飯倉熊野神社は西久保八幡神社の近くにあります。創建は717年~724年頃または1394年~1428年頃と言われいる古社で太田道灌によって再建されたそうです。場所がらこの神社は海を臨む崖の上にあったことが想像できます。花に囲まれたつくばいです。ビルに囲まれた境内ですが気分も華やぎます。社紋の八咫烏の繋がりで、日本サッカー協会公認の「サッカー御守」を頂くことができるそうです。また、この神社は鬼滅の刃の甘露寺蜜璃の産...
4月8日に国立博物館で開催中の「特別展 東福寺」に行き、その後、久々に常設展示を見ました。常設展示は撮影可能です。今回は撮影をした近代絵画を紹介します。上段は河鍋暁斎の「龍頭観音像」です。観音様は慈悲深く、龍神様は喝!!と言ってそうです。飴と鞭を両方受けたような気分になりました。この作品が伝えていることは「厳父慈母」ということでしょうか?このブログでは原田直次の「騎龍観音」も紹介しています。下段は...
4月1日に所沢航空発祥記念館に行きました。西武線の航空公園駅前に展示されているYS-11です。福岡に住んでいた頃、鹿児島出張の際はあえてJACのYS-11を選びました。また、千葉ニュータウンに通っていたころは下総航空基地に離着陸するYS-11をたまに見かけたものです。ヘリコプターの有用性を実証した名機。シコルスキーH-19です。丸いフォルムがかわいらしいです。ノースアメリカンT-6Gです。バートルV-44です。バナナのような曲...
4月8日に国立博物館で開催中の「特別展 東福寺」に行ったので、吉山明兆「五百羅漢図 第20号幅」を紹介します。この展覧会の目玉は東福寺を拠点に活躍した絵仏師の吉山明兆が描いた五百羅漢図です。この作品は五百羅漢が動物達を手なずたうえで乗り込んでいる図です。猛々しい動物も手なずける五百羅漢の徳の高さを表すものです。この展覧会では作品の横に4コマ漫画で作品を解説しており極彩色でホリの深いお顔なのでアメコミよ...
3月26日に国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行った後、赤坂にある美喜井稲荷神社をお参りしました。猫を祀っていることで有名な神社です。左の猫は小鳥と遊び、右の猫は人魂?と遊びつつ邪鬼?を踏みつけています。雨の日なので傘をさしていました。ビルの一角にあるとても小さな神社です。なお、この神社の向かい側は豊川稲荷東京別院です。狛犬様もいます。子猫のようにかわいいですね。ネットで見つけ...
「ルーヴル美術館展 愛を描く」の続きです。前回は瑞々しい愛を描いた作品でしたが、今回は背徳な愛?を描いたと思われる作品です。サミュエル・ファン・ホーホストラーテンの「部屋履き」です。サミュエル・ファン・ホーホストラーテンはフェルメールやピーテル・デ・ホーホと同時代の画家で、理論家として知られています。案外、フェルメールの作品と一緒に他の作品も来日しているかもしれません。この作品の第一印象は不穏な感...
源覚寺の次に小石川大神宮をお参りしました。2015年にお参りした時(こちら)はタイル張りでビルの中庭にあった境内でしたが、今は開放的で白と黒の砂利が敷き詰められておりとても映えます。今までお参りした神社の中でも屈指のおしゃれさです。この神社は伊勢神宮の総代だった佐佐木勝造翁が昭和41年当地に創建しました。現在の本殿は令和3年5月7日に改修されたものです。伊勢神宮の古材を拝領したものです。古材とはいえ...
フランソワ・ジェラール アモル とプシュケ、またはアモルの最初のキスを受けるプシュケ
3月26日に国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行ったので、この展覧会で見た作品を紹介していきます。まずはフランソワ・ジェラールの「アモル とプシュケ、またはアモルの最初のキスを受けるプシュケ」です。く西洋絵画における様々な愛を描いた作品を展示する珠玉の展覧会でした。無垢な二人の恋が成就した瞬間を描いた作品は瑞々しいです。理屈抜きで美しい!!アモルとプシュケはこの後、様々な試練を...
ツイッターを始めてから都内にある寺社の最新情報をより早くより正確に知ることができました。ある日文京区にある蒟蒻閻魔こと源覚寺のお堂が改修されたことを知り、3月25日にお参りしました。 この記事は2012年の7月の記事を再編集したものです。 このお寺は小さいお寺で、商店街の一角にポツンとあります。撮影は2012年の夏頃です。 当時はこのお寺周辺に昭和40年代な街並みが残っていましたが、今は無く、最...
三菱一号館美術館で開催中の「芳幾・芳年—国芳門下の2大ライバル」では武者絵も多く展示されていました。今回紹介するのは月岡芳年の「芳年武者无類 相模次郎平将門」です。稲妻のように勇壮な姿が印象的です。東京には平将門を祀る神社の代表である神田明神があり私も良くお参りします。このブログは寺社巡りもテーマにしておりますが、神田明神以外の平将門ゆかりの寺社も多く紹介しています。三菱一号館美術館から歩いて10分...
豊島区の有名な寺社といえば雑司ヶ谷鬼子母神と巣鴨のお地蔵様こと高岩寺ですが、江戸6地蔵の一つであり、高岩寺よりも古い、巣鴨通り商店街入り口にある真性寺を忘れてはいけません。2月末のある日境内の啓翁桜が満開だったので会社帰りによりました。今回の記事は2012年2月の記事を再編集したものです。 真性寺のお地蔵様は宝永から享保年間にかけて江戸市中の六箇所に造立されたもので、銅造地蔵菩薩坐像(江戸6地蔵)の...
3月10日に三菱一号館美術館で開催中の「芳幾・芳年—国芳門下の2大ライバル」に行きました。一部の作品は撮影可能のため、今回は撮影した作品を紹介します。落合芳幾は日本初の日刊紙である東京日日新聞の発起人であり、新聞錦絵の先駆です。こちらの作品は開版予告です。大阪在住の薬屋の男性が妻の浮気相手に「京人形をくれてやる」といって妻に大きな熨斗をつけて追い出した図です。今でいえば「スカっ」とした話でしょうか...
