(よっきゅう)が抑(おさ)えられなくなってきた。でも、いきなり...1468「勘違いでしょ」
連載物語0005「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0623「閉鎖」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0622「…生き方」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
子供向けイベントの控え室。出演者たちが準備をしている。吾朗「なあ。何だよ、これ」祐介「それは、虫歯キングーだよ。子供たちの歯を虫歯に変えてしまう…」吾朗「そう言うことじゃなくて。ヒーロー物だって言ったよな」祐介「そうだよ。吾朗には悪役の大将になってもらって…」吾朗「あのさ、もっとさ、別のやつがあるだろ。もっと、こう…」祐介「えっ?」吾朗「だから、仮面ライダーとか、ウルトラマンとか、何とかレンジャーとか、格好いいのがあるじゃない。なんで、こんな…。格好悪いだろ、こんなんじゃ」祐介「そうかな?でも、子供たちには、けっこう人気あるんだぜ」吾朗「ホントかよ。それに、それなんだよ。お前の着てるの?」祐介「これは、ピーマン。正義の味方で、子供たちを虫歯キングーから守っちゃうんだ」吾朗「ダサいよ。だいいち、ピーマンなん...0009「正義の味方ピーマン!」
超短編戯曲0086「雨乞い5」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0621「ハードボイルドな…」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
それは突然(とつぜん)だった。誰(だれ)だか分からない人の感情(かんじょう)が自分(じぶん)の中に飛(と)び込んできた。これには驚(おどろ)いた。急(きゅう)に涙(なみだ)がこぼれそうになって…。僕(ぼく)は慌(あわ)ててトイレに駆(か)け込んだ。こんなこと初(はじ)めてだ。自分ではどうすることもできない。どうやら、これは女性(じょせい)のようだ。恋人(こいびと)に別(わか)れを突(つ)きつけられたのか…。強(つよ)い悲(かな)しみの感情(かんじょう)が僕の中に充満(じゅうまん)している。しばらくすると、ウソのように悲しみが消(き)えていった。この日から、同じようなことがたびたび起(お)こった。ある時なんか、殺意(さつい)がわいてきて…。部屋(へや)で一緒(いっしょ)にいた彼女に手をかけるところだった。何...1467「つながる」
ブログ短編0619「最高傑作」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
読切物語0062「生きること」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0618「告白の友」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
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連載物語0031「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0760「しずく67~帰還」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
駅前(えきまえ)にある女神(めがみ)の銅像(どうぞう)。いつからか、ここは恋人(こいびと)たちの待(ま)ち合(あ)わせの場所(ばしょ)になっていた。今宵(こよい)も女神(めがみ)が見守(みまも)るなか、何組(なんくみ)もの恋人(こいびと)たちが夜(よる)の街(まち)に消(き)えていった。亜紀(あき)は駅(えき)の大時計(おおどけい)を何度(なんど)も見上(みあ)げていた。今夜(こんや)は、一週間(いっしゅうかん)ぶりに彼(かれ)に会(あ)える。この一週間(いっしゅうかん)、お互(たが)いの仕事(しごと)が忙(いそが)しくて、電話(でんわ)でちょっと話(はな)しをしただけだったのだ。亜紀(あき)は人混(ひとご)みの中(なか)に彼(かれ)を見(み)つけて、思(おも)わず笑(え)みがこぼれた。彼(かれ)も彼女(...0018「携帯つながり」
ブログ短編0759「おとぎ話的な」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0758「助けて」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
彼女(かのじょ)は歴史調査委員会(れきしちょうさいいんかい)に勤(つと)めていた。主(おも)な仕事(しごと)は、歴史(れきし)に残(のこ)されていない真実(しんじつ)を掘(ほ)り起(お)こし記録(きろく)していくことだ。彼女(かのじょ)はこの仕事(しごと)にやりがいを感(かん)じていた。今回(こんかい)の調査(ちょうさ)からは、いよいよひとりで向(む)かうことになっている。今(いま)までは先輩(せんぱい)と一緒(いっしょ)だったので旅行(りょこう)気分(きぶん)ってところがあった。でも、今回(こんかい)はかなり緊張(きんちょう)しているようだ。どこかぎこちない感(かん)じがにじみ出(で)ている。――若(わか)い女性(じょせい)を前(まえ)にして、彼女(かのじょ)は首(くび)を傾(かし)げた。取材(しゅざい...1502「歴史調査委員会」
連載物語0030「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0757「うなされる」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
