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  • EMSラベルの電子化

    これまで手書きだったEMSラベルが電子化されている。 前回の台湾宛EMSはラベル作成ソフトがうまく機能せずに手書きだったが今回は成功。 EMSが嫌だった理由の一つがラベルの手書き。 クーリエだったら住職録から発送先を読み出して印刷するだけにも関わらず、 EMSは手書きだった。 米国以外は今のところ手書きでもOKだが、いずれすべての国で手書きラベルは受け付けなくなるだろう。 このEMSラベルのよいところは、予めラベルデータを作成しておき、郵便局でラベルを印刷できること。 これまでラベルを手書きしていたが、こんな汚い字で現地で読めるのかと不安だったが、これなら安心。

  • アマゾンマーケットプレイスの模倣品対策

    アマゾンのマーケットプレイスが始まってから、中国から商品が送られてくることが増えたなあと思う。 最近のEMSは、中国発送なら一週間もあれば日本に商品が到着することもあって、ますます中国発送に拍車をかけている。 そこで問題なのが、商標権侵害などの模倣品である。 アマゾンを利用する人は、模倣品を積極的に買うというより、知らない間に模倣品を買ってしまっていることが多い。 日本で商標権が登録されて中国では商標権が登録されていない場合を考えてみる。 この場合、日本で商標が付された商品を許諾なく販売すれば商標権侵害になる。 中国で商標を付された商品を販売しても中国国内では侵害にはならない。 同じ商品でも製…

  • 仮想通貨口座を開設してみた

    経済を勉強するには株を始めるのが一番だと、むかし言われたことがある。 バブルのその当時、経済は右肩上がりが常識で、しかも日本は経済優等生。 なので経済にそれほど興味があるというわけではなかった。 バブルが弾け経済問題が深刻になると同時に経済にも興味をもつようになった。 為替が経済に影響を与えるということで為替相場にも興味をもつようになった。 そしてそのとき証券口座とFX口座を開設して実際に運用してみた。 これと同じ感覚で今回は仮想通貨口座を開設してみた。 仮想通貨についてはブロックチェーン技術を使用しているということで技術的に興味はあったが、それだけでは昨今の仮想通貨の動きを理解することはでき…

  • 商標が機能しない日本酒

    日本酒選びが難しいのは同じブランドにも関われず、製造年によって、同じ製造年でも桶によって、同じ桶でも店によって、味が変わってしまうところ。 水、米、空気、そして杜氏によって味が変わるのが日本酒。 商標には品質保証機能というものがあるのだが、それはつまり、このブランドの日本酒を以前に買って美味しかったから、今回もこのブランドの日本酒を買えば、再び美味しい酒が飲めるという期待である。 しかし、この期待は日本酒については見事に裏切られるのである。 前回美味しかったから、今回も美味しいということは、日本酒の世界ではありえないと言ってもいい。 ただしこれには例外がある。 製造工程が管理されているところ、…

  • 技術的に優れているからと言って成功しないのは仮想通貨の世界も同じ

    リブラが頓挫している。 ビットコインのボラティリティリスクを研究してデザインされたリブラという通貨。 ちょっと気になるのが一民間企業であるFBが管理するという人為的な取り決めだが、それ以外は技術的にもビットコインをはるかに凌駕している。 世の中、数え切れないアルトコインが発行されているのに、なぜリブラが発行に至らないのかと言えば、あまりにもできすぎているから。 逆に言えば、現在、発行されている仮想通貨は致命的な欠点があり、既存政府の通貨主権を脅かす存在にはなりえないと見られている証左だろう。 リブラの教訓を生かすとすれば、次に発行される新規仮想通貨は、あえて欠点がある通貨ということになる。 爆…

  • 暗号資産は弁理士と親和性が高い

    ビットコインのバブルが再来している。 これだけ急騰すれば投資先として興味を持つ人が増えるのも当然なのだが、暗号資産と聞いて弁理士が想起するのは暗号資産を支えている技術だろう。 暗号化やブロックチェーンに分散台帳化にスタビリティにフォーク。 これらの要素技術は、暗号資産が登場する前からすでに何らかの形で接している弁理士は多い。 暗号資産で使われている技術も、通信やコンピュータの発明に接していれば、これまで書いてきた特許明細書を思い出しながら、なるほどと理解できるものが多い。 スタビリティやフォークなどはパケット通信や、バイパス演算を思い出す。 スマートコントラクト技術も、ちょうどビジネスモデル発…

  • 海外決済で暗号資産を使う日も近い

    海外送金が年々厳しくなってくる。 ここ一ヶ月ですでに2度も外国からの送金がストップしている。 1回の決済額も1000ドルや2000ドルにもかかわらず、マネーロンダリング対策と称してやたらと行内ルールを厳しくしているようだ。 一昨年だったか、UAEからの送金を受けるときには、なんと個人あての外国送金はできないとまで言われる始末。 法人口座があったから良かったものの、特許事務所のほとんどが個人事業であるのは日本だけではないはず。 銀行経由の海外決済が足かせになるならBTCという手もある。 日本以上に暗号資産決算が盛んな米国とかだったら始めやすいかもしれない。 SquareSpaceに続いて最近では…

