梅雨になりました。湿度に悩む季節ですが梅雨がないと夏に水不足となるのでなければないで悩しいですね。そんな気分を吹き飛ぶような美しい作品はないかと思い探してみたら見つかりました。鈴木春信の「雨中美人」です。歌麿の色香漂う美人画も、渓斎英泉のかっこいい美人画は言うまでもなく素晴らしいですが、鈴木春信の描く可憐な美人画を忘れてはいけません。突然の大雨にあたふたする美女の姿がかわいらしい作品です。ちらっと...
今回紹介する國前寺は尾長天満宮の近辺にあります。1340年に安芸国を訪れた日蓮上人の弟子日像上人が、草庵を営んでいた僧暁忍を教化、暁忍寺として創建したといいます。1656年には広島藩の二代藩主である浅野光晟とその妻満姫)の菩提寺となり、寺名を國前寺と改め、寺領200石を寄進されていたといいます。山門は1840年に建てられたものです。足腰が丈夫であるか旅の無事を祈願したと思われる草履が掲げられていまし...
今回はひろしま美術館の常設展示を紹介します。いずれもシャガールで上段は「4色の村の眺め」、下段は「河のほとり」です。昨年もこの美術館にあるシャガールの作品を紹介しております。(こちら)この作品は数ある展示部のなかで鮮やかな色彩に惹かれたので紹介します。4色の配色の意味するところはいろいろな解釈があると思われますが、黄色はこの世に誕生したことを祝うような黄色、溌溂とした青年期のような赤、落ち着いた大...
12月、1月、2月と3カ月連続して広島に出張しました。1月は主に市内の寺社を2月はひろしま美術館に行きました。今回紹介するのは1月にお参りした尾長天満宮です。広島駅の新幹線のホーム側の入口から歩いて15分の場所にあります。この神社がある二葉山周辺は広島城の鬼門にあたることから築城以降様々な神社仏閣が並んでおり、このブログでも紹介しています。主だったものはこの神社の隣に位置すると広島東照宮です(こち...
先月と今月は広島出張が続きました。しばらくの間はひろしま美術館で見た作品と広島市内の寺社の記事が続きます。ひろしま美術館では3月23日まで「オディロン・ルドン―光の夢、影の輝き - 特別展」が開催されており、今回紹介するのは「目を閉じて」です。この作品を見るのはおそらく3回目。国内にあるので見る機会が多いですね。安らぎを感じるし、苦悩も感じる、見る人によって様々な解釈ができる不思議な作品です。この展覧...
インドの細密画を見た後、本館の展示を見に行きました。現在開催中のキティーちゃんの展覧会です。今しか見れない風景なので画像に納めました。日本が誇る工芸品、絵画が多数展示されている中、心を奪われたのが「甲州道中分間延絵図」です。内藤新宿からの甲州街道の道のりを描いた絵巻です。現在でいえば京王線の新宿から上北沢までの道のりが公開されていました。代田橋と明大前の真ん中あたりです。ここは現在では交差点で和田...
国立博物館で細密画を見た後、葛飾区にある堀切氷川神社と正王寺をお参りしました。お参りした日は松の内を過ぎていましたが、茅の輪くぐりがまだありました。とても有難かったです。重厚な社殿です。葛飾区は伊勢神宮の荘園だった名残で「天祖神社」が多い地域です。そのせいか神明造です。また、江戸時代初期までは「下総国」だったので「香取神社」も多い地域です。「氷川神社」は23区に多いと思われがちですが千葉県よりの地...
東京国立博物館の東洋館は実はあまり行ったことありませんでしたが、Xを始めてから時折ポストされる東洋館の展示物に興味をもち、特にインドの細密画を見たいと思い、行ってきました。展示内容はその時々で変わりますが、今回は「ラーガマーラ(楽曲絵)」をテーマにした展示でした。上段:「蛇使いの女と龍(アサヴァリ・ラーギニー)」下段:「岩山に坐す蛇使いの女(アサヴァリ・ラーギニー)」細密画に描かれる女性は薄着のせ...
