横浜で昆虫の標本展がありました。このことはXで紹介しています。その帰り道に日本丸メモリアルパークに寄りました。横浜といえば港町。帆船と桜は港町ならではの風景です。このような風景は都内では見ることがないので、今回私が自信をもってお勧めする風景です。船体左側の風景です。帆船はマストがきれいに並ぶさまが均整のある美しさですね。高層ビルに帆船。おしゃれです。個人的には同じ東京湾岸でもお台場より横浜が好きで...
横浜で昆虫の標本展がありました。このことはXで紹介しています。その帰り道に日本丸メモリアルパークに寄りました。横浜といえば港町。帆船と桜は港町ならではの風景です。このような風景は都内では見ることがないので、今回私が自信をもってお勧めする風景です。船体左側の風景です。帆船はマストがきれいに並ぶさまが均整のある美しさですね。高層ビルに帆船。おしゃれです。個人的には同じ東京湾岸でもお台場より横浜が好きで...
東京藝術大学大学美術館で開催中の「相国寺承天閣美術館開館40周年記念 相国寺展 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」に行きました。伊藤若冲の作品も多く展示されており、「鹿苑寺大書院障壁画 四之間 双鶏図」を紹介します。この展覧会の目玉は可愛らしい狩野派の「観音猿猴図」、目力が素晴らしい伊藤若冲の「竹虎図」です。伊藤若冲の「乗興舟」は白と黒の対比が美しいです。また、南画の傑作も多く伊藤若冲が如何にした...
東京媽祖廟の次は皆中稲荷神社をお参りしました。新宿区百人町にある稲荷神社です。アジア各国の食材店やレストランが立ち並ぶ街中にあります。1533年頃にこの地に鎮座したそうです。幕府の鉄砲隊の信仰を集めた神社として有名です。勇ましい守備兵のように凛々しいお稲荷様です。寛永年間に、幕府の鉄砲百人組がこの付近に居住したことから、皆中を「みなあたる」と読むことで縁起よいとされて、鉄砲組の信仰をえて、百人組出陣の...
東京駅近くにある東京大学が運営するINTERMEDIATHEQUEに行きました。(その1はこちら)この博物館は東京大学が所蔵する剥製、民芸品、古の実験機器を展示しています。しかも無料!鳥を捕まえようとする哺乳類の骨格標本は芸術品のような美しさです。骨格標本が見どころですが、この帆船の模型を是非お勧めしたいです。こんなに身近に帆船の模型を鑑賞できる場所はそんなにありません。アフリカの仮面です。この空間だけ北海道大学...
六本木ヒルズで開催中の火の鳥の展覧会に行った後、大久保界隈の神社と東京媽祖廟をお参りしました。まずは東京媽祖廟です。JR総武線の大久保駅からも見える道教の寺院です。この駅を通過するたびに気になっていました。道教の寺院らしい絢爛豪華な飾りがひときわ目立ちます。扉には関羽です。青白石で造った香炉です。重厚でかっこいいです。道教の寺院にある各建築物・装飾の魅力は絢爛豪華さですが、岩石を緻密に彫った彫刻にも...
3月15日に六本木ヒルズで開催中の「手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-」に行きました。火の鳥の生原稿が見れるとても素晴らしい展覧会でした撮影可能なので紹介します。撮影は禁止ですがエントランスは撮影可能でした。こちらは「望郷編」の一場面です。望郷編は種の保存と倫理、文明のあり方等、いろいろ考えさせられます。ラストシー...
年度末で疲れ気味の心を清らかにするような作品はないかと思い、また、春を告げる花といえばモクレン忘れてはいけません。そこで今回は小林古経の「極楽井」を紹介します。古来より、童女は清らかさの象徴です。 また、ヒーリング系の音楽はせせらぎの音を使うように、わき出る清水も清らかな気分になります。 童女達がわき出る霊泉を汲む姿を描いたこの作品は、神聖な雰囲気が漂い見る者を清々しい気持ちにさせ、咲き誇るモクレ...
梅が咲くと春の訪れを感じますが、今年は休梅を愛でる機会が無かったので、せめて梅を描いた作品で春を感じようと思い、船田玉樹の「臥龍梅」を紹介します。梅を描いた作品が多くある中で、この作品を選んだのは今抱えているプロジェクトが山場で年が明けてから土日は徹夜の仕事が多く疲れ気味です。この作品のようなパワーをあやかりたいと思ったからです。船田玉樹は1934年速水御舟に入門、御舟の没後は小林古径に師事。東洋の古...
今回は三菱一号館美術館で開催中の「異端の奇才――ビアズリー展」でみたサロメ以外で撮影可能な作品を紹介します。上段は「神秘の薔薇園」、下段は「赤死病の仮面」です。上段の作品は性愛をにおわす作品です。語り合う男女を描いてますが、性愛は本来は至高なコミュニケーションです。退廃的で死を感じさせる作品が目立つ中で、この作品はポジティブな印象を持ちました。下段は1エドガー・アラン・ポーの短編小説『赤死病の仮面』...
普段よく使う路線沿線の寺社は必ずお参りしたいと思っております。そのため、このブログは普段よく使う三田線や山手線沿線の神社が多く、千葉ニュータウンにたまに行くので京成線と北総線沿いの神社も多いです。今回紹介するのは京成線でいえば日暮里から荒川の鉄橋を渡って左手に見える小谷野神社です。この神社の最寄り駅は堀切菖蒲園駅ですが、ひとつ前の京成関谷駅を降りて荒川を越える行程をお勧めします。境内社の三峰神社と...
三菱一号館美術館で開催中の「異端の奇才――ビアズリー展」に行きました。サロメを描いた作品は撮影可能なのでその一部を紹介します。上段は「踊り手の褒美」、下段は「クライマックス」です。以前、ギュスターヴ・モローのサロメ(こちら)を紹介した際に、「雷はプラスの電荷とマイナスの電荷が組み合った時に発生するらしいように、快楽(裸婦)と苦痛(暴力的なもの)といった相反するものが合わさると、ものすごい色気を放つ時...
広島市の寺社巡りのラストは多聞院です。比治山神社(こちら)の近くにあります。このお寺は、1177年から1181年頃、高倉天皇の勅願により、現在の呉市音戸町)に建立されそうです。その後、毛利氏の帰依を得て、さらに広島築城にともない1590年には三滝山麓(広島市西区)に移転し、福島正則によりこの地に移転しました。境内には被爆に耐えた十三塔と鐘楼があります。被爆に耐えた木造建築物は他にもあるそうですが、...
以前、ひろしま美術館が所蔵する藤田嗣治の「三王礼拝」、「十字架降下」、「受胎告知」を紹介したので、今回は「裸婦と猫」です。藤田嗣治といえば裸独自の「乳白色の肌」。裸婦の綺麗な肌も素晴らしいですが、猫の毛の白さもいいですね。猫と女を得意な画題とした藤田嗣治の真骨頂ともいうべき作品です。描かれて直後は眩しいくらい白かったに違いないです。背景が黒いせいか白い肌がより際立って見えます。この作品について様々...
今回紹介する國前寺は尾長天満宮の近辺にあります。1340年に安芸国を訪れた日蓮上人の弟子日像上人が、草庵を営んでいた僧暁忍を教化、暁忍寺として創建したといいます。1656年には広島藩の二代藩主である浅野光晟とその妻満姫)の菩提寺となり、寺名を國前寺と改め、寺領200石を寄進されていたといいます。山門は1840年に建てられたものです。足腰が丈夫であるか旅の無事を祈願したと思われる草履が掲げられていまし...
今回はひろしま美術館の常設展示を紹介します。いずれもシャガールで上段は「4色の村の眺め」、下段は「河のほとり」です。昨年もこの美術館にあるシャガールの作品を紹介しております。(こちら)この作品は数ある展示部のなかで鮮やかな色彩に惹かれたので紹介します。4色の配色の意味するところはいろいろな解釈があると思われますが、黄色はこの世に誕生したことを祝うような黄色、溌溂とした青年期のような赤、落ち着いた大...
12月、1月、2月と3カ月連続して広島に出張しました。1月は主に市内の寺社を2月はひろしま美術館に行きました。今回紹介するのは1月にお参りした尾長天満宮です。広島駅の新幹線のホーム側の入口から歩いて15分の場所にあります。この神社がある二葉山周辺は広島城の鬼門にあたることから築城以降様々な神社仏閣が並んでおり、このブログでも紹介しています。主だったものはこの神社の隣に位置すると広島東照宮です(こち...