三河稲荷神社をお参りした後、耳無不動三峰神社に向かいました。道中にある三河島竜神です。路地裏にひっそりとある祠は風情があります。三河島という地名は3本の川の中州だったことに由来する説があります。であれば水の神を祀る祠が残っていても不思議ではないです。耳無不動三峰神社の鳥居です。扁額の周りに鎖が巻かれていますが何か謂れがあるのでしょうか?鳥居の先には力石があり重さは46貫。なんと172.5kg!!創建時期...
2月25日に足立区生物園に行きました。魚類、哺乳類、両生類、爬虫類、鳥類がまんべんなく飼育されている充実の動物園ですが、昆虫の特に蝶の飼育で有名です。まずは世界一硬い虫であるクロカタゾウムシです。漆黒の鎧を纏ったかっこいい虫でした。甲虫類は昆虫館の定番ヘラクレスオオカブトとかニジイロクワガタもいましたが、このゾウムシはNHKスペシャルで紹介されているのを見て是非見たいと思っていたので感動しました。こ...
東京都美術館で開催中の「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」ではエゴン・シーレ以外のウィーン分離派の画家達の作品も展示されています。今回紹介するのはコロマン・モーザーの「洞窟のヴィーナス」です。コロマン・モーザーは日本ではマイナーな画家ではありますが、絵画、インテリア、家具、ステンドグラス、本の装丁、ポスター、ファッションデザインなど様々な分野で活躍した才人です。見た目も...
2月3日に常磐線三河島駅周辺の神社をお参りしたので照会します。まずは三河稲荷神社です三河島駅は貨物線が分岐しています。ちょうど国鉄型の電気機関車であるEF65が通過したので写しました。国鉄型車両はライトが丸いので表情が柔らかいですね。三河島稲荷神社は三河島駅から歩いて10分の場所に鎮座しています。1578年頃創建されました。疫病から護ってくれる疱瘡神も祀られているそうです。まだまだコ××は余談が許さない...
エゴン・シーレはグスタフ・クリムトの影響を強く受けております。今回紹介する作品は特に影響が顕著な作品です。グスタフ・クリムトといえば金を多用する作品で有名ですが、シーレは銀を多用したそうです。そんな作品として有名なものが「装飾的な背景の前に置かれた様式化された花」です。 私には古木から生えた新芽に咲く花に見えます。シーレはウィーン美術アカデミーの保守的な雰囲気が嫌いだったそうです。この作品は新しい...
1月18日に布田天神社で開催中の保坂俊彦の「砂像 ゲゲゲの鬼太郎」に行った話の続きです。まずは甲州街道を渡り、布田天神社に向かう道中にある大正寺です。布田天神社の隣にありかつての別当寺です。山門が端正で美しいです。大正時代に付近の3つのお寺が合併して「大正寺」と称するようになりました。山門から見える境内です。京都の大徳寺とか東福寺の塔頭にいるような気分になるくらい整備されています。布田天神社の創建...
東京都美術館で開催中の展覧会の目玉は「ほおずきの実のある自画像」です。自身に満ちた表情で鑑賞者を見下ろす構図が印象的です。自信満々だけどちょっと恥ずかしてく斜に構える姿に親しみを感じますが、成績のよい若者にありがちな上から目線も感じます。薔薇とか百合とか美しい花がたくさんある中でなぜほうずき?と思いました。ほうずきはヨーロッパでは食用されており親しまれている食材のようです。才能に満ちた若者は周囲か...
1月18日に多摩市にある武蔵国一之宮である小野神社をお参りしました。安寧天皇(3代目の天皇)の頃に創建されたと伝えられている神社です。1964年に再建された随神門には緻密な彫刻が施されています。戦後に彫られた新しい龍神様ですが、すでに神々しいです。左右の唐獅子様も素晴らしい!!悪いことしてません!!と言いたくなるくらい迫力あります。風神・雷神様です。この神社の彫刻は目から神聖な光線が放たれているように...
2月3日に東京都美術館で開催中の「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」に行ったので、しばらくの間、この展覧会で見た作品が続きます。まずは「悲しみの女」です。展覧会での解説には画面左上の赤髪の男性はシーレ本人。ヴァリー・ノイツェルは赤髪の女性のため、あえて自分を赤髪に書くことでヴァリー・ノイツェルの思考は自分が占めていること示しているそうです。つまり彼女と僕は一心同体という...
年末年始に豊島区の練馬区寄りの地域にある神社をお参りしました。まずは三社神社です。先日紹介した梵寿綱の「PETTI ETANG」をに行った際にお参りしました。池袋御嶽神社(「おんたけ」ではなく「みたけ」)の近くにありますが、路地裏の道案内しずらい場所にあります。由緒は不明です。周辺は今でこそ閑静な住宅街ですがかつては三業地だったので料亭の屋敷神が残ってるのでしょうか?千川榛名神社です。江戸時代に榛名神社の分...
再び1月18日に行った、府中市美術館で開催中の「諏訪敦 眼窩裏の火事」の記事です。紹介する作品は「Mimesis」です。この作品について展覧会のパンフレットを要約すると、「諏訪敦は舞踏家の大野一雄の肖像画に取り組み、この展覧会でも多数出展されています。しかし、大野一雄が逝去しました。その後、パフォーマーの川口隆夫が大野一雄に触発された作品に取り組んでいることを知り、大野一雄の完全コピーを描くことを試みた...
1月18日は小野神社をお参りしてから府中市美術館に行き、その後布田天神社で開催中の保坂俊彦の「砂像 ゲゲゲの鬼太郎」を見ました。この砂像は調布市に住んでいた水木しげる生誕100周年を記念して作られたものです。昨年の12月20日までの公開でしたが終了時期は延長され、記事を書いている1月23日現在まだ公開中のようです。まずは正面です。中央が水木しげるです。ねこ娘がオリジナルのキャラデザイン?です。6期の...
1月18日に府中市美術館で開催中の展覧会「眼窩裏の火事」に行きました。終戦直後の満州で病死した祖母をテーマにしたプロジェクト「棄民」の作品群は不条理を感じて切なくなります。この不穏なご時世だからこそ見るべきと思いますが、今回紹介する作品は展覧会のタイトルになっている「眼窩裏の火事」です。諏訪敦は近閃輝暗点という症状に悩んでおり、目を酷使すると陽炎のような光が見えるそうです。作品にある揺らめく陽炎が...
