誰が訪れたかも知らず ただカウントだけが 上がってゆく 何かの実験の結果を 数字だけでチェック 知り合いは もういないはず ただのBotなのか 何をかいたらBotは 悦ぶだろうか…………
赤錆た水は金気臭く そのくせ妙に 生臭くも感じた 今切り裂いたあとから 流れ出す夕焼けの 暗い血潮のよう かすむ雲の向こうの 夕日は腫れぼったく 輝く化膿した腫瘍 きらきらした自慢の
フィラメントが真っ赤に 輝いて 音もなく 焼き切れた まだ熱い電球を 握り潰して その痛みで自分の中に 光を灯す 部屋は真っ暗だ 開いた窓の外すらも 今のが今夜最後の明かり 誰も
莫とした平原を 吹きわたる風に なびく五色の布 平原一面に細く裂いた 布をくくった棒ぐいが 整然とならび それぞれ色を風の中に 流している 色は重なり 絡み ほどけて 打ち合い まる
左目で視たものを 信じてはいけない その目は自分の内と外を 重ね合わせて 幻を見せる
「ブログリーダー」を活用して、Yanmoさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。