今年のゴールデンウイークも、長女が畑の手伝いに来てくれた。というよりも、鍬の扱い方をマスターして、むしろ主戦力になって、「お母さん、戦力外過ぎ」と私を𠮟るほど、頼もしい存在だった。母と私と娘の、3世代水入らずで過ごした数日間は、やがて貴重な記憶となるだろう。輝く新緑と、爽やかな涼風と、キジの鳴き声――忘れない。山紫水明の地その9
偽画像や偽動画は、フェイクであることをきちんと伝えなきゃ、ただの噓つきですよ。表現の自由とは異質のもの。大国が世界を引っ搔き回すのはやめてほしいなぁ。ロシアだけでうんざりしてるのに。アメリカ合衆国よ、どこへ行く
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今年のゴールデンウイークも、長女が畑の手伝いに来てくれた。というよりも、鍬の扱い方をマスターして、むしろ主戦力になって、「お母さん、戦力外過ぎ」と私を𠮟るほど、頼もしい存在だった。母と私と娘の、3世代水入らずで過ごした数日間は、やがて貴重な記憶となるだろう。輝く新緑と、爽やかな涼風と、キジの鳴き声――忘れない。山紫水明の地その9
今年のお正月に、gooブログがサイバー攻撃を受け、アクセス不能になった時、このまま無くなってしまうのではないかと、毎日気を揉んだ。幸い10日あまりで復旧したので、心底安堵した。私にとってこのブログは代えがたい宝物なのだ、と痛いほど思い知ったものだ。それが、今年の11月18日をもって、本当に終了してしまうという。それを知った時もまた、大変なショックだった。なんという寂しさ。諸行無常の理で、ブログも終焉を覚悟しなければならないのかと。けれども「ブログ引越し」というものができるらしく、今回はその準備期間を、半年以上も与えられたことに感謝する。gooブログは、テンプレートも好みのものが多く、記事編集もしやすく、大変使いやすくて好きだった。ただ徒然を記すものではあるが、次のブログも、良い感じに使えることを祈っている...gooブログへの感謝
ディープフェイクをめぐるドラマ・ドキュメンタリー、NHKスペシャル『創られた真実』を、戦慄しながら見た。私たち人間の存在は、身内など身近な人々からの、長きに渡る信頼の積み重ねで成り立っている。それを瞬時に、いとも簡単にディープフェイクは破壊する。もたらすものは、社会の崩壊だ。人類が生成AIを面白がっている段階は、もう過ぎた。これから先は、解析システムとのいたちごっこになるのだから恐ろしい。フェイクはきちんと「フェイクである」と明示させること。それを徹底させるしか術はあるまい。ネット上にもフェイク動画やフェイク画像が溢れていて、SNSを通じて拡散されている。利用者のリテラシーを上げる啓蒙にも、油断しないでほしいものだ。AIがもたらす闇
本日午前のYahooニュース『ワレサ氏、トランプ大統領を非難書簡で「恐怖と嫌悪感」』コメント欄も参考になるので、貼っておく。>【ベルリン共同】>1980年代、共産主義下のポーランドで民主化運動を率い、>ノーベル平和賞を受賞したワレサ元大統領(81)が、>トランプ米大統領への書簡を公開した。(中略)>「自由世界の価値を守るために血を流した英雄である、>ウクライナ兵にこそ感謝すべきだ」と強調。>「会談中の大統領執務室の雰囲気は秘密警察の尋問や法廷を思い起こさせ、>恐怖を感じた」と記した。>トランプ氏に対し、ソ連崩壊後、ウクライナが国内に残った核兵器を放棄する見返りに、>米英とロシアがウクライナの安全保障を約束した1994年の「ブダペスト覚書」を>履行するよう求めた。>「この保証は無条件であり、支援を経済的な取...強権を得る者へ
NHKドキュメンタリー「歌人・美智子さま『こころの旅路』」を観た。上皇后様の和歌は、歌人も一目置くほどに一流のもの。未公表の和歌を人知れず埋もれさせるのは惜しいということで、一私人としての和歌を集め、歌集として出版する運びとなったそうだ。素晴らしい和歌の数々だった。映像も美しかった。ゆかりの人々のインタビューも、飾り気無いのが好印象だった。平成10年頃、児童文学に関する講演をされ、その全文を新聞で読んだ時も感嘆したが、美智子さまの文学的素養と才覚は本物だと思う。日本は、言霊が響く国。美智子さまの真心こもった言の葉が、どうぞ大勢の心有る人々に届きますように。美智子さまの言の葉
