一年各月毎の花と、その花の精ともいうような形で割り当てられた著名美女。中国の人にはお馴染の有名美人なのだろうが、私が知ってるのは四大美女ぐらい。なお、当然旧暦の月なので、一月は現在の二月のことと一か月ずらすといいようである。一月桃・二月杏楊玉環(楊貴妃)三月桃・四月牡丹五月柘榴・六月蓮西施七月玉簪(ギボウシ)・八月桂(金木犀)九月菊・十月芙蓉貉蝉十一月山茶花王昭君・十二月水仙にほんブログ村中国十二花神1
名作文芸、和洋名画を編集した自作豆本、及びその資料として集めた東西の美人画の紹介をしております。
豆本は、すでに330作品を越えており、樋口一葉・伊藤左千夫の記念館に置かれている豆本、非公認ながらその作品としては日本最初、最小の豆本、ボストン・ニューヨークの市立図書館に寄贈した豆本もあります。「広重 豆本」の検索で、「別サイト豆本」も見られます。
以前に扱ったが、今回はブラックフライデー商戦便乗の棚浚えにほんブログ奇女
古代の武人の姿を再現したものか、ドラマの中の架空の兵士なのか不明。第一に中国なのか朝鮮なのかも不明。当ブログはそんなことはお構いなしで、若い女の子たちが並んでいれば、それでいいんでして。にほんブログ女兵士
◎吉原八景上部の四角枠内に近江八景の各地と情景の名称の説明があるが花魁との関連はないようで、八人を選ぶために八景の名を使っているだけのようである。粟津晴嵐・堅田落雁・瀬田夕照三井晩鐘・唐崎夜雨・石山秋月比良暮雪・矢橋帰帆◎新吉原八景「新」吉原八景か「新吉原」八景か吉原という遊郭は当初日本橋人形町に在ったのだが、17世紀半ばの明暦の大火で焼失、その後浅草田圃の僻地に移されて、「新吉原」と言われた。しかし英泉の活躍時期は約150年後の19世紀前半なので、いつまでも新吉原とは言ってないだろうから、「続」吉原八景と同義とみるべきか。こちらは八景の情景名称は使っているが、場所は四か所で、あとの四か所は妓楼での用語になっている。仲の町の夕照・日本堤の落雁・浅草寺の晩鐘山谷堀の帰帆・後朝の晴嵐・楼上の秋月居続けの暮雪・...渓斎英泉吉原八景・新吉原八景
「近江八景」のもじりで、扇の小間絵に江戸の名所八ヵ所を描いているが、「夕照」の替わりに「時雨」となっている。それら名所の光景と女達の様子とは直接の関係は無いようである。待乳山の落雁・富ヶ岡の時雨・両国橋の夜雨仲町の晴嵐・高輪の秋月・本所一つ目の暮雪汐留の帰帆・金龍山の晩鐘にほんブログ渓斎英泉逢妓八契
芝居・読み物・人形?・歌留多・酒三味線・着物にほんブログ渓斎英泉当世好物八契
◎木曾街道六十九次65恵知川広重66武佐広重67守山広重にほんブログWine&Coffee
しぐれ時雨もしあの里を通るなら告げておくれよあの人に私は今夜もねむれないでいたと告げておくれよにほんブログ紅葉と時雨美人
前回より時代も下がり年齢もすこし若くなったような感じ。にほんブログ紅葉美人2
泣き笑いして我がピエロ秋しゃ秋じゃと歌うなり秋はしみじみ身にしみて真実涙を流すなりにほんブログ紅葉美人
十点だが揃いかどうかは不明。小間絵に、~よう、~ていとサブタイトルで、当世流の様子、恰好、姿を表しているようである。にほんブログ歌川国芳当流女諸礼躾方
七十九歳と画中にある。十二支の各動物と関係する行事や習慣等の女性の姿のようなのだが、いつもながらサブタイトルの意味が理解出来ないものが多い。子の日の小松引き・牛御前のちらし・寅の日の参詣※牛御前はよく判りませんが左に牛の置物が飾ってあり、ちらし寿司でも供えるのでしょうか。※寅の日は金運が強い日だとか。その日にお参りして富籤でも買うんでしょうねぇ。初卯のおごり・しかけもようの辰・巳江の島弁天※「初卯詣で」と商売繁盛祈願をしたようですがおごりが不明。参詣後に料理屋などで御馳走を食べたりするのでしょうか。※仕掛け模様という言葉は、津軽漆塗りの言葉のようですが絵との関係は全く不明。※弁天様と蛇は縁が深いのですが、絵との関連は江ノ島で潮干狩りしているということでしょうか。初午まつり・ひつじのおやかた・猿若の評判※「...歌川三代目豊国(国貞)艶姿花の十二支
歌舞伎の「忠臣蔵」十一段に見立対応させた女性の姿のようだが、パースケ自身が歌舞伎にしろ忠臣蔵にしろ全く知らないので何が何だかさっぱりわからない作品という無責任。かすかに六段目が勘平という男の腹切りの場ということで、腹を出した女性なのかなぁーという程度。もちろんこの女の人は切腹するはずではなく、おを灸えようとしているらしい。いやちがうかな。にほんブログ歌川国芳見立挑灯蔵
ワインのあとの珈琲も始めましょう。◎木曾街道六十九次62番場広重63鳥居本広重64高宮広重にほんブログWine&CoffeeTime
秋の日の珈琲の香りの身にしみてひたぶるに・・・・・・・にほんブログ読む人5
母と子を集めたが一点のみ祖母。にほんブログ読む人4
「ブログリーダー」を活用して、pahsukeさんをフォローしませんか?