先月と今月は広島出張が続きました。しばらくの間はひろしま美術館で見た作品と広島市内の寺社の記事が続きます。ひろしま美術館では3月23日まで「オディロン・ルドン―光の夢、影の輝き - 特別展」が開催されており、今回紹介するのは「目を閉じて」です。この作品を見るのはおそらく3回目。国内にあるので見る機会が多いですね。安らぎを感じるし、苦悩も感じる、見る人によって様々な解釈ができる不思議な作品です。この展覧...
インドの細密画を見た後、本館の展示を見に行きました。現在開催中のキティーちゃんの展覧会です。今しか見れない風景なので画像に納めました。日本が誇る工芸品、絵画が多数展示されている中、心を奪われたのが「甲州道中分間延絵図」です。内藤新宿からの甲州街道の道のりを描いた絵巻です。現在でいえば京王線の新宿から上北沢までの道のりが公開されていました。代田橋と明大前の真ん中あたりです。ここは現在では交差点で和田...
国立博物館で細密画を見た後、葛飾区にある堀切氷川神社と正王寺をお参りしました。お参りした日は松の内を過ぎていましたが、茅の輪くぐりがまだありました。とても有難かったです。重厚な社殿です。葛飾区は伊勢神宮の荘園だった名残で「天祖神社」が多い地域です。そのせいか神明造です。また、江戸時代初期までは「下総国」だったので「香取神社」も多い地域です。「氷川神社」は23区に多いと思われがちですが千葉県よりの地...
東京国立博物館の東洋館は実はあまり行ったことありませんでしたが、Xを始めてから時折ポストされる東洋館の展示物に興味をもち、特にインドの細密画を見たいと思い、行ってきました。展示内容はその時々で変わりますが、今回は「ラーガマーラ(楽曲絵)」をテーマにした展示でした。上段:「蛇使いの女と龍(アサヴァリ・ラーギニー)」下段:「岩山に坐す蛇使いの女(アサヴァリ・ラーギニー)」細密画に描かれる女性は薄着のせ...
子易神社は東武東上線の下板橋駅から歩いて10分程度の場所にある神社です。石垣が積まれたお城のような重厚な境内です。花手水です。葉牡丹が美しいですね。社殿です。この神社の神紋は五弁の桜の花びらの中央に三つ巴紋というとても珍しいものです。1647年頃にはすでにこの地にあり、富士浅間神社を勧請したと伝えられております。江戸時代に社号を子安宮または子安明神とも称し、安産・子育ての神として信仰を集めました。...
ひろしま美術館はフランス近代絵画が充実しており、以前紹介をしたことがあります。今回紹介するのは日本人画家ではありますが藤田嗣治の「三王礼拝」、「十字架降下」、「受胎告知」です。上段:三王礼拝中段:十字架降下下段:受胎告知ひろしま美術館の常設展示にはフランス近代絵画の大家の作品が一通り展示されています。その中で強烈な個性を放つのが藤田嗣治の三連祭壇画です。画面の都合で縦ですが実際は上段、中段、下段の...
12月7日に広島に出張した際、ホテルの近くにある白神社をお参りしました「しらかみしゃ」と称する神社です。平和大通りに面した神社です。毛利家・福島家が広島を領有していた頃、広島の総鎮守として崇敬を受け、浅野家に代わってからは広島の中部の鎮守として年200石の寄付を受けていました。白い社殿が美しいです。お参りをすると合わせてお祓いもしていただけるとても有難い神社です。その甲斐があってこの日の作業は予定よ...
ひろしま美術館で12月22日まで開催されていた「ジパング 平成を駆け抜けた現在アーティストたち」で見た作品の紹介を続けていましたがこれが最終です。上段は村上隆の「黄色い麦藁帽子の女の子」、草間彌生の「太陽は旅に出たい」です。この二作品は一見ポジティブなタイトルと明るい色彩でみて楽し気な作品です。作者の意図から外れているかもしれない解釈ですが、並べて見ると同じものが延々と増殖を繰り返している様は、細...
11月末のある日、落し物が届いたので警視庁の落遺失物センターへ行き、その帰りに小石川諏訪神社をお参りしました。創建は南北朝時代の明徳元年。近隣にある北野神社の別当であった龍門寺の住職である梅本坊乗観が、自身の出身地である信州の諏訪大社より分霊を勧請したものです。銅でできた鳥居が渋いです。住宅地の中にひっそりと鎮座しています。昭和33年に再建された社殿です。昭和の古民家のような懐かしさを感じます。梅本...
チームラボ 世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う
明けましたおめでとうございます。今年もよろしお願いいたします。新年初の記事は引き続き、ひろしま美術館で12月22日まで開催されていた「ジパング 平成を駆け抜けた現在アーティストたち」で見た作品です。今回紹介するのはチームラボの「世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う」伊藤若冲が升目画という特異な表現方法で描いた「鳥獣花木図屏風」や「樹花鳥獣図屏風をモチーフにした作品です。伊藤若...
11月に実家に行く用事があったので、産土神社である六所神社をお参りしました。この神社は世田谷線の線路沿いにあります。 天正12年に平貞盛の子孫とされる服部貞段が六所宮(現在の大国魂神社)を勧請したそうです。子供のころ、秋祭りは必ず参加しました。子供みこしの行く先々でお菓子をたくさんくれるからという極めて単純な動機でしたが、その頃は子供の数が今よりが多かった(団塊Jrなので)こともあって楽しくもあり...
ひろしま美術館で12月22日まで開催されていた「ジパング 平成を駆け抜けた現在アーティストたち」では広島ならではの展示物も多かったです。まずは会田誠の「題しらず(戦争画RETURNS)」です。 《紐育空爆之図》が有名な戦争画RETURNSというシリーズの一つです。西洋文明の源流を象徴するパルテノン神殿と原爆ドームの対比が意味ありげです。人々の暮らしをよくするはずの文明の行きつく先が大量破壊兵器とは...
三囲神社は牛嶋神社から見て北千住方面に歩いて10分ほどの場所にあります。牛嶋神社は七五三で賑わっていますがこちらはひっそりと落ち着いた雰囲気です。三囲神社の創建年代は不詳ですが、文和年間(1353-1355)に近江三井寺の僧源慶が東国遍歴の際に社を改築したといいます。。三井家が江戸に進出して以来、三井家の守護神として崇敬を集め、三井家先祖をまつる顕名霊社や三井邸から移設した三角石鳥居が境内に安置してありま...
12月7日に広島に出張した際、ひろしま美術館に行く機会がありました。22日まで「ジパング 平成を駆け抜けた現在アーティストたち」という展覧会が開催されていたので、しばらくの間はこの展覧会で見た作品を紹介します。まずは池田学の「誕生」です。 先ずはこの作品の全体です。左側を拡大したものです。右側を拡大したものです。東日本大震災からの復興と災害からの新しい時代の誕生を描いた作品です。構想2年、制作3年3...
10月14日に墨田区にある神社をお参りしました。まずは牛嶋神社です。天気が良いので七五三のお祝で賑わったいました。全国でも珍しい「三輪鳥居」です。須佐之男命」「天之穂日命」「貞辰親王命」の三柱を祀っているからという説をネットで見ました。社殿です。関東大震災で焼失したものを昭和7年に再建したものです。下町を壊滅させた東京大空襲を免れたとても尊い社殿です。この神社は859年から879年頃に、慈覚大師が...
11月8日に佐藤美術館で開催中の「~昭和・平成・令和~女性日本画家展」に行きました。今回も若手の女性日本人画家の作品を紹介します。川上椰乃子は19957年生まれの画家です。旅行先や日常生活で心動かされた、何気ない出来事を作品として描いています。こちらは「深沢八丁目」という作品です。深沢は世田谷区にある地名です。サザエさんで有名な桜新町の隣にあります。実際にカルガモが生息している遊歩道があるそうです。カ...
10月13日に荒川区にある浄正寺と法界寺をお参りしました。三河島駅から荒川区役所方面に歩いて10分の場所にあります。道中は昭和レトロな街並みで懐かしさを感じます。懐かしむことは後ろ向きなことではなくむしろ癒しです。そのせいか最近は荒川区周辺の寺社をよくお参りしている気がします。緑豊かな美しい境内です。希少種ではないのですがウラギンシジミという蝶を見かけました。参道には石碑や石仏のほか昭和37年に起き...
11月8日に佐藤美術館で開催中の「~昭和・平成・令和~女性日本画家展」に行きました。この展覧会は女性の日本画家の作品を展示する珠玉の展覧会です。新進気鋭の日本画家達の作品は撮影可能のためしばらくの間はこの展覧会で見た作品が続きます。まずは台湾出身の日本画家である高資婷(日本語読みではコウツテイ)の「媽祖」です。高資婷は1992年生まれの画家です。上村松園の技法の研究で博士号を取得しています。「媽祖...