「ブログリーダー」を活用して、だまけんさんをフォローしませんか?
梅雨になりました。湿度に悩む季節ですが梅雨がないと夏に水不足となるのでなければないで悩しいですね。そんな気分を吹き飛ぶような美しい作品はないかと思い探してみたら見つかりました。鈴木春信の「雨中美人」です。歌麿の色香漂う美人画も、渓斎英泉のかっこいい美人画は言うまでもなく素晴らしいですが、鈴木春信の描く可憐な美人画を忘れてはいけません。突然の大雨にあたふたする美女の姿がかわいらしい作品です。ちらっと...
明治神宮御苑の菖蒲が見ごろとなりました。お目当ては菖蒲ですが、睡蓮も見ごろでした。都心部とは思えない美しさです。虫好きなので池を飛び回るギンヤンマの金属的な光沢も見とれました。花が咲いているということは蝶もそれなりにいます。モンキアゲハを見ましたが、止まっていない限り蝶は撮影が難しく、公園や庭園で自宅近所にはいない蝶を見るたびに残念な気分になります。菖蒲園は台地の谷間にできた湿地を生かしたものです...
日傘が必要な季節が到来しました。そこで今回紹介するのはモネの「散歩、日傘をさす女性」(上段)と「戸外の人物習作(右向きの日傘の女)」(下段)です。 モネの傑作は数多くありますが、私が考える最高傑作はこの作品だと思います。2011年?の夏に国立新美術館で開催された「ワシントンナショナルギャラリー展」でこの作品を観ました。愛しい人がどこかに手の届かないところに行ってしまいそうな気分になり切なくもなりま...
北区の王子から滝野川にかけては寺社が多く、このブログでも主だった寺社は紹介しておりますが、真打は東京10社の一つ、王子神社と言っても過言ではないです。元亨2年(1322年)に当地を治めていた豊島氏が社殿を再興し、熊野新宮の浜王子より「若一王子宮」を改めて勧請・奉斎、王子神社となった古社です。ちなみに北区の荒川沿いに「豊島」という地域があります。樹齢約600年の銀杏です。東京都指定の文化財でもあります...
くまくま神社(導きの社熊野町熊野神社)の隣に昭和レトロな場所ができた聞き行ってみました。くまくま神社(導きの社熊野町熊野神社)の隣りあった駐車場です。ネットでみたとおり、昭和レトロなもの、ホーローの看板で埋め尽くされた不思議な場所になっていました。これらはこの土地のオーナーのコレクションとのことです。レトロ空間は熊野町交差点(川越街道と山手通りの交差点)に面しており日本一交通事故が多い場所というありが...
東京国立博物館で6月15日まで開催されている「浮世絵現代展 UKIYO-E IN PLAY」で見た作品を紹介していましたが、今回が最終です。山口晃の「東海道中 日本橋 改」と「芝の大塔」です。現在の日本橋は高速道路に覆われています。高速道路をなくしてかつての風景を取り戻そうという話を聞いたことがありますが、この作品はむしろ高速道路の上に日本橋を架けるという発想に惹かれました。日本的な意匠の東京タワーもまたいい!!...
日が長くなり会社帰りに寺社巡りができる季節になりました。定時で仕事が終わった日に駒込で途中下車して駒込富士神社はをお参りしました。境内はちょっとした運動場並みに広いです。巨木が多いです。富士塚の登山口です。夕暮れ時はちょっぴり異世界に行けそうな雰囲気です。この神社の富士塚は古墳の一部らしいです。奉納された石碑に着色されているところが他の富士塚と違うところです。富士塚の頂上にある本殿です。駒込の地名...
東京国立博物館で6月15日まで開催されている「浮世絵現代展 UKIYO-E IN PLAY」の続きです。草間彌生の「七色の富士 生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時」と靉嘔「冨嶽噴火 凱風虹快晴」です。同時期にニューヨークで活躍していた画家(交流はあったそうです)の作品を2つ並べて見ました。生気を吹き出すような勢いに惹かれます。実は活火山である富士山の本質を描いてるようです。ロッカクアヤコの「無題2」です。19...
