日本列島寒さの極限を示す、二十四節季の一つ大寒である。そんな寒さに向かっているというのに、ここんところ気持ちがようやく前向きになったように思う。昨年末から続いた身内やご近所さんのご不幸で気持ちどんより、なんかしら吹っ切れないものを引きずっていた。気持ちとは裏腹に身体が少し運動を要求しているみたいな気がしてきて、近回りではあるが珍しくウオーキングに出るようになった。同じ歩くのなら、近道となる国道を避けてくねくね路地がある裏道を選んでいる。その昔は「〇〇銀座」と呼ばれた商店街の面影を残している場所もある。見つけた!その昔栄えた豪商の面影を残した「河本百貨店」。中屋根に載せた金看板には「創業明治25年」とある。待てよ、指では足りない、電卓が要る。大正元年が1912年というから、明治25年と言えば1892年の創業...「往時を偲ぶ裏通り」