伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの癒しの作品を日頃の日記とともに載せています。
東京より南伊豆にきて書道を教えながら墨象というジャンルで世界に挑戦しています。ル・サロン永久会員。プラド美術館芸術家功労証会員。AMSC永久無鑑査公式認定作家。中国認定作家。日本書峯会主宰。
これは小池大嶺さんの作品です。今月はお手本が届く前に提出されてみえました。とても良くできています。まるでお手本のようにみえる大作です。これからもますます精進して、段位をあげてください。書道教室の生徒の作品427/小池大嶺
<記事の内容抜粋>Tシャツを先行販売下田市の吉佐美大浜海岸で9月7、8日に開かれる「ビッグシャワー2019」を前に、実行委員会と社会福祉法人覆育会すぎのこ作業所が共同で製作したタンブラー(コップ)と、毎年人気を集めているオリジナルTシャツが完成した。どちらも会場で販売する。タンブラーは2000円。Tシャツは2500円から。道の駅・開国下田みなと2階のまるごと下田館などで先行販売している。伊豆新聞掲載=タンブラーが完成
イタリアの庭園風景●1917年。カンヴァス・油彩。縦110X横110センチ。スイス、個人蔵。死の前年、クリムトの中に再びゴッホ的なモチーフが姿を見せ始める。花々の波、それは花のオルナメントの集積でもあり、また後景から前景へとつながるジグザクの線の波でもある。「6月、クリムトは睡蓮は湖畔に生まれてまっさかり美貌の男の周囲には悲しみ」という詩を書いているが、この時期の風景では、多彩な色の背後に退いてゆく孤独な家の佇まいが印象深い。世界の名画/グスタフ・クリムト(15)
<釈文>むらさめのつゆもまたひぬまきのはにきりたちのぼるあきのゆうぐれ百人一首第87番=寂蓮法師=<意味>村雨が通り過ぎて、その雨のまだ乾かない真木の葉に、霧が立ち上っている秋の夕暮れである。という意味です。<観賞>雨があがった後の、清浄な山の空気が香るような和歌です。真木とは美しい立派な木という意味です。多くは檜(ひのき)を示すようです。静かな秋の夕暮れの一風景です。<作者>寂蓮法師は、本名を藤原定長(ふじわらのさだなが)といいます。この『小倉百人一首』を選んだ藤原定家(ふじわらのていか)の父方の叔父である阿闍梨俊海(あじゃりしゅんかい)の息子なので、定家の従兄弟にあたります。幼い頃に、定家の父で、第83番の歌人である藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)の養子になりました。しかし、俊成に定家の兄や定家が生まれたた...書家・かな754/寂蓮法師
<記事の内容抜粋>12月15日にコンサート松崎町のうたを育てる会(石田初恵会長)は26日夜、生涯学習センターで12月に開く「松崎町のうたコンサート町民が紡ぐ歌語り」に向けた練習をスタートした。初日は約40人が参加し、発声や歌の練習に取り組んだ。参加申し込みや問い合わせは石田会長(携帯090-6610-0404)へ。伊豆新聞掲載=本番へ40人練習始動
ユーディットIIサロメ●1909年。カンヴァス・油彩。縦178X横46センチ。ウィーン近代美術館。二本の白い線が弧を描きながら女の手を封じ込めてしまう。彼女のこわばった手は殺戮の狂気に震えてみえるが、一方その表情にはすでに情けを隠すことができない。殺戮とは魂と肉のもっともアンバランスな行為なのであろう。長く引き伸ばされた円形カンヴァスの意図はここにある。クリムトはこの絵をいつも「ユーディット」と呼んでいたという。世界の名画/グスタフ・クリムト(14)
<記事の内容抜粋>11月にイベント南伊豆町子浦で11月3、4の両日、路地歩きイベントの第2回「子浦風待ち縁のの日」が開かれる。昭和の風情を残す港町に20カ所以上のギャラリーや売店を設け、地域の魅力を発信する。JR三島駅から連絡バスが出る。28日に主催者会議があり計画を話し合った。三島駅からのバス乗車申し込みは10月16日まで受付。申し込み、問い合わせは伊豆学研(電話0558-76-0030)へ。伊豆新聞掲載=昭和の港町路地歩き
<記事の内容抜粋>地域間が競争、連携し戦略前回担当した本欄で、「観光先進国」を複数抱えるヨーロッパ連合(EU)の取り組みに時折注目すると述べた。今回は、EUの観光振興の取り組みにもう一歩踏み込んでみよう。EUではこれに成功したと考えられる実践例を公開し、魅力ある観光地を実現するためのヒントを提供している。世界有数の「観光先進国」を抱えるEUであるが、相当な熱意を持って観光振興に取り組んでいる様子が伺える。伊豆新聞掲載=プリズム
エリザベート・バッハオーフェン=エヒト男爵婦人像●1914年頃。カンヴァス・油彩。縦180X横128センチ。バーゼル美術館。モデルはクリムト初期の肖像画。▶︎ぜレーナ・レーデレル◀︎(1899)の娘で、さながら「不思議の国のアリス」といった童話世界の人物である。彼はベルギーのアンソール同様、一時期異国趣味に惹かれていたから、ここにもその片鱗を伺うことができる。ただし▶︎リートラー婦人像◀︎と比較すれば明らかだが、背景は常にモデルの「魂の状態」と一致している。世界の名画/グスタフ・クリムト(13)
<釈文>みわたせばやなぎさくらをこきまぜてみやこぞはるのにしきなりける見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける。古今集=素性法師=<意味>ここから眺め渡してみると、柳の緑色と桜の色とが混ざり合って、都が春の錦のようであることよ。という意味です。<観賞>都のほうを眺めてみたときに、柳の葉と桜とが混ざり合って、都全体が錦織を着ているように思えるほどあざやかに彩られている情景を詠んだ歌です。書家・かな753/素性法師
