こんなに暑くなるとビールが欲しくなる。ビールの誕生は、およそ紀元前4000年のメソポタミアでのことだという。誕生は、予期しないものが偶然生み出されるというセレ…
小さな外国語スクールの代表者が発信する日常的なエッセイ。 好奇心と知性的な笑いを心がけている。
2009年暮れよりはじめて、 どこまで続くかな? おっ、まだ続いている!
暦を調べてみると意外なことがある。その一つ、1月1日が1年のスタートになったのがいつ頃なのか、はっきりしていない。日本の暦では、1月から12月まで、連続する数…
短編小説の中でも、非常に短い小説の事を『掌編(しょうへん)小説』と呼ぶ。”掌”は、てのひらのこと。最近よくあるケータイ小説も、このような短い小説。掌編小説とい…
女流推理小説家として知られるマージェリー・アリンガムは、日本では、それほどの知名度はないがイギリスでは、アガサ・クリスティと双璧と称される。彼女は、半世紀も前…
俳人・小林一茶には、正月を詠んだ句がやたらと多い。中でも、よく知られているもので言えば、「めでたさも 中くらいなり おらが春」「あっさりと 春は来にけり 浅黄…
「クライオニクス(cryonics)」なるものがある。これは、一般的には「人体の低温保存」と呼ばれているもの。現代医学では治療が不可能とされる人の遺体を約-1…
テレビをつけると、いわゆる”オネエ系”といわれるタレントが溢れている。女性的な言葉遣いで、皮肉を言ったり、揶揄や辛辣な表現をすることがウケているのか、バラエテ…
大晦日になると、テレビでは恒例行事のようにスポーツのタイトルマッチを放送する。真剣勝負のタイトルマッチなどは、やっぱり人の興味をそそるもの。以前は、それに加え…
ゾウさんが好きです、でもキリンさんのほうが、も〜っと好きです。
動物園のキリンを見ていると、非常に牧歌的で愛らしい動物のように思える。草食動物で、高いところの木の葉などを食べている姿などは平和的。ところがアフリカに住む野生…
ラスベガスのバーで行なわれている小さな賭け事に"Bet a nickel" なるものがある。これは、真剣な賭けというより、座興的なゲーム。5セントばかりをつか…
奇妙奇天烈、全くもって理解不能と感じるのはマイク・タイソン。ボクシングのヘビー級の世界王者でもあった。その彼は、耳の食いちぎり事件や薬物依存など、醜聞には事欠…
距離にして、そんなに遠いところに住んでいるわけではないが、日々、クルマで通勤している。その中で一つの楽しみは、すれ違う車のナンバープレートを見て素数かどうかを…
西洋系の外国人と話している時に時々出てくるのが "Best man"結婚式などで新郎の付き添いや世話をする役割の人ということになるが、儀式の時にちょっとお願い…
鯛の中でも一番美味しい箇所としてホホ肉を挙げる人がいる。エラの回りにあるため、筋肉がよく動き、そのくせ、胴のあたりと比べると約2倍の脂が含まれるところ。ちょっ…
思いっきり寒い風が吹いている。こんな時に思い浮かべるのは放浪の自由律俳人・種田山頭火の句「鉄鉢(てつはち)の 中へも 霰(あられ)」彼は旅の雲水(僧)の身なり…
夜空に浮かぶ星座は、全部で八十八。これは、1922年の国際天文学連合の総会で整理され、複雑に絡み合っていた星座間の境界もその時に確立し、現在に至っている。この…
落語家は、一つの話を何度も語ることによって次第に自分の味を出して自分のネタに仕上げていく。そんな様子を、小説家の大佛次郎(おさらぎじろう)氏は、「噺家(はなし…
小説家ヘミングウェイが小説を書き始める動機になったのが「悔い」ということだった。不本意な立場に置かれたり、非業の死を遂げたりする人間を観察するところから彼の小…
西欧で自生する『ベラドンナ(bella-donna)』と呼ばれる植物がある。ベラドンナは、イタリア語で「美しい女性」という意味。こんなにも優雅な名前つけられて…
