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風太郎のPな日々 http://futaro1980.blog.fc2.com/

昔の国鉄ローカル線、地方私鉄や最近のローカル線など、旅の写真と思い出で綴るブログです。

1980年代、「鉄道のある風景」を求めて全国を旅した風太郎が写真と文章で綴る、ローカル線紀行。バリ鉄ではありませんが、自然溢れる沿線や、出会った人々など、しばし「鉄路の叙情」を感じて頂ければ、と思っています。しばらく「鉄」から遠ざかっていましたが、最近復活、ローカル線の「今」も綴っています。その他自然風景、日々雑感諸々まで。なるべく頻繁に更新したいと思っています。よろしくお願いいたします。

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2011/12/18

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  • 音の風景

    蒲原鉄道 1983年左右に激しくローリングする床に足を踏ん張って、通り過ぎてゆく雪野を撮る。車内に満ちる走行音が蘇れば、隙間風の寒さと濡れたつま先の冷たさもまた。ご来展者のなかに「鉄道の音風景」というユーチューバーの方がいらして、いわゆる「音鉄さん」である。蒲原鉄道最末期にデンスケを肩に録りまくったという。 二人で記憶を照合すると、どうも現地ですれ違っていた可能性がある。厚い雪に高音域を吸わ...

  • 玲瓏な朝

    飯山線 替佐 2021年地面を白く覆った霜が七色の光の粒に変わる。千曲の畔に、玲瓏な朝がやって来た。吉祥寺「街々書林」は月曜火曜定休です。 また11/29(水)及び12/2(土)は16:00に閉店です。ご注意下さい。街々書林HP不在中のご芳名カードを整理していたら、精巧過ぎる1/80スケール・レイアウトセクションの制作にかけては超大御所のお名前も発見して仰天。是非お会いしてお話したかったなあ。 しかし拙作のセクション...

  • 別府のバケット

    別府鉄道 別府港 1981年超貴重なバケットカーをちゃんと撮った写真が一枚も無く、訳の分からない構図の写真しかないのは、馬鹿野郎!と、40年前の自分の頭をパッコーンと叩きたくなる。兵庫県の肥料会社が自社製品を積みだす目的で敷いた貨物専用鉄道に近く、人間は申し訳程度にしか運んでいなかった。駅舎内で一服でも付けていた乗務員が仕事に戻るのだろうか。殺風景な港の片隅の、何の変哲もない昼下がりである。...

  • 逝く秋のラストショット

    深名線 撮影地不詳 1988年人の気配すら感じられない山河に秋の終りが近付いている。この頃車移動が常態化していたこともあって、撮影地が思い出せない。 多分、幌加内の近辺と思う。フイルムはコダクローム200(PKL)。 ISO200は救世主、高感度であってもコダクロームの看板を掲げる以上、その尖鋭度は・・と期待したのは甘かった。 キハが粒子に埋もれそうなのを見て、このロングショットをノーマルコダクロームで捉え...

  • 500km = 1年 説

    五能線 五所川原 1983年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「通学列車」より何度も出している写真だけど、ご来展者のなかで「500km = 1年 説」を開陳される方の話が面白かったので。流行が伝播するにあたり、500km進むのに1年掛かるという。「聖子ちゃんカット」は松田聖子のシンボルのように言われるが、彼女がその髪型にしていたのは1980~1981年の2年間のみ、1982年1月の「赤いスィートピー」からバッサ...

  • 軒打つ音

    富山地方鉄道 萩生 2015年夜明け前。 軒を叩き続ける雨。地元の中学校が統合され、通学生が急増するのに伴い、築100年を目前にこの駅舎は取り壊され新築された。もはや「定期券を拝見」することもなく、ICセンサーの音が響いているのだろうか。盛り過ぎだったかという西荻窪の講演会、お陰様で無事に終了しました。ご来臨頂いたブログ読者の方、打ち上げまでお付き合い頂き有難うございました。 やはり残るもの...

  • 記憶を繋ぐ

    「旅の書店・街々書林」は、本を売りに行かなきゃいけないのに何故か買って帰るという、罪なお店である。「蘇る記憶Ⅲ」は、手に取って数ページめくるなり、むうと唸って速攻レジ行きという次第だ。 税込1223円と涙が出そうな良心価格もあって。なにより表紙が日中線・会津加納、C11と共にホッパーがあった最後の時代じゃないか。店主がニヤリとするのは、「東京じゃまず出会わない本」。 最近福島地方を旅した際に、地元書店の店頭...