<記事の内容抜粋>赤ちゃん17頭公開河津町浜の爬虫類動物園「IZOO(イズー)」は27日、アルダブラゾウガメの自然繁殖に日本で初めて成功したと発表した。臼輸剛史園長は「本種の飼育下での自然繁殖は難しく、海外の爬虫類研究者からも注目される事象」と話した。ふ化した赤ちゃんは17頭で一般公開している。アルダブラゾウガメはアフリカ・セイシェル諸島に生息するリクガメの仲間で、絶滅の危険性が高いとされる。成長すると甲長が1.2メートル、体重200キロ以上になる。同園の飼育数は約80頭になった。伊豆新聞掲載=日本初、自然繁殖に成功
アッター湖畔のカメル城●1910年。カンヴァス・油彩。縦110X横110センチ。ウィーン、オーストリア・ギャラリー。1908年頃から、クリムトはカメル城を数回に渡って描き、様々な視点から様々な水と建物の表情を連作している。樹木の描き方も、水のたゆたいも非現実的にとらえられているから、後景に見える城は、一見、「幻影」のように影が薄い。非存在のイメージを与えるために、クリムトは油絵具固有の重く、脂ぎった質感を極度に殺している。世界の名画/グスタフ・クリムト(12)
<記事の内容抜粋>「造形と彩色の不思議」初夏になると現れるジャンボアメフラシと呼ばれるウミウシ。40センチほどの個体が多く、生息地によって色模様が異なる。彼らの不思議な姿をした美しさは、彩色と模様といった外見だけでなく、時間を忘れたようにゆっくりと移動するその生態にあるように思われる。ウミウシは新種が見つかって、まだ名前がついていないものもある。名前があっても無くても、この変わった美しさに心を奪われるのです。これは生命そのものが持つ美しさを感じるからかもしれない。だから私は、海にとりつかれているのだろうか。伊豆新聞掲載=海の彩
<記事の内容抜粋>10月以降に住民説明会下田市は、市内の津波浸水想定区域を津波防災地域づくりに関する法律に基づく津波災害警戒区域(イエローゾーン)として本年度中の知事指定を目指す。指定されると、津波関連事業の補助金交付率のアップ、上限額の撤廃が受けられる。イエローゾーンは県内ではすでに伊豆市、東伊豆町、河津町が指定を受けている。市は来年2月の指定を目標に、10月以降に住民説明会を開く。伊豆新聞掲載=津波災害警戒区域指定を
りんごの樹●1916年頃。カンヴァス・油彩。縦109X横110センチ。ウィーン、オーストリア・ギャラリー。▶︎ぶなの森◀︎に比べてその筆触はしだいに大胆奔放になっている。背景の雲も木々の列もボナール風に単純化されており、いわゆる筆の痕跡が際立つ。綿密丹念で、可能な限り人口的な作風を尊じたクリムトとしては、珍しく自由な空気を感じさせる作品だ。しかし、前景と後景を極めて対比的にとらえたこの画面は、微視的であると同時に巨視的で、自然を躍動的に表している。世界の名画/グスタフ・クリムト(11)
いつもご高覧頂いている皆様、有難うございます。きょうは書道教室の締め切りで作業が忙しく、誠に勝手ながらお休みさせて頂きます。宜しくお願い申し上げます。木村松峯本日はお休みさせて頂きます
<読み>しょうくきょうこう<意味>深くうやまい恐れ謹んで礼拝する。という意味です。これは堀千江子さんの作品です。この方は通信教育でお稽古なされてますが、だいぶ上手になられました。これからも高みを目指して、頑張ってください。書道教室の生徒の作品426/堀千江子
<記事の内容抜粋>保全推進委、会員らが作業松崎町の石部の棚田で24、25の両日、収穫祭(10月5、6日)に向けた刈り草片付け作業が行われている。石部地区棚田保全推進委員会(高橋靖委員長)のメンバーや棚田オーナー・トラスト会員有志らが参加し、作業に励んでいる。高橋委員長によると今年は作柄が良く、豊作が期待できそうという。伊豆新聞掲載=収穫祭へ刈り上げ草片付け
フリツァ・リートラーの肖像●1906年。カンヴァス・油彩。縦152X横133センチ。ウィーン、オーストリア・ギャラリー。垂直と水平の冷ややかなバックからモデルの上半身は浮き上がって見える。しかし、奇怪な装飾模様のある椅子に沈んだ下半身は、およそ絵の奥行きを無視してしまっており、画面は一種の錯覚を呼び起こす。そういえば、ベラスケス風の髪飾りも壁に属するのか、女に付随しているのか判然としない。椅子の装飾文様は世紀末の建築家ガウディーのオルナメントを連想させる。世界の名画/グスタフ・クリムト(10)
人生への悟りを描いた精神性をモチーフとした抽象表現主義的な新しい"墨象"である。裏窓という悲哀を含んで汚れたガラス越しのフィルターで人生を覗くと、広く多重に意味を持つ視覚の陰影や格子のような墨の幾何構成が暗示の世界を示す。がっしりとした墨の構成美が端的に人生の行方を暗示して心に響く。<文:長谷川榮>墨象・裏窓で頂いた書道文化功労賞
<記事の内容抜粋>専用機材で名所撮影西伊豆町観光協会は、インターネット上で360度のパノラマ写真が閲覧できる「グーグル・ストリートビュー」に町の観光名所20カ所を掲載するための撮影を行い、このほど公開された。世界に向け、町の魅力を発信している。鷹野さんは「すぐに効果が現れるわけではないが、世界中に利用者がいるサービスであり、町の魅力を見てもらえることでより伝わりやすい。町をPRするのに重要なツールと考えている」と話した。現在、同協会ホームページ内でもグーグル・ストリートビューを活用し、町の名所を見ることができるようにしている。伊豆新聞掲載=ストリートビューで町PR
期待●1905〜09年頃。カンヴァス・油彩。縦197X横315センチ(部分)。ブリュッセル、シュトクレット邸。建築家ヨーゼフ・ホフマンの設計した、ブリュッセルのアドルフ・シュトクレット邸の食堂を飾った独特なモザイク画であり、クリムトはここに水彩、テンペラ、チョーク、鉛筆、金箔、銀箔とあらゆる素材を用いている。横に連なる唐草模様は「生命の樹」のヴァリエーションであり、能面のような女は「踊るサロメ」でもある。▶︎期待◀︎は食堂の反対側の▶︎充足◀︎と対をなしている。世界の名画/グスタフ・クリムト(9)
いつもご高覧頂いている皆様、有り難うございます。きょうは仕事が立て込んでいて、更新ができません。また明日以降、よろしくお願い申し上げます。木村松峯本日はお休みさせて頂きます
