月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。 ■月桑庵の特徴①点前偏重はしない 月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。 主客というのは「亭主=…
都流茶道教授 月?宗地のblogです。 茶道に関係ないことも書きますが、最近は茶道のことばかりです。
都流は創流百年弱の流派ですが遠祖は荒木村重(道薫)です。茶風は「流れるような優雅さ」とされています。 初代荒木宗仙が「大衆への普及」を目指して創流されました。 趣味で和歌を詠みます。 月?(げっぽ)が雅号、宗地(そうち)が茶名です。
ここ連日書いている『茶の湯の歴史を問い直す〜創られた伝説から真実へ〜』の記述を鵜呑みにせず、再度考えてみようと土曜日は本を開かず、彼是考えてみたのですが、そ…
【募集】第八十五回茶会体験教室「文月の『お茶会へ行こう』8/20」氷点前
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ お抹茶に抱くイメージってどんなものがあ…
こちらを読んでいて、残念なことが一つありました。 それは第10章の中にでてくる「和物」という意味を「一般的な広義」で解釈していたことです。 特に茶陶を論…
釣り釜や 今は昔と なりぬるも炉風炉を不問 釜を懸けりて 道舜【口語訳】釣り釜というと、今は昔のこととなってしまいましたが、炉風炉を問わず釜を懸けていました。…
【書籍】茶の湯の歴史を問い直す~創られた伝説から真実へ~『兼好・正徹・珠光の思想と「茶の湯」』
第八章まで読み進めたところで、茶道の概念論に切り込んできました。 珠光の「心の一紙」における「和漢の間を紛らかす」というのが、「唐物主義を否定した和漢混在…
【書籍】茶の湯の歴史を問い直す~作られた伝説から真実へ~茶道史研究の再構築に向けて
草の根BBSという物をご存知でしょうか。 インターネットが世の中を覆う前に存在した、パソコン通信というものがありました。 モデムという機器を使って、電話…
土曜日、近距離用――というか手許用の眼鏡を作りに池袋へ。 出来上がるまで40分ほどあるので、久々に本屋へ寄りました。買ってない本が山のように有って、「本屋は…
本日は旧暦六月六日、癸卯己未壬午。 二十四節気の第十二「大暑」です。 一年の中で最も暑い時期です。気温が上がることもありますが、湿度が高く、寝苦しい日が多い…
本膳という言葉が使われ始めたのは室町後期。 その中で向附というのは茶懐石が成立以後の江戸時代の言葉で、基本的にこの当時は楪子【ちゃつ】(椿皿)や豆子【づつ…
塩瀬の薯蕷饅頭が「甘い餡を入れた日本初の饅頭」であったということが確認できました。 足利義政公による「日本一番」の称号、秀吉にも愛され、山城大掾を与えられ…
二度咲きの 花は咲けども 使はじと初物好きの 吾妻人かな 道舜 茶花ではよく二度咲きの花は使わない(初物だけ)ということを言いますが、これは二度咲きが季節感…
本日は旧暦六月一日、癸卯己未丁丑、水無月朔日です。 六月といえば水無月というお菓子を思い浮かべますが、やはりどこの和菓子屋さんも新暦で発売されるので、どう…
【募集】第八十四回茶会体験教室「水無月の『お茶会へ行こう』7/30」霙点前
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ お抹茶に抱くイメージってどんなものがあ…
私を批難する人たちがよく使う「あの人は本物を持っていない(知らない)」という言い回しがあります。 この人たちが言う「本物」という言葉に私は語弊があるように感…
水曜日、板橋区茶華道連盟の理事会に久々に顔を出しました。 そこで道具組みの話になったのですが、「先生の流派は自由でいいですねぇ~」と言われたのです。 そ…
またゾロ、茶道界ではテーブル茶道を受け容れてる人が多くなったように感じます。残念だね……というお話です。 メディアというのは「変わった物」「変わった人」に兎…
買おう、買おうと思ってきて、ようやく購入した散水ホース。 実は、不要な発泡スチロールの鉢を処分しました。 元々、発泡スチロールの鉢は、母がネギを植えていたの…
【茶会】板橋茶華道連盟・板橋区文化祭茶会(9/31・10/1)席持ちのお知らせ
来たる9月31日(土)・10月1日(日)に板橋茶華道連盟で大寄せ茶会を催すことになりました。 板橋区立文化会館において、広間、洗心庵、青渕亭の3席x2日間…
【募集】第八十四回茶会体験教室「水無月の『お茶会へ行こう』7/30」霙点前