関西弁で「考えときまっさ」という表現がある。これは「考えておきますわ」を慣用的に縮めた表現。この言葉をおもに使うのは、商取引のとき。関西に限った訳ではないが、…
銀行のATMだけが並んでいる建物に入ろうとすると、ドアが開いて電子音声で「イラッシャイマセ」という音声が聞こえる。ズラッと並んだ機械の前に立ち、引き出したり、…
日本に限らず世界で医療費が高騰している。アメリカで、その原因をこと細かく追及したところ、医療の進歩と創薬がもたらしていると結論づけられているそうだ。たしかに、…
「何かを愛しているなら、怒らなくっちゃいけない」愛するものを守るために、躊躇(ためら)うことなく相手の非に対して怒らなくてはならない、ということらしい。この言…
色を表わす言葉に「バーガンディ(burgundy)」カラーというのがある。この色の由来は、フランスのブルゴーニュ地方(Bourgogne)の英語名”Burgu…
日本の各地に「弘法の井戸」と名づけられた井戸が数多く存在している。それぞれに伝説が残されているが、たいてい、水の不足していた地域に僧・空海、すなわち弘法大師が…
本格的な冬の到来で、これから暖房を考えなければと思いつつ、スーパーの家庭用品売り場を回ってみると、様々な暖房器具に加え、「ゆたんぽ」が並んでいるのが目に入った…
ホールインワンの確率は、アマチュアの場合だとおよそ1万ラウンドで1回の確率と言われている。このホールインワンの確率、男子プロならば、3,600分の1、女子プロ…
本を読みながら腹を抱えて笑うなどというのは、そんなにあるものではない。40年以上前に結構笑った覚えのある本が古書店に並んでいた。その本のタイトルは『ボートの三…
10年前、将棋のトッププロとAi の対戦が行なわれ、結果は、コンピュータの3勝1敗1分となったことが話題となっていた。負けはしたが、今のところトップ・プロの人…
イメージ戦略というのは、実際、恐ろしいもの。実際にはそんな実態がないのにイメージを作り上げられてしまうと、そのイメージばかりが先行してしまう。それをどう反論し…
人の知覚には五感があるように、味覚には、酸、苦、甘、辛、鹹の五味がある。知覚においては、五感に加え、もうひとつの感覚として第六感というものがある。曹洞宗の開祖…
12月1日は「映画の日」エジソン発明のキネトスコープが輸入された日に因んで制定されている。ただ、これは本来の映画とは違って、のぞきからくりのような物。現在の映…
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こんなに暑くなるとビールが欲しくなる。ビールの誕生は、およそ紀元前4000年のメソポタミアでのことだという。誕生は、予期しないものが偶然生み出されるというセレ…
「なめんなよ」という表現は、あまり、紳士的な言葉とは言えない。今日の石破首相の発言「なめられてたまるか」という言葉が話題になっている。これは、トランプ大統領と…
我が地域の裏山に相当するところに六甲山(ろっこうさん)という山がある。931メートルという高さで、ケーブルカーなどもあり気軽に登れる山だが、意外に遭難も多々あ…
アイルランドと言えば、何かにつけてケルト人やケルト文化が取り上げられる。多神教の雰囲気を持った文化だが、そのケルトと言っても、それほどの昔の話ではなく、紀元後…
心の中にあることを言わないで溜めておくのは精神衛生上良くない。『徒然草』十九段に「おぼしき事言わぬは、腹ふくるるわざなり」と出てくる。著者・吉田兼好の時代には…
「もったいない」という言葉がある。漢字で表すと「勿体無い」となるが、この「勿体」という言葉はもともとは仏教用語で、「本来のあるべき姿」を意味する言葉。「もった…
芥川賞は、今はそれほど大きな話題とならないが、1969年の受賞作・庄司薫『赤頭布ちゃん気をつけて』は、大きな反響があった。この小説は、大学紛争のため東大の入試…
