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  • パウル・クレー 双子 小さな港

    アーティゾン美術館はパウル・クレーの作品をコレクションしています。今回紹介するのは新たにコレクションに加わった「双子」と「小さな港」です。上段が「双子」です。「伝染るんです」に代表されるシュール系漫画に出てきそうなユーモラスな風貌は思わずくっすと笑ってしまいます。最近、椎名誠のSF系の作品を読み始めました。「北政府」との戦争後の荒廃した世界が舞台の作品を好んで読んでます。異なる性質を持つ生物が合体し...

  • 航空科学博物館

    2月10日に成田空港の近くにある航空科学博物館に行きました。博物館の外観です。空港をイメージしたデザインで管制塔のような場所にレストランがあります。ボーイング747型機の模型です。747型機の模型としては世界最大とのことです。フライトシュミレーターで操縦を体験できますが、混んでいたので断念しました。747型機の断面図です。でかい!まさにジャンボジェット。アッパーデッキには一回だけ乗ったことがあります。国内...

  • ロベール・ドローネ 街の窓

    アーティゾン美術館で開催されていた「マリー・ローランサン —時代をうつす眼」では同館が所蔵するマリー・ローランサンと同時時代の画家達の作品も紹介されていました。今回紹介するのはロベール・ドローネの「街の窓」です。ロベール・ドローネといえば1月28日に閉幕した「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」で「パリ市」が出展されていましたね。あふれる...

  • 水神社と下前稲荷神社 埼玉県戸田市

    2月24日は晴天だったので、こんな日はウオーキングを楽しもうと浮間公園から戸田公園駅まで歩いてみました。前回、冬の終わりを告げる啓翁桜を紹介したので今回は春の訪れを告げる河津桜です。道中に咲いたいたので撮影しました。浮間公園から荒川の土手に出て上流に進むと戸田橋です。この橋があった場所は中山道の渡舟場でした。戸田橋を渡った場所にあるのが水神社です。創建年代は不明ですが、正面の「水神宮」の碑には寛政...

  • マリー・ローランサン 女と犬 牝鹿と二人の女

    アーティゾン美術館では3月3日まで「マリー・ローランサン —時代をうつす眼」が開催されており、会社帰りに行きました。上段は「女と犬」、下段は「牝鹿と二人の女」です。先日、ヒロシマ美術館でみたマリー・ローランサンの作品を2つ紹介しましたが、「牝鹿と二人の女」はひろしま美術館が所蔵しています血色のよい健康的な肌の女性達は見ていて心地よいです。女性達の優しくもあり艶やかである眼差しは魅力的です。つい数分前...

  • 眞性寺と子安天満宮

    梅の季節ですが、巣鴨にある眞性寺ではこの季節に咲く「啓翁桜」が境内を彩ります。(2月28日まで)「啓翁桜」はこの季節に咲く桜で山形県で栽培が盛んです。佐倉は種類が多く、必ずしも3月下旬に開花するものではないということを認識します。なお、巣鴨は桜のスタンダード?である「ソメイヨシノ」発祥の地でもあります。巣鴨といえばとげぬき地蔵ですが、このお地蔵様は歴史が浅く明治時代にこの地に来ました。実は江戸6地...

  • キース・へリング展②

    森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」は間もなく閉幕ですね、、このシリーズも今回が最終回です。「「スイート・サタデー・ナイト」のため舞台セット」です。ダンスパフォーマンスの舞台背景として作成されものです。ストリートで生まれたキースへリングらしい作品です。当時、ブレイクダンスが流行っていました。学校で真似てみたものですが当然うまくいきませんでした。当時、スト...

  • 靏護稲荷神社 荒川区東日暮里

    2月3日に荒川区東日暮里にある靏護稲荷神社をお参りしました。「かくご」と読みます。松坂屋が1815年に当地に京都伏見稲荷を勧請して創建しました。この日は蠟梅が満開で馥郁たる香りが心地よかったです。お隣は大型のスーパーですが、元々は松坂屋の物流センターでした。境内にあるお地蔵様です。台座の真正面に「伊藤」と彫られていました。奉納者のことと思いますが、一瞬伊藤さんの像?と勘違いしました。小さいながらも...

  • キース・へリング展②

    月8日に森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」に行きました。今回は2回目です。今回の展覧会にはキース・ヘリングの傑作が数多く出展されていますが、私が一番見たかったものはこの4作品です。この4作品は「アンディ・マウス」。アンディ・ウオーホールとのコラボ作品です。夢の国と言いつつも資本主義の権化のような某企業を皮肉っているように見えます。80年代に大活躍したア...

  • 神々森猿田彦神社 荒川区東日暮里

    1月21日に荒川区東日暮里にある神々森猿田彦神社をお参りしました。「かんかんもり」と読みます。神々しい名称ですが、このとおり小さな神社です。大正時代までこの辺りには深い森がありその様が神々しかったので「神々森」と名付けられたそうです。庚申塔です。地元のお年寄りから小さいけど由緒ある神社であると教えていただきました。この神社は汐入の胡録神社の分霊を勧請して祀ったと伝えられております。当初は第六天社と...

  • キース・へリング展①

    1月8日に森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」に行きました。3回に分けて紹介します。まずは「サブウェイ・ドローイング」です。数ある同タイトルの作品の中でこちらを選んだのは毎週見ているアニメ「スポンジボブ」に似てるからです。得体のしれないものにむりやり踊らされている人々を描いたように見えます。一見楽しげな作品ですが警句や批判が込められていますね。数々のアイ...

  • 鎌ヶ谷大仏と鎌ケ谷八幡神社②

    鎌ケ谷八幡神社の続きです。2017年から始まった再整備の一環として枯損した樹木を切り倒したので、境内はよく言えば空が広く悪くいえば殺風景です。再整備後は鎮守の杜が戻ってくるそうです。社殿はツーブロックの美青年のように端正です。いつ頃彫られたかは不明ですが。この神社も彫刻が見事です。千葉県の寺社巡りに惹かれるのは都内と比べると彫刻が寺社が多いからです。お稲荷様と天神様を祀る境内社です。青面金剛の庚申塔で...

  • 岡本太郎記念館②

    前回は庭園にある作品を紹介しましたが今回は屋内にある展示物です。入口の右奥は岡本太郎のアトリエです。作品を見るのも良いですが画家のアトリエを見るのも創作の過程が分かるので興味深いです。テレビで見るお姿は芸人にいじられる面白いおじいさんでしたが、本当は誰よりも真摯な人物であったことが伝わります。座ることを拒否するイスはよく見ると公園によくあるコンクリート製の椅子に似てます。入口からアトリエに行く途中...