<記事の内容抜粋>「パイプのけむり」長さ8センチほどの重量感のある棘がタバコを吸うパイプのように太いパイプウニ。昼間はサンゴの隙間に張りついていて、夜になると活動する夜行性。主に石炭層を食べる雑食性で、棘先は尖らずに平たい。棘の中をくり抜いてパイプにしたり、涼しげな音がなる風鈴や、ネックレスなどのアクセサリーとして活用されている。口がある裏側から見る姿は、普段の表の顔と大違いで、不思議で面白いSF世界のキャラクターのよう。昔はオガサワラフトザオウニと呼ばれていた。伊豆新聞掲載=海の彩
<記事の内容抜粋>西伊豆に誘致静岡県東京事務所(ふじのくに大使館)は本年度、首都圏から県内への交流人工拡大を図るため、企業や大学などの研修・合宿の誘致に取り組んでいる。その成果で21日から2泊3日の日程で、西伊豆町、函南町などに東京すし和食調理専門学校の学生・教員17人が研修旅行に訪れている。同学校は22日は焼津市を訪れ、23日は函南町で酪農を見学する。今後は東伊豆町や下田市で大学の研修旅行やゼミ合宿が予定されている。同事務所企業誘致班の鈴木宏規主任は「特に若い学生たちが静岡県を知り、興味を持つきっかけになってほしい」と話した。伊豆新聞掲載=すし和食専門学校が研修旅行
ダナエ●1907〜08年頃。カンヴァス・油彩。縦77X横83センチ。グラーツ、フリッツ・ベック蔵。ダナエはアルゴス王アクリシオスの娘で、彼女の子が王を殺害するとの予言から塔の中に幽閉された。黄金の雨と化して彼女を訪れたのがゼウスであり、二人の間にペルセウスが生まれた。クリムトの作品でもっとも官能的な描写だが、画面全体が海の貝殻のような女体のメタモルフォーゼを感じさせ、波のごとく揺れる紗と髪と黄金のアラベスクのうちに産前の女のおぼろげな夢が浮かび上がる。世界の名画/グスタフ・クリムト(8)
<記事の内容抜粋>「見透かされた心」光に包まれた瞬間、すべての思いは見透かされたように思いがあぶり出される。森で繰り広がられる光のドラマは、遭遇したくてもなかなか出会うことはできない。しかし一度でもその光景を体験すると、もうとりことなってしまうのだ。しかし、光あるところには影があることを忘れてはいけない。そう両極の思いは必ず存在するのだ。喜びに包まれた私はグッと心を落ち着かせ、写真を通して他の感情を探していく。そうするとやはりあったのだ。それは、陰にすむ者がまばゆい光に心を見透かされた姿が......。まさに光の浄化だろうか?もううそはつけないとつぶやく声が小さく私の心に響いた。伊豆新聞掲載=天城山からの手紙
<記事の内容抜粋>伊東ジオパークセンター特別企画伊東市八幡野、伊豆急伊豆高原駅構内の伊豆半島ジオパーク伊東ビジターセンター「ジオテラス伊東」は20日、夏休み特別企画「熔岩探偵団」を開催した。「振り下ろすようにハンマーを使う」「たたく数は少ない方が上手」と助言を受けながらハンマーで石を割り、ちょうどいい大きさにするとケースに入れてラベルを付け持ち帰った。「夏休みの自由研究にする」と喜ぶ小学生もいた。伊豆新聞掲載=地元の地質標本を製作
ひまわりのある農家の庭●1906〜07年頃。カンヴァス・油彩。縦110X横110センチ。ヴィーン、オーストリア・ギャラリー。1906年のゴッホ展を見てから、クリムトはひまわりおよび庭園の一隅といった、ゴッホ的なモチーフをしばしば選んでいる。部分的に見ればオルナメント(装飾文様)から成り、全体的には色彩のハーモニーから成り立っているこの絵は、二重の意味で、装飾的と言っていいだろう。これは「花のタピスリー」とも呼ぶべき作品である。世界の名画/グスタフ・クリムト(7)
<読み>かみわしてしもむつび、ふしょうふずいす<意味>上の者が和やかな心で下に対すれば、下の者はお互いに仲良くする。という意味です。これは細井美峰さんの三体文字作品です。この方は師範をとっているだけあって、三体文字もとても上手に書かれています。継続は力なりです。感心します。書道教室の生徒の作品425/細井美峰
<記事の内容抜粋>初の親子見学会に121人国土交通省沼津河川国道事務所は19日、河津町逆川の伊豆縦貫自動車道・河津下田道路2期工区の河津トンネル(仮称)建設現場で「夏休み親子見学会」を開いた。伊豆地区の親子121人がトンネル内の見学をはじめ、建設機械の乗車体験などを行なった。トンネル前後の工事も順調に進んでおり、河津インターチェンジ(IC)ー逆川IC間3.4キロの開通は、数年後と見込まれている。伊豆新聞掲載=ここがトンネル工事最前線
ぶなの森●1902年頃。カンヴァス・油彩。縦100X横100センチ。ドレスデン絵画館。1902年の夏に制作されたと推定されるこの絵は点描画風であるが、ぶなの垂直の線が高い地平線を明快に切っている。これらの垂直の線が奥行きを深め、しかも地平線はやや左下がりで広がりを示す。まるで壁掛けを見るような前景の多彩さ、後景のポロック風な色のしたたりー以後、クリムトの風景は独自の視点と明るさを強めていく。1903年の分離派の展覧会に出品されている。世界の名画/グスタフ・クリムト(6)
<釈文>ながらへばまたこのごろやしのばれむうしとみしよぞいまはこひしき百人一首第84番=藤原清輔麻臣=<意味>生きながらえていたならば、この辛いことの多い現在の日々がまたなつかしく思い出されるのであろうか。辛いと思った昔が今となっては恋しく思われるのだから。という意味です。<観賞>過去にどんなつらいことがあったのでしょうか。そして、いままた、つらい思いを抱えているのですね。清輔のつらい経験がどんなものかは、この和歌からは推し量れませんが、これから先、もちろんそんな経験はしないで済むように願っていますが、もし、もう耐えられないと思うような、つらい経験をすることがあったら、この和歌を思い出してみてください。きっと、あなたに勇気をくれると思います。<作者>藤原清輔は、いまから850年ほど前の中流貴族です。第79番の歌...書道教室の生徒の作品424/坂口忠純