11月4日に麻布台ヒルズギャラリーで開催中のポケモン×工芸展2024東京に行ったことの2回目です。桑田卓郎のピカチュウです。ポケモンといえばピカチュウですね。草間彌生のドットを可愛くしたらこんな感じでしょうか?植葉香澄の「唐草文サルノリ」です。クサタイプのポケモンのせいか唐草模様が良く似合います。この作品は家に置きたいと思いました。他にもメッソン、ヒバ二に文様を施した陶磁器もありました。桝本佳子による...
東京都北区は、江戸6大阿弥陀という霊場と王子稲荷・王子神社といった、見どころのある寺社が多い地域です。先日北区滝野川にある正受院をお参りしました。1557年に創建されたお寺です。 北区滝野川は昭和の住宅街・商店街の雰囲気を残す地域です。そんな地域に溶け込んだお寺です。上の画像は明治時代に建てられた山門です。このお寺周辺は戦前からの建物も多いので建物好きの方には是非お勧めしたいです(こちら)本堂です。霊...
11月4日に麻布台ヒルズ ギャラリーで開催中のポケモン×工芸展2024東京に行きました。2回に分けて紹介します。螺鈿細工、金工、陶磁器、織物等日本の伝統工芸とポケモンが融合した作品が展示されている展覧会です。今回は息子と行きました。吉田泰一郎の作品です。左から金工のイーブイ、サンダース、ブースターです。金属は様々な姿に変わることができます。イーブイは様々な姿に進化するポケモンなので強い親和性を感じました...
9月に高田馬場にある玄国寺をお参りした後、新宿諏訪神社をお参りしました。810~820年ごろ、小野篁朝臣が大国主命、事代主命を祀るために創建したと伝えられてる古社です。834~848頃、空海の弟の真雅が再営、その後、源頼義、義家父子、源頼朝が東北へ攻め込む際に祈願したそうです。さて、都内の古社では「源頼朝公が奥州征伐の際に祈願」という謂れをよく見ますが、どこか差別的なので「奥州合戦」とう用語が一般...
田中一村の展覧会の続きです。今回は南国の蝶を描いた二作品を紹介します。上段は「檳榔樹の森に浅葱斑蝶」、下段は「奄美の里に褄紅蝶」です。田中一村が描く奄美大島の風景は伊藤若冲並みに幻想的です。幻想的なイメージがある蝶を描くことでより幻想的な作品になっています。蝶の複雑な模様・配色そして優雅に舞う様は美しいです。多くの花鳥画が展示されているなかで蝶を描いた作品を推す理由は先ほどの蝶の美しさもですが、も...
10月1日に八景島シーパラダイスに行きました。八景島シーパラダイスといえばサメです。アカシュモクザメです。サメは戦闘機に例えることもできますが、このサメは頭部に特殊なセンサーがあり視野も他のサメより広いそうです。戦闘機というよりは偵察機に見えます。メジロザメです。力強くそして優雅に泳ぐ姿がいいですね!シロワニです。性格は見かけによらず大人しく人を襲うことはないとされてます。重量感があり威厳を感じま...
10月14日に東京都美術館で開催中の「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」に行きました。まずは代表作の「不喰芋と蘇鉄」です。この作品を見るのは2回目です。一回目は千葉市美術館の展覧会で見ました。伊藤若冲の「動植綵絵」に匹敵する日本絵画の高みと言える作品です。神々しく写実的なのに非現実的な感じがしました。その理由を探りたくこの作品についてググったところ、千葉市美術館で開催された展覧会のレビューに「画面右の...
9月22日にサントリー美術館で開催中の「没後300年記念 英一蝶―風流才子、浮き世を写す―」に行きましたが、、「布晒舞図」がこの日は展示されていなかったので、先日、改めて見に行きました。おそらく12年以上前に板橋区立美術館で開催された英一蝶の回顧展で見たことがあります。舞い踊る様を描いた日本画は数多くありますが、この作品が一番躍動感がありますね、フィギュアとか新体操の放送を見るたびに連想します。 長い...
9月22日にサントリー美術館へ行きましたが、帰り道の途中にある高田馬場の寺社をお参りしました。まずは玄国寺です。1601年に開山したお寺です。境内は端正な庭園です。蒸し暑い日でしたが境内の中は涼しかったです。風鈴が飾られているで涼しさをさらに感じることができました。弁天堂です。こちらは水晶の塊です。これほどのサイズの物は初めて見ました。水晶といえばパワーストーンとして有名ですね。とても尊いものを見...
10月1日に八景島シーパラダイスに行きました。まずは哺乳類を紹介します。白熊です。今までいろいろな動物園で白熊を見ましたがこの子は一番毛並みがいいです。イルカが泳ぐさまは優雅です。この水族館はイルカが優雅に泳ぐさまを見上げることができます。プレーリードッグは張り切って穴を掘ってました。コツメカワウソです。壁に空いた穴に向かって飛び跳ねています。4匹が団子になっています。平日は観客が少ない分いきいき...
山手線の大塚駅前にある大塚天祖神社の社殿の改修工事が終わったと聞きお参りしました。山手線の駅前にある社号碑です。起毛したのは太平洋戦争を終わらせた鈴木貫太郎です。この近所に住んでいたそうです。大塚駅周辺はバラの名所です都電荒川線の線路にそって年中バラが咲いています。このサンモール大塚商店街は一直線ではなく広場を中心に放射線状に店が並ぶ独特な雰囲気の商店街です。今年で鎮座700年の古社です。御神木の夫...
9月16日に足立区生物園に行きました。足立区生物園といえば蝶の生態展示です。色とりどりの蝶達が舞う中で一番のお勧めはコノハチョウです。羽を閉じると枯葉そのものですが広げると鮮やかオレンジの羽が目を引きます。足立区を流れる荒川は汽水域のため海水魚と淡水魚が共存しています。下段はベンケイガ二とモズクガニです。コオイムシです。コオイムシたらしめる卵を背負った姿を見ることができて幸運でした。足立区生物園は...
9月22日にサントリー美術館で開催中の「没後300年記念 英一蝶―風流才子、浮き世を写す―」に行き、前回は右隻をしょうかいしたので今回は左隻です。エキゾチックな衣裳の演者達は見ているだけで楽しくなります。こちらはホッケーでしょうか?雅楽に合わせてホッケーは難易度高そうなパフォーマンスですね。孔雀?ガルーダ?この屏風を見ているとアジア各国は共通の神々を戴いているのではと思います。前回様々な演者達が集まっ...
9月23日に国立科学博物館特別展「特別展昆虫 MANIAC」にへ行きました。昆虫採集は好きです。観察も好きですだからこの特別展は行きたかったです。まずはギンヤンマのヤゴが餌を捕らえた瞬間です。ギンヤンマは速いので捕まえたときは達成感があります。エゾオナガバチが体を変形させて産卵する様子を再現したものです。ハチの社会性は素晴らしいい!ハチに関する展示コーナーでは難局に住む昆虫が紹介されていました。虫は暖か...
9月22日にサントリー美術館で開催中の「没後300年記念 英一蝶―風流才子、浮き世を写す―」に行きました。2回に分けて撮影が可能である「舞楽図」を紹介します。まずは右隻です。まずは全体像です。お面人間ではないもの変身するアイテムですが、「安摩」は素材は紙だし造形も不思議です。得体のしれない力がありそうで怖くもありユーモラスにも感じます。テング猿または鼻が長い異国人を模した仮面でしょうか?雅楽のお面は日本...
伊豆アニマルキングダムの続きです。アライグマです。水を飲んでいるところです。アライグマは頭が良く手先も器用なので蛇口をひねって水を飲んでいるでは?この動物園は動物達との距離の近さですが、ここまでフクロウに接近できたのは初めてです。フクロウは顔立ちが人に近いせいか賢く見えますね。カピバラとベネットワラビーです。餌やり体験もできます。両者ともにモフモフというよりはゴワゴワしてました。ミナミコアリクイで...
東京都現在美術館で開催中の「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」の目玉は鴻池朋子の「皮緞帳」と言えます。巨大な作品です。ビグザムに立ち向かうガンダムのような気分になります。左下の真ん中よりの部分の拡大図です。おどろおどろしさを感じる作品ですが、狐は猫と犬のいいとこどりをした動物なのでたまに狐の動画を見て和むぐらい気にいってるので、この部分はお勧めしたい!右端です。噴火を繰り返す台地から生命は...