  • 鎌ヶ谷大仏と鎌ケ谷八幡神社

    12月30日に千葉県鎌ケ谷市にある鎌ヶ谷大仏と鎌ケ谷八幡神社をお参り駅から歩いて1分の場所にあります。この大仏様の高さは1.8メートル。「大仏」と呼ばれている仏像としては日本最小とのことです。1776年に地元の篤志家が建立したものです。奈良や鎌倉の大仏様のような威厳はありませんが、親しみやすさは両大仏よりあります。鎌ケ谷八幡神社は鎌ケ谷大仏の正面にあります。1629年に建立された神社です。神社周辺...

  • 岡本太郎記念館①

    「岡本太郎式特撮活劇 TAROMAN」の動画にドはまりしまたので、12月16日に岡本太郎記念館に行きました。まずは庭園にある作品を紹介します。岡本太郎のアトリエを美術館にしたものです。そのせいか美術館を見に行くというより岡本君の家に遊びに行くような気分です。「遊ぼ~」と呼んだら太陽の塔が出てきました。「歓喜の鐘」と「若い太陽」です。「歓喜の鐘」の実物大サイズは名古屋にある久国寺にあるとのことなので是非見た...

  • 威光稲荷堂 豊島区南池袋

    12月16日に雑司ヶ谷を散歩した際、威光稲荷堂をお参りしました。このお堂は法明寺の裏手にあります。池袋駅また雑司ヶ谷駅からこの神社に行く際は墓地に沿った細い路地を通って行きます。穴場感があり、お稲荷様の妖しい雰囲気に魅かれている方にはお薦めしたい神社です。参道は奥行きがあり、立ち並ぶ鳥居がここから先は聖なる場所であることを伝えます。参道は曲がり角が3か所あります。参道はこの画像から見て左側に続いて...

  • マルク・シャガール インスピレーション 恋人たちと花束

    ひろしま美術館の作品の紹介を続けましたが、今回で最後です。トリを務めるのはマルク・シャガールの「インスピレーション」(上段)と「恋人たちと花束」(下段)です。マルク・シャガールは生涯、妻ベラ・ローゼンフェルトへの愛をテーマとした作品を多く製作していることから別名「愛の画家」と呼ばれています。仲睦まじいカップルを描いたこの作品はまさに「愛」に満ちています。いづれもの作品はどう見ても交歓中です。そのよ...

  • 渋谷氷川神社 渋谷区東

    12月13日に岡本太郎記念館に行った後、渋谷氷川神社をお参りしました。日本武尊が東征の時に当地に素盞鳴尊を勧請したとされる古社で渋谷区では最古の神社です。境内社です。小さな狛犬様が可愛いですね。社殿は昭和13年に建てられたものです。彫刻はないものの重厚感があります。厳島神社とお稲荷様です。上品で静謐な社です。境内は渋谷区の保護林になっています。渋谷区といえば繁華街というイメージですが一方で高級住宅街...

  • マリー・ローランサン メゾン・ムブレ 花束を持つ婦人

    新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。昨年から続くひろしま美術館で見た作品の続きです。今回紹介するのはマリー・ローランサンの「メゾン・ムブレ」(上段)と「花束を持つ婦人」(下段)です。「メゾン・ムブレ」は家具付きの家のことだそうです。子供の頃家の近所にあった画材屋の店名は「ローランサン」でした。マリー・ローランサンにちなんだ店名です。子供の頃、近所にある店の店名の由来...

  • 比治山神社 広島県広島市

    広島出張は日曜日に夜間作業に立ち会い翌日はすぐに帰京というスケジュールでした。翌朝、ホテルから広島駅に向かう道中にある比治山神社をお参りしました。二の注連柱は、明治時代のもの、一の鳥居は戦前のものです。創建時期は不明です。元々は黄幡大明神称し、比治山南の谷(俗称・黄幡谷)に鎮座していましたが、1646年にこの地に移ったそうです。この狛犬様は撫でると安産・厄除けの御利益があります。もちろん撫でさせていた...

  • アンリ・ル・シダネル エタプル、帰りくる羊の群れ 離れ屋

    印象派の巨匠が続きましたが、今回は月夜、庭のテーブル、薔薇、夕暮れなど身近な題材を独特なタッチで描いたことで知られるアンリ・ル・シダネルの「エタプル、帰りくる羊の群れ」と「離れ屋」です。上段の作品は仕事が終わり雑談に興じる男女の姿が微笑ましいです。下世話ですが結婚してから10年以上が経ち初々しさがなくなったオッサンとには眩しいです。下段の作品は仕事が終わり家に着いたような安堵感を感じます。また幻想...

  • 広島護国神社と広島城①

    広島護国神社の境内から天守閣に向かいました。この日は快晴、縮景園は入場するのに10分待ちだったそうです。また、広島平和記念館はサミット効果で入場するのに20分待ちだそうですが、広島城は入場するのに並びませんでしたが、それなりに混んでました。ほれぼれするぐらい渋い意匠です。広島城のゆるキャラである「しろうニャさん」です。上段は武家の居間を復元したものです。広島の城下町のジオラマです。古地図を見て街並...

  • オーギュスト・ルノアール パリ、トリニティ広場 パリスの審判

    前回はモネでした。とくればルノアールの作品を紹介しないわけにはいけません。上段は「パリ、トリニティ広場」、下段は「パリスの審判」です。何気ない年の風景です。左側の教会はサントトリニテ教会です。1867年に竣工された教会です。この作品が描かれたのは1875年なので当時は比較的新しい教会だったようです。いうなれば新しいスポットを描いたと思いきや、、、私見ではありますが、この教会はパリ・コミューンに一部破壊され...

  • 広島護国神社と広島城①

    11月26日にひろしま美術館に行き、近所にある広島城と広島護国神社にも行きました。2回に分けて紹介します。御門橋と表御門です。原爆により焼失したものを平成元年~6年に復元したものです。広島護国神社です。この鳥居と左右の狛犬様は原爆による倒壊を免れました。私は東京下町にある戦前からある建物を紹介する時に震災と戦災を免れた尊いものですとコメントしますが、、、、それらを上回る尊さを感じます。なお、表御門...

  • クロード・モネ アムステルダムの眺め セーヌ川の朝

    11月26日に印象派を中心としたフランス近代絵画が充実しているひろしま美術館に行きました。しばらくの間、この美術館で見た作品の紹介が続きます。まずはクロード・モネの作品です。上段は「アムステルダムの眺め」です。モネは1870年に普仏戦争から逃れる為、ロンドンに渡り、その翌年にフランスへ帰国する際にオランダに立ち寄り作品を描きました。モネは2度アムステルダムを訪れており、その風景を描いています。実物を是...

  • 熱川バナナワニ園③

    熱川バナナワニ園はワニがメインですが国内唯一のアマゾンマナティーも有名です。優しい表情をした人懐こい動物です。レッサーパンダとは違った愛嬌があります。ワニとレッサーパンダもいいですが、熱川バナナワニ園は熱帯の植物も見どころです。特にインパクトがあったのはヒトデカズラです。妖怪百目のようなインパクトに驚きましたが、後日、一般的な観葉植物であることが分かりました。植物園で見るべきは睡蓮です。多くの品種...