<記事の内容抜粋>今井浜で打上花火大会河津町見高の今井浜海水浴場で17日夜、「第45回今井浜打上花火大会」(今井浜観光協会主催)が開かれ、観光客や地域住民ら約3000人(主催者発表)が見入った。同協会の浦島俊二会長は「多くの人出でよかった。お盆は台風で残念だったが、9月1日まで大勢に海水浴を楽しんでほしい」と話した。伊豆新聞掲載=観客3000人を魅了
ソニア・クニップスの肖像●1898年。カンヴァス・油彩。縦145X横145センチ。ヴィーン、オーストリア・ギャラリー。画家が初めて描いた正方形の婦人像で、しかも四隅がいずれも正面から描出されているのでモデルと背景の間には不思議な釣り合いが発見される。ソニアの話によると、バックの草むらには何者かが姿を潜めているがシンボリックな意味はなく、彼女の手にした赤い手帳はクリムトのスケッチブックで、「色彩をゆたかにするため」に添えられたのだという。世界の名画/グスタフ・クリムト(5)
<読み>しゃようさんはんのはれ<意味>山の中腹は晴天で夕日が輝いている。という意味です。これは深澤充徳さんの作品です。この方もどんどん上達なされて、行書もとても上手になられました。もうすぐ師範試験も見えてきました。楽しみですね。書道教室の生徒の作品424/深澤充徳
<記事の内容抜粋>夏まつり海岸で花火大会も松崎町で16日夜、夏まつり花火大会(実行委員会主催)が開かれた。恒例の灯籠流しが那賀川で行われ、多くの住民が先祖や水難者らの魂を慰めた。台風の影響で同日午後まで開催が危ぶまれていた。実行委員長の本田正弘・町観光協会長は「今年はずっと天候と台風に悩まされ続けた夏だった。花火大会が開催できてよかった」と話した。伊豆新聞掲載=那賀川に灯篭200個水面に温かい光
マーガレット・ストンボルク=ヴィットゲンシュタインの肖像●1905年。カンヴァス・油彩。縦180X横90センチ。ミュンヘン、ノイエ・ピナコテーク。クリムトの手紙によると、この肖像は1905年の3月に着手されているが、夏になっても未完成で、彼は報酬としての5000グルデンをまだ払わないでほしいと頼んでいる。結局、同年の秋のベルリン「芸術家同盟」展に出品されたが、ここでも彼は人物の足を描かず、背景も洗練された装飾文様で埋めて、たいへん詩的な雰囲気を意図した。世界の名画/グスタフ・クリムト(4)
これは息子夫妻が私へのプレゼントとして種を送ってきた四つ葉のクローバーです。花が咲いたので、写真に収めました。幸運を呼ぶと言われる四つ葉のクローバーですが、実はいつから幸運の象徴となったのか、はっきりわかっていません。その昔、ヨーロッパでは魔女が月夜に照らされた四つ葉のクローバーを集めて媚薬を作ったという話もあるそう。現代ではもっぱら恋する乙女の願懸けに使われたり、大切な人へのプレゼントとして重宝されています。これは品種改良されたものですが、それでもなんとなくハッピーな気分になれるので、気に入っています。庭に咲いた四つ葉のクローバー
<記事の内容抜粋>大畑漁船「豊幸丸」が出港西伊豆町安良里の豊幸漁業(藤井茂行社長)が所有する県内唯一の大型サンマ漁船・第135豊幸丸(147トン)が16日、北方の漁場に向けて出港した。安良里漁港には船員の家族や友人らが多数訪れ、航海の安全と大漁を祈りながら見送った。藤井晴正船頭も「今までで一番きつい漁になるかもしれない。地域住民の期待があることは承知している。頑張るしかない」と話した。伊豆新聞掲載=サンマ求め北方漁場へ
人生の3段階●1905年。カンヴァス・油彩。縦180X横180センチ。ローマ、国立近代美術館。抽象的なバックに対する極めてリアルな人体像。しかしながら、この絵のアクセントは下降する老醜の女よりも、子を抱いて上昇する若い母親の長く引きのばされたフォルムにある。そういえば、鮮烈な赤は残忍な死の色でもある。このテーマはムンクの▶︎女の3総◀︎(1899年)と等しく世紀末特有のものだが、もとはドイツ・ルネサンスに発した「死の舞踏」の変形であろう。世界の名画/グスタフ・クリムト(3)
.東京で働いている孫娘が、お盆休みで帰ってきました。ワンちゃんを抱いて微笑んでいる写真です。アパレル関係の会社に勤務して、今はもう店長に昇格したそうです。今どきの子のように、顔が小さく8頭身のようにみえます。2泊3日で弾丸帰省でした。元気でいるようで何よりです。お盆に里帰りした孫娘
<記事の内容抜粋>わさび丼で上位狙う河津町商工会の内部組織で新グルメの商品化・普及に取り組む「河津わさびで泣かせ隊」(山城泰子委員長)は、24日開催のロケ地とご当地グルメで競う行きたいまちナンバーワン決定戦「第5回全国ふるさと甲子園」(実行委員会主催、観光庁など後援)に出場する。5回連続の選出で、前回に続き「わさび丼」などで上位入賞を目指す。県内からは静岡市も出場するが、伊豆地区は河津だけ。泣かせ隊は14人が会場入りする。同隊事務局は「昨年の10位入賞を上回る成績を挙げられるようにして河津をPRしてくる」と抱負を話した。伊豆新聞掲載=河津「泣かせ隊」5回連続
ユーディット●1901年。カンヴァス・油彩。縦84X横42センチ。ヴィーン、オーストリア・ギャラリー。額縁には「ユーディットとホロへルネス」の文字が刻まれているが、彼女は早くから「サロメ」として親しまれており、クリムト自身あまり画題にとらわれなかった、とティエーツは述べている。サロメは世紀末に共通の主題であるがクリムトは平面効果を強く発揮しており、後年の「金色の時代」を彷彿させる工芸趣味もみられよう。彼女の肉体も表情も非物質化されている。世界の名画/グスタフ・クリムト(2)