  • 氷雨

    名寄本線 中興部 1988年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「最後の日々」より到着したのは珍しいキハ24。 車両にあまり関心が無い風太郎も、裾絞りが無いヨンマルのような独特なフォルムは印象に残っている。氷のように冷たい雨が降る、名寄本線最後の秋。吉祥寺・旅の書店「街々書林」で写真展が始まりました。 平日にも関わらず大勢の方とお話し出来ました。ロクに口を利いたことも無かった、サラリ...

  • 2人文化祭

    21時の吉祥寺です。 本屋さんギャラリーの準備、5面あるうち3面しか完成していません。ニコンやオリンパスなどカメラメーカーギャラリーだとプロの設営業者がやってくれて、見物していればいいだけなんだけど、ここでは店主と一緒に2人文化祭状態です。下手すりゃ日付が変わると無言の釘打ち。23時を大きく回って何とか終了しました。やれやれ。今週水曜から。街々書林HP今野書店イベントガイド© 2011 風太郎のPな日々 All righ...

  • 複線でGO!

    銀座に山の写真展を見に行く。作者の大野さんは風太郎の地元の中学校の同級生で、その頃はあまり付き合いは無かったものの、同窓会で写真集の話をしたら、「ご同業ですか。」と互いに驚いたもの。 ジェットエンジンの開発まで関わったという理系エンジニアの勤め人の傍ら、ヨーロッパ・アルプス、特にモンブランに魅せられ、通う事50回を数えるという。写真展開催・写真集刊行も数回、まさに複線人生の結晶でもある。今回は山に挑...

  • アートの秋。 イベントの秋。

    アートの秋。 イベントの秋。 池袋の次が控えております。 吉祥寺にある「街々書林」併設のギャラリーで11/15より11/26まで、ミニ写真展 「旅のたまゆら 1981-1988」を開催します。同店は「旅に特化した書店」を目指しており、店主と意気投合のため。 ミニとはいえ、ぎゅうと詰め込んだらA1~A3写真で点数40超え、見応えは作りました。なお物品の展示スペースもあるので、風太郎所蔵の鉄道グッズやら模型まで登場して「たまゆら...

  • 秋霖

    蒲原鉄道 高松 1983年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「蒲原の里」よりそぼ降る秋雨。晴れの日も雨の日も小さな駅はそこに在って、人々を迎えた。西荻窪駅前の「今野書店」様でトークイベントを開催します。撮影の旅のこぼれ話、1980年代という時代への想い、日本の片隅のローカル線への愛と交通政策への疑問。写真集のサイドストーリーとして思いのたけを語りたいと思います。 お相手は大木茂...

  • 愛でる

    大井川鐡道 田野口 2021年不通状態が長く続く大井川鐡道。最近川根温泉笹間渡まで何とか開通させて、「SLが鉄橋を渡る風景」は辛うじて取り戻したようだが、観光列車はともかく、生活列車の大幅削減、限界ダイヤ振りには驚くばかりだ。ましてや今日も明日も、絶対に列車が来ない駅は。故郷の駅を愛でる人々のこころざしは、何が受け止めてくれるのだろう。開催中の「鉄道アートサロン写真展」から、風太郎のハートにピ...

  • 町から戻る

    磐越西線 徳沢 1987年町からの列車が着いた。商いの荷は軽くなっただろうか。「鉄道アートサロン写真展」行ってきました。 端から大入りは安定の鉄系写真人気。プリントは、◎です。ターゲットプリントそのままですから文句なし。しかし周囲を圧する1960~1970代からのタイムスリップ感が凄い。 これは2019年、デジタルテクノロジーの産物ですからね。この状況下でのスカートの短さに驚くオバチャン多し。 「聖子ちゃん...

  • 限界点

    只見線 入広瀬 2019年実際写真展にご来臨頂ける方もいらっしゃるだろうから、ハガキの写真について。只見線入広瀬駅6時31分、上り始発列車である。 払暁の中、通学の高校生が何処からか集まって来る。日付は1月18日。 一番夜明けが遅いのは新潟地方では元旦前後だが、そこは学校が冬休みだから色気が無いのだ。冬休みを外して、暗過ぎず明る過ぎずの絶妙の時間帯で撮れるチャンスは2回ある。 この時期と冬至前後だ。し...

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