東京国立博物館では6月15日まで「浮世絵現代展 UKIYO-E IN PLAY」という展覧会が開催されています。各ジャンルのアーティスト、デザイナー、クリエーターたちが、現代の絵師となり、アダチ版画研究所の彫師・摺師達と作成した浮世絵を展示したものです。誰もが知っている現代美術の作家、漫画家、海外の作家、新進気鋭のアーティスト等の作品が出展されています。今回は漫画家達の作品を紹介します。水木しげるの「妖怪道五十三...
東京国立博物館で開催中の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」に行きました。見所はいろいろありますが、蔦屋重三郎がプロデューサーした浮世絵の傑作品が多く展示されていましたが、私が推したいのは東洲斎写楽の「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」と「市川男女蔵の奴一平」です。(画像はクリックすると拡大します。) 左の「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」は言わずと知れた名画ですが、右の「市川男女蔵の奴一平」と対...
東京藝術大学大学美術館で開催中の「相国寺承天閣美術館開館40周年記念 相国寺展 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」に行った後、谷中を散策しました。今回紹介するのは大雄寺です。日蓮宗のお寺です。1658年に神田からこの地に移転しました。風雨にさらされながらも永らくこの地を見守ってきたことが分かるお地蔵様です。とてもありがたいです。谷中には多くのお寺がありますが、今回このお寺を訪れた理由は都内で一番大きい...
横浜で昆虫の標本展がありました。このことはXで紹介しています。その帰り道に日本丸メモリアルパークに寄りました。横浜といえば港町。帆船と桜は港町ならではの風景です。このような風景は都内では見ることがないので、今回私が自信をもってお勧めする風景です。船体左側の風景です。帆船はマストがきれいに並ぶさまが均整のある美しさですね。高層ビルに帆船。おしゃれです。個人的には同じ東京湾岸でもお台場より横浜が好きで...
東京藝術大学大学美術館で開催中の「相国寺承天閣美術館開館40周年記念 相国寺展 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」に行きました。伊藤若冲の作品も多く展示されており、「鹿苑寺大書院障壁画 四之間 双鶏図」を紹介します。この展覧会の目玉は可愛らしい狩野派の「観音猿猴図」、目力が素晴らしい伊藤若冲の「竹虎図」です。伊藤若冲の「乗興舟」は白と黒の対比が美しいです。また、南画の傑作も多く伊藤若冲が如何にした...
東京媽祖廟の次は皆中稲荷神社をお参りしました。新宿区百人町にある稲荷神社です。アジア各国の食材店やレストランが立ち並ぶ街中にあります。1533年頃にこの地に鎮座したそうです。幕府の鉄砲隊の信仰を集めた神社として有名です。勇ましい守備兵のように凛々しいお稲荷様です。寛永年間に、幕府の鉄砲百人組がこの付近に居住したことから、皆中を「みなあたる」と読むことで縁起よいとされて、鉄砲組の信仰をえて、百人組出陣の...
東京駅近くにある東京大学が運営するINTERMEDIATHEQUEに行きました。(その1はこちら)この博物館は東京大学が所蔵する剥製、民芸品、古の実験機器を展示しています。しかも無料!鳥を捕まえようとする哺乳類の骨格標本は芸術品のような美しさです。骨格標本が見どころですが、この帆船の模型を是非お勧めしたいです。こんなに身近に帆船の模型を鑑賞できる場所はそんなにありません。アフリカの仮面です。この空間だけ北海道大学...
六本木ヒルズで開催中の火の鳥の展覧会に行った後、大久保界隈の神社と東京媽祖廟をお参りしました。まずは東京媽祖廟です。JR総武線の大久保駅からも見える道教の寺院です。この駅を通過するたびに気になっていました。道教の寺院らしい絢爛豪華な飾りがひときわ目立ちます。扉には関羽です。青白石で造った香炉です。重厚でかっこいいです。道教の寺院にある各建築物・装飾の魅力は絢爛豪華さですが、岩石を緻密に彫った彫刻にも...
