映画は美しく、細部に至るまで迫力が有った。宮崎監督は、自らが知る昭和の日本の(いずれ真に貴重になるであろう)良き風景を、強く作品に残しておきたいのだな、と思った。映画を鑑賞した後に、以前録画したNHKのドキュメンタリー「プロフェッショナル仕事の流儀」を観返した。宮崎監督や高畑勲監督、鈴木敏夫プロデューサーや他のスタッフたちとの(心理的)関係性が何となく分かった。※※※以下はエニアグラム関連です※※※偉大な作品を残す人は、孤高の部分を持つ人だ。高畑監督は、気難しいと評判だった。宮崎監督はそれに比べたら、ずっと人懐こさを感じる。高畑監督は、ややタイプ5に近いタイプ4。宮崎監督は、タイプ9ど真ん中。・・・ではないかなと、私は推測する。日本のアニメは星の数ほどあって、そのどれにもそれぞれにファンはいるだろう。けれ...宮崎駿『君たちはどう生きるか』