偽画像や偽動画は、フェイクであることをきちんと伝えなきゃ、ただの噓つきですよ。表現の自由とは異質のもの。大国が世界を引っ搔き回すのはやめてほしいなぁ。ロシアだけでうんざりしてるのに。アメリカ合衆国よ、どこへ行く
この土日に、NHKで再放送された1971年(昭和46年)の紅白歌合戦。私は当時、小学4年生。母親が小柳ルミ子の大ファンであったため、この年の夏頃からようやく歌番組を見始めた。(それまでは父親の教育方針により、見させてもらえなかった)初めて見たのが確か「歌謡速報」という週間ベスト10番組で、その週の2位が『知床旅情』、4位が『花嫁』だったのを覚えている。マチャアキの『さらば恋人』、尾崎紀世彦の『また逢う日まで』、『よこはまたそがれ』や『虹と雪のバラード』も懐かしい。当時にタイムスリップしたかのような再放送。あらためて見ると、なんとまあ水前寺清子のサバサバして面白く可愛いこと。そして出演歌手たちの、各々の高い歌唱力には圧倒された。見映えよりも、歌に重点を置いていた最後の時代かも知れない。この翌年には、天地真理...昭和46年の紅白歌合戦
NHK『英雄たちの選択』を見た。愛媛県松野町に、江戸時代初期に作られた精緻な山形(ジオラマ)が現存する。諍いを起こして苦しむ2つの村が、江戸幕府に裁定願うために、力を合わせて3ケ月かけて、コツコツ測量して正確に作り上げた模型だ。測量技術の確かさと、木彫り表現の見事さにまず度肝を抜かれる。そしてそこに込められた、農民たちの真剣さ。幕府の裁定も、これ以上なく最高なものだった。片方の村に総取りさせるのではなく、双方の農民たちが減らずに永住できるよう、双方が納得するよう、公平に新たな境界線を幕府の責任で作ること。360年前に生きた人々の方が、現代人よりも頭も心も優れているのだろうと思った――1665年の山里境界裁判
今年もようやく夏が過ぎ、酷暑や雑草との戦いが終わって、ホッとしている。雨の無い日照りが長く続いたので、茄子と南瓜は枯れて不作だったが、モロッコいんげん・オクラ、ブルーベリーは豊作だった。ピーマンは、霜が降りる頃まで、まだたくさん採れる。胡瓜とトマトは、例年並みだった。亡父が7年前に植えた温州みかんの木が、たわわに実り、色づき始めている。試しに家族で食べてみると、皮も薄く芳香強く、味もスーパーで買ったものに劣らない。「蜜柑がなるような(温暖な)土地に住まなきゃ駄目だ」と雪国育ちの父は、子どもの頃に兄(私の伯父)から言われたそうだ。父が存命中は、固い実が年に数個しか採れず、気候的に温暖さが足りないのかと諦めかけていたが、亡くなった翌年(昨年)から実の数がぐっと増え、今年は結構美味しい果実がたくさん採れるかも知...山紫水明の地その8
すごく口惜しく残念だ。3年前、前回の総裁選立候補演説を、ネット動画で視聴して以来ずっと、私は高市早苗さんに首相になってもらいたいと、思ってきた。あれほど熱意を持って、真に日本全体を考え、政策研究に勤しむ人はいないだろう。今回は、国民からの支持も強く、党員票総数も石破茂さんを上回っていたのに、最後の決戦投票で(つまりは永田町力学で)逆転されてしまった。繰り返すが、本当に残念だ。高市総理誕生を待っていたのに
ハイキューという作品の存在は、知っていた。10年前、息子に「お母さん、絶対ハマると思うよ」と薦められたが、「いや、お母さんにはマンガ読んでる時間はもう無い」と、自戒して手を出さなかった作品だ。それが、パリ五輪前に放送されたNHKドキュメンタリー番組で、男子バレーボール日本代表と「ハイキュー!!」をテーマにしたものを見て、何が何でも知りたくなった。コミックスは(毎回言うけれど)老眼のため辛いので、アニメを鑑賞した。1期から4期まで、1000時間以上かかるだろうか。結果――素晴らしい群像劇に、ただただ感嘆した。今も3周目を観てるが、異なる登場人物の目線で何度も新発見があって感動する。とことんリアルに丁寧に、貴重な青春の日々を描いているからだろう。全85話、毎回もらさず胸打たれて、熱い涙がこみ上げてくる。ハラス...「ハイキュー!!」素晴らしい