<釈文>なにはえのあしのかりねのひとよゆえみをつくしてやこひわたるべき百人一首第88番=皇嘉吉門院別当=<意味>たった一晩の出会いで、恋に落ちてしまい、恋の悩みに苦しむことになってしまった歌人のせつない心が詠われています。という意味です。<観賞>難波の入江(現在の大阪市の海辺)の刈られた葦の刈り根のひと節のような、短い旅の仮寝の一夜の出会いのために、難波江にぽつぽつとみえる航路を示す杭である「澪標(みおつくし)」のことばのように、この身をつくし命をかけてあなたを恋いつづけなければならないのでしょうか。<作者>皇嘉門院別当は、いまから850年ほど前の宮廷女官です。崇徳天皇(すとくてんのう)の皇后である皇嘉門院藤原聖子(こうかもんいんふじわらのせいし/きよこ)に仕えました。太皇太后宮亮源俊隆(たいこうたいごうぐうの...書家・かな752/皇嘉吉門院別当
<記事の内容抜粋>「下田太鼓祭り」始まる下田旧町内で14日、伝統の太鼓祭り(下田八幡神社例大祭)が始まった。神輿、太鼓台、道具に子ども御輿や手古舞も加わり、旧町内を巡行した。独特の勇壮・軽快なお囃子に、御輿や道具を担ぐ男たちの掛け声が入り混じり、幕末開港の町は祭り一色に染まっている。約10年前から通う沼津市のアマチュアカメラマン勝亦将さん(80)は「暑い中、暴れまわり、絵になる勇壮な祭り。良いスナップが撮れた」と満足そうだった。伊豆新聞掲載=道具結び「橋」高く
医学●1897〜98年。カンヴァス・油彩。縦72X横55センチ。ウィーン、個人蔵。不安定な宇宙空間に配された悩み苦しむ人間の群像と左の新しい生をはらんだ妊婦のコントラスト。死は生の起点であり、生は逆に死のそれであるといった永劫の環境が、まるで黄昏時の欲暗の裡に渦巻いている。前景に立つヒュギエイアはギリシャの「健康」を擬人化した女神であり、ふつう薬壷を手にするが、彼女は後景の様々な動きを収斂して動かない。これは▶︎医学◀︎の第1プランであった。世界の名画/グスタフ・クリムト(1)
<記事の内容抜粋>「火照る体」今回からは、視点をグッと寄せて小さな存在を追いかけてみたい。森を歩いていると、こぼれるほどの光が気になり、自然と空を仰いでしまう。そんな姿を見ていると、ついさっき森から退散してきた私とかぶり、心に笑みが溢れた。よし!こいつを撮ってあげよう!ここから、私と紅葉の物語が始まるのだ。そしてじっと見つめていると......、きっとオレンジになっているのは、暑くて火照っているからだ......、もうたまらず負けて逃げ出しそう......。頑張っているんだから祝福されているような感じにしてあげたいな......。どうだろう?こんな物語がこの写真でできただろうか?実に、こんな楽しみも写真の醍醐味なのだ。伊豆新聞掲載=天城山からの手紙
<記事の内容抜粋>家族連れら続々盆の入りの13日、各地の寺院には多くの人が墓参りに訪れ、先立った家族や先祖に手を合わせた。沼津市から訪れた山本和真さん(62)は「毎年決まった行事であり、一年間守ってくれた先祖に感謝する機会」と語り、叔父と叔母が眠る墓石に手を合わせた。伊豆新聞掲載=墓前に手合わす
花の女神フローラの王国●1631年。カンヴァス・油彩。縦131X横181センチ(部分)。ドレスデン絵画館。オビディウスは▶︎行事歴◀︎で「微風にゆれ、ほとばしる泉の水に浸された」花の女神の園を歌っている。花を撒き散らす繊細な素足を持つ女神の国には、恋によって花に変形したシュワキントスやナルキッソスが優美に入り配置され、天にはアポロンが白昼の馬車を走らせる。神話画のうちもっとも洗練され、18世紀的雰囲気を持つ完成作。世界の名画/ニコラ・プッサン(16)
いつもご高覧頂いている皆様、有り難う御座います。本日はちょっと体調が優れなくて、止むを得ずお休みさせて頂きます。明日には回復すると思いますので、よろしくお願い申し上げます。本日はお休みさせて頂きます
<釈文>きりぎりすなくやしもよのさむしろにころもかたしきひとりかもねむ百人一首第91番=後京極摂政前太政大臣=<意味>こおろぎ(きりぎりすはこおろぎの古名)がしきりに鳴いている、この霜の降りた寒い夜のなか、寒々とした筵(むしろ)に、衣を着たまま片袖だけ敷いて、わたしはひとり寂しく寝るんだなぁ。という意味です。<鑑賞>時の最高位にある良経が、筵のうえで寝るということはないので、これは古歌を受けて詠まれた和歌です。本歌は、『伊勢物語』の「さむしろに衣かたしき今宵もや恋しき人にあはでのみ寝む(寒々とした筵に、衣を着たまま片袖を敷いて、今夜もまた恋しいあなたに逢わないで寝るのだなぁ)」と、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)の第3番、「あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む(山鳥の長く垂れ下がっている...書家・かな751/後京極摂政前太政大臣
<記事の内容抜粋>初の飛び込み参加も下田市加増野の報本寺で10、11の両日、400年超の歴史を誇る「山随権現祭」が行われた。若衆頭は小林信義さん(57)で、11日は市指定無形民族文化財の「幡廻し」を奉納した。初めの一般飛び込み参加も募り、25人ほどの若衆が10メートル近い真竹を倒すこと無く豪快に引き廻した。11日は餅まきや豪華商品が当たる抽選会も併せて行い、住民や観光客267人を集めた。小林さんは「ふたを開けてみないと何人集まるかわからなかった。豊作を祈りたい」と話した。伊豆新聞掲載=若衆、豪快に幡廻し
自画像●1650年。カンヴァス・油彩。縦98X横74センチ。パリ、ルーヴル美術館。親友シャントルーに与えられた記念碑的肖像画。3次元的効果を出すために重ねられたカンヴァスには、絵画的ヴィジョンを象徴する一つ目の冠を乗せた「絵画」と、女の肩に差し伸べられたシャントルーの友情の手があり、左からの光が「絵画」と顔と署名と、書物を持つ手だけを照らす。これはプッサンの芸術のすべてを要約した象徴的表現である。世界の名画/ニコラ・プッサン(15)