池袋には日本のガウディと呼ばれている建築家である梵寿綱の作品が3棟あります。そのうち「斐禮祈(ひらき):賢者の石」は紹介していますが、今回紹介するのは「PETTI ETANG」と「Vessel:輝く器」です。まずは「PETTI ETANG」です。池袋御嶽神社の近くにあります。小さな泉という意味でしょうか?アルフォンス・ミュシャの作品を立体化したような美しささです。ネットで検索したところ、建物内部も凝ったタイル・ステンドグラスが...
1月4日に東京ドームシティにある ギャラリーアーモで開催された「中村佑介20周年展」に行きました(1月9日に終了)。中村祐介はいろいろな装丁を手掛けていますが、私が好きな作家である森見登美彦の装丁を紹介します。上二つは「四畳半神話体系」のDVDジャケットです。上の画像左下の半魚人は「小津」というキャラクターです。見ただけで狡猾さが伝わる秀逸なキャラデザインです。中村祐介の装丁は本のあらすじが一目でわかる...
今回紹介する船方神社は前回紹介した白山神社から自転車で5分の場所にあります。725年に創建したと伝えられる古社です。この地を本拠にしていた豊島氏ゆかりの神社です。江戸時代は鬱蒼とした森の中にあって十二天の森・十二天社とよばれました。水神社です。神社の裏手は墨田川です。かつては水運の拠点だったことが偲ばれます。この神社の見どころである十二天塚です。この地の領主であった豊島氏が、熊野権現に祈願して授か...
12月17日に大宮にある鉄道博物館に行きました。まずはエントランスに展示されているEF58-61です。お召列車専用機です。厳かな美しさがあります。オハ31型客車です。祖母の家の最寄り駅は二本松駅でした。二本松駅に停車しない特急ひばり号で行くときは郡山で鈍行に乗り換えました。その鈍行の車両がオハ31型です。子供達は「無限列車!!」と喜んでました。EF55です。流線形が美しい。最近の電気機関車も美しいです...
新年あけましておめでとうございます。このブログもおかげさまを持ちまして12周年。干支を一巡しました。これからもよろしくお願いいたします。さて、12月11日に北区の墨田川左岸付近にある寺社をお参りしました。今回紹介する寺社は堀船白山神社と福性寺です。創建時期は不明ですが、源義家が後三年の役で出陣する際に戦勝祈願のため創建した伝承があります。裏手は墨田川です。墨田川の板橋区から北区にかけての流域は大き...
「ルイ・ヴィトン×草間彌生」コレクションの発売を祝うスペシャル・イベントが開催されました。会場は新宿、渋谷、丸の内、芝公園です。このうち、丸の内会場と芝公園会場に行きました。 草間彌生の作品は無限に増殖するドットに飲み込まれそうな気分になって時々怖くなりますが、こちらの作品は見て楽しいです。 会場である東京駅丸の内中央口から皇居前の和田倉門交差点をつなぐ行幸通りはとても映える場所です。職場は八重洲...
草間彌生氏とルイ・ヴィトンとのコラボレーションによる「ルイ・ヴィトン ヤヨイ・クサマ コレクション」に新たなアイテムが発売されることを記念したイベントが行われています。 会場の一つは芝公園ですが、幸い12月16日に仕事で芝公園界隈に行く用があり、帰りに見ることができました。イベントのことは次回紹介するとして、まずは芝公園にある増上寺です。この記事は2015年1月の記事を再編集しております。 三解脱...
150年後の国宝展の続きです。表慶館は内部の曲線美も素晴らしく、優雅な気持ちになります。この展覧会で一番うけているガンダムです。「ファーストガンダム」は再放送で見た記憶があり、私が子供の頃すでに過去のアニメでした。リアルタイムで見ていた日本サンライズのアニメはバイファム、ボトムズ、ダグラムです。たしかZガンダムは高学年の頃からでした。二足歩行のメカで戦うアニメは数多いですがガンダムが最高峰ですね。...
このブログも間もなく開始から12年経ち、情報も古くなっているので機会をとらえて更新しようと思っています。 今回は2013年8月の記事を記事を再編集したものです。12月10日に秋葉原にある講武稲荷神社と花房稲荷神社をお参りしました。講武稲荷神社は、1857年に幕府の講武所の付属地が払下げられた後、この土地で創建されたものです。 この神社の見どころはこの獅子山状の上にいるお稲荷様です。 この神社はかつて...
12月2日に国立博物館で開催中の「150年後の国宝展」に行きました。ちなみに国宝展はチケット争奪戦に敗れました(涙)会場の表慶館です。国立博物館で最も古い建物です。緑のドームがいつ見ても美しいです。 お目当ての初音ミクです。 TwitterでMMDerやボカロPが楽曲・PVを作成する過程を拝見すれば、初音ミクは最新の技術を駆使した踊り、映像、キャラデザイン、楽曲etcを合わせた総合芸術であることが分かります。150年後に...
11月13日に千住神社をお参りしました。 参道入り口から見て右手にある防空壕です。中には入れません。大変貴重な遺構です。 この日は七五三で賑わっていました。 参道左脇の神楽殿です。926年に創建された古社で千崎稲荷神社と称していました。源義家が奥州へ攻め込む際の際、戦勝を祈願したそうです。※ 源義家や源頼朝ゆかりの神社は奥州征伐という言葉を使いがちですが、東北の人々は征伐されなければいけない存在だっ...
11月11日に三菱一号館美術館で開催中の「ヴァロットン—黒と白展」に行きました。前回は撮影可能な作品を紹介しましたが、今回は絵葉書をスキャンしたものを紹介します。 「夜」です。窓が歪んでますが、邸宅からあふれる灯りの揺らぎを表していると思います。舞踏会が行われているのでしょうか? この作品の見どころは池に映る邸宅と星の揺らぎです。この揺らぎで夜風や煌々とした灯りを感じることができます。 「怠惰」で...
10月25日に神保町界隈の神社・教会を巡りました。この記事は2013年の記事を再編集したものです。 まずは1874年に創建されたカトリック神田教会です。建物は昭和3年に建てられました。 キリスト教徒ではなく教会建築に疎いので建築様式は正直分かりませんが、東京では最古の教会ということもあって威厳を感じます。なお、聖堂は国の登録有形文化財です。 教会の屋根には十字架が高くそびえていますが、仏教の多...