19日(金)夕方、夫が「喉がイガイガする」と言う。20日(土)午後、夫がキットで陽性。直ちに1階と2階で隔離生活。21日(日)しかし夕方、私の喉がイガイガし、夜激しい喉痛で目が覚める。22日(月)朝、咳と痰と高熱が始まり、38.6℃が12時間続く。夕方、病院で陽性。鎮痛剤など薬を飲み始める。隔離生活解消。23日(火)朝から平熱に下がったが、咽痛・頭痛・咳・痰に苦しむ。25日(木)まで、同症状が一進一退で続く。26日(金)5日目、喉の痛みが悪化する。27日(土)6日目、朝は咽が痛かったが、昼頃から痛みが消えてゆく。28日(日)7日目、喉痛なし。軽い咳と痰のみが残る。とうとう、地方の田舎に住む私の所にも、新型コロナがやってきました。夫(ワクチン7回接種済み)がどこからか拾ってきたのですが、本人は喉の違和感程度...新型コロナ初罹患
タイトルの大袈裟さが、ひんしゅくを買うかも知れませんが、昨日この動画youtube「Windowsに勝利!天才日本人が作った純国産OS【TRON】」を見て、非常に感動したので。その感動を言葉に表すと、このタイトルになってしまうのです。もし利益最優先のアメリカ企業ではなく、人類全体の幸福を考える日本企業が、日本国内だけでもIT業界の主導権を握っていたなら、2024年の世界の現状は、大きく変わっていたと思うので。私は、坂村健教授のお名前も、「トロン」というOSも、1980年代に日本のPC教育に採用されるはずだったにも関わらず日米政治事情で潰されたという事実も、恥ずかしながら、全く存じ上げませんでした。日々、マイクロソフトのあこぎさを腹立たしく思っている皆さん、ぜひ、上記動画をご覧になってください。(コメント欄...純国産OS【TLON】は地球を救う
かかりつけの美容院で白髪染めし、洗髪したのが木曜日の午前10時。その後カットブローを仕上げられ、自動車を運転して、帰宅前に食品スーパーへ向かったのが午前11時。まだその時は、「少し頭がフワフワするなぁ」という程度だった。それが買い物中に、明らかなめまいと頭痛に変わり、生あくびが頻出するようになった。急いで帰宅し、買ったものを収納後は、すぐに畳に横になり、安静にしていれば不調も治まるだろうと思っていた。そのまま夕方までウトウト眠り、目覚めたが、頭痛と生あくびは悪化。帰宅した夫に「呂律は回ってるし、身体も異常なく動くし、脳卒中ではないと思うよ」と言われる。しかし、洗濯物を取り込んだら、突然の吐き気。トイレに入ると同時に、大量の嘔吐。これは寝るしかない、と本格的に寝室で朝まで眠る。しかし翌日も、鈍い頭痛と生あく...美容院脳卒中症候群
(※小さな写真をクリックすると大きくなります。お手数ですが、プラウザボタンでお戻りください※)岐阜県下呂温泉の老舗旅館、水明館に一泊した。水明館は昔から、東海地方では有名な高級旅館。子どもの頃から、何回も下呂に泊まったけれど、父は一度も利用することなく、水明館を敬遠していた。今はリーズナブルなプランが提供されているので、私もこの齢にして、初めての水明館を体験してみた。下呂温泉へは、30年ぶりの来訪だ。もちろん、国道41号線を北上して行った。(前回の飛水峡は、今回の予行演習だった)前日が雨だったが土砂災害の心配はなく、中山七里を眺めながら胸躍らせて、安全運転の一人旅だ。初日は曇天。伊能忠敬も宿泊したという江戸時代の本陣「飛騨屋」跡地に、現在は加恵瑠神社が在る。温泉博物館に掲げられる、古来からの下呂温泉の祈り...下呂温泉・水明館
岐阜県美濃加茂市から国道41号を北上して、道の駅美濃白川までドライブに行った。飛騨川がエメラルド色に美しく、うば桜が多かったけれど山ツツジも咲いて、春の景色が楽しかった。七宗町から北は道沿いに飛水峡が続き(中山七里)、子どもの頃、毎年訪れた亡父の故郷の木曽路に似ていて、懐かしさに胸がキューンとなった。山笑う、飛水峡