一年各月毎の花と、その花の精ともいうような形で割り当てられた著名美女。中国の人にはお馴染の有名美人なのだろうが、私が知ってるのは四大美女ぐらい。なお、当然旧暦の月なので、一月は現在の二月のことと一か月ずらすといいようである。一月桃・二月杏楊玉環(楊貴妃)三月桃・四月牡丹五月柘榴・六月蓮西施七月玉簪(ギボウシ)・八月桂(金木犀)九月菊・十月芙蓉貉蝉十一月山茶花王昭君・十二月水仙にほんブログ村中国十二花神1
右端の関羽は上段と比べるとほとんど同じだが髭や衣服の柄など幾分細かくなっている。黄忠・趙雲・馬超周瑜・孫夫人・孫権にほんブログ村我褸芥作品切り絵4三国志演義人物
美人競美人子宝合各季節の文字を大きく入れたものと文字のない二つの版があったことが判る。子細に見ると季節文字以外は雪の一片まで同じなのだが、どちらの版が先なのだろうか。にほんブログ村菊川英山風流美人競・風流美人子宝合
紀貫之の古今集仮名序にある六つの和歌のスタイル之絵画化。そへうたなにはづにさくやこの花ふゆごもりいまははるべとさくやこのはなかぞへうたさく花におもひつくみのあぢきなさ身にいたづきのいるもしらずてなずらへうたきみにけさあしたのしものおきていなばこひしきごとにきえやわたらむたとへうたわがこひはよむともつきじありそうみのはまのまさごはよみつくすともたゞことうたいつはりのなきよなりせばいかばかり人のことのはうれしからましいはひうたこのとのはむべもとみけりさきくさのみつばよつばにとのづくりせりにほんブログ村勝川春章古今集仮名序六義
英泉には「富士額」にタイトルのような文字を当てた作品が二つあるが、どちらも不揃いだと思われる。なお「慈」には女偏が付いている。○婦慈比多意○当世婦慈美多意にほんブログ村渓斎英泉婦慈比多意当世婦慈美多意
当分の間毎日曜営業致します。○十二楽坊という女性だけの演奏グル―プはあるが、九楽坊は勝手な命名。○五詩人盛唐李白・杜甫・王維中唐韓愈・白楽天※実はこの楽天は偽物で、本物が見付からず別人の名前だけを換えたものです。たぶん本物は「白居易」とするだろうし、どーせ実際の白楽天は誰も見た人はいませんから。私信クリン様去る七日頂いたコメントに返信コメントを入れておきましたが、ご覧になられたでしょうか。にほんブログ村我褸芥作品切り絵3九楽坊・唐代五詩人
にほんブログ村TheatreMagazine3
にほんブログ村TheatreMagazine2
画像は大体20世紀前半のもののようである。にほんブログ村MagazinecoverTheTheatre1
紅楼夢に登場する十二人の美女にほんブログ村我褸芥作品切り絵2金陵十二釵
○春信六歌仙は「喜撰法師」が欠けており、これの公開されている画像は見当たらないということである。康秀・業平・小町黒主・遍照○梨壺五歌仙というのは珍しい。普通は梨壺の五人といい、馴染みの薄い清原元輔・源順・大中臣能宣・坂上望城・紀時文のこと。これと歌仙を組み合わせて、お馴染の女性歌人にしたものらしい。伊勢大輔・清少納言・紫式部和泉式部・赤染衛門にほんブログ村鈴木春信風流六歌仙、歌川国貞梨壺五歌仙
遍照・小町・業平黒主・喜撰・康秀にほんブログ村歌川国貞模擬六歌仙
美人画ブログへ小町嬢のおかげで全員出場。フロクにほんブログ村葛飾北斎六歌仙
「我褸芥」とは「がるぁくた」、つまりぼろ屑の如き我が作り物の意味です。切り絵は中国の民間作品が有名ですが、中国では鋏で切ったものを「剪紙」、カッターで切り抜いた物は「刻紙」と言うそうですが私には二者の区別は出来ませんで、私の切り絵は全て刻紙と言うことになります。ネット上の画像を拡大コピーしてカッターで切り抜くだけなので小学生でも出来るしょうから、私の作品などとはおこがましい限り。以下中国四大美女「西施・王昭君・貂嬋・楊貴妃」の三組。四美女については当ブログ2012年2月の26,27,28,29日に、一名ずつを取り扱っています。にほんブログ村我褸芥作品切り絵