3月15日に六本木ヒルズで開催中の「手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-」に行きました。火の鳥の生原稿が見れるとても素晴らしい展覧会でした撮影可能なので紹介します。撮影は禁止ですがエントランスは撮影可能でした。こちらは「望郷編」の一場面です。望郷編は種の保存と倫理、文明のあり方等、いろいろ考えさせられます。ラストシー...
年度末で疲れ気味の心を清らかにするような作品はないかと思い、また、春を告げる花といえばモクレン忘れてはいけません。そこで今回は小林古経の「極楽井」を紹介します。古来より、童女は清らかさの象徴です。 また、ヒーリング系の音楽はせせらぎの音を使うように、わき出る清水も清らかな気分になります。 童女達がわき出る霊泉を汲む姿を描いたこの作品は、神聖な雰囲気が漂い見る者を清々しい気持ちにさせ、咲き誇るモクレ...
梅が咲くと春の訪れを感じますが、今年は休梅を愛でる機会が無かったので、せめて梅を描いた作品で春を感じようと思い、船田玉樹の「臥龍梅」を紹介します。梅を描いた作品が多くある中で、この作品を選んだのは今抱えているプロジェクトが山場で年が明けてから土日は徹夜の仕事が多く疲れ気味です。この作品のようなパワーをあやかりたいと思ったからです。船田玉樹は1934年速水御舟に入門、御舟の没後は小林古径に師事。東洋の古...
今回は三菱一号館美術館で開催中の「異端の奇才――ビアズリー展」でみたサロメ以外で撮影可能な作品を紹介します。上段は「神秘の薔薇園」、下段は「赤死病の仮面」です。上段の作品は性愛をにおわす作品です。語り合う男女を描いてますが、性愛は本来は至高なコミュニケーションです。退廃的で死を感じさせる作品が目立つ中で、この作品はポジティブな印象を持ちました。下段は1エドガー・アラン・ポーの短編小説『赤死病の仮面』...
平井諏訪神社は平井聖天燈明寺の隣にあります。本殿は昭和44年に建てられたものです。富士塚もあります。この神社の見どころは1843年に建てられた旧本殿の彫刻です。太極図を連想する神鳥の彫刻です。この神社の彫刻の特色は彩色が施されていることです。向拝の龍は近隣を流れる東京の各河川のようです。東京を代表する各河川が近隣にあるせいか水にまつわる彫刻が見事です。脇障子は鞍馬山で修業する牛若丸と思われます。華...
5月10日は息子の学校の創立記念日だったので休暇を取り、多摩動物公園に行きました。まずは昆虫館です。銀色のバッタがお出迎えです。平日の開館と同時に入館したので空いてました。なお、昆虫館では齢ごとにトノサマバッタを飼育・公開しています。またこの季節では見れないオオカマキリの成虫もいました。平日のみ公開されるグローワーム(オーストラリアとニュージーランドの鍾乳洞や洞窟に生息するヒカリキノコバエの幼虫)...
5月5日日にジョルジョ・デ・キリコの展覧会に行き、その後江戸川区にある平井聖天燈明寺をお参りしました。山門です。草創は平安時代と伝えられますが、江戸時代中期には荒廃したものの享保年間に再興されました。山門の裏側にある瑜衹供養塔です。鐘楼です。このお寺は川に囲まれた低地にあるせいか各建物の床を高くしているようです。上の3枚は本堂です。昭和4年に起工し同19年に完成しました。内部の奥の院は飛鳥朝風、中陣...
