chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
みきちゃん
フォロー
住所
山形市
出身
深川市
ブログ村参加

2013/02/21

arrow_drop_down
  • 四月尽

    四月逝く百花騒然たるなかに相馬遷子春らしい気候が続くことなく逝こうとしている。草花の生命は力づよく季節をたくましく乗り切っていく。それに比べると人間の生命力はか細いものだ。春の花に力をもらって夏を迎えるほかはない。一夜明けて新しい月、朝、イワシの煮つけにベランダのサンショウの葉を手で叩いて乗せる。五月の香りが食卓から漂ってきた。四月の終りに観たアマプラの映画は「情熱大陸土井善晴」だ。一昨年テレビで放映された情熱大陸に手を加えて映画化したのもだ。すでに『一汁一菜でよいという提案』という本を書いた土井だ。映画の冒頭のシーンで椀に具材をカットして入れるところがいい。彩りを考えた具材が無造作にカットされて椀いっぱいになる。加えるのは椀に入るだけの水。鍋でグツグツと煮立てて、カボチャに箸が入るようになってから、ほど...四月尽

  • ハーブを楽しむ

    ベランダの片づけ。長く置いた不用品を粗大ごみの州関所へはこんだ。車に積めるものは2品、費用140円。回収を依頼したフェンスは2個、証紙代1個500円。帰路園芸店でハーブ苗を買う。ジャスミン、レモンティー、チェリーセージ、バジル、イングランドラベンダー6鉢計2100円。ベランダの空いた鉢に植えつける。昨年植えたチャイブが花芽を持った。今年は花も楽しめる。園芸店と言えば、過去のは市内でたくさんあったが、出羽園だけになった。歴史のある店だけに、ハーブ苗の品ぞろえも豊富だった。何十年ぶりかの訪問になったジャスミンの花は深夜2時ころからという。この時間に目覚めていることはないが、今年は夜明けにジャスミンの花と香りを楽しむこともできるかもしれない。ジャスミンティーという楽しみ方もある。こちらは、花を緑茶と寝かして香り...ハーブを楽しむ

  • ライラック

    散歩コースにリラが咲きはじめた。例年に比べて咲き始めが早い気がする。3月の中旬に寒気が入り、長い冬を感じていたせいかも知れない。この花を見るたび、北の街を思い出す。昭和30年に、札幌を旅した吉井勇が数首の歌を残している。家ごとにリラの花咲き札幌の人は楽しく生きてあるらし吉井勇北大の教壇に立っていた動物学の内田亨の随想に、「リラの花」がある。内田氏は分のなかでリラではなく、ムラサキハシドイと書いている。理学部の南側に立派なムラサキハシドイの木が5本立っていた。その木が戦時中の食糧難の時代に広場にジャガイモを植え、この木の影が成長に影響するので斬って欲しいという要望があり、学部で斬ったことが語られている。たかがバケツ1,2杯の減収のために、その年に花を見ることができなかった無念さを語っている。そもそもアメリカ...ライラック

  • スミレ

    この春は、ここ数年で一番多く桜をみた。山の仲間と言っ田処の花見は圧巻。どこまでも花、花。その記事もブロブに上げなかった理由は、趣味の会の新聞作り。A4見開きを、自宅で記事を書いて、編集、校正してネット印刷。夜、酒を飲みながら3日ほど時間がいる。作業は実質半日だが、頭のなかでアイデアを練る作業が、日常生活をしながらどうしても3日がいる。気づきに必要な時間なのだ。ベランダの鉢に植えたスミレが増えて鉢にいっぱいにみごとな花を咲かせた。牧野富太郎の小冊子『植物知識』のスミレの項がいろいろと教えてくれる。日本のスミレには百種ほどあるという。変種したものを加えるとそれ以上、スミレの生育に日本に風土は適しているらしい。万葉の時代から親しまれているが、園芸として栽培されていない。野の花として見ることの方が多いようだ。春の...スミレ