8月14日に伊豆アニマルキングダムに行きました。まずは肉食獣と大型動物を紹介します。まずはホワイトタイガーです。窓側は日陰になるせいか、どの猛獣も窓辺にいました。おかげでじっくりゆっくり観察ができました。上段は園内のカフェで撮影したものです。猛獣を見ながらの食事ができます。エサやり体験もできるのですが大盛況のため断念しました。。牝のライオンです。多摩動物園のライオンバスも良いですが、この動物園も近...
東京都現在美術館で開催中の「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」で見た作品を紹介するシリーズは今しばらく続きます。今回は池田学の「興亡史」です。情報量が多く私が思う鑑賞する際に最も体力・気力を使う画家です。そのため見切った(?)あとは達成感があります。人間界と自然界の戦いを壮大に描かれており、積み重なった城の合間には、工場やクレーン、電車のレール、建物といった人工物がぎっしりと描かれています...
8月14日に伊豆稲取温泉に行きました。ホテルから歩いて20分の場所に珍しい神社があると聞きお参りしました。「どんつく神社」という名前です。温泉街に神社の名前を冠した通りがあるため地域のシンボルと言えます。社殿の左右に波に向かって吠える大漁旗のような額が掲げられていました。岬の高台にあるため海から吹き抜ける風が気持ちいいです。ご神体です。3メートルあるとても雄々しいご神体です。ご神体が同じである川崎...
東京都現在美術館で開催中の「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」は一部の作品(草間彌生、横尾忠則、空山基)の作品は撮影ができませんが、大多数の作品は撮影が可能です。村上隆の作品も展示されていますし、会田誠の「紐育空爆之図」は必見ですが、今回紹介するのは山口晃の「當卋おばか合戦」です。作品の左側です。作品の右側です。バイクにまたがる武者、巨神兵のような操り人形、サラリーマン、町人、ギャルが入り...
8月10日に東京都現在美術館へ行く前に道中にある霊厳寺と浄心寺をお参りしました。まずは霊厳寺です。2月23日に深川江戸資料館に行った時は建築(改築?)中だった山門が完成していました。江戸6地蔵がある古刹です。寺社は古い方がありがたいと思う方も多いかもしれませんが、古刹も建てられたばかりの頃はこのような感じだったはずです。うっすら木の香りがする山門を楽しむことができるのは今のうちです。かつての職場は...
8月10日に行った東京都現在美術館で開催中の「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」は現在の日本人芸術家の殿堂です。今回紹介するのは天明屋尚の「ネオ千手観音」です。なお、左右の仁王像は千手観音の眷属なのでは「那羅延堅固」、右は「密迹金剛士」です。天明屋尚の作品の良いところは、北斗の拳や花の慶次を読んだ時のような勇壮な気分になるところです。思わず「傾いてるの~」とつぶやいてしまいます。わびさびも...
定時に仕事が終わった日に茅場町にある日枝神社日本橋摂社と兜神社をお参りしました。今回の記事は2015年1月の記事を再編集したものです。日本橋茅場町に鎮座しています。ビジネス街の神社なのでビルの谷間にひっそりと鎮座していますが、境内は緑が多いです。ワォ~ンと吠えているような狛犬様がかわいらしいです。この神社は千代田区にある日枝神社の摂社です。(日枝神社の記事はこちら)鳥居の左側にある銀杏です。一つの株か...
8月10日に東京都現在美術館で開催中の「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」に行きました。現在の日本を代表する芸術家の作品を見ることができる展覧会です。しばらくの間、この展覧会で見た作品を紹介していきます。まずは工藤麻紀子の「もうすぐ衣替え」です。 展覧会の公式HPをご覧いただければお分かりの通り、超有名な芸術家の作品があまた展示されているなかで、この作品を選んだのはこの作品を見るのは3回目で...
銀座にある神社を紹介するシリーズこれが最後です。前回紹介した安平神社から見て地下鉄新富町方面にある新富復興稲荷神社です。創建時期は不明ですが関東大震災からの復興を祈願して創建されてらしいです。都心のお稲荷様は再開発により綺麗に整備される一方で整備されても規模が小さくなり例もあります。このお稲荷様は後者の例です。 次に新富稲荷神社です。 住所でいえば新富町2丁目です。この地域は明治維新の頃は遊郭があ...
佐藤美術館の「佐藤美術館収蔵品展2024」(6月30日に終了)で見た作品を紹介するシリーズの最終回は長谷川喜久の「白根山霧立つ」です。長谷川喜久氏は1964年生まれの日本画家です。私は登山をしたことがないのですが、山は気象状況が変わりやすく、この作品のように霧の間から雄大で幻想的な風景を見ることができるそうです。霧の間から差し込む光に映える草原が美しく、雲海を貫く山の背と荒々しい山肌はカスパー・ダーヴィト...
銀座界隈にも多くの神社があります。今回は第二段です。 住所でいえば中央区八重洲にある伏見稲荷神社です。銀座の入口ということで、、、、 江戸時代の文政年間(1818年~1830年)の創建されたそうです。黒を基調としたビルに囲まれているせいか鳥居の朱色がより鮮やかに見えます。この神社の裏手は銀座のせいか洗練された艶やかさが魅力的なお稲荷様でした。 先ほどの神社から歩いて5分の場所にある安平神社です。...
佐藤美術館の「佐藤美術館収蔵品展2024」(6月30日に終了)で見た作品を紹介するシリーズの第3弾はマコトフジムラの「A Golden Tree」です。アメリカ在住の画家です。9・11同時多発テロ事件の影響を受けた作家たちを励ます活動(トライベッカ・テンポラリー)が認められ、ホワイトハウス文化担当顧問に就任(今は退任)したことで知られています。敬虔なクリスチャンであり聖書をモチーフにした作品もあります。前回の記事...
7月14日に北区にある静勝寺をお参りしました。このお寺は太田道灌が江戸城と岩槻城を結ぶ街道に建てられた稲付城の跡地です。武蔵野台地の東端にあるお寺なので参道は結構な階段です。1504年に太田道灌の禅の師匠雲綱が彼の菩提を弔うために創建したものです。山門です。東北新幹線に乗ればお気づきかもしれませんが、上野駅を出発し地上に出てから荒川を渡るまでの進行方向左側の車窓は断崖絶壁です。この断崖絶壁こそが武蔵野...
佐藤美術館の「佐藤美術館収蔵品展2024」(6月30日に終了)で見た作品を紹介するシリーズの第2弾は呉亜紗の「岩手-大槌町とおばあちゃんの菊畑」です。作者が住んだ町とそこでの暮らしをウサギに託して表現する連作の一つで他にも作品が展示されていました。作者の大槌町での楽しかった思い出を描いたものです。作品右上には鮭を捕まえている場面があり東北ならではの光景と言えますね。私自身も毎年な夏休みに福島に行くこと...
銀座は小さな神社が点在しており前回はデパートにある神社を紹介しましたが、今回は街中にある神社を紹介します。まずは幸稲荷神社です。京都の伏見稲荷から勧請したといわれ、銀座1丁目のいわば鎮守というべき神社です。天賞堂の裏手にある宝童稲荷神社です。江戸時代に当地の名主、弥左衛門が江戸城内より分祀したそうです。この神社は路地裏にあり「攻殻機動隊」とか「ブレードランナー」といったサイバーパンクな雰囲気な場所...
東京都新宿にある佐藤美術館の「佐藤美術館収蔵品展2024」(6月30日に終了)に行ったので、この美術館の所蔵品の中からお勧めしたい作品を4作品紹介します。まずは福島県福島市出身の日本画家である齋正機の「聲」です。福島市にゆかりがある者としてはこの作品を紹介しないわけにはいきません。生まれも育ちも東京ですが、福島市にある大学に1992年に入学しました。この作品は福島市の風景を描いたものです。私のとっての...
東京都中央区にある三越、ギンザシックス(旧松坂屋銀座店)、高島屋には神社があります。今回はそれぞれの神社を紹介します。まずは銀座三越と日本橋三越にある三囲神社です。墨田区向島にある「三囲神社」は三井家の守護神です。「囲」が「(三)井」を囲んでいることから、「三井を守る」とも伝えられ、江戸時代から崇拝されてきました。銀座三越にある三囲神社です。右から三囲神社、出世地蔵尊を納めた厨子、出世地蔵尊の分身...