  • 利益相反の不動産取引で仲介が成り立つ不思議

    われわれ弁理士のしごとでは当たり前の利益相反という考え。 侵害訴訟で代理するときはもちろん、出願代理するときも、すでに代理している手続きと利益が相反する手続きの受任を制限している。 利益が相反する当事者同士の間で仲介が存在せず、当事者がそれぞれ代理人を選任して手続きを行うのだが、そんな当たり前のことが不動産の取引には当てはまらないのはなぜか。 不動産を売買する場合も賃借する場合も一番の利益相反事項である価格の問題が必ずつきまとう。 家主が高く貸したい、高く売りたいと考えているのに対して、借り主・買い主は安く借りたい、安く買いたいと考えているという利益相反手続きが共通の仲介人により処理されている…

  • 秘密情報の持ち出しが可能な日本

    退職者が社内情報を持ち出す事件の報道をみると、外資企業の退職者に対する扱いを思い出す。 上海にいたときだったか、外資企業に務めていた社員の解雇事情を聞いたことがあるのだが、解雇を言い渡されたあとにできることは身の回りの整理だけになると言っていた。 PCを使うこともできず、もちろんデータベースにアクセスすることもできない。 解雇が当たり前の外資企業ならではの対応だが、この対応が社内情報の漏洩防止に役立っていることは間違えない。 日本企業の場合、即解雇ということは稀で退職を願い出て、その後、数ヶ月に渡って引き継ぎを行うのだが、これが情報漏えいにつながってしまう。 情報が電子化される前であれば、社内…

  • 富士宮白尾山から見る富士山

    見知らぬところへ足へ延ばす目的は、将来の働く場所の下見。 行ったからといって常にいい場所に巡り会えるわけではないが、それでもここはという候補地が何箇所か頭に入っている。 今回は富士宮へ足を延ばしてみた。 富士宮といえば富士山を目の当たりにできる観光地が豊富だが、それは観光地として良いのであって実際に生活するにはやはりそれなりに不便である。 白尾山は存在すら知らず、初めて訪れた場所だったが、ここからの眺望は素晴らしい。 白尾山を降りると新興住宅地が形成されているのだが、高台に位置しているこの付近は、前方に遮るものがない。 静岡は富士山を見ることができるポイントが多いとはいえ、生活地でこのような眺…

  • 優先権の回復という手続き

    優先権を徒過した案件を対応しているのだが、どうも現地の反応が遅いというか鈍い。 優先権回復期間満了まで三週間を残して、ようやく出願指示がきた。 ただ出願指示があっただけで出願書類は未だに用意されていない。 日本の特許事務所の感覚だと、このスローテンポは全く理解できない。 特許事務所にとって期限内に手続きできない、ということはあってはならないことで、いかなる理由であろうが、期限を1日でも過ぎたら救済はない、というのがこれまでのあり方だった。 今回の優先権回復という手続きも、最近になって認められるようになった救済制度のおかげだが、実はこれまで救済手続きを経験したことは一度もない。 そんな手続きを今…

  • 当事者が関与できない海外送金の中継手数料

    しばらく新生銀行を利用して外国送金をしていたのだが、インボイスの数字を必ず着金させることができないことに納得ができなかった。 インボイスの額が、100だったとして、現地に100を着金させるには、中継銀行の手数料を予め加えて送金する必要があるのだが、中継手数料がいい加減なため、実際には100+αを着金させるように融通していたのだった。 あるとき補助金を使った海外出願をしたとき、審査委員から、なぜインボイスの請求額よりも多く送金しているのか?という質問がきた。 このときの印象は、こちらがリベートを送ってキックバックをさせているのではないか、というニュアンスを匂わせるような質問であったため、疑いを払…

  • 紙の登録証は不要ではないか

    今年になってから通関書類の電子化が義務付けられ、手書きのEMS帳票を制限することになった。 手書きを完全に拒否する国はいまのところ米国だが、いずれ多くの国が手書きはNGということになるだろう。 今回、台湾へ発送する登録証があり、さっそく帳票の電子化を試したのだが、これがかなり使い勝手が悪い。 結局、いままで通り手書きで作成したのだが、そもそもなぜ登録証が必要なのかと考えた次第。 登録証の効果は、せいぜい発明者が記載されることによる名誉的な効果にすぎず、登録証の存在を以て権利者であることや、権利が存続していることを証明することはできない。 それらを証明するためには、別途、登録原簿の写しを取得しな…

  • ステーブルコインで決済できる日

    中国の代理人から海外送金が拒絶されたというメールが届いた。 拒絶の理由は、請求書に事務所名に(普通合伙)がない、とのこと。 ここの事務所宛ての請求書は、中国駐在時代からの付き合いということもあって、請求書の名宛を漢字で表記していたのだが、それが仇になった。 名宛を漢字で表記したのは今回が初めてではなく、日本に戻ってからもすでに5年間、同じスタイルの請求書で通用していたので、拒絶の理由も本質的なミスというより、単に海外送金が厳しくなったという国内事情だろう。 中国において、そういうことは日常茶飯事で、日本ならそのような対応があったら目くじらを立てるところだろうが、中国に関わる人は、みな慣れている…

  • どこで書こうか

    しばらくnoteで書いていた、というよりブログ記事をリライトしていただけだが、新鮮さを感じなくなってきた。 noteのコンテンツはかなりレベルが高いので、それなりの内容を書かないといけないという気持ちがある一方、コンテンツの評価が気になるようになってきて、気軽に書くという気分ではなくなってきた。 かと言って何も書かないわけにもいかないので、新しいプラットフォームを探していたところ、substackというサービスを見つけた。 アカウントを作ってみたところ、noteを始める前に使っていたmediumに似ている。 インポート機能があったので、noteの記事をsubstackに引っ越してsubstac…

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