11月11日に三菱一号館美術館で開催中の「ヴァロットン—黒と白展」に行きました。 この展覧会は一部写真撮影が可能です。今回は撮影可能な作品を紹介します。 「公園、夕暮れ」です。 今回の展覧会では唯一の油絵です。反射して見えずらいですが、おしゃべりをする3組の女性が描かれています。ヴァロットンの作品はなんとなく不穏でぞくぞくする刺激がありますが、この作品は夕暮れ時の仕事が終わりホッとする気分になり...
11月3日に神奈川県海老名市にあるロマンスカーミュージアムに行きました。 博物館入口近くにある自動販売機です。歴代ロマンスカーの姿をしています。 左から7000系、3100系、下段は3000系(SSE)です。3100系と3000系はTEE(ヨーロッパの国際特急)の車両みたいに優雅でおしゃれです。7000系はつい最近まで走っていたような気がします。 小田急線からも近い京王沿線で生まれ育ちました。子供の頃、...
慶元寺をお参りした後、喜多見須賀神社に行きました。 承応年間(1652〜1654)に喜多見氏が館内に勧請したものです。 庭園はありませんが、神社の脇は公園になっております。浜床が長い独特な意匠です。 小さな神社ですが、湯花神事という大釜を据えて湯を沸かし、笹の葉で湯を周りに振りかける行事で有名です。この湯がかかると、一年間病気をしないといわれております。このような神事は世田谷区では唯一です。 次にお参り...
「黄色のセーター」です。 「闘牛士と裸婦」、アルベルト・ジャコメッティの「ヴェネツィアの女 Ⅳ」、「男と女」です。 歪んでるけども均整がとれているところが古田織部の焼き物のようだと感じました。 例えば裸婦は曲線美が見事であるべきといった「べき」がない作品なので見ていて自由な気分になりました。 このブログを始めてから間もなく12年。この間にもピカソの作品は来日していましたが、ピカソの作品を体系的に...
喜多見氷川神社の次に慶元寺をお参りしました。 厳かで美しい杉並木の参道です。この風景だけでも来たかいがありました。 1755年に建てられた山門です。 このお寺は1186年に江戸太郎重長により江戸城付近にて創建されましたが、江戸氏が太田道灌に江戸城を明け渡したことに伴い、この地に移転しました。 江戸氏は江戸時代に喜多見氏と改称しました。この本堂は1716年に建てられた世田谷区最古の寺院建築物です。 ...
国立西洋美術館で開催中の「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」の2回目はピカソです。このブログを始めて11年以上たちますが、実は今回が初めてです。まずは静物画・風景画を紹介します。 右から順に「ギターと新聞」、「グラス、花束、ギター、瓶のある静物」、「青いギターのある静物」です。 ギターはくびれているせいか裸婦像に見えます。 「丘の上の集落(オルタ・デ・エプロ)」です。幼児が...
10月9日に五島美術館に行った後、世田谷区の喜多見界隈の寺社をお参りしました。3回に分けて紹介します。 まずは喜多見氷川神社です。 1356〜1360年頃の水害による社殿の大破、多摩川の水害により資料が失われておりますが、740年(聖武天皇の時代)に創建されたといわれている古社で世田谷区最古の神社です。喜多見は古墳の多い地域なので古代から聖地だったようです。 1654年にこの地を治めていた喜多見氏が寄進した鳥居...
10月21日に「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」に行きました。 この展覧会は展示作品がほぼ撮影可能だったので、撮影した作品を4回に分けて紹介します。 小学校4年の頃、図工の教科書に載っていたパウルクレーの「船乗りシンドバッド」を見て楽しいと感じ、それ以来ファンです。なので、まずはパウルクレーの作品から紹介します。 「植物と窓のある静物」です。 「黄色い家の上に咲く天の花(...
10月9日に五島美術館の庭園に行き、10月21日は旧古河庭園に行きました。 まずは五島美術館の庭園です。 今年の5月にこの庭園を訪れています。同じ場所から映してみました。(5月の画像はこちら) この日は薄曇りでした。晴れている日より石仏がしっとりとしています。緑を楽しむなら晴れの日がいいですが、石仏を愛でるならしっとりとする薄曇りの方が好きです。 秋の虫達が大合唱でした。石仏達は虫の音色を聴いて...
船橋大神宮をお参りした後、京成船橋駅に向かいました。その道中も魅力的な神社が多数ありましたので紹介します。 まずは船橋厳島神社です。船橋大神宮から京成船橋駅までの道のりは、古い商店が以外にも残っている懐かしい雰囲気でした。 船橋厳島神社を抜けた場所にある御蔵稲荷神社です。 徳川家康が千葉方面で鷹狩をする際の宿舎として建てられた御殿の蔵の跡に創建されたお稲荷様です。 この蔵のおかげ周辺の住人は飢饉...
10月9日に五島美術館に行き、国宝の「紫式部絵巻」を見ました。2回に分けて紹介します 上段は「五島本第一段」です。 10月17日の夜に藤原斉信(左)と藤原実成(右)が、宮の内侍(右上)と紫式部(中央)を訪ねる場面。絵葉書をスキャンしたもので省略されていますが、左側に大きく庭と月が描かれていました。現代風にいえば窓から映える景色が見えるオフィスで社員同士が雑談している場面でしょうか。 下段は「五島本第...
9月14日に千葉市美術館で開催中の「新版画 進化系UKIYO-Eの美」に行き、帰路は船橋市にある船橋大神宮・意富比神社(おおひじんじゃ)をお参りしました。 日本武尊が創建した延喜式に「意富比神社」と記載される古社です。 「おおひ」は古代の当地の住人が信仰していた太陽神のようです。そのため言葉の響きが神々しいです。 鎌倉時代に日蓮上人が断食祈願をし、徳川幕府から50石の禄を得ていた格式の高い神社です。 こ...
プロフィール画面をTwitter等と同じものにしました。なぜコダックか?自宅にある映えそうなものがコダックのぬいぐるみだったからです。 さて、9月24日と25日に鴨川シーワールドに行ったのでここで見た動物を紹介します。 まずはエトピリカです。寒いところの鳥なので大型と思ったいたら、案外小さかったです。くちばしが可愛いですね。 ワモンアザラシです。アザラシ以外にもトド、アシカ、セイウチもいますが、いずれ...