<記事の内容抜粋>「愛の賛歌」8月も半ばを過ぎるころになると、少しだけ森の空気が変わる気がする。香りでも温度でもない何か雰囲気が違うのだ。それは、小さな小さな兆し。きっと、季節の変わる合図を森が教えてくれているのだろう。そして、この季節の間は、なんとも言えない安堵感で満たされる。なぜなら、今年も無事に時が過ぎ、回っていると思えるからだ。日常の中では、当たり前のように思うかもしれないが、やはりこの自然の巡りに生かされているのだと考えてみると、心を満たす何かがある。私にはそれが、安堵感としてやってくるのだ。しかし、視界の隅に小さな違和感を抱き、ここへ視点を合わすと、何とも愛らしい時間が流れていたのだ。それは二人だけの時間。肩を寄せ合い景色を眺める後ろ姿は、すべてを優しく包んでいるように感じた。命とは素晴らしい。こん...伊豆新聞掲載=天城山からの手紙
<記事の内容抜粋>草花観察や野菜収穫伊豆の国市浮橋のMOA大仁農場で10日、「夏休み家族で楽しむ自然教室」(伊豆新聞本社、熱海新聞、伊豆日日新聞主催、SBSツアーズ旅行企画)が始まった。市内外から6家族25人が参加し、一泊二日の日程で様々な体験プログラムを楽しんでいる。2日目は古民家体験、クラフトやゲームラリーなどを予定している。伊豆新聞掲載=家族自然教室始まる
冬ー大洪水●カンヴァス・油彩。縦117X横160センチ。パリ、ルーヴル美術館。これはノアの大洪水であり最後の審判の黙示録的幻想である。巨大な岩に挟まれた男女が潮と絶望に押し寄せられ、死を象徴する蛇が左に巻きつく。太陽の差し掛かるやや明るい後方には教会を象徴する方舟が浮く。同時代の衣装は、この絵の独自性を必ずしも理解してはいなかったが、冷たい色調と、濡れた光に「氷のような身震い」を感じたと伝えている。世界の名画/ニコラ・プッサン(14)
<釈文>ながらへばまたこのごろやしのばれむうしとみしよぞいまはこひしき百人一首第84番=藤原清輔麻臣=<意味>生きながらえていたならば、この辛いことの多い現在の日々がまたなつかしく思い出されるのであろうか。辛いと思った昔が今となっては恋しく思われるのだから。という意味です。<観賞>過去にどんなつらいことがあったのでしょうか。そして、いままた、つらい思いを抱えているのですね。清輔のつらい経験がどんなものかは、この和歌からは推し量れませんが、これから先、もちろんそんな経験はしないで済むように願っていますが、もし、もう耐えられないと思うような、つらい経験をすることがあったら、この和歌を思い出してみてください。きっと、あなたに勇気をくれると思います。<作者>藤原清輔は、いまから850年ほど前の中流貴族です。第79番の歌...書道教室の生徒の作品423/伊藤典松
<記事の内容抜粋>連夜練習、ムード高まる下田っ子が熱く燃える下田八幡神社の例大祭「太鼓祭り」が14、15の両日、旧町内挙げて盛大に開かれる。太鼓台を繰り出す14町は連夜、お囃子の練習に励み、旧町内は日毎に祭りムードが高まっている。今年の祭典当番区は一部の新田区、住吉区、大和区。祭典執行委員長の大川博さんは「みんなで力を合わせてベストパフォーマンスを示し、無事故で記憶に残る令和最初の祭典にしていきたい」と話している。伊豆新聞掲載=14、15日に太鼓祭り
秋●カンヴァス・油彩。縦118X横160センチ。パリ、ルーヴル美術館。連作▶︎四季◀︎の第3作。単なる季節画と考えられて来たが、協会による人類の救済を示す寓意画であることが今世紀にわかった。「約束の地」から持ち運ばれた巨大なブドウの房はキリストの律法の成就と聖餐の秘蹟を意味する。また繁った木は教会を彼たちはユダヤ教会を象徴する。作者にこの深遠な主題を与えたのは、妻の死に絶望した彼を励ましたニケーズ神父か。世界の名画/ニコラ・プッサン(13)
<記事の内容抜粋>南伊豆町弓ヶ浜ドローンで撮影した写真と動画で、伊豆のステキなところを紹介する。伊豆半島最南端に位置し、弓なりの海岸線が1キロ続く。「日本の渚100選」の一つにも選ばれている。遠浅で波が穏やかなので、子ども連れでも安心して海水浴を楽しむことができる。サマーシーズンには「スプラッシュ・ウォーター・パーク」が設置され、人気を集めている。昔は「鯉名の大港」と呼ばれ、風待ち港として栄えた。毎年アカウミガメが上陸して産卵することでも知られている。伊豆新聞掲載=天空遊覧
<記事の内容抜粋>郷土館が新装、記念式典南伊豆町は役場敷地内の郷土館を、歴史を学べる場としてリニューアルオープンした。近年は物置のようになっていたが、町教育委員会やボランティアガイド協会などが尽力し展示を改めた。8日に記念式典を行い関係者30人が新装を祝った。郷土館は30年ほど前に文化遺産保存や伝統芸能伝承の場として建てられたが、近年は古着回収所として使われていた。昨年からガイド協会や日詰遺跡の会、南史会などが協力し改修を進めていた。伊豆新聞掲載=「歴史学べる場」復活
オルフェウスとエウリュディケのいる風景●1650年代。カンヴァス・油彩。縦124X横200センチ。パリ、ルーヴル美術館。▶︎メタモルフォセス◀︎によるオルフェウスの婚礼の直後花嫁が蛇に咬まれる場面。婚礼の神が中央に立ち、澄んだ湖には生を楽しむ人々が点在する。生と対立する死の悲劇は草叢の中に潜む蛇のように悦楽の最中に人を襲う。風景が画面に壮大さと品位を与える。自然の永遠と生のはかなさは彼の最終の主題であった。世界の名画/ニコラ・プッサン(12)
<記事の内容抜粋>天地の笑み夕闇が迫ると、駿河の国を照らす月は、浮島沼に頬ずり。根方街道沿いの青野の村落は、麗しく彩られ、のどかさは黒髪を飾る簪のような柔和な色彩となって照り映え、旅人を詩情の世界へ誘う。「お天道様?」「そうだ。天のことだ。天の動きをしっかり肌で感じることが大切だ」弥平太は、空を見上げながら言った。伊豆新聞掲載=炎の銀行家
<記事の内容抜粋>今井浜海水浴場オブジェ人気8日は二十四節気の一つ「立秋」。暦の上では秋に入るが、海水浴場をはじめとした観光地はまだまだ"夏"が続く。海の家を出しいる町観光協会は「梅雨明けが遅かったのでこれからがかきいれどき。台風の進路が気になるがきれいな海を楽しみに来てほしい」と多くの来遊を期待する。伊豆新聞掲載=立秋......まだまだ夏