銀座から直帰した日にギンザシックスに2025年夏まで展示されるヤノベケンジの「BIG CAT BANG」を見に行きました。この作品のコンセプトは公式サイトからの引用ですが、「太陽の塔の形をした巨大な宇宙船のLUCA号の背中に「SHIP’S CAT」が乗る。そして宇宙船からは、数百もの「宇宙猫」が飛び出す。」というものです。上段は「SHIP’S CAT (ONK-1) 」、下段は「SHIP’S CAT (Crew/black)」公式サイトによると「SHIP’S CAT」...
定時で終わった日は健康のため歩くことにしています。5月のある定時で終わった日に小網神社をお参りしました。1466年に悪疫退散を願い創建され、太田道灌が小網稲荷神社と命名したとのことです。小さな神社ですが社殿は総ヒノキ造り(日本橋で唯一)で神楽殿もあります。神楽殿は六角形の屋根をした珍しい様式です。この神社も見どころは彫刻です。海老虹梁の昇り龍と降り龍は戦災の被害にあっていません。なお、23区にある...
日本橋に用事があったので日本橋三越の天女(まごころ)像を鑑賞しました。「株式会社三越」の創立50周年を記念し1960年に設置されたものです。高さは約11メートル、吹き抜けの4階まで達するので各階から見ると緻密にして絢爛な彫刻を一つ一つ鑑賞することができます。製作者の佐藤玄々は福島県出身です。福島にゆかりがある者としてはこの像は大変誇らしいです。装飾過剰という批判もあるそうですが、一方で古来より引き...
ライオンバスの近くにいるアフリカゾウです。アジアゾウもいますがこの日はゾウ舎の中にいたのでちらっとしか見てません。チンパンジーです。蟻塚を模した容器にはジュースが入っており、棒をさして舐めています。子ザルです。大人の真似をしながらジュースを舐めていました。授乳中のカンガルーです。子供のカンガルーはポケットに入るサイズと思ってましたが、結構大きいようです。暑い日だったせいか日陰でゴロゴロしていました...
日が長い季節です。この季節は仕事が日が明るい時間に仕事が終わった際はお参りすることとにしています。5月29日は千葉ニュータウン勤務でしたが、定時に終わったので帰宅途中にある青砥神社をお参りすることができました。青砥駅から歩いて15分の場所にあります。1576年(長篠の戦の翌年)に創建された古社です。本殿前に二本の銀杏は仁王様のようにそびえ立っています。昼と夜が混ざる夕暮れ時は不思議な感じがします。その...
多摩動物公園といえばライオンバスです。雄ライオンが牛の骨をなめているところです。ライオンバスから見た雄ライオンです。寝っ転がってます。このしぐさはやはり猫です。ライオンの尻尾の形、たてがみ、群れを作る習性はいずれもネコ科の中では特異だそうです。牝ライオンです。まじかで見るとやはり大きいです。バスの車体には肉汁が多少ついてるせいか車体をしきりになめていました。日陰で寛ぐ子たちもいましたが、、、ますま...
平井諏訪神社は平井聖天燈明寺の隣にあります。本殿は昭和44年に建てられたものです。富士塚もあります。この神社の見どころは1843年に建てられた旧本殿の彫刻です。太極図を連想する神鳥の彫刻です。この神社の彫刻の特色は彩色が施されていることです。向拝の龍は近隣を流れる東京の各河川のようです。東京を代表する各河川が近隣にあるせいか水にまつわる彫刻が見事です。脇障子は鞍馬山で修業する牛若丸と思われます。華...
5月10日は息子の学校の創立記念日だったので休暇を取り、多摩動物公園に行きました。まずは昆虫館です。銀色のバッタがお出迎えです。平日の開館と同時に入館したので空いてました。なお、昆虫館では齢ごとにトノサマバッタを飼育・公開しています。またこの季節では見れないオオカマキリの成虫もいました。平日のみ公開されるグローワーム(オーストラリアとニュージーランドの鍾乳洞や洞窟に生息するヒカリキノコバエの幼虫)...
5月5日日にジョルジョ・デ・キリコの展覧会に行き、その後江戸川区にある平井聖天燈明寺をお参りしました。山門です。草創は平安時代と伝えられますが、江戸時代中期には荒廃したものの享保年間に再興されました。山門の裏側にある瑜衹供養塔です。鐘楼です。このお寺は川に囲まれた低地にあるせいか各建物の床を高くしているようです。上の3枚は本堂です。昭和4年に起工し同19年に完成しました。内部の奥の院は飛鳥朝風、中陣...
ジョルジョ・デ・キリコの展覧会で見た作品の第二弾は「バラ色の塔があるイタリア広場」です。商用ポスターのような明るさなのに不穏な気分なるのは、旗がなびているのに風を感じないにも関わらず、左側の長い影に何かが潜んでいる気配を感じるからです。さて、展覧会に行くと時々昔に見た風景が思い起こされますが、この作品がまさしくそうでした。イタリア広場というタイトルがついているものの、私には団地の給水塔に見えます。...
聖天宮の続きです。前殿から本殿は回廊で結ばれています。回廊にも道教に関する絵画が飾られています。小説「蒼穹の昴」シリーズが好きなので、紫禁城にいる清朝の高官な気分です。黄色の屋根瓦は日本の寺社建築にない意匠ですね。重厚な透かし彫りが渋いです。寺社建築に重厚さを求める方には是非見ていただきたい。猫足の香炉です。動き出しそうなくらい精緻です。香炉の台座の八卦と陰陽もいい感じです。聖天宮のハイライトは本...
5月5日に東京都美術館で開催中のデ・キリコ展に行きました。今回紹介する作品は「不安を与えるミューズたち」です。美術書の言葉を借りれば「静謐、郷愁、謎、幻惑、困惑、不安」を感じる傑作品です。商業ポスター並みに明るくおしゃれな雰囲気なのに焦点が分かりづらく妙に長い影に不穏さを感じます。上り坂?のせいかジェットコースターで登っていくような恐怖刺激を感じます。孤独と無関心を感じますが妙に引き付けられる作品...
5月4日に埼玉県坂戸市にある日本で一番大きい道教寺院である聖天宮に行きました。天門です。東武東上線の若葉駅から歩いて5分。田園地帯に突如現れる絢爛豪華な寺院です。「五千頭の龍が昇る聖天宮」ですが、狛犬様もたくさんいます。天門の上部です。様々な彫刻が施されています。台湾の康國典大法師という方が、道教の神々のお告げに従ってこの地に建てました。昭和五十六年に着工し、 台湾の一流の宮大工を呼び寄せ、十五年を...
4月30日に日比谷図書文化館で開催中の「しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京」に行きました。展覧会場のため我慢しましたが本当は声を出して笑いたい気持ちを抑えながらの鑑賞でした。特に「スマホでおしゃべり」と「動画投稿」はバカ受け。「名所江戸百景」や「富嶽三十六景」といった誰もが知っているいる名作に現在の風俗を混ぜた面白い作品が多く展示されています。ただ現在の風俗を混ぜただけではなく主に富士山を描...
宝仙寺は「中野坂上」という駅の近くにあります。駅名のとおり新宿から見て坂の上にあります。今回紹介する成願寺は宝仙寺から見て10分ほど坂を下った場所にあります。中野坂上方面からお参りした場合、まず目を引くのは「大達磨絵」です。平成8年に完成したものです。書かれている「莫妄想(まくもうぞう)」という言葉は、「つまらない事を考えずに黙って座れ」という意味です。黄檗宗の様式を取り入れた山門です。このお寺を...
先月と今月、渋谷に行く用がありついでに渋谷ヒカリエ(旧東急文化会館)にある川本喜八郎人形ギャラリーとスカイロビーに寄りました。川本喜八郎といえば三国志です。上段は右から劉備、関羽、張飛です。下段は趙雲です。後ろの武将は関平です。大学生の頃、曹操が主人公の「蒼天航路」の連載が始まり、三国志に興味を持ち、同じ時期に再放送で人形劇三国志を見ました。三国志は「蒼天航路」を読んではまったので曹操サイドの武将...
3月30日に新宿のSOMPO美術館へ行き、その後中野区にあるお寺をお参りしました。まずは宝仙寺です。源義家が大宮八幡神社の別当寺として創建したと伝えられています。山門の仁王様です。江戸時代は幕府の保護を受けて大きく発展したそうです。境内にある石臼塚です。江戸時代の中野区はそば粉の生産が盛んだったそうです。石臼はそば粉をひくために使われていたものですが、、機械化により使われなくなったものを供養するために...
