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敏洋 ’s 昭和の恋物語り https://blog.goo.ne.jp/toppy_0024

[水たまりの中の青空]小夜子という女性の一代記です。戦後の荒廃からのし上がった御手洗武蔵と結ばれて…

敏ちゃん
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岐阜市
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伊万里市
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2014/10/10

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  • ごめんなさい

    ごめんなさい。少し前から心身の調子が悪くなっています。始めは例の如くさぼり病かと思っていたんですがねえ。どうも身体の方でも調子が悪くなり始めまして。無理をしつつ(「いやいやながら」といった表現を使うのはいやなのですが)[水たまりの中の青空]を続けていたのですが、いよいよ限界です。少しの間休憩します。鬱ではないで(のはずです)。ストレスをね、感じるようになったんですわ。以前ならば聞き流したり見過ごしたりする状況が、どうにもねえ、いちいち癇に障るようになりだしまして。落ち着かせなければなりません。血液検査において、異常値があちこち散見されるようになっちまいました。血糖値が高値安定状態になってしまい、もう四ヶ月近く続いています。一時期下がりかけたのですが、このところまた高値維持に。ということで、原因らしきものが分かっ...ごめんなさい

  • 水たまりの中の青空 ~第二部~ (百十八)

    武蔵に言われるまま、小夜子は店を早退した。「この時間では、あそこだな。本当はビーフステーキでも、食べさせてやりたいんだがな。そうだ、休みの日に時間を作れ。銀座一の店に連れて行ってやるぞ。どうだ?」「ほんと?ビーフステーキをご馳走してくれるの?約束よ、絶対よ」小夜子は目を輝かせて、武蔵を見つめた。「それに、服も買ってやろう。小夜子には、もっとレディになって欲しいからな。俺の愛人にしては、その服は見すぼらし過ぎる」「嬉しい!約束よ、きっとよ。今度の日曜日がいいわ」武蔵の周りをスキップしながら、小夜子は満面の笑みを見せている。“これだ、この笑顔だ”。武蔵の周りには、常に誰かしらがいる。独り住まいの自宅から一歩出れば、町内の面々から「旦那さん」と声をかけられる。毎年町内会に対して町費以外の寄付を申し出ている。代わりに、...水たまりの中の青空~第二部~(百十八)

  • 水たまりの中の青空 ~第二部~ (百十七)

    「あら?素敵な小物入れね。あなたには、ちょっと似合わないわ。あたし位の年齢にならなくちゃ」武蔵がトイレに立った折に、初めて席に着いた典江が小夜子に詰め寄った。武蔵からのプレゼントだろうと、あわよくば取り上げてしまおうと考えた典江だ。「こらこら、人の物を欲しがるな!お前さんの悪いくせだぞ」すかさず、梅子が嗜める。首をすくめて、その小物入れを小夜子に戻した。「これだけは、だめなんです。あたしの宝物なんです、アーシアに貰ったものなので」頬ずりせぬばかりに、胸の前でしっかりと抱きしめた。「あら?この絵柄……えっ!ま、まさか。これ、アナスターシアから貰ったの?どうやって貰ったの?何々、何て書いてあるの!」特異なロゴを目ざとく見つけた典江が、声を荒げた。「“小夜子へ、アーシアより”ですけど」「どういう関係なの。ちょっと待っ...水たまりの中の青空~第二部~(百十七)

  • 水たまりの中の青空 ~第二部~ (百十六)

    困惑顔で、加藤は小夜子に翻意を促した。「そうですよ、小夜子さん。宅の言う通りです、ご実家にお帰りになると言うのならまだしも。でもまあ、決心は固いみたいですね」奥方は口でこそ小夜子を引き留めるが、その目の中には“厄介払いが出来る”と、安堵の色が見える。「ご心配をおかけしまして、申し訳ありません。でも一人暮らしと言いましても、会社の寮に入りますので。学校に通いながら時間の空いた時に、事務のお手伝いをさせてもらうことになっております。卒業後は、その会社で通訳のお仕事をさせて頂けることになりました」凛とした小夜子の態度に、加藤は驚いた。上京し立てのおどおどとした態度が微塵もない。それどころか、自信に満ちた表情を見せている。“何があった、と言うのだ。まさかとは思うが、正三君との間に何か約束事でもあるのか?”加藤は小夜子の...水たまりの中の青空~第二部~(百十六)

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