  • 熱川バナナワニ園②

    熱川バナナワニ園といえば世界中のワニを見ることができることです。数が多いのでワニ達の様々な表情を見ることができます。仲良く並ぶワニです。ワニと限らず爬虫類は個人主義的なのでしょうか?哺乳類のようにじゃれあうことはないようです。だからこそ孤高な感じがしてかっこいい!上の4枚の画像はじっと獲物を待ち構えるハンターとしてのワニといえます。スナイパーのようにじっとしてます。もっともこの日は11月としては異例...

  • 熱川バナナワニ園

    11月4日に静岡県にある熱川バナナワニ園に行きました。目の前に広がる太平洋です。この日は伊豆大島とかがよく見えました。熱川バナナワニ園といえば熱帯の植物とワニですが、今回はレッサーパンダを紹介します。この子は丁度寝落ちしたところ。キュン死しますね、、、、上4枚は動き回るレッサーパンダを撮影しました。しっぽのふさふさしたところが堪能できました。寝姿を横から撮りました。動き回る姿も良いですが寝ている姿...

  • 国立歴史民俗博物館②

    10月20日に国立歴史民俗博物館で開催中の「陰陽師とは何者か —うらない、まじない、こよみをつくる—」に行き、先日は京都と江戸の街並みのジオラマを紹介しました。今回紹介するのは時代が進んで昭和から平成にかけての展示物です。縁起物やお守りが展示されている区画です。令和を生きる我々ですが縁起物やお守りが大好きです。信心というよりはキャラ物を集めるのが好きなだけかもしれませんね。画像にある人形は「人形様」...

  • 上野公園にある寺社の夜景

    上野東照宮では11月12日までライトアップをしていました。夜間ライトアップで見る上野東照宮は昼間とはまた違う煌びやかさです。昼よりも金の輝きに揺らぎを感じます。暗闇で金箔をふんだんに使った屏風を見たとき、輝きの揺らぎで描かれているもの達が動いているようでした。上野東照宮のライトアップはまさにこの時の感動と同様です。建物も生きていることを実感します。上野東照宮から御徒町に行く道中にある北園稲荷神社で...

  • 国立歴史民俗博物館①

    10月20日に国立歴史民俗博物館で開催中の「陰陽師とは何者か —うらない、まじない、こよみをつくる—」に行きました。この展覧会は会場入り口にある式神達以外は撮影が禁止です。陰陽師たちが残した文献が数多く出展されていました。陰陽師は呪術師でありますが科学者であったようです。宣教師から西洋の天文学を学ぶうちにキリスト教徒になった陰陽師もいるようです。会場には至る所に五芒星があり、荒俣宏の「帝都物語」にド...

  • 伝土佐光信 百鬼夜行絵巻(部分) 辟邪絵神虫(部分)

    10月13日に国立博物館で開催中のやまと絵展に行きました。本気で見れば1日あっても足らない充実の展覧会なので、この日は伝土佐光信の「百鬼夜行絵巻(部分)」と「辟邪絵神虫(部分)」に的を絞りました。火の鳥の「異形編」は物語に登場する魑魅魍魎達が土佐光信の「百鬼夜行絵巻」のモデルとなったという場面にもこの絵巻に登場する妖怪たちが描かれています。子供の頃に火の鳥を読んで実物を見たいと思ってましたがついに...

  • マルク・シャガール 婚礼 白い襟のベラ

    10月3日に行った「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」では旧ロシア帝国出身の画家達の作品に惹かれたので前々回はウクライナ、前回はロシア出身の画家でしたが、今回はベラルーシ出身のマルク・シャガールです。上段は「婚礼」、下段は「白い襟のベラ」です。マルク・シャガールはメジャーな画家ですが、このブログで紹介するのは初めてです。「婚礼」は「色彩...

  • 菊田神社 千葉県習志野市

    10月20日は国立歴史民俗博物館に行き、その後、習志野市にある菊田神社をお参りしました。京成津田沼駅から歩いて5分。駅からのアクセスがいいです。京成電鉄は千葉県の北西部から湾岸地域の主だった寺社に沿って建設されていることを実感します。このブログで紹介している千葉県の寺社はほぼ京成電鉄の駅から歩いてすぐの場所に立地しています。「アイーン」をしているように見ることで有名な「アイーン狛犬」です。福岡県に...

  • レオポルド・シュルヴァージュ エッティンゲン男爵夫人

    10月3日に行った「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」では旧ロシア帝国出身の画家達の作品に惹かれたので前回はウクライナ出身の画家の作品を紹介しましたが、今回はモスクワ出身のレオポルド・シュルヴァージュの「エッティンゲン男爵夫人」です。西欧とは異なる端正さ、雄大がある旧ロシア帝国の絵画は好きです。このブログでも好んで紹介してるせいか、今回...

  • 五方山熊野神社 葛飾区立石

    10月3日に五方山熊野神社をお参りしました。この神社は都内で唯一の安倍晴明ゆかりの神社です。那智熊野で修業をした安倍晴明が、清浄なる聖地を求める旅の旅中、たまたま当地に立ち寄り、この地を選定したと伝えられています。こちらの神門は2007年に建てられたものです。この神社は五行の形をした三十間五角の社地に創建したため「五方山(ごほうざん)」と名付けられたました。現在も境内は五行の形を残しております。境内に...

  • ソニア・ドローネー バル・ビュリエ シベリア横断鉄道とフランスの小さな ジャンヌのための散文詩

    10月3日に「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」に行きました。キュビスムの傑作品が一堂に会する展覧会です。まずはウクライナ出身のソニア・ドローネーです。強烈な色彩と幾何的抽象を特徴とする美術の一派であるオルフィスム運動を始め、ルーヴル美術館で初めて存命中に回顧展が開かれた女性芸術家として有名です。「バル・ビュリエ」です。抽象絵画は知識、...

  • 月窓寺 武蔵野市吉祥寺本町

    武蔵野八幡宮から吉祥寺駅に向かう際に月窓寺をお参りしました。吉祥寺の駅に向かうアーケードの入口にある山門です。山門は閉じていることが多いそうですがこの日は幸運にも入ることができました。おかげで山門内にある仁王様の壁画を見ることができました。本堂です。1633年に創建されました。見事な彫刻です。上段の鳳凰、中段の龍、下段の獅子は吉祥寺の街の賑わいのように活気があります。下調べなしに何となく気になったから...