ロベルト・ヴィルヘルム・エークマンの「イルマタル」とアウグスト・マルムストゥルムの「踊る妖精たち」
ノルウェーの画家が続いたので、今回はフィンランドとスウェーデンの画家の作品です。いづれも神話を描いたものです。ファンタジー作品は北欧神話を参考にしていることが多いから、この展覧会に出展されている北欧神話を描いた作品は親近感を感じます。フィンランドの画家であるロベルト・ヴィルヘルム・エークマンの「イルマタル」です。「カレワラ」または「イルマタル」を検索するとこの作品がヒットすることが多く、フィンラン...
飯倉熊野神社は西久保八幡神社の近くにあります。創建は717年~724年頃または1394年~1428年頃と言われいる古社で太田道灌によって再建されたそうです。場所がらこの神社は海を臨む崖の上にあったことが想像できます。花に囲まれたつくばいです。ビルに囲まれた境内ですが気分も華やぎます。社紋の八咫烏の繋がりで、日本サッカー協会公認の「サッカー御守」を頂くことができるそうです。また、この神社は鬼滅の刃の甘露寺蜜璃の産...
3月30日に新宿のSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展に行き、前回はノルウェーの画家であるニコライ・アストルプでしたが、今回は同じくノルウェーの画家であるエドヴァルド・ムンクです。「フィヨルドの冬」です。雪と氷が作り出す荘厳な雰囲気に圧倒されます。月並みですが大自然の雄大さの前では人間の存在は小さく、その悩みも大したものではないと感じるそうですが、ムン...
3月20日に港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」に行った後、西久保八幡神社をお参りしました。港区は下町と山の手の境界線ということもあってこの神社は坂の上にあります。最近できた麻布台ヒルズに囲まれており、現代的・未来的な風景を楽しむことができる境内です。ちなみに社殿の後ろにある三角の建物は日本霊友会の本部です。都内の「八幡神社」は源義家や源頼朝がわざわざ東北を攻める際に創建したものが多いです...
3月30日に新宿のSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展に行きました。北欧四か国の画家の作品を展示した展覧会で見た作品を紹介していきます。まずはノルウェーの画家であるニコライ・アストルプです。ニコライ・アストルプはノルウェー南部のユルステルで暮らし、豊かな自然や家族を描いた画家です。春の夜といっても明るいですね。ノルウェーの春の日照時間を調べたら、4月06...
3月20日に港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」に行き、その後、神社を2社お参りしてから東京タワーに行きました。順次紹介していきます。まずは5月26日まで開催中の港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」です。高さ2.35m、全長6.3mの「オオカマキリの巨大模型」です。最強の捕食者がこのくらいのサイズになると迫力がありすぎます。たまたま居合わせた男性が連れの方に「バキだ」と言っていたので気に...
チャイルド・ハッサム「花摘み、フランス式庭園にて」とデウィット・パーシャル「ハーミット・クリーク・キャニオン」
4月7日まで東京都美術館で開催される「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」の続きです。今回は2作品紹介します。上段はデウィット・パーシャルの「ハーミット・クリーク・キャニオン」です。風景画は各国の風景を楽しむことができますね。アメリカらしくグランドキャニオンを描いた作品です。デウィット・パーシャルはカリフォルニアを拠点にしていた画家です。展覧会HPにあった解説からの引用ですが鉄道会社の依...
3月16日に実家に行った際、久富稲荷神社をお参りしました。参道はかつて大山道と呼ばれていた街道に面しております。入口から約250メートル進んだ先に神社があります。実に長い参道です。かつて境内にフクロウが住んでいたことにちなむ祠です。1931年に造営された社殿です。この神社の近辺には旧日本軍の施設があり爆撃の対象になっていたかもしれないので、戦災を乗り越えた彫刻が現存していることに神々しさを感じます...
ジョン・シンガー・サージェント キャサリン・チェイス・プラット
3月1日に東京都美術館で開催中の「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」に行きました。今回紹介する作品はジョン・シンガー・サージェントの「キャサリン・チェイス・プラット」です。ここ数カ月、土日は子供の習い事の付き合い等などで予定が埋まり、展覧会に行く機会が減りつつある中、ジョン・シンガー・サージェンの作品が3点来日しているので、会期中の金曜日はこれらの作品を見ることをモチベーションに仕事...
2月23日に深川江戸資料館に行きました。天保年間の深川佐賀町の町並みを想定復元しています。屋根の上には猫。時々鳴きます。上の二つは江戸時代の屋台を復元したものです。稲荷ずしが大きくて食べごたえあります。てんぷらは串揚げのようです。江戸時代の人が現在にタイムスリップしたら稲荷ずしの小ささに驚くかもしれません。江戸の町に住んでいてかつ収入もそこそこあれば食生活は今より豊かかもしれませんね。商店も復元し...
航空科学博物館の続きです。博物館からは離着陸する飛行機を見ることができます。まずはアシアナ航空のA380です。エールフランスの多分B777-200型機です。この機種も退役が始まっているそうですね。B777は200よりスレンダーな姿の300が好きです。KLMのB777-200型機です。私が好きなカラーリングの一つです。余談ですが、エア・タヒチ・ヌイ(成田に就航してるタヒチの会社)とエアリンガス(アイルランドの会社)とロイヤル...
アーティゾン美術館はパウル・クレーの作品をコレクションしています。今回紹介するのは新たにコレクションに加わった「双子」と「小さな港」です。上段が「双子」です。「伝染るんです」に代表されるシュール系漫画に出てきそうなユーモラスな風貌は思わずくっすと笑ってしまいます。最近、椎名誠のSF系の作品を読み始めました。「北政府」との戦争後の荒廃した世界が舞台の作品を好んで読んでます。異なる性質を持つ生物が合体し...
2月10日に成田空港の近くにある航空科学博物館に行きました。博物館の外観です。空港をイメージしたデザインで管制塔のような場所にレストランがあります。ボーイング747型機の模型です。747型機の模型としては世界最大とのことです。フライトシュミレーターで操縦を体験できますが、混んでいたので断念しました。747型機の断面図です。でかい!まさにジャンボジェット。アッパーデッキには一回だけ乗ったことがあります。国内...
アーティゾン美術館で開催されていた「マリー・ローランサン —時代をうつす眼」では同館が所蔵するマリー・ローランサンと同時時代の画家達の作品も紹介されていました。今回紹介するのはロベール・ドローネの「街の窓」です。ロベール・ドローネといえば1月28日に閉幕した「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」で「パリ市」が出展されていましたね。あふれる...
2月24日は晴天だったので、こんな日はウオーキングを楽しもうと浮間公園から戸田公園駅まで歩いてみました。前回、冬の終わりを告げる啓翁桜を紹介したので今回は春の訪れを告げる河津桜です。道中に咲いたいたので撮影しました。浮間公園から荒川の土手に出て上流に進むと戸田橋です。この橋があった場所は中山道の渡舟場でした。戸田橋を渡った場所にあるのが水神社です。創建年代は不明ですが、正面の「水神宮」の碑には寛政...
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横浜で昆虫の標本展がありました。このことはXで紹介しています。その帰り道に日本丸メモリアルパークに寄りました。横浜といえば港町。帆船と桜は港町ならではの風景です。このような風景は都内では見ることがないので、今回私が自信をもってお勧めする風景です。船体左側の風景です。帆船はマストがきれいに並ぶさまが均整のある美しさですね。高層ビルに帆船。おしゃれです。個人的には同じ東京湾岸でもお台場より横浜が好きで...
東京藝術大学大学美術館で開催中の「相国寺承天閣美術館開館40周年記念 相国寺展 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」に行きました。伊藤若冲の作品も多く展示されており、「鹿苑寺大書院障壁画 四之間 双鶏図」を紹介します。この展覧会の目玉は可愛らしい狩野派の「観音猿猴図」、目力が素晴らしい伊藤若冲の「竹虎図」です。伊藤若冲の「乗興舟」は白と黒の対比が美しいです。また、南画の傑作も多く伊藤若冲が如何にした...
東京媽祖廟の次は皆中稲荷神社をお参りしました。新宿区百人町にある稲荷神社です。アジア各国の食材店やレストランが立ち並ぶ街中にあります。1533年頃にこの地に鎮座したそうです。幕府の鉄砲隊の信仰を集めた神社として有名です。勇ましい守備兵のように凛々しいお稲荷様です。寛永年間に、幕府の鉄砲百人組がこの付近に居住したことから、皆中を「みなあたる」と読むことで縁起よいとされて、鉄砲組の信仰をえて、百人組出陣の...
東京駅近くにある東京大学が運営するINTERMEDIATHEQUEに行きました。(その1はこちら)この博物館は東京大学が所蔵する剥製、民芸品、古の実験機器を展示しています。しかも無料!鳥を捕まえようとする哺乳類の骨格標本は芸術品のような美しさです。骨格標本が見どころですが、この帆船の模型を是非お勧めしたいです。こんなに身近に帆船の模型を鑑賞できる場所はそんなにありません。アフリカの仮面です。この空間だけ北海道大学...