「夏休(なつやす)みのこわーいお話(はなし)」1いよいよ夏休(なつやす)み。僕(ぼく)らの夏(なつ)がやってきた。通信簿(つうしんぼ)の難関(なんかん)はあったけど、なんとか切(き)り抜(ぬ)けた。今年(ことし)はさくらもいるし、楽(たの)しくなりそうだ。僕(ぼく)たちの学校(がっこう)では、夏休(なつやす)みになると秘密(ひみつ)の行事(ぎょうじ)があるんだ。秘密(ひみつ)といってもみんな知(し)ってるんだけど。この行事(ぎょうじ)を誰(だれ)がいつ始(はじ)めたのか、今(いま)では誰(だれ)も知(し)らないみたい。残(のこ)っている記録(きろく)で一番古(いちばんふる)いのは、昭和三十年頃(しょうわさんじゅうねんころ)なんだって。なんの行事(ぎょうじ)かというと、それは肝(きも)だめし。毎年(まいとし...0021「いつか、あの場所で…」
彼女(かのじょ)は小学生(しょうがくせい)の頃(ころ)、自分(じぶん)のことを特別(とくべつ)な人間(にんげん)だと思(おも)っていた。しかし、彼女(かのじょ)の前(まえ)にもっとすごい小学生(しょうがくせい)が転校(てんこう)してきた。彼女(かのじょ)は、勉強(べんきょう)も運動(うんどう)もその子(こ)にはまったく勝(か)てなかった。しかも、彼女(かのじょ)は必死(ひっし)になってやっているのに、その子(こ)はいとも平然(へいぜん)とやってしまう。彼女(かのじょ)は、自分(じぶん)がどこにでもいる普通(ふつう)の人間(にんげん)なのだと思(おも)い知(し)らされることになった。それから十数年後(じゅうすうねんご)。彼女(かのじょ)は社会人(しゃかいじん)になり、そこそこの一流企業(いちりゅうきぎょう)...1501「よからぬもの」
連載物語0029「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0754「神隠し」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
駅前(えきまえ)の喫茶店(きっさてん)。利恵(りえ)がそわそわしながら待(ま)っている。そこへはるかがやって来(く)る。利恵「もう、遅(おそ)い。何時(なんじ)だと思(おも)ってるのよ」はるか「十分遅(じゅっぷんおく)れただけでしょ。それに、急(きゅう)に呼(よ)び出(だ)しといて…」利恵「ねえ、どうしたの。そんなにお洒落(しゃれ)しちゃって」はるか「ちょっと……ね。私(わたし)だって、暇(ひま)じゃないんだから」利恵「そうなんだ。うふふふ…」はるか「変(へん)な笑(わら)い方(かた)するな。それで、急用(きゅうよう)ってなによ。私(わたし)、あんまり時間(じかん)ないから…」利恵「(あらたまって)報告(ほうこく)します。私(わたし)、ついに彼氏(かれし)ができちゃいました」はるか「はい?なによ、そんなこ...0020「ゴールを目指して」
ブログ短編0753「気になる人」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0752「求めるもの」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
休日(きゅうじつ)。妻(つま)は友(とも)だちと遊(あそ)びに行(い)ってしまったので、私(わたし)は家(いえ)でのんびりと過(す)ごすことにした。昼近(ひるちか)くになって、お腹(なか)もすいてきたので昼飯(ひるめし)でも作(つく)るかと台所(だいどころ)へ向(む)かった。といっても、たいしたものは作(つく)れないし、それにひとりだ。確(たし)か、買(か)い置(お)きのカップ麺(めん)があったはずだ。あちこち戸棚(とだな)を開(あ)けて探(さが)してみる。そこで私(わたし)は、とんでもないものを見(み)つけてしまった。銀行(ぎんこう)の名前(なまえ)が入(はい)った封筒(ふうとう)…。こ、これは、まさか…、妻(つま)のへそくり!?私(わたし)は思(おも)わず手(て)に取(と)った。厚(あつ)みがあって、...1500「妻のへそくり」
連載物語0028「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
祐太(ゆうた)は会社(かいしゃ)の同期(どうき)の女性(じょせい)に思(おも)いを寄(よ)せていた。彼女(かのじょ)は美人(びじん)というほどでもなく、どこにでもいるようなごく普通(ふつう)の女性(じょせい)だった。彼(かれ)にしても、別(べつ)に彼女(かのじょ)に一目惚(ひとめぼ)れしたというわけでもなかった。職場(しょくば)でたわいのない話(はなし)をしたり、仕事(しごと)のあとの飲(の)み会(かい)とかで仲良(なかよ)くなって。自分(じぶん)でも意識(いしき)しないうちに、なんか良(い)いよな、やっぱり気(き)になる、好(す)きになっちゃったのかも。てな感(かん)じで、<どうしようか>と思(おも)い始(はじ)めたのは一ヵ月前(いっかげつまえ)だった。それからというもの、普通(ふつう)に話(はな)して...0017「タイミング」
ブログ短編0751「寒がり」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0750「しずく65~能力」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
読切物語0061「海栓」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0608「あなた」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0607「思うまま」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