  • 花曇り

    週末になって気温が連日夏日になっている。少し霞んで花曇りと言えそうな陽気だ。足が弱った妻を車に乗せて、満開の桜を見てきた。風が吹いても、一輪も花が落ちない不思議。もう数日で落下が始まる。室内のハーブの鉢植えをベランダに出す。タイムとラベンダーの苗を買って鉢に植えた。ラベンダーは蕾を持ち、冬を越したスミレはハチ一杯に葉を広げ、花が咲きだしている。サンショウの葉が元気に葉を広げた。まさにハーブの季節到来だ。テレビでハーブ農家の様子が紹介されていた。花曇羨しやひとの畑作る木村ひろしブックオフで星新一のショートショート『夜のかくれんぼ』を買う。睡眠用の朗読も昔話からショートショートへ。「若葉の季節」が面白い。山あいの小さな町の小さなホテルに泊まる若い女性。実はこの町にには、生贄として若い女性を小屋ごと燃やす秘密の...花曇り

  • 村上市への旅

    今年になって山行は名所への旅という感が強い。新潟県村上市、日本海に面した古い街だ。市役所の近くに、村上城がある。臥牛山という標高135mの山に築城されている。上杉謙信が台頭する戦国時代の城である。山形で言えば千歳山に登るような気楽な散歩登山ができる。町並みは、古い町並みが残され、鮭が遡上してくる川でのサケ漁が行われ、鮭の寒風干しが名産になっている。1667年に落雷により天守が消失、その後城主が次々と変わり、いまだに天守閣が再建されていない。こ山道はほとんど石畳が敷かれ、登りやすくなっている。道脇にエンレイソウ、カタクリ、シラネアオイなど山の花が咲き乱れ、石垣の上には桜の大木が今を盛りと咲いていた。小雨のなか、本来見えるはずの日本海は雲のような霧にさえぎられている。地形で海を想像してみる。参加者9名、一行は...村上市への旅

  • サンショウの葉

    満開の桜にしとしと雨が降る。風がきたら桜が散る日もすぐそこ。穀雨がきてサンショウの葉が開き始める。もう一週間で葉桜になる。里山ソムリエの黒田三佳さんの本で紹介されたサンショウのレシピ。ボールいっぱいに摘んだサンショウをフードプロセッサーにかけ、塩ひとつまみを加えて、オリーブオイルを少しずつ加えていく。柔らかさ、塩加減は好みにあわせて。冷奴にのせたり、パスタのソースにもできる。三吉山に出るサンショウを採りに行こう。穀雨のころこそがその時期。桜の花は人を呼ぶ。乳母車を押す若い母親、子どもと妻を桜のバックにスマホのシャッターを押す若い父親。老若男女、桜を見るのに年代も性別も問われない。萩庭朔太郎の詩「桜」から。桜の下に人あまたつどひ居ぬなにをして遊ぶならむ。われも桜の木の下に立ちてみたれどもわが心はつめたくして...サンショウの葉

  • 桜と神話

    朝、坂巻川の桜を見に行くのが日課になった。今日は5分咲き、満開の日を迎えるまでが桜の見ごろだ。蕾が混在して、風に吹かれても落ちない強さがこの時期の桜にはある。今日はどこまで開花が進んだか、それをこの目で確認する。そして、その深い美しさを日ごとに確認する楽しみがある。日本人が桜を好むには理由がある。日本の国生みの伝説でもある神話の世界に桜が登場する。此花開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)という女神がいる。この女神の依り木が桜であり、女神は桜のように美しく春に降臨する。その父は国の神であオオヤマツミノカミの神であった。天孫としてこの国に降臨したのは、天照大御神の孫にあたるニニギノミコトであった。降臨した地は筑紫の高千穂である。その地の笠沙の岬で麗しい女神に出会う。その女神こそコノハナノサクヤヒメであった。桜のよう...桜と神話

