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いまじなりぃ*ふぁーむ https://ameblo.jp/mizumaru-gaku/

物書きブログです。エッセイ、詩、短歌、俳句、ショートショート、小説、ギャグ。渾然一体。(^m^)

ショートストーリーの『えとわ(絵と話)』を中心に、ノンジャンルでいろいろ書いています。中・短編小説も公開してありますので、ご一読いただければ幸いです。(^^)

水円 岳
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枚方市
出身
旭川市
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2013/05/06

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  • はんしゅつご

    『搬出後』 搬出後のがらんとした倉庫に 一人で立っている(ツバキ) 鉄骨に寄りかかって缶コーヒーを飲んでいたら もう一人のアルバイトの青年が声をかけてきた「終…

  • とわののはら ついのたび 8

    最終話 永遠の野原(8) 綾瀬さんは、携帯に高木さんからメッセが入っていたのを見て慌てて帰っていった。いや……そういう言い訳をした。失った五十年が無神経な越権…

  • とわののはら とわののはら 7

    最終話 永遠の野原(7)「謎かけだけだと話が進まないから、私がどう考えたかを披露しておく。答えじゃないからね。あくまでも私見だよ」 野原に背を向け、眼下の家並…

  • とわののはら とわののはら 6

    最終話 永遠の野原(6)「佐々木さん」「うん?」 さあてこれからどうしたものかなあと足元のゴミを見下ろしていたら、背後で綾瀬さんの声がした。「ああ、綾瀬さんか…

  • とわののはら とわののはら 5

    最終話 永遠の野原(5) 俺が部屋を訪ねた時、豊島さんはレンズの分厚い眼鏡をかけてノートパソコンのキーをものすごい勢いで叩いていた。「豊島さん、その後いかがで…

  • とわののはら とわののはら 4

    最終話 永遠の野原(4)『抜いて放っておけば萎びて土に戻る草と違い、穂坂さんの入植以降野原に持ち込まれたものは、ずっと残るものばかりです。少量なら都度野原の外…

  • とわののはら とわののはら 3

    最終話 永遠の野原(3) ラインの方には短い案内だけを出しておく。短文の連打で膨大な情報量をさばくのは、少なくとも俺には無理だからな。『野原ラインのみなさま。…

  • とわののはら とわののはら 2

    最終話 永遠の野原(2)「佐々木さん、大変でしたね」「まいったよ。こう続けざまだとなあ」 お袋のあれやこれやで走り回っている間に四月も後半。どんな事情があって…

  • とわののはら とわののはら1

    最終話 永遠の野原(1) お袋の葬儀と施設退所の手続きでばたついた三月下旬。俺たちは、寂しさや悲しさを年度末の慌ただしさで紛らせるようにして予定内外の変化をこ…

  • しおをもる

    ものすごく不幸とか不運というわけじゃないんだが、こつこつ小出しで困ったことが積み重なり、気力ががっつり削がれる。『やなことジャブ』というやつは、本当にしんど…

  • たえきったもの、たえきれなかったもの

    うちでは、多肉系の面々を冬でも室内に入れず年中ベランダに出しっぱなしにしています。一年に何度かは気温が零下になることがあるので、寒さに弱いものは凍みてアウト…

  • そのさはどこからくるのか

    いや、ふと思ったものですから。 その差はどこから来るのかなあと。 最後に咲き残ったビンカとバラ。どちらも冷気で傷んでぼろぼろです。二者の間で大きな違いはない…

  • いわかん

    久しぶりに、画像一枚のネタです。 次の画像、違和感を覚えませんか? 特に珍しい植物ではありません。 デンドロビウムですね。 でも。地植えはかわいそうでしょう…

  • どっこいいきのびる

    花苗は時期はずれでない限りリーズナブルな価格で購入できますし、毎年新しい苗を使った方が早くきれいに仕上がります。多年草であっても、翌年使わずに新苗に入れ替え…

  • みをすててこそうかぶせもあれ?

    「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、だあ? ふざけんな! ぽいっと捨てられたら、自力で浮かぶしかないんだよ!」 漂流中、亀に間違えられてさ。 本物の亀に怒られたん…

  • うらごえ(ふぁるせっと)

    『裏声(ファルセット)』る あらあ あれ あるあある あれ お あれ るうううあああこちこちとステンドグラスにぶつかって散り光る賛美歌マリアの足元に横たわる…

  • かれはとぼく

    ぼくが 枯れ葉に似ているわけじゃない枯れ葉が ぼくに似ているわけでもないぼくのご飯が 枯れ葉ってことじゃないしぼくの子供が 枯れ葉を食べて育つわけでもないぼく…

  • かんのおことば

  • たいひ 1

    自分が幸福か不幸かを考える時。 どうしても他人と比べたくなる。 よくわかってるよ。 そんなことをしてもナンセンスだってね。 幸福も不幸も相対値さ。 絶対基準…

  • おかしいなあ

    色のない世界で、私だけが色を有している。私の鮮黄色は生命の象徴。闇を照らして素晴らしい印象を残すはずなのに。 なぜか世界から疎外され、不恰好にぎらついている…

  • おーるど・あんど・にゅー

    斃れゆく古い者の合間から新たな者が立ち上がる(ナヨクサフジ)古い者は新たな者を羨まない(ヨモギ)新たな者は古い者を敬わない(ヤハズエンドウ)彼らはよく知ってい…

  • きりとる

    「鋸なのに、ちっとも切れないんだね」「逆だよ。切り取られたから鋸になったんだ」「切り取り線ばっかで、残る身がないじゃん」「てか、切り取れるもんなら切り取ってみ…

  • あしあととそくせき

    あしあととそくせき。漢字表記は同じ『足跡』。訓読みと音読みの違いだけだ。だが、意味は微妙に異なる。 あしあとは残るものだが、そくせきは残すものなのだ。 自ら…

  • ぱっちわーく・しんどろーむ

    《ショートショート 1510》『パッチワーク・シンドローム』 (ラフ・キャンバス 5)「こんなの、聞いてないよ。どうしよう……」 応接室に一人残ったわたしは、…

  • のにかえる

    わたしたちはいつの間にか野から連れ出されたのだ(スイセン)並べられて花壇で微笑むようにと強いられたのだ(ヒメリュウキンカ)それはわたしたちの望みではないだから…

  • おわりではなく、はじまりなのだ

    これでおわりではない(オオオナモミ)これからはじまるのだ(ホシアサガオ?)みずからおわらせることなどできないはじめなければすぐおわりになってしまうのだから(セ…

  • あかをのこす

    世界が白と黒に塗り分けられようとしているだが私はそのどちらにも与したくない(ロウバイ)だから赤を残すほんのわずかでもいい赤を残す(ウメ)塗り分けに抗う意思の熱…

  • まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい おうごん2

    シーズン9 第四話 黄金(2) テオはオルムと同じ、北国ガレリアの出自じゃ。ガレリアは王制国家だが、継代の仕組みが他国と異なっており、国を代表する五つの名家が…

  • まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい おうごん1

    シーズン9 第四話 黄金(1) 寒が緩み、雪が完全に退いて、野山が徐々に薄緑の芽吹きで覆われるようになってきた。待ち望んだ春の到来を受けて、畑を耕す農夫たちの…

  • しがつのうた

    (ホトケノザ)Across The Sky by Pat MethenyAcross The Sky大空を大胆に横切り 春の予感が現実に変わるPass Tim…

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