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ お抹茶に抱くイメージってどんなものがあ…
本日は旧暦五月廿日、癸卯戊午丙寅。二十四節気の第十一。小暑。 夏も盛りから季(すえ)に入り、「暑中」と呼ばれる季節になります。小暑の次の節気が「大暑」で、小…
前にもこのネタは書いたのですが、小説がいよいよ花会(はなのえ)に差し掛かり、青蓮院で村田宗珠が添え釜をする話になって、どうしても書かなければならないのが、「…
数寄の長者〜竹馬之友篇〜|第〇服 赦免帰堺|NOVEL DAYSあらすじ 〈竹馬之友〉篇 茶聖・千利休誕生の前年、将軍義稙公が出奔。天皇践祚の儀に将軍が列席…
引拙棚は鳥居引拙のことを調べると必ずでてくる棚物の割には、現存していないのか、写真も図もでてきません。 ただし、この道具は「台子大の大きさで、引き違い戸が…
【教室】第八十三回茶会体験教室「皐月の『お茶会へ行こう』6/18」~レポート~
皐月のお茶会へ行こうは、端午の節供をテーマにさせていただきました。 濃茶は真台子、盆点。唐物写の平唐物点前です。 真塗四方盆をつかいまして、行いました。 …
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月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。 ■月桑庵の特徴①点前偏重はしない 月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。 主客というのは「亭主=…
仏法の五味は 乳味【にゅうみ】 酪味【らくみ】 生酥味【しょうそみ】 熟酥味【じゅくそみ】 醍醐味【だいごみ】 となっています。 乳味は「牛乳」、酪味…
最近、料理番組なんかで使われている言葉の内、どうしても馴染めない言葉が「塩味」を【えんみ】と読むこと。 正しくは鹹味【かんみ】といいます。 鹹は【しおか…
茶道教室ってどんなところだろう?って思ったあなた! まずは見学してみませんか? どの教室でも見学ってできるんです(お弟子さんを募集していればですが)よ。…
横山宗顕の茶杓に『竹帛』という銘を付けています。 『【道具】横山宗顕作 大場鎮之竹 茶杓』 面白い茶杓を見つけたので入札しましたら、あまり有名でなかった…
昨日は、100回記念のお茶会へ行こうでした。 暫くお見えになられていなかった常連のOさんが久々にお見えになるとのことでしたが、金曜日に体調を崩されたとのこと…
月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。 ■月桑庵の特徴①点前偏重はしない 月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。 主客というのは「亭主=…
購入元:ヤフオク購入額:★★★★☆ 接ぎのある、黄胡麻の景色が面白い古備前の茶入。 古備前とは、平安末期~室町後期(安土桃山を含まないかどうかで見解が分…
購入元:ヤフオク購入額:★ 毛織餌畚建水で、伝来形のものです。餌畚は持っていますが、伝来形ではない浄益形とよばれる方だったので、両方欲しいなーと思っていたら…
購入元:ヤフオク購入額:★★★★★★☆ ヤフオクをつらつら見ていましたら(いつものことですが)おおっ!と思ったのがこれです。 丸卓とか宗旦丸卓が似合いそうです…
水屋の増築スケジュールがほぼ確定。 9月後半~11月前半までの二ヶ月間、月桑庵の「お茶会へ行こう」をお休みすることになります。 そのため、8月・9月のお…
今日は小暑。二十四節気の第十一。 旧暦では六月十三日です。 夏も盛りから季(すえ)に入り、「暑中」と呼ばれる季節になります。小暑の次の節気が「大暑」で、小暑…
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ 今回は100回記念なんですね! お茶…
月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。 ■月桑庵の特徴①点前偏重はしない 月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。 主客というのは「亭主=…
茶入がようやく25個になりました。 これで、毎年同じ茶入を使わないですみますかねw月毎に分けると正月(初春・孟春)■京瀬戸 茄子 桶谷定一作 仕覆・今春金襴…
購入元:ヤフオク購入額:★☆ 超絶破格のゲット品です。 ホントにこんな金額でよく落札できましたよね……(驚愕) こちらは金森宗和の依頼で、野々村仁清が制作し、…