千葉天神は1182年に千葉神社境内に勧請された。千葉県内最古の天神様です。 まずは天に向かって吠える狛犬様です。 千葉神社妙見池の水源である「妙見延寿の井」です。 「妙見延寿の井」は飲用可能です。千葉駅から千葉神社の道のりは日差しをしのぐものがなくこの日も暑かったのですが、ご神水で一息付けました。なお、同じく千葉市内にある登戸神社(とわたりじんじゃ)も飲用可能なご神水が湧いています。 妙見池です。「...
千葉市美術館で開催中の「新版画 進化系UKIYO-Eの美」では一部の作品が撮影可能です。今回紹介する2作品は撮影が可能である作品です。 まずはヘレン・ハイドの「入浴」です。 子供をテーマにした作品が多く見て微笑ましいです。メキシコの風景を描いた版画も多数あります。ヘレン・ハイドはラファエル・コランに師事しジャポニズムの洗礼を受けました。同じアメリカの画家メアリー・カサットの版画にも影響を受けております。...
9月14日に千葉神社をお参りしました。この神社は千葉市美術館に行く際は必ずお参りしており、比較的参拝する機会が多いです。この記事は2016年にお参りした時の記事を再編集しています。また御朱印は2009年に頂いたものです。 千葉神社は1000年前からこの地に鎮座している古社で、北辰妙見尊星王(北極星と北斗七星を神格化した神)を祀っています。 北辰妙見尊星王は妙見菩薩と同一とされ、この神社は江戸時...
前回に引き続き千葉市美術館で開催されている「新版画 進化系UKIYO-Eの美」で見た橋口五葉の作品です。 紹介する作品は「浴場の女」と「浴後の女」です。 版画の良いところは作品が複数存在するので見る機会も多いことです。これらの作品も千葉市美術館以外でも見たことがあります。 「新版画 進化系UKIYO-Eの美」ではしっとりとした日本の風景を描いた版画が数多く出展されている一方で、伊藤深水の歌川国芳から脈々と続...
上田端八幡神社は田端日枝神社の近くにあります。 同じく北区田端にある田端八幡神社同様、鎌倉幕府が奥州藤原氏を滅ぼした後、その記念に鎌倉鶴ケ岡八幡宮を当地に勧請したそうです。 隣に見える伽藍は大龍寺です。鳥居と伽藍の組み合わせはかっこよく感じます。鳥居越しに見える伽藍は意外と見ることが少ない風景です。 社殿の裏側は境内社が並んでいます。北区と板橋区の神社は都内の他の地域よりも石祠を多い気がします...
9月14日に千葉市美術館で開催されている「新版画 進化系UKIYO-Eの美」に行きました。 多くの新版画が展示されている中で私が勧めたい作品を紹介していきます。まずは橋口五葉の「 髪梳ける女」です。 複製を前提とした版画ということもあって国立美術館、江戸東京博物館、千葉市立美術館と所蔵してる美術館も多いので見る機会も多いのがこの作品の魅力です。1984年にスティーブ・ジョブズが初めてマッキントッシュを人前...
9月3日に東京藝術大学大学美術館で開催中の「日本美術をひも解く—皇室、美の玉手箱」を見た後、北区田端界隈にある神社を巡りました。 まずは田端水神稲荷神社です。田端の旧家矢部家の屋敷神で、元禄年間にはすでにこの地にありました。 現在は暗渠となった谷田川に面しております。名前のとおり武蔵野台地の谷底を流れる川でした。石祠のお稲荷様は初めて見ました。 田端不動尊です。かつては田端駅南口付近にありました...
9月3日に東京藝術大学大学美術館で開催中の「本美術をひも解く—皇室、美の玉手箱」に行きました。個人的には3匹の狐のモフモフしたしっぽが可愛い西村五雲の「秋茄子」(絵葉書は無し)という作品が一番良かったのですが、この展覧会の目玉である伊藤若冲の「池辺群虫図」と「芍薬群蝶図」を紹介します。 鶏の絵よりも昆虫を描いた2作品を選んだのは、私は昆虫採集が好きだからです。 「池辺群虫図」はカエルの賢者のよう...
7月31日に国立西洋美術館の「リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」に行きましたが、同日、都立美術館で開催中の「ボストン美術館展 芸術×力」にも行きました。今回紹介する作品は増山雪斎の「孔雀図」です。 美しいというより陰陽図にような構図がかっこいいです。江戸時代の絵画といえば浮世絵ですが一方で耽美的・写実的な絵画も好まれていたようですね。 見た...
フェルディナント・ホドラー モンタナ湖から眺めたヴァイスホルン
家族が陽性(私は症状なし)となり8月17日から26日は自宅待機していました。自分も感染か?家族の容体が急激に悪化したらどうしよう?と戦々恐々の日々でした。 さて、国立西洋美術館で開催中の「リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」に出展されている作品を紹介しておりますが、今回はフェルディナント・ホドラーの「モンタナ湖から眺めたヴァイスホルン」で...
8月6日に北区にある白龍神社と紀州神社をお参りしました。 まずは白龍神社です。この神社は、白羊鉛筆の創業者小林直喜の父が、滋賀県から北海道へ移る際に、屋敷神として祀っていたものを持参して祀り続けてきた神社です。 一の鳥居に使われている木は別名アララギとも呼ばれ古くから笏の材料として用いられてますが、鉛筆の素材でもあります。 平成5年に白羊鉛筆を閉じてベネフォームへ移行する際に社を現在地に遷しまし...
絵画と寺社巡り
絵画と寺社巡り
テオ・ファン・レイセルベルへ ブローニュ=シュル=メールの月光
絵画と寺社巡り
絵画と寺社巡り
絵画と寺社巡り
絵画と寺社巡り
絵画と寺社巡り
絵画と寺社巡り
絵画と寺社巡り
絵画と寺社巡り
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絵画と寺社巡り
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飯倉熊野神社は西久保八幡神社の近くにあります。創建は717年~724年頃または1394年~1428年頃と言われいる古社で太田道灌によって再建されたそうです。場所がらこの神社は海を臨む崖の上にあったことが想像できます。花に囲まれたつくばいです。ビルに囲まれた境内ですが気分も華やぎます。社紋の八咫烏の繋がりで、日本サッカー協会公認の「サッカー御守」を頂くことができるそうです。また、この神社は鬼滅の刃の甘露寺蜜璃の産...