聖マタイと天使のいる風景●カンヴァス・油彩。縦99X横135センチ。ベルリン国立美術館。カラッチとドメニキーノがすでに暗示してたとはいえ、風景画はイタリア画家の中心的テーマとはならなかった。北方バロックの巨匠ルーベンス、レンブラントと同じくプッサンの40年代に入ると、芸術の北方的起源を示す風景を大様式に高める。これは宗教的人物の神性と自然を同一させた初期の試みで、アルトドルファーなどの伝統を引く。世界の名画/ニコラ・プッサン(11)
<釈文>よのなかはつねにもがもななぎさこぐあまのこぶねのつなでかなしも百人一首第93番=鎌倉右大臣=<意味>世の中は、いつまでも変わらないものであれば良いがなぁ。海辺近く漕いでゆく漁夫の小舟の引き網を引いていく様子は、心にしみて興味深いよ。という意味です。<観賞>『万葉集』の「河の上のゆつ岩むらに草むさず常にもがもな常処女にて(河のほとりの岩に苔が生えずいつまでも清らかなように、永遠の処女としてあって欲しいものです)」と、『古今集』の「みちのくはいづくはあれど塩釜の浦こぐ舟の綱手かなしも(道の奥と呼ばれる東北地方は、どこも趣があるけれど、そのなかでも塩釜の浦を漕いでいく舟の綱手を引く様子は特に趣があるものだなぁ)」という二首の古歌を本歌取り(ほんかとり)しています。本歌のある和歌ですが、留まることをしらない世の...書家・かな750/鎌倉右大臣
<記事の内容抜粋>池尻海岸ウキウキビーチ(東伊豆町稲取)岩場で囲まれ波が穏やかな磯浜は、親子連れが気軽にシュノーケリングや磯遊びが楽しめる海水浴場だ。浮き輪と箱めがねがあれば、幼児でもカラフルな魚の群や驚くほど大きな魚も見られる。午前9時〜午後5時。8月25日まで。問い合わせは稲取温泉観光協会(電話0557-95-2901)へ。伊豆新聞掲載=真夏の拡大版
エジプトからの帰途●1620〜30年頃。カンヴァス・油彩。縦134X横99センチ。クリーヴランド美術館。20〜30年代の宗教画は構図も色彩も小さく愛らしいものが多く、40〜50年代の荘厳な聖家族像とはまったく性格を異にしている。この絵も樹木と遠景の日没の情趣の牧歌の反響がある。同主題の第1作と思われる絵がダルヴィッチ・カレッジにある。聖クリストフォロが鉢巻をし舟にロバを乗せた粗絵で、夕暮れの光で気高くされた静謐さはやはり得がたい。世界の名画/ニコラ・プッサン(10)
<記事の内容抜粋>北海道の十勝開拓前夜の詩松崎町教育委員会は新たな町の有形文化財に同町那賀の私設資料館・三余塾資料館が所蔵する依田勉三直筆の書「留別の詩」(第47号)と依田佐二平直筆の書「送別の詩」(第48号)を指定した。5日に指定書の交付式を同館で開いた。同資料館は不定休で、事前に連絡があれば開館する。問い合わせは直彦さん(電話0558-42-0408)へ。伊豆新聞掲載=依田兄弟の書2点指定
<記事の内容抜粋>独自ポスターで誘客宣伝JR東日本熱海駅(鈴木純駅長)が伊東市の城ヶ崎海岸の魅力を伝えるオリジナルポスターを作成し、東海道線、伊東線、伊豆急線主要駅に張り出してPRしている。駅利用客の評判は良く、千部作成したパンフレットは順調にはけているという。同プロジェクトの中心メンバーである同駅の佐々木孝幸さん(38)は「城ヶ崎を自分で歩いて得られた感動をお客様にも伝えたい。十国峠、河津七滝、伊豆西海岸など伊豆半島の美しい名所を今後も発信していく」と話した。伊豆新聞掲載=城ヶ崎海岸の魅力発信
羊飼いの礼拝●1636年頃。カンヴァス・油彩。縦96X横73センチ。ロンドン、ナショナル・ギャラリー。プッサンの初期の宗教画はごく散発的にしか描かれず、聖書を扱う場合も疫病や殺戮などの激情的主題に限られていた。型通りの聖家族の背景は現像的な神殿の廃墟であり、正面の円柱別の間から、羊飼いたちへのお告げの場面が見渡される。左の果物籠を持つ女はルネサンス風であり、全体の色調は明白にヴェネツィア的である。世界の名画/ニコラ・プッサン(9)
<読み>しゃようさんはんのはれ<意味>山の中腹は晴天で夕日が輝いている。という意味です。これは齋藤峯津さんの作品です。この方は隷書が得意で、いつも楷書、隷書、行書、草書、この4点の中から一番良いものを提出しますが、齋藤峯津さんの場合は隷書が上手なので隷書を選んで提出しています。ますます腕に磨きをかけて、商談して頂きたいと思います。書道教室の生徒の作品422/齋藤峯津
<記事の内容抜粋>縦20メートル、幅2メートルの2本河津町田中、河津来宮神社に掲出する「大幟」の原書が4日、田中多目的集会施設で虫干しされた。幕臣で書家としても名を馳せた山岡鉄舟(1836〜88年)の直筆で長さ約20メートル、幅約2メートルの2本を、管理する田中区の幟当番班が半日かけて慎重に陰干しした。虫干しは毎年8月第1日曜日に行っている。幟当番は「原書は区の宝物。大事にしていく」と話した。今年は約30人が出て、神社境内では大幟を天日に干した。伊豆新聞掲載=鉄舟直筆の書、虫干し
サビニ女の掠奪●1637年以前。カンヴァス・油彩。縦154.5X横210センチ。ニューヨーク、メトロポリタン美術館。同主題画の第1作はルーヴルにある。王ロムルスがマントをあげたのを合図にサビニ族の娘に襲いかかるローマの若者の、急激な反応と身振りで示される多様な激情の表出がこの絵の力点。盛期バロックの傑作ピエトロ・ダ・コルトナの同主題画の装飾的舞踏ともいうべき場面と対照的で、古典主義的舞台の演出である。世界の名画/ニコラ・プッサン(8)
<読み>かぜにじょうたるのすいかえだをささえておもく、みずをてらすのえんかようをまわしてすずし<意味>風にゆれる青い果物は枝について重げに、水をてらす丸き蓮子の風にゆれて涼しい。という意味です。これは小池大嶺さんの作品です。この方はいつも一番乗りで締め切りの作品を書いてこられるので感心します。今回も条幅をとても上手に仕上げてこられました。どんどん腕を上げてこられるので、楽しみです。書道教室の生徒の作品421/小池大嶺