映画は美しく、細部に至るまで迫力が有った。宮崎監督は、自らが知る昭和の日本の(いずれ真に貴重になるであろう)良き風景を、強く作品に残しておきたいのだな、と思った。映画を鑑賞した後に、以前録画したNHKのドキュメンタリー「プロフェッショナル仕事の流儀」を観返した。宮崎監督や高畑勲監督、鈴木敏夫プロデューサーや他のスタッフたちとの(心理的)関係性が何となく分かった。※※※以下はエニアグラム関連です※※※偉大な作品を残す人は、孤高の部分を持つ人だ。高畑監督は、気難しいと評判だった。宮崎監督はそれに比べたら、ずっと人懐こさを感じる。高畑監督は、ややタイプ5に近いタイプ4。宮崎監督は、タイプ9ど真ん中。・・・ではないかなと、私は推測する。日本のアニメは星の数ほどあって、そのどれにもそれぞれにファンはいるだろう。けれ...宮崎駿『君たちはどう生きるか』
実母は、今年の夏に米寿を迎える。2年前に父が亡くなった直後、老け込んで小さくなってしまったなと思ったら、重度の骨粗しょう症と、背骨の圧迫骨折が判明した。1年間の治療とリハビリを経て、骨密度が随分上がり元気になった。と喜んでいたら1年前、胆管結石で発熱し、敗血症手前まで行った。その後、胆嚢摘出手術を経て、再びリハビリに精を出し、高額な補聴器も作って、今また元気である。エニアグラムで見れば、典型的なタイプ2(タイプ1寄り)なので、太陽のようにぽかぽか温かく、明るく、優しい人である。農家の出なので、商家出身の父とは異なり、老後の畑仕事も丁寧に、献身的にこなした。日々の煮物やジャム作りも、いまだ手を抜かず丁寧だ。頂き物の柚子で、今年もジャムを作って、お正月に、私たち子や孫にそれぞれくれた。また2月になって新たに作...母の柚子ジャム
一昨日、NHK総合で放送された、黒澤明監督の名作。1952年の映画なのに、胸を衝かれて余韻がすごい。※※※(以下、ネタバレを含みます)※※※主人公は、30年無欠勤の市役所市民課長。早くに妻に先立たれ、男手一つで息子を育てた。しかし同居する息子夫婦は冷たい。胃がんを察した父親のショックにも寄り添わず、話も聞かない。主人公は、絶望のあまり自殺を考えるが死に切れず、初めての酒場で知り合った作家に教えられて放蕩を経験するが、満足できない。心満たされるヒントを与えてくれたのが、明るく健康な若い女性(元部下)。公務員を辞めて、今はおもちゃ工場で働いている。「他愛ないおもちゃでも、どこかの子どもが喜んでくれると思うとやり甲斐が有る。課長も何かを作ってみたら?」この時、自分ができる最大限の何かを、主人公は思い出す。たらい...映画『生きる』
12月上旬に、長女と二人で行ってきた。あまり海外旅行に関心が無く、新婚旅行以来36年、日本を出なかった私だが、パスポートが切れる前に、最後に行っておこうかなと、行きたいと思った国が、台湾だった。台中・台南も訪れたかったが、長女が休暇を取れる日数や、私の年齢や体力なども考慮すると、台北のみの3泊4日に落ち着いた。故宮博物院を、ゆっくり自分のペースで鑑賞したかったこともあり、旅行会社ツアーを申し込まず、全て自分たちで調べて手配した。前回書いたとおり、4カ月かけて計画した。Esimって何?から始まり、往復飛行機の押さえ方や出入国手続きなどは海外旅行慣れしている家族に教わりながら、あとはインターネットの様々なサイトを参照して、取り組んだ。パソコンならともかく、スマホに関しては私は一向に不得手なので、途中「もう無理...初めての台湾旅行
(※小さな写真をクリックすると大きくなります。お手数ですが、プラウザボタンでお戻りください※)岐阜県下呂温泉の老舗旅館、水明館に一泊した。水明館は昔から、東海地方では有名な高級旅館。子どもの頃から、何回も下呂に泊まったけれど、父は一度も利用することなく、水明館を敬遠していた。今はリーズナブルなプランが提供されているので、私もこの齢にして、初めての水明館を体験してみた。下呂温泉へは、30年ぶりの来訪だ。もちろん、国道41号線を北上して行った。(前回の飛水峡は、今回の予行演習だった)前日が雨だったが土砂災害の心配はなく、中山七里を眺めながら胸躍らせて、安全運転の一人旅だ。初日は曇天。伊能忠敬も宿泊したという江戸時代の本陣「飛騨屋」跡地に、現在は加恵瑠神社が在る。温泉博物館に掲げられる、古来からの下呂温泉の祈り...下呂温泉・水明館