  • 春の花あれこれ

    春に花に出会うことは、人生に深い意義があるように感ずる。寒い、厳しい冬を乗り越えて春に出会う一輪の花。大げさに言えば、生きる力を与えてくれるのが花だ。フランス文学者で『花を旅する』の著者、栗田勇が花の思い出について語っている。「長い間本を読んだりものを考えていても、知識は増えていきますが、その割になにか胸の底にすとんと落ちる、いいかえるとこれが人生の感動の瞬間だと自覚できるようなことは、なかなかないものです。さまざまな人間関係、若いときは友人や恋人がいますが、そういうものから離れたときに、自分が自分に返れる瞬間、そのきっかけになったのは、どうも花との出会いではなかったのか。逆にいうと、花との出逢いで、人との結びつきの想い出も生まれたという気がするのです」春を待ち、花を愛でたのは俳人蕪村だ。友人の死を悼んで...春の花あれこれ

  • 桜、開花!

    近所を流れる坂巻川の堤に桜がある。開花はまだか、と待ってた。昨日、見に行くつもりが足が疲れて一日延ばしになった。そのかいあってか、川に向かう南側の枝が10輪ほど咲いていた。この木が標準木であれば、桜開花がニュースになって流れるところだ。昨日、室内に置いていたハーブの鉢をベランダに出した。スミレの鉢は去年の枯れた葉のなかから小さな葉を出した。寒い冬を越して芽生える植物の強靭さが見てとれる。初花を見せては雲の閉ざすなり水原秋櫻子今日、桜のほか春の花々を見ながら、散歩の歩数は7000歩を越えた。4000歩まで早歩き。そこから疲れる。足を上げて地面を踏む反動を利用すると楽に歩ける。少しずつ脚力を取り戻したい。映画「めがね」を見る。この映画を観ながら、昔「携帯の繋がらないとこへ行く」という風潮があった。そんな過去を...桜、開花!

  • 春うらら

    草木が芽吹きはじめ、ツクシやこぶしの花が散歩道にあふれ始めた。春うららの気分だが、浮かれてばかりいられない状況も起きている。歩きの速度が今秋に入って自分で感じるほど遅くなった。もちろんその傾向は5年以上から感じられてたが、散歩で3000歩も歩くと、今までにない疲労を感じる。ジェンスパークで「高齢者の歩行疲労」を検索すると、その原因としてフレイルによる体の変化があげられている。歩行パターンの変化では、歩幅の低下、体幹の前傾化、関節可動域の減少に加え、足が上がりにくくなる。バランス感覚の悪化も見逃せない。改善方法としては、筋トレ、片足立ち、ストレッチなど日ごろから心がけているものばかりだ。ウォーキング習慣の確立では、一日の目標歩数5000歩と早歩きの時間15分~20分とある。ここまで見てきて日ごろの習慣に抜け...春うらら

  • 卯月

    四月を和名では卯月という。卯の花が咲く月という意味らしい。旧暦でいえば4月の下旬に卯月になるから、夏のほんの少し前の季節だ。だがこの週は冬に逆戻りしたような気候だ。先週の陽気でいけば、桜の開花もすぐだと思ったが、少し足踏み状態である。昨日、ブックオフから岡留安則『噂の真相25年戦記』を買ってきた。若い頃の雑誌で、『噂の真相』は書店で手にするのも躊躇するような、今で言う暴露記事が書かれた雑誌だ。内容を読むと、現在の『文春』の先駆けのような月刊誌である。似非同和事件、三浦和義ロス疑惑、週刊金曜日など昭和の事件や週刊誌がたくさん出てくる。昭和という時代が詰まった本だ。昨今のネットメディア現象も、この本の立ち位置から読み解くと面白い。新しい月に読み返したい好きな詩。ある人が詩集から書き写して集めて机の引き出しに長...卯月

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、みきちゃんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
みきちゃんさん
ブログタイトル
晴耕雨読
フォロー
晴耕雨読

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用