<記事の内容抜粋>堂ヶ島公園で挽き売り西伊豆町の堂ヶ島公園で3日、西伊豆硝子舍による「かも風鈴の引き売り」が行われた。リヤカーに吊るされたかも風鈴が観光客らに涼しげで美しい音色を届けた。かも風鈴は旧賀茂村時代に誕生した。宇久須のケイ石を使い、作家が一つずつ手作りするため、様々な形と音色があるのが特徴。五木田純子代表は「作家が手作りしたかも風鈴は個性がある。実際の音色を聞き、それぞれの個性を楽しんでほしい」と話した。伊豆新聞掲載=「かも風鈴」涼しげに響く
月の女神ディアナとエンデュミオン●1630年頃。カンヴァス・油彩。縦122X横169センチ。デトロイト美術学校。月女神がその恋人に老いて死ぬことと永久に若くしかし眠りつつ生きることのいずれかを選ばせる(オヴィディウス)。右には眠りの神が眠り、夜の女神がすでに曙の女神に先導されて姿を現した太陽神の光に向かって眠りの幕を引いている。冷たい青と暖色の調和の輝きはもっとも絵画的な30年代の様式の最良の例の一つ。世界の名画/ニコラ・プッサン(7)
<釈文>わたのはらこぎいでてみればひさかたのくもいにまがふおきつしらなみ百人一首第76番=法性寺入道前関白太政大臣(藤原忠道)=<意味>海原に、船を漕ぎ出して見渡すと、空の雲と見分けがつかないような沖の白波であることよ。という意味です。<観賞>ひろびろと、どこまでも青い海と空が目の前に広がっているような和歌ですね。時の権力者に相応しい、おおらかで堂々とした和歌ではありませんか?<作者>法性寺入道前関白太政大臣は、本名を藤原忠通(ふじわらのただみち)です。いまから900年ほど前の貴族で、大臣の最高位である太政大臣に2度、幼少の天皇の補佐をする摂政(せっしょう)に2度、成人した天皇の補佐をする関白にも3度、任ぜられました。関白と太政大臣を務めてた忠通が出家をして、法性寺(現在の京都市東山区)に隠居したことから、法性...書家・かな749/法性寺入道前関白太政大臣(藤原忠道)
<記事の内容抜粋>「客層良い」「海きれい」下田市の爪木崎海岸「いけんだ浜」で管理・畝椅子る須崎区(土屋磯雄区長)が今夏から試行的に取り組む「品格のある海水浴場」は、おおむね好評だ。これまでのアンケートでは、利用者の多くが飲酒や喫煙などの規制を支持し、海水浴場としての自然環境も評価が高い。川崎市から家族3人で来た会社員(37)は「ここが気に入って3回目。シュノーケリングができるし、子どもも安心して遊べる。品格のある取り組みは大賛成」と話した。伊豆新聞掲載=「品格ある海水浴場」好評
リュートを奏でる女のいるバッカナーレ●1631〜33年。カンヴァス・油彩。縦121X横175センチ。パリ、ルーヴル美術館。古典、古代の詩、美術にみられる牧歌的な幻想ーバッカナーレ、ニンフ、サテュロスやプッティは彼の人文主義的想像力をこの上なく魅惑する。ティツィアーノの色と光、戯れ遊ぶ雰囲気と風景の詩情は直接の手本であった。斜面と木立の構図はティツィアーノの▶︎バッカナーレ◀︎、ベリーニの▶︎神々の宴◀︎から豉吹された。世界の名画/ニコラ・プッサン(6)
<釈文>ことのねにみねのまつかぜかよふらしいずれのおよりしらべそねけむ琴のねに峰の松風かよふらしいづれのをよりしらべそめけむ。<意味>琴の音に、峰の松風の音が通いあっているらしい。一体この妙なる音色はどの琴の緒から奏で出し、どこの山の尾から響き始めて、ここに相逢ったのだろう。という意味です。<作者>規子内親王は天延三年(975)二月に伊勢斎宮に卜定され、翌年の貞元元年九月、嵯峨の野宮に入りましたが、翌月の二十七日が庚申に当たり、源順等が招かれて歌会が催されました。その時の題詠です。書家・かな748/徽子女王(斎宮女御)
<記事の内容抜粋>天皇ご一家9年連続10回目天皇、皇后陛下と愛子さまが1日、静養のため下田入りされた。ご一家の訪問は9年連即で10回目。須崎御用邸に5日程度滞在し、即位後初めての下田の夏を楽しまれる。地元下田市の福井祐輔市長は「市民を代表し、心から歓迎します。下田へお越しいただけることは、市民にとっても大きな励みになる。これからもご一家のご来訪を期待しています」と話した。伊豆新聞掲載=即位後初、下田入り
アシドドの疫病●1630年頃。カンヴァス・油彩。縦148X横198センチ。パリ、ルーヴル美術館。エホバの契約の箱をイスラエル人から奪ったペリシテ人を襲う疫病の場面を描く。1630年代にプッサンは旧約聖書をもとに表情と劇場を精密に描き出す物語的絵画をたくさん描いたが、これはその第1作で、殺戮や戦闘をあらわす「フリジア」手法の最初の例。死んで悪臭を放つ女と、空しく乳を探る子どもの悲惨なグループはドラクロワを予想させる。世界の名画/ニコラ・プッサン(5)
これは南上小学校5年性の中村美穂ちゃんの作品です。この子もなかなか筋が良くて、立派な字を書きます。きょうはお母様が車で連れてきてますが、お母様が手が開かないときには、一人で自転車でやってきます。田舎道なので坂が多いのですが、しっかりとした足取りで通っています。偉いですね。書道教室の生徒の作品420/中村美穂
<記事の内容抜粋>海上アスレチック盛況長かった梅雨が28日に明け、ようやく賀茂地区は夏本番を迎えた。海岸では行楽客が繰り出しあちこちで水しぶきを上げている。南伊豆町の妻良海岸は恒例の海上アスレチックが設けられ、親子連れでにぎわっている。高いやぐらや滑り台、ブランコ、飛び込み台などを設けた。妻良湾奥深くのため他の海水浴場が遊泳禁止の際も遊べることが多い。"第2のヒリゾ"と呼ばれる谷川浜への渡船がある。伊豆新聞掲載=水しぶき上げ歓声
嬰児虐殺●1631年。カンヴァス・油彩。縦97X横131.5センチ。パリ、プティ・パレ。シャンティーイにある同主題の絵の第1作。従ってローマ滞在初期の渾然たる影響を示す。シャンティーイの完成作がラファエロとペレニスティック彫刻をモデルとした記念碑的性格を持つのに反し、この絵はボローニャにあるレニの同主題画の劇性とティツィアーノの▶︎バッカナーレ(バッカス祭)◀︎の精気に満ち、バロック的志向が鮮やかな作品である。世界の名画/ニコラ・プッサン(4)
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