3月30日に新宿のSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展に行き、前回はノルウェーの画家であるニコライ・アストルプでしたが、今回は同じくノルウェーの画家であるエドヴァルド・ムンクです。「フィヨルドの冬」です。雪と氷が作り出す荘厳な雰囲気に圧倒されます。月並みですが大自然の雄大さの前では人間の存在は小さく、その悩みも大したものではないと感じるそうですが、ムン...
3月20日に港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」に行った後、西久保八幡神社をお参りしました。港区は下町と山の手の境界線ということもあってこの神社は坂の上にあります。最近できた麻布台ヒルズに囲まれており、現代的・未来的な風景を楽しむことができる境内です。ちなみに社殿の後ろにある三角の建物は日本霊友会の本部です。都内の「八幡神社」は源義家や源頼朝がわざわざ東北を攻める際に創建したものが多いです...
3月30日に新宿のSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展に行きました。北欧四か国の画家の作品を展示した展覧会で見た作品を紹介していきます。まずはノルウェーの画家であるニコライ・アストルプです。ニコライ・アストルプはノルウェー南部のユルステルで暮らし、豊かな自然や家族を描いた画家です。春の夜といっても明るいですね。ノルウェーの春の日照時間を調べたら、4月06...
3月20日に港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」に行き、その後、神社を2社お参りしてから東京タワーに行きました。順次紹介していきます。まずは5月26日まで開催中の港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」です。高さ2.35m、全長6.3mの「オオカマキリの巨大模型」です。最強の捕食者がこのくらいのサイズになると迫力がありすぎます。たまたま居合わせた男性が連れの方に「バキだ」と言っていたので気に...
4月7日まで東京都美術館で開催される「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」の続きです。今回は2作品紹介します。上段はデウィット・パーシャルの「ハーミット・クリーク・キャニオン」です。風景画は各国の風景を楽しむことができますね。アメリカらしくグランドキャニオンを描いた作品です。デウィット・パーシャルはカリフォルニアを拠点にしていた画家です。展覧会HPにあった解説からの引用ですが鉄道会社の依...
3月16日に実家に行った際、久富稲荷神社をお参りしました。参道はかつて大山道と呼ばれていた街道に面しております。入口から約250メートル進んだ先に神社があります。実に長い参道です。かつて境内にフクロウが住んでいたことにちなむ祠です。1931年に造営された社殿です。この神社の近辺には旧日本軍の施設があり爆撃の対象になっていたかもしれないので、戦災を乗り越えた彫刻が現存していることに神々しさを感じます...
3月1日に東京都美術館で開催中の「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」に行きました。今回紹介する作品はジョン・シンガー・サージェントの「キャサリン・チェイス・プラット」です。ここ数カ月、土日は子供の習い事の付き合い等などで予定が埋まり、展覧会に行く機会が減りつつある中、ジョン・シンガー・サージェンの作品が3点来日しているので、会期中の金曜日はこれらの作品を見ることをモチベーションに仕事...
2月23日に深川江戸資料館に行きました。天保年間の深川佐賀町の町並みを想定復元しています。屋根の上には猫。時々鳴きます。上の二つは江戸時代の屋台を復元したものです。稲荷ずしが大きくて食べごたえあります。てんぷらは串揚げのようです。江戸時代の人が現在にタイムスリップしたら稲荷ずしの小ささに驚くかもしれません。江戸の町に住んでいてかつ収入もそこそこあれば食生活は今より豊かかもしれませんね。商店も復元し...
航空科学博物館の続きです。博物館からは離着陸する飛行機を見ることができます。まずはアシアナ航空のA380です。エールフランスの多分B777-200型機です。この機種も退役が始まっているそうですね。B777は200よりスレンダーな姿の300が好きです。KLMのB777-200型機です。私が好きなカラーリングの一つです。余談ですが、エア・タヒチ・ヌイ(成田に就航してるタヒチの会社)とエアリンガス(アイルランドの会社)とロイヤル...
アーティゾン美術館はパウル・クレーの作品をコレクションしています。今回紹介するのは新たにコレクションに加わった「双子」と「小さな港」です。上段が「双子」です。「伝染るんです」に代表されるシュール系漫画に出てきそうなユーモラスな風貌は思わずくっすと笑ってしまいます。最近、椎名誠のSF系の作品を読み始めました。「北政府」との戦争後の荒廃した世界が舞台の作品を好んで読んでます。異なる性質を持つ生物が合体し...
2月10日に成田空港の近くにある航空科学博物館に行きました。博物館の外観です。空港をイメージしたデザインで管制塔のような場所にレストランがあります。ボーイング747型機の模型です。747型機の模型としては世界最大とのことです。フライトシュミレーターで操縦を体験できますが、混んでいたので断念しました。747型機の断面図です。でかい!まさにジャンボジェット。アッパーデッキには一回だけ乗ったことがあります。国内...
アーティゾン美術館で開催されていた「マリー・ローランサン —時代をうつす眼」では同館が所蔵するマリー・ローランサンと同時時代の画家達の作品も紹介されていました。今回紹介するのはロベール・ドローネの「街の窓」です。ロベール・ドローネといえば1月28日に閉幕した「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」で「パリ市」が出展されていましたね。あふれる...
2月24日は晴天だったので、こんな日はウオーキングを楽しもうと浮間公園から戸田公園駅まで歩いてみました。前回、冬の終わりを告げる啓翁桜を紹介したので今回は春の訪れを告げる河津桜です。道中に咲いたいたので撮影しました。浮間公園から荒川の土手に出て上流に進むと戸田橋です。この橋があった場所は中山道の渡舟場でした。戸田橋を渡った場所にあるのが水神社です。創建年代は不明ですが、正面の「水神宮」の碑には寛政...