  • 山口晃 テイル オブ トーキョー 大屋圖

    アーティゾン美術館で開催中の「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」に行った話の続きです。こちらは「テイル オブ トーキョー」という作品です。ウィスキーメーカー、グレンモーレンジィの依頼で制作された新作です。渋谷のような神保町のようなはたまた銀座?と再開発が進みつつもランドマーク的な風景は案外残っている東京の街を象徴しているような作品です。この展覧...

  • 武蔵野八幡宮 武蔵野市吉祥寺東町

    9月23日に井の頭自然文化園に行き、その後吉祥寺にある寺社をお参りしました。まず井の頭自然文化園です。皆様に推すのはアヒル。ペタペタと尻を振りながら歩き、ガーガー鳴くさまは可愛いです。アヒルをペットにする人がいる理由が分かります。一押しはフェネックです。この日は全頭(この子達以外にもいます)寝てましたが、その姿もまたいいですね!!武蔵野八幡宮は井の頭公園から歩いて15分ほどの場所にあります。坂上田...

  • 山口晃 日本橋南詰盛況乃圖

    9月22日の会社帰りにアーティゾン美術館で開催中の「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」に行きました。今回紹介するのは「日本橋南詰盛況乃圖」です。地下鉄銀座線の日本橋駅にあるステンドグラスの原画です。日本橋の野村證券本社から高島屋までの風景で、江戸時代から現在が混在している不思議な作品です。日本橋界隈は再開発が急ピッチで進み、趣がある野村證券本...

  • 鶴岡八幡宮

    8月17日に鶴岡八幡宮をお参りしました。二の鳥居です。段葛は多少の木陰があるので暑さをしのげます。時間帯は10時台。蓮の花はまだ咲いていました。杜の緑に涼しさを感じます。酷暑は辛うじて避けられました。舞殿です。向拝を口に見立てると私には龍に見えます。唐破風の優雅さが龍ような勇壮さが上手く調和しています。狛犬様の後ろにあるのが大銀杏の子孫です。若葉は漲る生命力の象徴ですね。この幹は先代の大銀杏が再生...

  • 島村信之 夢の箱

    我が家には現在4匹のクワガタがいます。そこで今回紹介する作品は島村信之の「夢の箱」です。 日本の写実絵画の巨匠である島村信之は上品な美人画を描く一方で、ロブスター(こちら)やこの作品のような昆虫も描きます。 甲虫の堅いボディーは重機、戦車、モビールスーツと力強さの象徴ともいえるものを連想します。また、甲虫の光沢は美しいです。コガネムシの鮮やかさもいいですが、カブトムシ・クワガタの黒い光沢は漆塗りの...

  • 赤羽八幡神社 北区赤羽台

    8月15日に赤羽八幡神社をお参りしました。この神社は武蔵野台地の東端の高台にあり、坂上田村麻呂が東征の際に当地に陣を敷き祭神を勧請した古社です。徳川幕府から7石余の朱印を受領した格式の高い神社です。この神社の見どころの一つは彫刻です。拝殿は大正12年の関東大震災により被害を受け、昭和6年に改築されました。この神社がある東京都北区周辺は軍需工場が多く当然空襲の標的になったのですが、奇跡的に戦災を免れ...

  • INTERMEDIATHEQUE

    静嘉堂文庫美術館の次に東京駅近くのJPタワー/KITTEにあるINTERMEDIATHEQUEに行きました。東京大学が所蔵する文化遺産、主に骨格標本および剥製を常設展示しています。こちらは帝大時代の講義室を再現したものです。左手にあるのは映写機です。レーザ発射する器具にも見えます。館内は骨格標本が充実しています。博物館というよりは実験室にいるような知的な空間です。...

  • 大森鳥見神社 千葉県印西市

    8月10日に千葉県印西市にある竹袋稲荷神社をお参りしました。次にお参りしたのが大森鳥見神社です。JR成田線の木下駅から歩いて20分の場所にあります。拝殿左右にある榧と銀杏の御神木は樹齢500年以上の巨木です。レンガの玉垣が珍しいですが、この神社の見どころは彫刻です。本殿左側の新羅三郎義光之の彫刻です。本殿右側の源義家の彫刻です。本殿背面の常盤御前の彫刻です唐門の左右彫刻と柱も素晴らしいです。私が一番よ...

  • 円山応挙 江口君図

    9月2日に静嘉堂文庫美術館で開催中の「あの世の探検—地獄の十王勢ぞろい—」に行きました。静嘉堂文庫美術館が所蔵する「十王図・二使者図」及び「地蔵菩薩十王図」全13幅が展示されています。館内は空調が効いていますが閻魔大王など10人の大王達がのエネルギッシュな描写のせいか熱さを感じます。また、「十二霊獣図巻」はポケモンとかカードゲームのキャラクターを見ているようです。これらの作品は撮影が可能ですが、私が行っ...

  • 竹袋稲荷神社 千葉県印西市

    8月10日に印西市のJR木下(きおろし)駅から歩いて20分の場所にある竹袋稲荷神社をお参りしました。鳥居と参道です。、山の中にある神社をお参りする機会が少ないので、この雰囲気だけでも御利益を得た気分です。一見、よくある境内ですが、、本殿はこのように絢爛豪華!夏空に美しく映えています。左側の孔雀です。背面の鷹です。右側の鳳凰です。1288年に京都伏見稲荷神社より勧請したと伝えられている神社です。「鳥見...

  • アンリ・マチス 金魚

    8月末ですが、まだまだ猛暑が続きますね、、、、そこで涼し気な作品をと思い、アンリ・マチスの「金魚」を紹介します。この作品は今から多分2005または2006年に都立美術館で開催されたプーシキン美術館美術館の展覧会に出展されていました。夏に涼しさを与えてくれる金魚。見ているだけで涼しくなってきます。金魚鉢がテーブルの上に乗ってるようにも、池の上に金魚鉢が浮いているようにも見える浮遊感、色鮮やかな植物が...

  • 狭山市立博物館

    8月13日に狭山市博物館で開催中の「ざんねんないきもの展」に行きました。まずはファイティングポーズがきまっているホッキョクグマです。毛を刈ると黒いそうです。猛獣といえばライオンと虎ですが、彼らは意外と狩りが下手だとか、、、、、剥製との距離が近いのでじっくり観察できるのがよいです。他にも様々な動物の意外な一面を知ることができますが、見るべき生き物はよろいをまとった貝「ウロコフネタマガイ【スケーリーフ...

  • 千住氷川神社 足立区千住

    長円寺の次にお参りしたのが千住氷川神社です。1692年に前回紹介した長円寺境内に創建された神社です。足立区は「氷川神社」が多い地域です。この後も大川町氷川神社をお参りする予定でしたが猛暑のため断念しました。千住は宿場町として栄えていたせいか、町ごとに神社があるようです。このブログで紹介している足立区の神社は今のところ千住中心です。氷川神社内に合祀される高正天満宮です。千住で寺子屋を経営していた高梨...