本日は二組。にほんブログ村十二星座③
星座名は順番通りなので、髪飾りで御判断の程を。にほんブログ村十二星座
公共の良俗に反しないところで・・・久しぶりで順番をすっかり失念しておりました。牡羊座・牡牛座・双子座蟹座・獅子座・乙女座天秤座・蠍座・射手座山羊座・水瓶座・魚座にほんブログ村十二星座
謹告隔週毎の飲み物コーナーを、自分勝手な都合で休むことにしました。代わりとして暫くの期間隔週毎に、手前パースケの作品を展示いたします。永い間他人様の御作を勝手に並べる、つまり他人の褌(よそ様の作品を褌なんて称して申し訳ありません)で相撲をとってばかりいたので、たまには自分の褌で取ってみるかと思った次第であります。ただ手前の作品は「美人画」とはほとんど無関係なので当ブログでは用いる機会が無かったということも有りますけど。自作と申しましてもまったくの創作ではなくやはり他人の作の見よう見真似の模作がほとんどなので、自作の展示などとはチャンチャラおかしいのですが、お時間がおありでしたらお立ち寄りください。来月は14,28日ですが、来週7日を初日として加えるつもりです。にほんブログ村飲み物は何を・・・
浮世絵には源氏絵として纏められる作品が多く見られる。この源氏は、平安の紫式部作る光源氏ではなく、江戸期の柳亭種彦の源氏で、時代設定は室町期ながら江戸時代スタイルで描かれたものである。それを木火土金水の五行思想と絡めた作品である。木宿木火かがり火土常夏金匂宮水浮舟にほんブログ村歌川国芳見立五行
赤青黄白黒にほんブログ村歌川豊国浮世五色合
「長安の月」という一連の作品として杜甫の「月夜」や李白の「子夜呉歌」との関連を思ったが全く関係は無い作品らしく、しかも月の作品は一点しかないので訳のわからない作品群。にほんブログ村長安月
暫くぶりに「四女王」のフォルダを覗いたので・・・・伝統的絵柄の単純化したもの絵柄の特徴は無いが楕円形カードというのがミソアメリカの四大学、プリンストン、ハーバード、ペンシルバニア、エール。中国唐代の芸妓いろいろな物語などの登場人物によったもの。にほんブログ村29
にほんブログ村EduardoTofano2
EduardoTofano1838-1920ナポリ生まれのイタリヤの画家。一段目既出にほんブログ村EduardoTofano
◎木曾街道六十九次21小田井広重22岩村田英泉23塩名田広重にほんブログ村Coffeetime
最近、十点が揃った作品。ただ一点だけ画像不鮮明で、サブタイトルの地名が不明。芝明神の生姜一・隅田川の雪・浅草の賑い吉原の桜・不忍池の時鳥・高縄の月見富岡の富士・堺町の顔見世・両国?にほんブログ村渓斎英泉当世子宝十景
追羽根観梅桜狩牡丹藤見菖蒲海水浴名月秋草紅葉狩嫁入り雪見にほんブログ村宮川春汀美人十二か月
正式には「茶事」というそうだが、茶の湯とか茶会の流れの様を15点に描いた作品で、初心者の手引きの役割も果たしたのではなかろうか。茶の湯のことは全くわからないパースケなので、以下の順序については不確実であること、ご了解願いたし。道具調べの図料理献立の図水屋こしらえの図入りしらせ初座迎え席入り亭主挨拶炭手前会席中立腰掛け花を活ける簾をとる濃茶薄茶帰るところにほんブログ村水野年方茶の湯日々草
美人画の範疇に入れられるのか分らないけれど、Tattooつまり洋風刺青の絵です。こういう世界に興味は無いのですが、女性ばかりではなく動物や髑髏等グロテスクなものやエロティックなもの等の方が多い中から拾い出しているうちに何となく集まったものです。日本の遠山の金さんの桜吹雪とか豪快な倶利迦羅紋紋の刺青に比べると、何となくチャチな感じがしませんか。それでもここにあげたものはまだまともで、もっと子供っぽい幼稚なものもあります。にほんブログ村何の絵?