六本木ヒルズで開催中の火の鳥の展覧会に行った後、大久保界隈の神社と東京媽祖廟をお参りしました。まずは東京媽祖廟です。JR総武線の大久保駅からも見える道教の寺院です。この駅を通過するたびに気になっていました。道教の寺院らしい絢爛豪華な飾りがひときわ目立ちます。扉には関羽です。青白石で造った香炉です。重厚でかっこいいです。道教の寺院にある各建築物・装飾の魅力は絢爛豪華さですが、岩石を緻密に彫った彫刻にも...
3月15日に六本木ヒルズで開催中の「手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-」に行きました。火の鳥の生原稿が見れるとても素晴らしい展覧会でした撮影可能なので紹介します。撮影は禁止ですがエントランスは撮影可能でした。こちらは「望郷編」の一場面です。望郷編は種の保存と倫理、文明のあり方等、いろいろ考えさせられます。ラストシー...
年度末で疲れ気味の心を清らかにするような作品はないかと思い、また、春を告げる花といえばモクレン忘れてはいけません。そこで今回は小林古経の「極楽井」を紹介します。古来より、童女は清らかさの象徴です。 また、ヒーリング系の音楽はせせらぎの音を使うように、わき出る清水も清らかな気分になります。 童女達がわき出る霊泉を汲む姿を描いたこの作品は、神聖な雰囲気が漂い見る者を清々しい気持ちにさせ、咲き誇るモクレ...
梅が咲くと春の訪れを感じますが、今年は休梅を愛でる機会が無かったので、せめて梅を描いた作品で春を感じようと思い、船田玉樹の「臥龍梅」を紹介します。梅を描いた作品が多くある中で、この作品を選んだのは今抱えているプロジェクトが山場で年が明けてから土日は徹夜の仕事が多く疲れ気味です。この作品のようなパワーをあやかりたいと思ったからです。船田玉樹は1934年速水御舟に入門、御舟の没後は小林古径に師事。東洋の古...
今回は三菱一号館美術館で開催中の「異端の奇才――ビアズリー展」でみたサロメ以外で撮影可能な作品を紹介します。上段は「神秘の薔薇園」、下段は「赤死病の仮面」です。上段の作品は性愛をにおわす作品です。語り合う男女を描いてますが、性愛は本来は至高なコミュニケーションです。退廃的で死を感じさせる作品が目立つ中で、この作品はポジティブな印象を持ちました。下段は1エドガー・アラン・ポーの短編小説『赤死病の仮面』...
普段よく使う路線沿線の寺社は必ずお参りしたいと思っております。そのため、このブログは普段よく使う三田線や山手線沿線の神社が多く、千葉ニュータウンにたまに行くので京成線と北総線沿いの神社も多いです。今回紹介するのは京成線でいえば日暮里から荒川の鉄橋を渡って左手に見える小谷野神社です。この神社の最寄り駅は堀切菖蒲園駅ですが、ひとつ前の京成関谷駅を降りて荒川を越える行程をお勧めします。境内社の三峰神社と...
三菱一号館美術館で開催中の「異端の奇才――ビアズリー展」に行きました。サロメを描いた作品は撮影可能なのでその一部を紹介します。上段は「踊り手の褒美」、下段は「クライマックス」です。以前、ギュスターヴ・モローのサロメ(こちら)を紹介した際に、「雷はプラスの電荷とマイナスの電荷が組み合った時に発生するらしいように、快楽(裸婦)と苦痛(暴力的なもの)といった相反するものが合わさると、ものすごい色気を放つ時...
広島市の寺社巡りのラストは多聞院です。比治山神社(こちら)の近くにあります。このお寺は、1177年から1181年頃、高倉天皇の勅願により、現在の呉市音戸町)に建立されそうです。その後、毛利氏の帰依を得て、さらに広島築城にともない1590年には三滝山麓(広島市西区)に移転し、福島正則によりこの地に移転しました。境内には被爆に耐えた十三塔と鐘楼があります。被爆に耐えた木造建築物は他にもあるそうですが、...
以前、ひろしま美術館が所蔵する藤田嗣治の「三王礼拝」、「十字架降下」、「受胎告知」を紹介したので、今回は「裸婦と猫」です。藤田嗣治といえば裸独自の「乳白色の肌」。裸婦の綺麗な肌も素晴らしいですが、猫の毛の白さもいいですね。猫と女を得意な画題とした藤田嗣治の真骨頂ともいうべき作品です。描かれて直後は眩しいくらい白かったに違いないです。背景が黒いせいか白い肌がより際立って見えます。この作品について様々...
今回紹介する國前寺は尾長天満宮の近辺にあります。1340年に安芸国を訪れた日蓮上人の弟子日像上人が、草庵を営んでいた僧暁忍を教化、暁忍寺として創建したといいます。1656年には広島藩の二代藩主である浅野光晟とその妻満姫)の菩提寺となり、寺名を國前寺と改め、寺領200石を寄進されていたといいます。山門は1840年に建てられたものです。足腰が丈夫であるか旅の無事を祈願したと思われる草履が掲げられていまし...
今回はひろしま美術館の常設展示を紹介します。いずれもシャガールで上段は「4色の村の眺め」、下段は「河のほとり」です。昨年もこの美術館にあるシャガールの作品を紹介しております。(こちら)この作品は数ある展示部のなかで鮮やかな色彩に惹かれたので紹介します。4色の配色の意味するところはいろいろな解釈があると思われますが、黄色はこの世に誕生したことを祝うような黄色、溌溂とした青年期のような赤、落ち着いた大...
12月、1月、2月と3カ月連続して広島に出張しました。1月は主に市内の寺社を2月はひろしま美術館に行きました。今回紹介するのは1月にお参りした尾長天満宮です。広島駅の新幹線のホーム側の入口から歩いて15分の場所にあります。この神社がある二葉山周辺は広島城の鬼門にあたることから築城以降様々な神社仏閣が並んでおり、このブログでも紹介しています。主だったものはこの神社の隣に位置すると広島東照宮です(こち...
先月と今月は広島出張が続きました。しばらくの間はひろしま美術館で見た作品と広島市内の寺社の記事が続きます。ひろしま美術館では3月23日まで「オディロン・ルドン―光の夢、影の輝き - 特別展」が開催されており、今回紹介するのは「目を閉じて」です。この作品を見るのはおそらく3回目。国内にあるので見る機会が多いですね。安らぎを感じるし、苦悩も感じる、見る人によって様々な解釈ができる不思議な作品です。この展覧...
インドの細密画を見た後、本館の展示を見に行きました。現在開催中のキティーちゃんの展覧会です。今しか見れない風景なので画像に納めました。日本が誇る工芸品、絵画が多数展示されている中、心を奪われたのが「甲州道中分間延絵図」です。内藤新宿からの甲州街道の道のりを描いた絵巻です。現在でいえば京王線の新宿から上北沢までの道のりが公開されていました。代田橋と明大前の真ん中あたりです。ここは現在では交差点で和田...
国立博物館で細密画を見た後、葛飾区にある堀切氷川神社と正王寺をお参りしました。お参りした日は松の内を過ぎていましたが、茅の輪くぐりがまだありました。とても有難かったです。重厚な社殿です。葛飾区は伊勢神宮の荘園だった名残で「天祖神社」が多い地域です。そのせいか神明造です。また、江戸時代初期までは「下総国」だったので「香取神社」も多い地域です。「氷川神社」は23区に多いと思われがちですが千葉県よりの地...
東京国立博物館の東洋館は実はあまり行ったことありませんでしたが、Xを始めてから時折ポストされる東洋館の展示物に興味をもち、特にインドの細密画を見たいと思い、行ってきました。展示内容はその時々で変わりますが、今回は「ラーガマーラ(楽曲絵)」をテーマにした展示でした。上段:「蛇使いの女と龍(アサヴァリ・ラーギニー)」下段:「岩山に坐す蛇使いの女(アサヴァリ・ラーギニー)」細密画に描かれる女性は薄着のせ...
飯倉熊野神社は西久保八幡神社の近くにあります。創建は717年~724年頃または1394年~1428年頃と言われいる古社で太田道灌によって再建されたそうです。場所がらこの神社は海を臨む崖の上にあったことが想像できます。花に囲まれたつくばいです。ビルに囲まれた境内ですが気分も華やぎます。社紋の八咫烏の繋がりで、日本サッカー協会公認の「サッカー御守」を頂くことができるそうです。また、この神社は鬼滅の刃の甘露寺蜜璃の産...