  • ずかんミュージアム銀座

    8月16日に家族で「ずかんミュージアム銀座」に行きました。「小学館の図鑑 NEOシリーズ」をテーマにした新感覚の体験型施設です。プロジェクションマッピングに映し出された動物達を観察し、「記録の石」という装置に観察した動物を記録することができます。館内は撮影も可能です。百獣の王ライオンです。映し出される映像は動物達の生息域、時間帯に応じて変化します。アフリカゾウです。単なる映像ではなく鳴き声も再現されて...

  • 長円寺 足立区千住

    長円寺は先日紹介した千住本氷川神社から見てJRの線路に向かって歩いて5分の場所にあります。1627年に創建されたお寺です。こちらの魚籃観音様は元々は次回紹介する隣の氷川神社の御神体でしたが、明治時代の神仏分離で当寺に移されたとのことです。よしずが張られているので涼しくお参りできました。このお寺の名物は「八十八ヶ所巡り毛彫石碣(せっけつ)」という自然石に線刻をした石仏で珍しいものです。風雪に長い年月さらさ...

  • テート美術館展 ターナーの作品

    国立新美術館で開催中の「テート美術館展 光 —ターナー、印象派から現代へ」の話の続きです。今回はターナーの作品を4点紹介します。「陽光の中に立つ天使」「湖に沈む夕日」「陰と闇-大洪水の夕べ」「光と色彩(ゲーテの理論)-大洪水の翌朝-創世記を書くモーセ」これらの4作品はテート美術館で見た覚えがあります。だから先日紹介した2作品以上に再会に感激しました。4作品を見て感じたのは光が渦巻いてることです。「陽...

  • 千住本氷川神社 足立区千住

    7月30日に北千住にある寺社をお参りしました。まずは千住本氷川神社です。藤に覆われた鳥居です。春先は花の香りがよくこの季節は日陰でちょっとした清涼感があります。旧社殿です。この神社の見どころは龍の彫刻です。向拝左側の木鼻の龍です。蝉の抜け殻が数個ついてました。この神社の周辺に龍神のパワーを宿した蝉がいるのかも??この神社の木鼻の龍神様の下半身は虹梁に伸びていることが特徴で、日光東照宮造営に奉仕した...

  • テート美術館展 露に濡れたハリエニシダ 愛と巡礼者

    7月29日に国立新美術館で開催中の「テート美術館展 光 —ターナー、印象派から現代へ」に行きました。しばらくの間はこの展覧会で見た作品が続きます。まずは再会が嬉しかった2作品です。「露に濡れたハリエニシダ」は2008年にBunkamuraザ・ミュージアムで、「愛と巡礼者」は多分2014年に六本木ヒルズで見たことがあります。いずれも「オフィーリア」と一緒に来日しています。上段はジョン・エヴァレット・ミレイの「露に濡れ...

  • 堀切天祖神社② 葛飾区堀切

    堀切天祖神社の祖霊社は堀切菖蒲園の方向にある境外社です。。この地にはかつて「けなすな池」という池があり、雌雄の大蛇が棲みついておりその姿を見たものは病にかかったり、口がきけなくなって死ぬと恐れられ、池に近寄る者もなくなったという伝説があります。大正時代に埋め立てられましたが、住民は大蛇の祟りを恐れ、池跡に弁財天を祀ったそうです。かつての弁財天が堀切天祖神社の祖霊社です。弁財天様がおひとりではいかが...

  • ジョン・シンガー・サージェント Carnation Lily Lily Rose

    夏といえばお盆です。そこで今回紹介する作品はジョン・シンガー・サージェントの「Carnation Lily Lily Rose」 です。 幻想的な美しさにいつも魅了されます。天使のような可愛らしさの少女達は画家の友人の娘さんで、初夏に友人宅を訪れた時の夕暮れ時、彼女達が庭にある提灯に明かりを灯す風景を描いたものです。画家が実際に見た風景ですが、幻想的に見えるのは夕暮れ時の昼のような夜のような夕暮れの不思議な時間帯だからで...

  • 堀切天祖神社① 葛飾区堀切

    7月8日に葛飾区にある堀切天祖神社をお参りしました。見どころが多い神社だったので2回に分けて紹介します。境内に入り右側にある愛染明王様です。千葉ニュータウンに出張するとき電車から見える神社なので注目していました。愛染明王様の後ろ側にある境内社のお稲荷様です。凛々しいお姿です。手水舎には蓮の飾りつけがありました。幣の石像です。この神社の見どころは石像です。詳しくは次回をお楽しみ!!葛飾区はかつて下総...

  • 甲斐荘楠音 「舞ふ」 「幻覚(踊る女)」

    東京ステーションギャラリーで開催中の「甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性」に行きました。今回紹介する作品は 「舞ふ」と「幻覚(踊る女)」です。数ある作品の中でこの二つを選んだのは踊りの魅力が凝縮されているせいか特に目を引いたからです。上の作品は「舞ふ」です。躍動感のある姿と鍛え抜かれた体躯が魅力的です。フィギュアスケートや新体操を見たときのような感動を感じる作品です。下の作品は「幻覚...

  • 足立区生物園②

    6月に足立区生物園に行きました。前回は昆虫だったので今回は爬虫類を紹介します。目的はこちらのホタル観賞会です。ホタル観賞会は夜間が多いのですがこちらは日中に見ることができます。ホタルが描く光の軌跡は美しく儚さも感じます。生物園に入館するとまず目を引くのが金魚達です。蒸し暑い季節なので清涼感がたまりません。企画展示は動物達の骨格標本でした。こちらはニシキヘビの骨格標本です。アーチ状の骨が滑らかに並ぶ...

  • 森村泰昌 野菜涅槃(若冲)

    天王洲アイル駅近くにあるWHAT MUSEUNで開催されている「高橋龍太郎コレクション ART de チャチャチャ ー日本現代アートのDNAを探るー」展」は8/27まで開催されています。今回紹介する作品は森村泰昌の「野菜涅槃(若冲)」です。今はない原美術館で開催された展覧会で見た森村泰昌「真理や価値や思想というものはいくらでも自由に着替えることができる」 というメッセージは強烈に胸に残っています。また、作者自身が作品にな...

  • 蟠龍寺 目黒区下目黒

    目黒大鳥神社の次に蟠龍寺をお参りしました。こちらは大鳥神社の隣にある大聖院にある切支丹燈籠です。中央のもっとも高い1基の棹石には変形T字クルスとキリスト像とおもわれる形状が、また左右面に、漢詩が刻まれています。この燈籠は徳川幕府の弾圧を受けた隠れ切支丹が庭園の祠等に礼拝物として密かに置いたものだと言われています。隠れキリシタンは長崎県内にしかいないと思っていましたが、案外江戸にもいたようです。慶安元...