アーティゾン美術館では3月3日まで「マリー・ローランサン —時代をうつす眼」が開催されており、会社帰りに行きました。上段は「女と犬」、下段は「牝鹿と二人の女」です。先日、ヒロシマ美術館でみたマリー・ローランサンの作品を2つ紹介しましたが、「牝鹿と二人の女」はひろしま美術館が所蔵しています血色のよい健康的な肌の女性達は見ていて心地よいです。女性達の優しくもあり艶やかである眼差しは魅力的です。つい数分前...
梅の季節ですが、巣鴨にある眞性寺ではこの季節に咲く「啓翁桜」が境内を彩ります。(2月28日まで)「啓翁桜」はこの季節に咲く桜で山形県で栽培が盛んです。佐倉は種類が多く、必ずしも3月下旬に開花するものではないということを認識します。なお、巣鴨は桜のスタンダード?である「ソメイヨシノ」発祥の地でもあります。巣鴨といえばとげぬき地蔵ですが、このお地蔵様は歴史が浅く明治時代にこの地に来ました。実は江戸6地...
森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」は間もなく閉幕ですね、、このシリーズも今回が最終回です。「「スイート・サタデー・ナイト」のため舞台セット」です。ダンスパフォーマンスの舞台背景として作成されものです。ストリートで生まれたキースへリングらしい作品です。当時、ブレイクダンスが流行っていました。学校で真似てみたものですが当然うまくいきませんでした。当時、スト...
2月3日に荒川区東日暮里にある靏護稲荷神社をお参りしました。「かくご」と読みます。松坂屋が1815年に当地に京都伏見稲荷を勧請して創建しました。この日は蠟梅が満開で馥郁たる香りが心地よかったです。お隣は大型のスーパーですが、元々は松坂屋の物流センターでした。境内にあるお地蔵様です。台座の真正面に「伊藤」と彫られていました。奉納者のことと思いますが、一瞬伊藤さんの像?と勘違いしました。小さいながらも...
月8日に森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」に行きました。今回は2回目です。今回の展覧会にはキース・ヘリングの傑作が数多く出展されていますが、私が一番見たかったものはこの4作品です。この4作品は「アンディ・マウス」。アンディ・ウオーホールとのコラボ作品です。夢の国と言いつつも資本主義の権化のような某企業を皮肉っているように見えます。80年代に大活躍したア...
1月21日に荒川区東日暮里にある神々森猿田彦神社をお参りしました。「かんかんもり」と読みます。神々しい名称ですが、このとおり小さな神社です。大正時代までこの辺りには深い森がありその様が神々しかったので「神々森」と名付けられたそうです。庚申塔です。地元のお年寄りから小さいけど由緒ある神社であると教えていただきました。この神社は汐入の胡録神社の分霊を勧請して祀ったと伝えられております。当初は第六天社と...
4月8日に国立博物館で開催中の「特別展 東福寺」に行き、その後、久々に常設展示を見ました。常設展示は撮影可能です。今回は撮影をした近代絵画を紹介します。上段は河鍋暁斎の「龍頭観音像」です。観音様は慈悲深く、龍神様は喝!!と言ってそうです。飴と鞭を両方受けたような気分になりました。この作品が伝えていることは「厳父慈母」ということでしょうか?このブログでは原田直次の「騎龍観音」も紹介しています。下段は...
4月1日に所沢航空発祥記念館に行きました。西武線の航空公園駅前に展示されているYS-11です。福岡に住んでいた頃、鹿児島出張の際はあえてJACのYS-11を選びました。また、千葉ニュータウンに通っていたころは下総航空基地に離着陸するYS-11をたまに見かけたものです。ヘリコプターの有用性を実証した名機。シコルスキーH-19です。丸いフォルムがかわいらしいです。ノースアメリカンT-6Gです。バートルV-44です。バナナのような曲...
4月8日に国立博物館で開催中の「特別展 東福寺」に行ったので、吉山明兆「五百羅漢図 第20号幅」を紹介します。この展覧会の目玉は東福寺を拠点に活躍した絵仏師の吉山明兆が描いた五百羅漢図です。この作品は五百羅漢が動物達を手なずたうえで乗り込んでいる図です。猛々しい動物も手なずける五百羅漢の徳の高さを表すものです。この展覧会では作品の横に4コマ漫画で作品を解説しており極彩色でホリの深いお顔なのでアメコミよ...
3月26日に国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行った後、赤坂にある美喜井稲荷神社をお参りしました。猫を祀っていることで有名な神社です。左の猫は小鳥と遊び、右の猫は人魂?と遊びつつ邪鬼?を踏みつけています。雨の日なので傘をさしていました。ビルの一角にあるとても小さな神社です。なお、この神社の向かい側は豊川稲荷東京別院です。狛犬様もいます。子猫のようにかわいいですね。ネットで見つけ...
「ルーヴル美術館展 愛を描く」の続きです。前回は瑞々しい愛を描いた作品でしたが、今回は背徳な愛?を描いたと思われる作品です。サミュエル・ファン・ホーホストラーテンの「部屋履き」です。サミュエル・ファン・ホーホストラーテンはフェルメールやピーテル・デ・ホーホと同時代の画家で、理論家として知られています。案外、フェルメールの作品と一緒に他の作品も来日しているかもしれません。この作品の第一印象は不穏な感...
源覚寺の次に小石川大神宮をお参りしました。2015年にお参りした時(こちら)はタイル張りでビルの中庭にあった境内でしたが、今は開放的で白と黒の砂利が敷き詰められておりとても映えます。今までお参りした神社の中でも屈指のおしゃれさです。この神社は伊勢神宮の総代だった佐佐木勝造翁が昭和41年当地に創建しました。現在の本殿は令和3年5月7日に改修されたものです。伊勢神宮の古材を拝領したものです。古材とはいえ...
3月26日に国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行ったので、この展覧会で見た作品を紹介していきます。まずはフランソワ・ジェラールの「アモル とプシュケ、またはアモルの最初のキスを受けるプシュケ」です。く西洋絵画における様々な愛を描いた作品を展示する珠玉の展覧会でした。無垢な二人の恋が成就した瞬間を描いた作品は瑞々しいです。理屈抜きで美しい!!アモルとプシュケはこの後、様々な試練を...