にほんブログ村EdwinLongsdenLong2
EdwinLongsdenLongイギリスの肖像画家1829-1891にほんブログ村EdwinLongsdenLong1
○木曾街道六十九次18軽井沢19沓掛20追分にほんブログ村Coffeetime
浄瑠璃姫-牛若丸・白糸-主水・清玄-惣太瀬川-五京・煙草屋源七-八重桐・葛城-不破伴左衛門正忠-藤戸・宗貞-小町姫にほんブログ村歌川豊国「恋合端唄尽」3
小糸-佐七・雛鳥-久我之助・小さん-金五郎腰元房の-木浦新吾・御守殿おくま-小猿七之助・小万-源五兵衛小万-三五兵衛・小町-業平・小紫-権八にほんブログ村歌川豊国「恋合端唄尽」2
江戸期の音曲に「端唄、小唄、地唄、歌沢、新内」などいろいろあるが、それぞれがどういう性質でどういうふうに違うのかなど私は全く未知である。漠然と世俗の流行歌、俗曲俗謡という程度の理解である。ただ草紙とか芝居で著名な男女カップルの恋愛感情の機微を唄ったものが多いだろうとは想像出来る。それを、以前取り扱った心中道行きものと同様に浮世絵にしたもので、26点あるが、勿論全作揃いではないと思う。それとこれは美人画というより役者絵に分類され、女性は全て偽物、擬似女、似非女性である。それにしても江戸人はこの奇妙な変体仮名を読みこなし、口ずさみながらこれらの絵を楽しんだのだろうから恐れ入る。朝顔-阿曾次郎・粟餅きな蔵-紅葉のお滝・梅川-忠兵衛浦里-時次郎・お軽-勘平・お染-久松お富-与三郎・葛城-名古屋山三・九重-吉三にほ...歌川豊国「恋合端唄尽」1
前々回・前回のAndrewにはNathaniel1757~1822という兄がいて同じような作品を残しているが数は弟程ではない。それに花びらの散った姥桜ビ人が結構あって選考に一苦労。ただ最近は「ルッキズム外見至上主義」なることがやかましくて、女性の容姿について、「ブス・醜女・お多福」などは当然としても、「美人・美女・とてシャン」などという賛美の言葉でも容貌外見による差別的判断はけしからんという窮屈な世の中に成りましたな。さしずめ、美人美女に明けくれる手前どもなどはルッキストの典型として、ブログ閉鎖ということになるかもしれません。そうなると「美人画」という言葉も禁句ゆえ歌麿の人物画というべきという味気ないことになるのでしょうかね。蛇足とてシャン=とても・美しい人ドイツ語のSchönに依るにほんブログ村NathanielPlimer
右端の画像でも判るようにほとんどが50mm×65mmといったこの程度のサイズのようである。私のパソコン画面では実物大になっている。にほんブログ村AndrewPlimer2
AndrewPlimer1763-1837イギリスの肖像画家ペンダントなどのミニチュアの肖像画を専らとする。以下四点は過去に扱った作品。右端は作者の娘。にほんブログ村AndrewPlimer1
○木曾街道六十九次15安中広重16松井田広重17坂本英泉にほんブログ村Coffeetime
「ミーユエ王朝を照らす月」という中国歴史ドラマの女性達を描いた作品。ドラマは、「秦の昭襄王の生母にして始皇帝の高祖母であり、中国史上初の女性政治家と言われる、宣太后の生涯をモチーフに描いた一代記」というのだが、役名も記されてないし、第一私自身映画の内容を全く知らないのだから無責任きわまりない話。中国では大評判になった映画ということで、それぞれの役を演じた女優の似顔で描かれているようだから、向こうの人には判別出来るらしい。別作品三種にほんブログ村「半月伝」の女性