  • 荒川自然公園のオオムラサキ

    荒川区にある荒川自然公園では毎年6月の土日に飼育しているオオムラサキが公開されるので、6月18日に見に行きました。力強くかつ優雅に舞うさまは国蝶にふさわしいです。蝶は動きが予測不能で羽を広げて止まるのはほんの一瞬なのでスマホで撮影するのが難しいです。そのため、オオムラサキの美しい模様を紹介できないのが残念です。(人馴れしている?足立生物園の蝶は意外と撮影しやすい)羽化したてのオオムラサキです。これ...

  • 目黒大鳥神社 目黒区下目黒

    6月3日に目黒区美術館に行った後、目黒区最古の神社(806年に建立)である大鳥神社をお参りしました。日本武尊が東征した際に建立されたそうです。御神木です。かつて東京都の天然記念物に指定された「オオアカガシ」の老木が生えていましたが、今では記念碑があるのみです。一番下の画像がその記念碑です。この神社の特徴は境内の至る所にある鳳凰の神紋です。龍の彫刻はよく見かけますが鳳凰の彫刻を随所に施している神社は初...

  • レオン・フレデリック 花

    目黒区美術館で6月18日目で開催されたいた「ベルギーと日本 光をえがき、命をかたどる」に出展されていた作品を紹介してきましたが、今回が最終です。紹介する作品はレオン・フレデリック「花」です。レオン・フレデリックはベルギーの象徴派を代表する画家でこの作品は大原美術館が所蔵しています。鑑賞した6月3日の午前は雨のち曇りという梅雨空だったので、アジサイを描いたこの作品は目を引きました。部屋から見える緑に...

  • ご成婚パレードのお車

    今年は天皇陛下の御即位5年であり、天皇皇后両陛下の御成婚30年なので日本橋高島屋で「御即位5年・御成婚30年記念特別展 新しい時代とともに――天皇皇后両陛下の歩み」が開催されていました(6月6日に終了)。 本展では、ご即位の際の両陛下のご装束、愛子さまのお召し物やご成婚の儀で着用されたローブ・デコルテ、ボレロの他、献上された品々をなんと無料で見ることができました。これらは撮影禁止ですが、御成婚パレードで...

  • エミール・クラウス フランドル地方の収穫

    6月3日に目黒区美術館で開催中の「ベルギーと日本 光をえがき、命をかたどる」に行き、前回は児島虎次郎の作品を紹介しました。今回は師匠であるエミール・クラウスの「フランドル地方の収穫」です。エミール・クラウスは大好きな画家です。あふれる光が見ているだけで気分が良くなります。この作品は絵葉書をスキャンしたものなのでいまいち伝わりづらいのですが実物は綺麗な青空に浮かぶ雲の描写が素晴らしいです。流れる雲を...

  • ムンディ・アニムス大塚の遺構と周辺の神社

    このブログでは豊島区内にある梵寿綱の作品を3棟紹介しています。かつて南大塚に「ムンディ・アニムス大塚」という作品がありました。最近遺構があると聞き行ってみました。こちらがその遺構です。今では平均的なワンルームマンションですが、縁石?または車止め?だけは残っていました。ネットで「ムンディ・アニムス大塚」の画像を見ることはできますが、確かにエントランス正面のこの構造物はあります。続いて遺構周辺の神社を...

  • 児島虎次郎 和服を着たベルギーの少女

    6月3日に目黒区美術館で開催中の「ベルギーと日本 光をえがき、命をかたどる」に行きました。私が一番推す画家であるエミール・クラウスに学んだ日本人画家である太田喜二郎と児島虎次郎の作品が一堂に会する充実の展覧会で6月18日まで開催されています。一見、少女は「何着てるんだ私は?」という表情をしているようにも見えますが、背景がとてもガーリーなせいか、少女の可愛さが際立ちます。この作品は展覧会のパンフレッ...

  • 妙義神社 豊島区駒込

    4月の仕事が定時に終わったある日に駒込にある妙義神社をお参りしました。この神社は最近改修されました。この記事では改修前と改修後の神社を紹介します。まずは改修前です。(2015年の記事を再編集) 駒込駅周辺は起伏に富んでいます。この神社も坂を下って窪地みたいな場所を通ってまた上るという道筋です。太田道灌が戦勝祈願をした神社としても有名です。東京の郷土の武将といえば江戸城を最初に建てた太田道灌。その太...

  • 町田久美 郵便配達夫

    天王洲アイル駅近くにあるWHAT MUSEUNで開催されている「高橋龍太郎コレクション ART de チャチャチャ ー日本現代アートのDNAを探るー」展」の続きです。今回は町田久美の「郵便配達夫」です。一見、吉田戦車に代表されるようなシュール系の漫画の一コマみたいですが、蝶が舞うような優雅さと複雑さをもった線の美しさが魅力的です。日本画の伝統である和紙と墨で描いたモノトーン美しさが進化していることも感じます。5月1日...

  • 多摩川浅間神社 大田区田園調布

    5月5日に多摩川浅間神社をお参りしました。多摩川に面した「鉄」には最高のロケーションである神社として知られています。また富士山がよく見えることでも有名です。参道は富士山の登山道のような趣です。境内は富士塚を登り切ったところにあります。境内社のお狗様が可愛いですよ。御神木です。この神社の謂れを要約すると、「豊島郡滝野川松崎に出陣した源頼朝の元に駆け付けた妻政子は怪我をして多摩川畔で治療をする事になり...

  • 天明屋尚 机器人明王図

    WHAT MUSEUNで開催されている「高橋龍太郎コレクション ART de チャチャチャ ー日本現代アートのDNAを探るー」展」は日本美術の伝統を現在風に昇華した作品が多く展示されています。今回紹介するのは日本画と現代風俗を融合させた独自の概念「ネオ日本画」を発案し提唱している天明屋尚です。前回紹介した山口晃は楽しさを感じますが、天明屋尚は気分が高まります。敵をビームで破壊してから立ち去るように見えるので強敵を倒し...

  • 蒲田八幡神社 大田区蒲田

    寄木神社をお参りした後、蒲田八幡神社をお参りしました。京急の蒲田駅近くにある神社です。創建は不詳ですが境内に小円墳があったことから相当古くからこの地にあったようです。境内は平成30年に改修されたせいか新鮮な雰囲気でした。境内社の天祖神社です。ニオイバンマツリと狛犬様です。芳香が素晴らしいですね。狛犬様も芳香を楽しんでいるようです。今回この神社をお参りしたのは蒲田名物の羽餃子を食べて、黒湯に入るため...