彼は綿密(めんみつ)に計画(けいかく)を練(ね)った。金(かね)が集(あつ)まる日も確認(かくにん)し、逃走経路(とうそうけいろ)も頭(あたま)に入っている。だが、決行(けっこう)の日…。どういうわけか、予期(よき)せぬことばかりが起(お)きた。そして計画は失敗(しっぱい)し、彼は警察(けいさつ)に追(お)われる身(み)となった。逃走用(とうそうよう)に用意(ようい)した車(くるま)も、警察が盗難車(とうなんしゃ)と確認しレッカー移動(いどう)させられるところだった。ちょうど目の前にマンションがあった。彼はそこに潜(もぐ)り込(こ)むことにした。以前(いぜん)、宅配(たくはい)の仕事(しごと)をしたことがあるので、外観(がいかん)を見ればだいたい分かる。「ここは単身(たんしん)用の賃貸(ちんたい)だなぁ。...1464「遊ぼう」
ブログ短編0606「お嬢さま」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0605「しずく36~盟友」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
短編物語0004「メビウスの輪」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
夜中の二時、慎吾は夢にうなされて目を覚ました。ここ一週間というもの、毎晩おなじ夢をみていた。いま住んでいるアパートにいて…。その部屋は、家具の配置から何もかも現実とまったく変わらなかった。ただ違うのは、小夜という名の女がいて…。夢の世界では、その人と結婚していて、一緒に食事をしたり、たわいのない話をしていたようだった。<ようだった>と言うのは、慎吾自身、断片的にしか夢を思い出せないのだ。でも、とてもリアルな、本当に二人で暮らしている感覚が、目が覚めてからも消えずに残っていた。慎吾には結婚を約束している彼女がいた。とても明るくて優しい女性で、もとは同じ職場で働いていたのだが、今は配属が変わって別の課になってしまった。「ねえ、大丈夫?」目を覚ました慎吾に、ひかるは優しく声をかけた。「今日は病欠だって聞いて、び...0005「夢の中の君」
ブログ短編0604「雪山」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0603「嵐を呼ぶ男」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
学校(がっこう)には異界(いかい)へつながる道(みち)があるという。今でも学校を舞台(ぶたい)にいろんな怪談(かいだん)が語(かた)られるのはそのためだ。そして、あたしが通(かよ)っている学校にも、どうやらそれはあるみたい。あたしのクラスにはちょっと変(か)わり者(もの)の男の子がいる。他(ほか)の子と雰囲気(ふんいき)が違(ちが)っていて、どこか近寄(ちかよ)りがたい感じがした。その子には友だちはいないみたいで、いつも窓(まど)から外(そと)を見つめていた。いったい何を見ているのか、あたしはちょっと気になっていた。ある日のこと。教室(きょうしつ)に忘(わす)れ物をしてしまい、あたしは学校へ戻(もど)ってきた。もう五時を過(す)ぎていて外はまだ明るいけど校舎(こうしゃ)の中は薄暗(うすぐら)く感じた。足早...1463「学校の不思議」
連載物語0003「空からきた少女」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0601「情報を制するもの」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0600「しずく35~真相」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
「大空に舞え、鯉のぼり」5「さくら、ごめんな。あとよろしく」<よろしくって。>そんな…。「まったく…」高太郎君はまだ何か言いたげだったけど、私の方へ来て一言。「こっち」「えっ?」私が何のことか分からなくて戸惑っていると…。「鯉のぼり」私と目を合わせないでまた一言。そのまま行ってしまう。<ちょっと待って…。>私は彼の後を追って家の裏手へ。こんなところにも庭があるんだ。彼は上を見て、「ほら」っと指さす。私はその指先を見上げる。「わーっ、大きいーィ」思わずつぶやいちゃった。大きな鯉が風に揺れている。まるで生きているみたい。私は団地サイズの鯉のぼりしか見たことがなかった。こんな大きな鯉を間近で見られるなんて…。「あのさ、こんなの普通だって」<…そうなんだ。>「ここ、けっこう眺めいいだろ。海だって見えるんだぜ」「…...0008「いつか、あの場所で…」
超短編戯曲0084「雨乞い3」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0599「ケーキを求めて」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
ブログ短編0598「夫婦の絆」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。
道路脇(どうろわき)に車(くるま)が停(と)まっていた。そこへ乗(の)り込んでいく若(わか)い女。助手席(じょしゅせき)に座(すわ)ると、鞄(かばん)から牛乳(ぎゅうにゅう)とパンを取り出して運転席(うんてんせき)の男に差(さ)し出した。男はそれを見て、「牛乳とあんパンかよ。俺(おれ)さぁ、牛乳はダメなんだよ。お腹(なか)がなぁ…」「す、すいません。はりこみには牛乳とあんパンが定番(ていばん)かと…」「お前さぁ、刑事(けいじ)ドラマの見過(みす)ぎなんじゃないのか?そんなんで――」そこで男は、女が悲(かな)しそうな顔(かお)をしているのに気がついた。上司(じょうし)から言われていたのだ。くれぐれも言動(げんどう)には注意(ちゅうい)するようにと。新人(しんじん)の、しかも女性と組(く)んでいるのだ。パワハ...1462「はりこみ」
ブログ短編0597「振込…」を再公開しました。<みけの物語カフェ>ホームページ版もお立ち寄りください。左側のブックマークの欄からいけますよ。ホームページで再公開しました。