岐阜県美濃加茂市から国道41号を北上して、道の駅美濃白川までドライブに行った。飛騨川がエメラルド色に美しく、うば桜が多かったけれど山ツツジも咲いて、春の景色が楽しかった。七宗町から北は道沿いに飛水峡が続き(中山七里)、子どもの頃、毎年訪れた亡父の故郷の木曽路に似ていて、懐かしさに胸がキューンとなった。山笑う、飛水峡
映画は美しく、細部に至るまで迫力が有った。宮崎監督は、自らが知る昭和の日本の(いずれ真に貴重になるであろう)良き風景を、強く作品に残しておきたいのだな、と思った。映画を鑑賞した後に、以前録画したNHKのドキュメンタリー「プロフェッショナル仕事の流儀」を観返した。宮崎監督や高畑勲監督、鈴木敏夫プロデューサーや他のスタッフたちとの(心理的)関係性が何となく分かった。※※※以下はエニアグラム関連です※※※偉大な作品を残す人は、孤高の部分を持つ人だ。高畑監督は、気難しいと評判だった。宮崎監督はそれに比べたら、ずっと人懐こさを感じる。高畑監督は、ややタイプ5に近いタイプ4。宮崎監督は、タイプ9ど真ん中。・・・ではないかなと、私は推測する。日本のアニメは星の数ほどあって、そのどれにもそれぞれにファンはいるだろう。けれ...宮崎駿『君たちはどう生きるか』
実母は、今年の夏に米寿を迎える。2年前に父が亡くなった直後、老け込んで小さくなってしまったなと思ったら、重度の骨粗しょう症と、背骨の圧迫骨折が判明した。1年間の治療とリハビリを経て、骨密度が随分上がり元気になった。と喜んでいたら1年前、胆管結石で発熱し、敗血症手前まで行った。その後、胆嚢摘出手術を経て、再びリハビリに精を出し、高額な補聴器も作って、今また元気である。エニアグラムで見れば、典型的なタイプ2(タイプ1寄り)なので、太陽のようにぽかぽか温かく、明るく、優しい人である。農家の出なので、商家出身の父とは異なり、老後の畑仕事も丁寧に、献身的にこなした。日々の煮物やジャム作りも、いまだ手を抜かず丁寧だ。頂き物の柚子で、今年もジャムを作って、お正月に、私たち子や孫にそれぞれくれた。また2月になって新たに作...母の柚子ジャム
一昨日、NHK総合で放送された、黒澤明監督の名作。1952年の映画なのに、胸を衝かれて余韻がすごい。※※※(以下、ネタバレを含みます)※※※主人公は、30年無欠勤の市役所市民課長。早くに妻に先立たれ、男手一つで息子を育てた。しかし同居する息子夫婦は冷たい。胃がんを察した父親のショックにも寄り添わず、話も聞かない。主人公は、絶望のあまり自殺を考えるが死に切れず、初めての酒場で知り合った作家に教えられて放蕩を経験するが、満足できない。心満たされるヒントを与えてくれたのが、明るく健康な若い女性(元部下)。公務員を辞めて、今はおもちゃ工場で働いている。「他愛ないおもちゃでも、どこかの子どもが喜んでくれると思うとやり甲斐が有る。課長も何かを作ってみたら?」この時、自分ができる最大限の何かを、主人公は思い出す。たらい...映画『生きる』
12月上旬に、長女と二人で行ってきた。あまり海外旅行に関心が無く、新婚旅行以来36年、日本を出なかった私だが、パスポートが切れる前に、最後に行っておこうかなと、行きたいと思った国が、台湾だった。台中・台南も訪れたかったが、長女が休暇を取れる日数や、私の年齢や体力なども考慮すると、台北のみの3泊4日に落ち着いた。故宮博物院を、ゆっくり自分のペースで鑑賞したかったこともあり、旅行会社ツアーを申し込まず、全て自分たちで調べて手配した。前回書いたとおり、4カ月かけて計画した。Esimって何?から始まり、往復飛行機の押さえ方や出入国手続きなどは海外旅行慣れしている家族に教わりながら、あとはインターネットの様々なサイトを参照して、取り組んだ。パソコンならともかく、スマホに関しては私は一向に不得手なので、途中「もう無理...初めての台湾旅行