3月30日に新宿のSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展に行き、前回はノルウェーの画家であるニコライ・アストルプでしたが、今回は同じくノルウェーの画家であるエドヴァルド・ムンクです。「フィヨルドの冬」です。雪と氷が作り出す荘厳な雰囲気に圧倒されます。月並みですが大自然の雄大さの前では人間の存在は小さく、その悩みも大したものではないと感じるそうですが、ムン...
3月20日に港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」に行った後、西久保八幡神社をお参りしました。港区は下町と山の手の境界線ということもあってこの神社は坂の上にあります。最近できた麻布台ヒルズに囲まれており、現代的・未来的な風景を楽しむことができる境内です。ちなみに社殿の後ろにある三角の建物は日本霊友会の本部です。都内の「八幡神社」は源義家や源頼朝がわざわざ東北を攻める際に創建したものが多いです...
3月30日に新宿のSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展に行きました。北欧四か国の画家の作品を展示した展覧会で見た作品を紹介していきます。まずはノルウェーの画家であるニコライ・アストルプです。ニコライ・アストルプはノルウェー南部のユルステルで暮らし、豊かな自然や家族を描いた画家です。春の夜といっても明るいですね。ノルウェーの春の日照時間を調べたら、4月06...
3月20日に港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」に行き、その後、神社を2社お参りしてから東京タワーに行きました。順次紹介していきます。まずは5月26日まで開催中の港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」です。高さ2.35m、全長6.3mの「オオカマキリの巨大模型」です。最強の捕食者がこのくらいのサイズになると迫力がありすぎます。たまたま居合わせた男性が連れの方に「バキだ」と言っていたので気に...
4月7日まで東京都美術館で開催される「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」の続きです。今回は2作品紹介します。上段はデウィット・パーシャルの「ハーミット・クリーク・キャニオン」です。風景画は各国の風景を楽しむことができますね。アメリカらしくグランドキャニオンを描いた作品です。デウィット・パーシャルはカリフォルニアを拠点にしていた画家です。展覧会HPにあった解説からの引用ですが鉄道会社の依...
3月16日に実家に行った際、久富稲荷神社をお参りしました。参道はかつて大山道と呼ばれていた街道に面しております。入口から約250メートル進んだ先に神社があります。実に長い参道です。かつて境内にフクロウが住んでいたことにちなむ祠です。1931年に造営された社殿です。この神社の近辺には旧日本軍の施設があり爆撃の対象になっていたかもしれないので、戦災を乗り越えた彫刻が現存していることに神々しさを感じます...
3月1日に東京都美術館で開催中の「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」に行きました。今回紹介する作品はジョン・シンガー・サージェントの「キャサリン・チェイス・プラット」です。ここ数カ月、土日は子供の習い事の付き合い等などで予定が埋まり、展覧会に行く機会が減りつつある中、ジョン・シンガー・サージェンの作品が3点来日しているので、会期中の金曜日はこれらの作品を見ることをモチベーションに仕事...
2月23日に深川江戸資料館に行きました。天保年間の深川佐賀町の町並みを想定復元しています。屋根の上には猫。時々鳴きます。上の二つは江戸時代の屋台を復元したものです。稲荷ずしが大きくて食べごたえあります。てんぷらは串揚げのようです。江戸時代の人が現在にタイムスリップしたら稲荷ずしの小ささに驚くかもしれません。江戸の町に住んでいてかつ収入もそこそこあれば食生活は今より豊かかもしれませんね。商店も復元し...
航空科学博物館の続きです。博物館からは離着陸する飛行機を見ることができます。まずはアシアナ航空のA380です。エールフランスの多分B777-200型機です。この機種も退役が始まっているそうですね。B777は200よりスレンダーな姿の300が好きです。KLMのB777-200型機です。私が好きなカラーリングの一つです。余談ですが、エア・タヒチ・ヌイ(成田に就航してるタヒチの会社)とエアリンガス(アイルランドの会社)とロイヤル...
アーティゾン美術館はパウル・クレーの作品をコレクションしています。今回紹介するのは新たにコレクションに加わった「双子」と「小さな港」です。上段が「双子」です。「伝染るんです」に代表されるシュール系漫画に出てきそうなユーモラスな風貌は思わずくっすと笑ってしまいます。最近、椎名誠のSF系の作品を読み始めました。「北政府」との戦争後の荒廃した世界が舞台の作品を好んで読んでます。異なる性質を持つ生物が合体し...
2月10日に成田空港の近くにある航空科学博物館に行きました。博物館の外観です。空港をイメージしたデザインで管制塔のような場所にレストランがあります。ボーイング747型機の模型です。747型機の模型としては世界最大とのことです。フライトシュミレーターで操縦を体験できますが、混んでいたので断念しました。747型機の断面図です。でかい!まさにジャンボジェット。アッパーデッキには一回だけ乗ったことがあります。国内...
アーティゾン美術館で開催されていた「マリー・ローランサン —時代をうつす眼」では同館が所蔵するマリー・ローランサンと同時時代の画家達の作品も紹介されていました。今回紹介するのはロベール・ドローネの「街の窓」です。ロベール・ドローネといえば1月28日に閉幕した「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」で「パリ市」が出展されていましたね。あふれる...
2月24日は晴天だったので、こんな日はウオーキングを楽しもうと浮間公園から戸田公園駅まで歩いてみました。前回、冬の終わりを告げる啓翁桜を紹介したので今回は春の訪れを告げる河津桜です。道中に咲いたいたので撮影しました。浮間公園から荒川の土手に出て上流に進むと戸田橋です。この橋があった場所は中山道の渡舟場でした。戸田橋を渡った場所にあるのが水神社です。創建年代は不明ですが、正面の「水神宮」の碑には寛政...
アーティゾン美術館では3月3日まで「マリー・ローランサン —時代をうつす眼」が開催されており、会社帰りに行きました。上段は「女と犬」、下段は「牝鹿と二人の女」です。先日、ヒロシマ美術館でみたマリー・ローランサンの作品を2つ紹介しましたが、「牝鹿と二人の女」はひろしま美術館が所蔵しています血色のよい健康的な肌の女性達は見ていて心地よいです。女性達の優しくもあり艶やかである眼差しは魅力的です。つい数分前...
梅の季節ですが、巣鴨にある眞性寺ではこの季節に咲く「啓翁桜」が境内を彩ります。(2月28日まで)「啓翁桜」はこの季節に咲く桜で山形県で栽培が盛んです。佐倉は種類が多く、必ずしも3月下旬に開花するものではないということを認識します。なお、巣鴨は桜のスタンダード?である「ソメイヨシノ」発祥の地でもあります。巣鴨といえばとげぬき地蔵ですが、このお地蔵様は歴史が浅く明治時代にこの地に来ました。実は江戸6地...
森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」は間もなく閉幕ですね、、このシリーズも今回が最終回です。「「スイート・サタデー・ナイト」のため舞台セット」です。ダンスパフォーマンスの舞台背景として作成されものです。ストリートで生まれたキースへリングらしい作品です。当時、ブレイクダンスが流行っていました。学校で真似てみたものですが当然うまくいきませんでした。当時、スト...
2月3日に荒川区東日暮里にある靏護稲荷神社をお参りしました。「かくご」と読みます。松坂屋が1815年に当地に京都伏見稲荷を勧請して創建しました。この日は蠟梅が満開で馥郁たる香りが心地よかったです。お隣は大型のスーパーですが、元々は松坂屋の物流センターでした。境内にあるお地蔵様です。台座の真正面に「伊藤」と彫られていました。奉納者のことと思いますが、一瞬伊藤さんの像?と勘違いしました。小さいながらも...
月8日に森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」に行きました。今回は2回目です。今回の展覧会にはキース・ヘリングの傑作が数多く出展されていますが、私が一番見たかったものはこの4作品です。この4作品は「アンディ・マウス」。アンディ・ウオーホールとのコラボ作品です。夢の国と言いつつも資本主義の権化のような某企業を皮肉っているように見えます。80年代に大活躍したア...
1月21日に荒川区東日暮里にある神々森猿田彦神社をお参りしました。「かんかんもり」と読みます。神々しい名称ですが、このとおり小さな神社です。大正時代までこの辺りには深い森がありその様が神々しかったので「神々森」と名付けられたそうです。庚申塔です。地元のお年寄りから小さいけど由緒ある神社であると教えていただきました。この神社は汐入の胡録神社の分霊を勧請して祀ったと伝えられております。当初は第六天社と...