ジョルジョ・デ・キリコの展覧会で見た作品の第二弾は「バラ色の塔があるイタリア広場」です。商用ポスターのような明るさなのに不穏な気分なるのは、旗がなびているのに風を感じないにも関わらず、左側の長い影に何かが潜んでいる気配を感じるからです。さて、展覧会に行くと時々昔に見た風景が思い起こされますが、この作品がまさしくそうでした。イタリア広場というタイトルがついているものの、私には団地の給水塔に見えます。...
聖天宮の続きです。前殿から本殿は回廊で結ばれています。回廊にも道教に関する絵画が飾られています。小説「蒼穹の昴」シリーズが好きなので、紫禁城にいる清朝の高官な気分です。黄色の屋根瓦は日本の寺社建築にない意匠ですね。重厚な透かし彫りが渋いです。寺社建築に重厚さを求める方には是非見ていただきたい。猫足の香炉です。動き出しそうなくらい精緻です。香炉の台座の八卦と陰陽もいい感じです。聖天宮のハイライトは本...
5月5日に東京都美術館で開催中のデ・キリコ展に行きました。今回紹介する作品は「不安を与えるミューズたち」です。美術書の言葉を借りれば「静謐、郷愁、謎、幻惑、困惑、不安」を感じる傑作品です。商業ポスター並みに明るくおしゃれな雰囲気なのに焦点が分かりづらく妙に長い影に不穏さを感じます。上り坂?のせいかジェットコースターで登っていくような恐怖刺激を感じます。孤独と無関心を感じますが妙に引き付けられる作品...
5月4日に埼玉県坂戸市にある日本で一番大きい道教寺院である聖天宮に行きました。天門です。東武東上線の若葉駅から歩いて5分。田園地帯に突如現れる絢爛豪華な寺院です。「五千頭の龍が昇る聖天宮」ですが、狛犬様もたくさんいます。天門の上部です。様々な彫刻が施されています。台湾の康國典大法師という方が、道教の神々のお告げに従ってこの地に建てました。昭和五十六年に着工し、 台湾の一流の宮大工を呼び寄せ、十五年を...
4月30日に日比谷図書文化館で開催中の「しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京」に行きました。展覧会場のため我慢しましたが本当は声を出して笑いたい気持ちを抑えながらの鑑賞でした。特に「スマホでおしゃべり」と「動画投稿」はバカ受け。「名所江戸百景」や「富嶽三十六景」といった誰もが知っているいる名作に現在の風俗を混ぜた面白い作品が多く展示されています。ただ現在の風俗を混ぜただけではなく主に富士山を描...
宝仙寺は「中野坂上」という駅の近くにあります。駅名のとおり新宿から見て坂の上にあります。今回紹介する成願寺は宝仙寺から見て10分ほど坂を下った場所にあります。中野坂上方面からお参りした場合、まず目を引くのは「大達磨絵」です。平成8年に完成したものです。書かれている「莫妄想(まくもうぞう)」という言葉は、「つまらない事を考えずに黙って座れ」という意味です。黄檗宗の様式を取り入れた山門です。このお寺を...
先月と今月、渋谷に行く用がありついでに渋谷ヒカリエ(旧東急文化会館)にある川本喜八郎人形ギャラリーとスカイロビーに寄りました。川本喜八郎といえば三国志です。上段は右から劉備、関羽、張飛です。下段は趙雲です。後ろの武将は関平です。大学生の頃、曹操が主人公の「蒼天航路」の連載が始まり、三国志に興味を持ち、同じ時期に再放送で人形劇三国志を見ました。三国志は「蒼天航路」を読んではまったので曹操サイドの武将...
3月30日に新宿のSOMPO美術館へ行き、その後中野区にあるお寺をお参りしました。まずは宝仙寺です。源義家が大宮八幡神社の別当寺として創建したと伝えられています。山門の仁王様です。江戸時代は幕府の保護を受けて大きく発展したそうです。境内にある石臼塚です。江戸時代の中野区はそば粉の生産が盛んだったそうです。石臼はそば粉をひくために使われていたものですが、、機械化により使われなくなったものを供養するために...