  • 山口晃 何かを造る圖(部分)

    5月3日に天王洲アイル駅近くにあるWHAT MUSEUNで開催されている「高橋龍太郎コレクション ART de チャチャチャ ー日本現代アートのDNAを探るー」展」に行きました。4回に分けて紹介します。まずは山口晃の「何かを造る圖」(部分)です。鴻池朋子、束芋、横尾忠則、李禹煥etc日本の現代アートシーンを語るうえで欠かせないアーティストの作品が一堂に会する千載一遇の展覧会です。この展覧会は一部の立体作品を除いて撮影が可...

  • 寄木神社 品川区東品川

    5月3日に天王洲アイル駅近くにあるWHAT MUSEUNで開催されている「高橋龍太郎コレクション 「ART de チャチャチャ ー日本現代アートのDNAを探るー」展」に行った後、品川区・大田区の神社を巡りました。展覧会のことは別途紹介します。まずは展覧会会場の近くにある寄木神社です。東品川は今では住宅街ですが、かつては漁師町でした。そのため扁額には広い海がもたらす恩恵を表す青海波が彫られています。近隣には品川神社・荏原...

  • 伊藤若冲 糸瓜群虫図

    5月1日に日本橋高島屋で開催中の「開館25周年記念展 京都 細見美術館の名品ー琳派、若冲、ときめきの日本美術ー」に行きました。伊藤若冲の作品が大挙して上京してきた充実の展覧会でした。今回紹介するのは「糸瓜群虫図」です。伊藤若冲の描く動植物の生命感と観察眼は素晴らしいです。実際に昆虫採集に行くと虫がいる植物はこの作品のように虫食い状態であることが多いです。不思議なもので虫がいる苗は毎年同じです。植物達...

  • 中丸熊野神社 板橋区熊野町

    もうすぐ子供の日です。境内にこいのぼりをあげる神社も多いので中丸熊野神社を紹介します。なお、この記事は2020年4月の記事を再編集したものです。創建年代は不詳ですが、中世の頃、宇多天皇の皇子敦実親王14代の孫にあたる庭田主水正氏兼という人物が当地に移住し、熊野権現を勧請し、1587年に今の場所に遷座しました。 神社は交通の要所に建てられることが多いですが、 幹線道路(山手通り・川越街道)が交差し、首都高...

  • 国立博物館の常設展示 河鍋暁斎と吉田博

    4月8日に国立博物館で開催中の「特別展 東福寺」に行き、その後、久々に常設展示を見ました。常設展示は撮影可能です。今回は撮影をした近代絵画を紹介します。上段は河鍋暁斎の「龍頭観音像」です。観音様は慈悲深く、龍神様は喝!!と言ってそうです。飴と鞭を両方受けたような気分になりました。この作品が伝えていることは「厳父慈母」ということでしょうか?このブログでは原田直次の「騎龍観音」も紹介しています。下段は...

  • 所沢航空発祥記念館

    4月1日に所沢航空発祥記念館に行きました。西武線の航空公園駅前に展示されているYS-11です。福岡に住んでいた頃、鹿児島出張の際はあえてJACのYS-11を選びました。また、千葉ニュータウンに通っていたころは下総航空基地に離着陸するYS-11をたまに見かけたものです。ヘリコプターの有用性を実証した名機。シコルスキーH-19です。丸いフォルムがかわいらしいです。ノースアメリカンT-6Gです。バートルV-44です。バナナのような曲...

  • 吉山明兆 五百羅漢図 第20号幅

    4月8日に国立博物館で開催中の「特別展 東福寺」に行ったので、吉山明兆「五百羅漢図 第20号幅」を紹介します。この展覧会の目玉は東福寺を拠点に活躍した絵仏師の吉山明兆が描いた五百羅漢図です。この作品は五百羅漢が動物達を手なずたうえで乗り込んでいる図です。猛々しい動物も手なずける五百羅漢の徳の高さを表すものです。この展覧会では作品の横に4コマ漫画で作品を解説しており極彩色でホリの深いお顔なのでアメコミよ...

  • 美喜井稲荷神社 港区赤坂

    3月26日に国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行った後、赤坂にある美喜井稲荷神社をお参りしました。猫を祀っていることで有名な神社です。左の猫は小鳥と遊び、右の猫は人魂?と遊びつつ邪鬼?を踏みつけています。雨の日なので傘をさしていました。ビルの一角にあるとても小さな神社です。なお、この神社の向かい側は豊川稲荷東京別院です。狛犬様もいます。子猫のようにかわいいですね。ネットで見つけ...

  • サミュエル・ファン・ホーホストラーテン 部屋履き

    「ルーヴル美術館展 愛を描く」の続きです。前回は瑞々しい愛を描いた作品でしたが、今回は背徳な愛?を描いたと思われる作品です。サミュエル・ファン・ホーホストラーテンの「部屋履き」です。サミュエル・ファン・ホーホストラーテンはフェルメールやピーテル・デ・ホーホと同時代の画家で、理論家として知られています。案外、フェルメールの作品と一緒に他の作品も来日しているかもしれません。この作品の第一印象は不穏な感...

  • 小石川大神宮と西岸寺

    源覚寺の次に小石川大神宮をお参りしました。2015年にお参りした時(こちら)はタイル張りでビルの中庭にあった境内でしたが、今は開放的で白と黒の砂利が敷き詰められておりとても映えます。今までお参りした神社の中でも屈指のおしゃれさです。この神社は伊勢神宮の総代だった佐佐木勝造翁が昭和41年当地に創建しました。現在の本殿は令和3年5月7日に改修されたものです。伊勢神宮の古材を拝領したものです。古材とはいえ...

  • フランソワ・ジェラール アモル とプシュケ、またはアモルの最初のキスを受けるプシュケ

    3月26日に国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行ったので、この展覧会で見た作品を紹介していきます。まずはフランソワ・ジェラールの「アモル とプシュケ、またはアモルの最初のキスを受けるプシュケ」です。く西洋絵画における様々な愛を描いた作品を展示する珠玉の展覧会でした。無垢な二人の恋が成就した瞬間を描いた作品は瑞々しいです。理屈抜きで美しい!!アモルとプシュケはこの後、様々な試練を...

  • 源覚寺(蒟蒻閻魔) 文京区小石川

    ツイッターを始めてから都内にある寺社の最新情報をより早くより正確に知ることができました。ある日文京区にある蒟蒻閻魔こと源覚寺のお堂が改修されたことを知り、3月25日にお参りしました。 この記事は2012年の7月の記事を再編集したものです。 このお寺は小さいお寺で、商店街の一角にポツンとあります。撮影は2012年の夏頃です。 当時はこのお寺周辺に昭和40年代な街並みが残っていましたが、今は無く、最...

  • 月岡芳年 芳年武者无類 相模次郎平将門

    三菱一号館美術館で開催中の「芳幾・芳年—国芳門下の2大ライバル」では武者絵も多く展示されていました。今回紹介するのは月岡芳年の「芳年武者无類 相模次郎平将門」です。稲妻のように勇壮な姿が印象的です。東京には平将門を祀る神社の代表である神田明神があり私も良くお参りします。このブログは寺社巡りもテーマにしておりますが、神田明神以外の平将門ゆかりの寺社も多く紹介しています。三菱一号館美術館から歩いて10分...