ツイッターを始めてから都内にある寺社の最新情報をより早くより正確に知ることができました。ある日文京区にある蒟蒻閻魔こと源覚寺のお堂が改修されたことを知り、3月25日にお参りしました。 この記事は2012年の7月の記事を再編集したものです。 このお寺は小さいお寺で、商店街の一角にポツンとあります。撮影は2012年の夏頃です。 当時はこのお寺周辺に昭和40年代な街並みが残っていましたが、今は無く、最...
三菱一号館美術館で開催中の「芳幾・芳年—国芳門下の2大ライバル」では武者絵も多く展示されていました。今回紹介するのは月岡芳年の「芳年武者无類 相模次郎平将門」です。稲妻のように勇壮な姿が印象的です。東京には平将門を祀る神社の代表である神田明神があり私も良くお参りします。このブログは寺社巡りもテーマにしておりますが、神田明神以外の平将門ゆかりの寺社も多く紹介しています。三菱一号館美術館から歩いて10分...
豊島区の有名な寺社といえば雑司ヶ谷鬼子母神と巣鴨のお地蔵様こと高岩寺ですが、江戸6地蔵の一つであり、高岩寺よりも古い、巣鴨通り商店街入り口にある真性寺を忘れてはいけません。2月末のある日境内の啓翁桜が満開だったので会社帰りによりました。今回の記事は2012年2月の記事を再編集したものです。 真性寺のお地蔵様は宝永から享保年間にかけて江戸市中の六箇所に造立されたもので、銅造地蔵菩薩坐像(江戸6地蔵)の...
3月10日に三菱一号館美術館で開催中の「芳幾・芳年—国芳門下の2大ライバル」に行きました。一部の作品は撮影可能のため、今回は撮影した作品を紹介します。落合芳幾は日本初の日刊紙である東京日日新聞の発起人であり、新聞錦絵の先駆です。こちらの作品は開版予告です。大阪在住の薬屋の男性が妻の浮気相手に「京人形をくれてやる」といって妻に大きな熨斗をつけて追い出した図です。今でいえば「スカっ」とした話でしょうか...
三河稲荷神社をお参りした後、耳無不動三峰神社に向かいました。道中にある三河島竜神です。路地裏にひっそりとある祠は風情があります。三河島という地名は3本の川の中州だったことに由来する説があります。であれば水の神を祀る祠が残っていても不思議ではないです。耳無不動三峰神社の鳥居です。扁額の周りに鎖が巻かれていますが何か謂れがあるのでしょうか?鳥居の先には力石があり重さは46貫。なんと172.5kg!!創建時期...
2月25日に足立区生物園に行きました。魚類、哺乳類、両生類、爬虫類、鳥類がまんべんなく飼育されている充実の動物園ですが、昆虫の特に蝶の飼育で有名です。まずは世界一硬い虫であるクロカタゾウムシです。漆黒の鎧を纏ったかっこいい虫でした。甲虫類は昆虫館の定番ヘラクレスオオカブトとかニジイロクワガタもいましたが、このゾウムシはNHKスペシャルで紹介されているのを見て是非見たいと思っていたので感動しました。こ...
東京都美術館で開催中の「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」ではエゴン・シーレ以外のウィーン分離派の画家達の作品も展示されています。今回紹介するのはコロマン・モーザーの「洞窟のヴィーナス」です。コロマン・モーザーは日本ではマイナーな画家ではありますが、絵画、インテリア、家具、ステンドグラス、本の装丁、ポスター、ファッションデザインなど様々な分野で活躍した才人です。見た目も...
2月3日に常磐線三河島駅周辺の神社をお参りしたので照会します。まずは三河稲荷神社です三河島駅は貨物線が分岐しています。ちょうど国鉄型の電気機関車であるEF65が通過したので写しました。国鉄型車両はライトが丸いので表情が柔らかいですね。三河島稲荷神社は三河島駅から歩いて10分の場所に鎮座しています。1578年頃創建されました。疫病から護ってくれる疱瘡神も祀られているそうです。まだまだコ××は余談が許さない...
エゴン・シーレはグスタフ・クリムトの影響を強く受けております。今回紹介する作品は特に影響が顕著な作品です。グスタフ・クリムトといえば金を多用する作品で有名ですが、シーレは銀を多用したそうです。そんな作品として有名なものが「装飾的な背景の前に置かれた様式化された花」です。 私には古木から生えた新芽に咲く花に見えます。シーレはウィーン美術アカデミーの保守的な雰囲気が嫌いだったそうです。この作品は新しい...
1月18日に布田天神社で開催中の保坂俊彦の「砂像 ゲゲゲの鬼太郎」に行った話の続きです。まずは甲州街道を渡り、布田天神社に向かう道中にある大正寺です。布田天神社の隣にありかつての別当寺です。山門が端正で美しいです。大正時代に付近の3つのお寺が合併して「大正寺」と称するようになりました。山門から見える境内です。京都の大徳寺とか東福寺の塔頭にいるような気分になるくらい整備されています。布田天神社の創建...
東京都美術館で開催中の展覧会の目玉は「ほおずきの実のある自画像」です。自身に満ちた表情で鑑賞者を見下ろす構図が印象的です。自信満々だけどちょっと恥ずかしてく斜に構える姿に親しみを感じますが、成績のよい若者にありがちな上から目線も感じます。薔薇とか百合とか美しい花がたくさんある中でなぜほうずき?と思いました。ほうずきはヨーロッパでは食用されており親しまれている食材のようです。才能に満ちた若者は周囲か...
1月18日に多摩市にある武蔵国一之宮である小野神社をお参りしました。安寧天皇(3代目の天皇)の頃に創建されたと伝えられている神社です。1964年に再建された随神門には緻密な彫刻が施されています。戦後に彫られた新しい龍神様ですが、すでに神々しいです。左右の唐獅子様も素晴らしい!!悪いことしてません!!と言いたくなるくらい迫力あります。風神・雷神様です。この神社の彫刻は目から神聖な光線が放たれているように...
2月3日に東京都美術館で開催中の「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」に行ったので、しばらくの間、この展覧会で見た作品が続きます。まずは「悲しみの女」です。展覧会での解説には画面左上の赤髪の男性はシーレ本人。ヴァリー・ノイツェルは赤髪の女性のため、あえて自分を赤髪に書くことでヴァリー・ノイツェルの思考は自分が占めていること示しているそうです。つまり彼女と僕は一心同体という...