ノルウェーの画家が続いたので、今回はフィンランドとスウェーデンの画家の作品です。いづれも神話を描いたものです。ファンタジー作品は北欧神話を参考にしていることが多いから、この展覧会に出展されている北欧神話を描いた作品は親近感を感じます。フィンランドの画家であるロベルト・ヴィルヘルム・エークマンの「イルマタル」です。「カレワラ」または「イルマタル」を検索するとこの作品がヒットすることが多く、フィンラン...
飯倉熊野神社は西久保八幡神社の近くにあります。創建は717年~724年頃または1394年~1428年頃と言われいる古社で太田道灌によって再建されたそうです。場所がらこの神社は海を臨む崖の上にあったことが想像できます。花に囲まれたつくばいです。ビルに囲まれた境内ですが気分も華やぎます。社紋の八咫烏の繋がりで、日本サッカー協会公認の「サッカー御守」を頂くことができるそうです。また、この神社は鬼滅の刃の甘露寺蜜璃の産...
3月30日に新宿のSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展に行き、前回はノルウェーの画家であるニコライ・アストルプでしたが、今回は同じくノルウェーの画家であるエドヴァルド・ムンクです。「フィヨルドの冬」です。雪と氷が作り出す荘厳な雰囲気に圧倒されます。月並みですが大自然の雄大さの前では人間の存在は小さく、その悩みも大したものではないと感じるそうですが、ムン...
3月20日に港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」に行った後、西久保八幡神社をお参りしました。港区は下町と山の手の境界線ということもあってこの神社は坂の上にあります。最近できた麻布台ヒルズに囲まれており、現代的・未来的な風景を楽しむことができる境内です。ちなみに社殿の後ろにある三角の建物は日本霊友会の本部です。都内の「八幡神社」は源義家や源頼朝がわざわざ東北を攻める際に創建したものが多いです...
3月30日に新宿のSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展に行きました。北欧四か国の画家の作品を展示した展覧会で見た作品を紹介していきます。まずはノルウェーの画家であるニコライ・アストルプです。ニコライ・アストルプはノルウェー南部のユルステルで暮らし、豊かな自然や家族を描いた画家です。春の夜といっても明るいですね。ノルウェーの春の日照時間を調べたら、4月06...
3月20日に港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」に行き、その後、神社を2社お参りしてから東京タワーに行きました。順次紹介していきます。まずは5月26日まで開催中の港区立みなと科学館 「すごいぞ!昆虫総選挙」です。高さ2.35m、全長6.3mの「オオカマキリの巨大模型」です。最強の捕食者がこのくらいのサイズになると迫力がありすぎます。たまたま居合わせた男性が連れの方に「バキだ」と言っていたので気に...
4月7日まで東京都美術館で開催される「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」の続きです。今回は2作品紹介します。上段はデウィット・パーシャルの「ハーミット・クリーク・キャニオン」です。風景画は各国の風景を楽しむことができますね。アメリカらしくグランドキャニオンを描いた作品です。デウィット・パーシャルはカリフォルニアを拠点にしていた画家です。展覧会HPにあった解説からの引用ですが鉄道会社の依...
3月16日に実家に行った際、久富稲荷神社をお参りしました。参道はかつて大山道と呼ばれていた街道に面しております。入口から約250メートル進んだ先に神社があります。実に長い参道です。かつて境内にフクロウが住んでいたことにちなむ祠です。1931年に造営された社殿です。この神社の近辺には旧日本軍の施設があり爆撃の対象になっていたかもしれないので、戦災を乗り越えた彫刻が現存していることに神々しさを感じます...
3月1日に東京都美術館で開催中の「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」に行きました。今回紹介する作品はジョン・シンガー・サージェントの「キャサリン・チェイス・プラット」です。ここ数カ月、土日は子供の習い事の付き合い等などで予定が埋まり、展覧会に行く機会が減りつつある中、ジョン・シンガー・サージェンの作品が3点来日しているので、会期中の金曜日はこれらの作品を見ることをモチベーションに仕事...