  • 真性寺と子安稲荷神社の桜

    豊島区の有名な寺社といえば雑司ヶ谷鬼子母神と巣鴨のお地蔵様こと高岩寺ですが、江戸6地蔵の一つであり、高岩寺よりも古い、巣鴨通り商店街入り口にある真性寺を忘れてはいけません。2月末のある日境内の啓翁桜が満開だったので会社帰りによりました。今回の記事は2012年2月の記事を再編集したものです。 真性寺のお地蔵様は宝永から享保年間にかけて江戸市中の六箇所に造立されたもので、銅造地蔵菩薩坐像(江戸6地蔵)の...

  • 落合芳幾 東京日日新聞の錦絵

    3月10日に三菱一号館美術館で開催中の「芳幾・芳年—国芳門下の2大ライバル」に行きました。一部の作品は撮影可能のため、今回は撮影した作品を紹介します。落合芳幾は日本初の日刊紙である東京日日新聞の発起人であり、新聞錦絵の先駆です。こちらの作品は開版予告です。大阪在住の薬屋の男性が妻の浮気相手に「京人形をくれてやる」といって妻に大きな熨斗をつけて追い出した図です。今でいえば「スカっ」とした話でしょうか...

  • 耳無不動三峰神社 荒川区荒川

    三河稲荷神社をお参りした後、耳無不動三峰神社に向かいました。道中にある三河島竜神です。路地裏にひっそりとある祠は風情があります。三河島という地名は3本の川の中州だったことに由来する説があります。であれば水の神を祀る祠が残っていても不思議ではないです。耳無不動三峰神社の鳥居です。扁額の周りに鎖が巻かれていますが何か謂れがあるのでしょうか?鳥居の先には力石があり重さは46貫。なんと172.5kg!!創建時期...

  • 足立区生物園

    2月25日に足立区生物園に行きました。魚類、哺乳類、両生類、爬虫類、鳥類がまんべんなく飼育されている充実の動物園ですが、昆虫の特に蝶の飼育で有名です。まずは世界一硬い虫であるクロカタゾウムシです。漆黒の鎧を纏ったかっこいい虫でした。甲虫類は昆虫館の定番ヘラクレスオオカブトとかニジイロクワガタもいましたが、このゾウムシはNHKスペシャルで紹介されているのを見て是非見たいと思っていたので感動しました。こ...

  • コロマン・モーザー 洞窟のヴィーナス

    東京都美術館で開催中の「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」ではエゴン・シーレ以外のウィーン分離派の画家達の作品も展示されています。今回紹介するのはコロマン・モーザーの「洞窟のヴィーナス」です。コロマン・モーザーは日本ではマイナーな画家ではありますが、絵画、インテリア、家具、ステンドグラス、本の装丁、ポスター、ファッションデザインなど様々な分野で活躍した才人です。見た目も...

  • 三河島稲荷神社 荒川区荒川

    2月3日に常磐線三河島駅周辺の神社をお参りしたので照会します。まずは三河稲荷神社です三河島駅は貨物線が分岐しています。ちょうど国鉄型の電気機関車であるEF65が通過したので写しました。国鉄型車両はライトが丸いので表情が柔らかいですね。三河島稲荷神社は三河島駅から歩いて10分の場所に鎮座しています。1578年頃創建されました。疫病から護ってくれる疱瘡神も祀られているそうです。まだまだコ××は余談が許さない...

  • エゴン・シーレ 装飾的な背景の前に置かれた様式化された花

    エゴン・シーレはグスタフ・クリムトの影響を強く受けております。今回紹介する作品は特に影響が顕著な作品です。グスタフ・クリムトといえば金を多用する作品で有名ですが、シーレは銀を多用したそうです。そんな作品として有名なものが「装飾的な背景の前に置かれた様式化された花」です。 私には古木から生えた新芽に咲く花に見えます。シーレはウィーン美術アカデミーの保守的な雰囲気が嫌いだったそうです。この作品は新しい...

  • 布田天神社と大正寺

    1月18日に布田天神社で開催中の保坂俊彦の「砂像 ゲゲゲの鬼太郎」に行った話の続きです。まずは甲州街道を渡り、布田天神社に向かう道中にある大正寺です。布田天神社の隣にありかつての別当寺です。山門が端正で美しいです。大正時代に付近の3つのお寺が合併して「大正寺」と称するようになりました。山門から見える境内です。京都の大徳寺とか東福寺の塔頭にいるような気分になるくらい整備されています。布田天神社の創建...

  • エゴン・シーレ ほおずきの実のある自画像

    東京都美術館で開催中の展覧会の目玉は「ほおずきの実のある自画像」です。自身に満ちた表情で鑑賞者を見下ろす構図が印象的です。自信満々だけどちょっと恥ずかしてく斜に構える姿に親しみを感じますが、成績のよい若者にありがちな上から目線も感じます。薔薇とか百合とか美しい花がたくさんある中でなぜほうずき?と思いました。ほうずきはヨーロッパでは食用されており親しまれている食材のようです。才能に満ちた若者は周囲か...

  • 小野神社 多摩市

    1月18日に多摩市にある武蔵国一之宮である小野神社をお参りしました。安寧天皇(3代目の天皇)の頃に創建されたと伝えられている神社です。1964年に再建された随神門には緻密な彫刻が施されています。戦後に彫られた新しい龍神様ですが、すでに神々しいです。左右の唐獅子様も素晴らしい!!悪いことしてません!!と言いたくなるくらい迫力あります。風神・雷神様です。この神社の彫刻は目から神聖な光線が放たれているように...

  • エゴン・シーレ 悲しみの女

    2月3日に東京都美術館で開催中の「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」に行ったので、しばらくの間、この展覧会で見た作品が続きます。まずは「悲しみの女」です。展覧会での解説には画面左上の赤髪の男性はシーレ本人。ヴァリー・ノイツェルは赤髪の女性のため、あえて自分を赤髪に書くことでヴァリー・ノイツェルの思考は自分が占めていること示しているそうです。つまり彼女と僕は一心同体という...

  • 三社神社と千川榛名神社

    年末年始に豊島区の練馬区寄りの地域にある神社をお参りしました。まずは三社神社です。先日紹介した梵寿綱の「PETTI ETANG」をに行った際にお参りしました。池袋御嶽神社(「おんたけ」ではなく「みたけ」)の近くにありますが、路地裏の道案内しずらい場所にあります。由緒は不明です。周辺は今でこそ閑静な住宅街ですがかつては三業地だったので料亭の屋敷神が残ってるのでしょうか?千川榛名神社です。江戸時代に榛名神社の分...

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