購入元:ヤフオク購入額:★★★ 別名・重ね棚とも呼ばれる遠州の風炉用の大棚。 幅は真台子小よりやや小さく、83.5cm。奥行きは31cmで、やはり小さいです。…
本日は旧暦六月七日。 半夏生は雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃とされます。また、半夏生(片白草)の葉の半分が名前の通り白くなって化粧している…
購入元:ヤフオク購入額:★☆ 仕覆はよく見えませんが、茶入は蛙目【がいろめ】がたくさんでている面白い信楽です。 残念ながら今井桂秋という作家さんのことは全…
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ 今回は100回記念なんですね! お茶会…
松本大「茶道の稽古は、仕事から解放される貴重な時間」最初は2016年に、遠州流茶道に入門しました。家元の直門で稽古を始めたのですが、1、2回行ったきり足が遠…
「土岐頼芸」呼び名論争に決着か よりなり/よりあき色々あるけど…振り仮名記載の古文書発見(岐阜新聞Web) - Yahoo!ニュース 室町末期の美濃守護・土…
梅雨明けや来たりて今日の蒸し暑さ空蝉樹に在りとほく聞こゆる ようやく梅雨明けになりそうですね。 梅雨明けは雑節にもないのですが、明けると灼熱地獄が幕開けます…
華流ドラマ『夢華録』という作品を観ておりまして、ここには茶芸と呼ばれる茶道のもとになった文芸がでてきます。 時代は、章献明粛皇后――つまり北宋の真宗皇帝の…
とある夜のTwitterスペースでのお話。 「歴史小説は難しくて」 というお声がありました。 歴史小説が難しいのには理由があります。 ・情報量が他の小…
f _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ お抹茶に抱くイメージってどんなものが…
江戸時代に行われた節供の一つで、旧暦六月一日に行われました。 前年の冬に雪水で作った折餅(へぎもち)または氷餅を祝って食べた。氷餅の祝とも。 氷の朔日ともい…
今日は小暑。二十四節気の第十一。 旧暦では旧暦六月一日、甲辰年辛未月辛未日です。 夏も盛(さかり)から季(すえ)に入り、「暑中」と呼ばれる季節になります。小…
本日は旧暦六月一日、甲辰年辛未月辛未日、水無月朔日です。 六月といえば水無月というお菓子を思い浮かべますが、やはりどこの和菓子屋さんも新暦で発売されるので…
とりあえず、暫くの間、紙釜敷を購入していこうと思います!w 紙釜敷は、本来釜を載せるためのものですが、香盒を荘【かざ】※る台としても使います。 炭手前を…
購入先:ヤフオク購入価格:☆ 中村陶彩作の種壺水指です。 種壺は備前・信楽・伊賀などの焼締や自然釉の壺を水指と見做して点前に用いたものです。種籾などを入れたと…
こちらは次回作の予定で、現在書いている本編の前の時代を四人の主人公を軸に書こうと思っているネタです。 そもそもなんで歴史小説なの?といいますと、子供の頃から…
無我の境地というと「私心なく執着を離れた無心な心の状態」を意味しているのですが、辞書などでは「自分の存在を意識しない状態。忘我の境地。」と説明されています。…
本日は旧暦五月廿六日、甲辰年庚午月丙寅日。雑節の『半夏生』です。 古くは夏至からおよそ十一日目とされていましたが、現在は太陽が黄経100度の線を越える日と…
_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/「抹茶は甘い飲み物です」_/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ お抹茶に抱くイメージってどんなものがあ…
つややかにほころびてなほ夏椿白きはなびらやはらかに揺れ 夏椿と書いていますが、厳密には姫沙羅【ヒメシャラ】なので、夏椿の仲間です(そのものではありません)。…
夏至も過ぎましたので、暑中も近くなり、そろそろ切合風炉の時期ですね。 切合風炉というと、代表的なものが唐銅朝鮮風炉です。 多くが真形釜が添えられていて、よ…
霙点前は【みぞれてまえ】と読みまして、月桑庵オリジナルの点前です。 師匠に許しを得て、披露しております。 どういうことかというと ・水の代わりにかき氷を…
購入したときからグラグラだった小四方棚の鰭板がポロポロ取れるようになってきましたので、新調することに。 前のものに比べて溜塗の部分が濃いので爪紅がはっきりと見…
湯桶【ゆおけ】 露地道具の湯桶を購入。 こちらは寒中に使う手水の替わりにする湯を入れておく桶のことで、湯桶石に置く曲の桶です。 割蓋で、提手が付き、手の両端が…