「ここがロードスなり、ここで跳べ」という言葉がある。これは、イソップの寓話に出てくる話。あるホラ吹きの男がいて「オレは、(ギリシャの)ロードス(島)にいた頃、…
いつの頃からか、スポーツニュースが始まると大谷選手の活躍から放映される。メジャーの選手とも伍して戦える日本の選手がいることが素直に誇らしく思える。もう、メジャ…
「不如意」という言葉がある。これは、漢文のように返り点をつけて読み下すと「意の如くなら不(ず)」となり、これを簡単に表現すれば「思い通りにならない」。この「不…
今年のカンヌ映画祭、最高賞のパルム・ドールは、イランの映画監督ジャファール・パナヒ氏の"Un Simple Accident" が受賞して閉幕した。世界には、…
「何もなければ、また来週」先週、わが外国語スクールの生徒さんが帰り際に外国人講師に発した言葉。言われた時には、その講師は真意が良くわからなかったが、すぐに納得…
時々話題になるものに学歴詐称がある。こと選挙になると、その時に提出した学歴に偽りがあると、当選しても無効となる。何人かの国会議員としての当選者が職を追われたの…
近未来を扱った映画の中でアンドロイドに向かって"Are you Real (human being) ?" と訊くシーンがある。本物の人間か、それともアンドロ…
このたび、肺炎のため10日間の休筆を行い、その間、皆様の応援がありましたことに感謝したいと思います。だけども、まだ快癒とまでは行っていなく、いまだにモヤモヤと…
クルマを車検に出した。いつもお願いする自動車整備工場は、いかにも車好きのメンバーで構成されている。車検が通るまでの間、いつも代車を用意してくれるが、そこの整備…
先日の日曜日、近所散策をしていると、向かいからくるTシャツ姿の男性の顔に見覚えがある。誰だっけ? 最近、半ボケのせいか思い出せない。と、そばを歩いていた若い男…
最近、Facebook の友人申請があり、「おっ、昔馴染みだ」と思って開いてみると、最終投稿が10年前というのがあった。こんな調子だとすると、本人死亡のままF…
映画などのワンシーンに出てくるチョッとしたものが多くを語っている場合がある。先日観た映画『PERFECT DAYS』(2023年) にそんなシーンが出てくる。…
先日のMLB (メジャーリーグ) のドジャース対パドレスの試合があった。ここで行なわれたのはデッドボールの応酬。そこではパドレスの投手から、大谷選手が100マ…
イタリア料理のお店で「リストランテ」と呼ぶのは、高級なレストランで、大衆的な食堂は「トラットリア」と呼ばれるのが通例。「オステリア」は居酒屋を意味する言葉だが…
バイデン大統領の次期大統領選への出馬に関して日増しに反対の声が高くなってきている。現在81歳。もしトランプ大統領が返り咲いたらそれも恐怖だが、バイデン大統領が…
いよいよ大阪万博が近づいてきた。その大阪だが、江戸時代は、庶民が作った自由な街。幕府のお膝元、官僚的な江戸とは違う文化が形成された。当時の大坂は、公共事業に関…
思いを寄せている人に、「あなたのことは忘れました」と言われるとショックだろう。ところが、これを逆手に取ることによって、かえって想いの深さを表現する場合もある。…
『奇貨居(きかおく)べし』という言葉がある。「奇貨」とは、めずらしい貨幣のことで、これをとって置いておけば、値打ちが上がり大変なものとなるという意味。この言葉…
日本のプロ野球の優勝チームは、健闘を讃えて”ビールかけ”を催すが、アメリカのメジャーリーガーたちは、ビールではなくシャンパン。すなわち、"シャンパン・ファイト…
アフリカのタンザニアで1936年に撮られた写真には、奇妙な二人が写っている。これは、この地方に古くから伝わる呪術師。今でもタンガニーカと呼ばれる地域では様々な…
新紙幣がスタートした。20年ぶりとなる新紙幣。今日、銀行で預金を引き出すと全て新紙幣になっているのに驚いた。それで当然なのだが、こうやって少しずつ変えられてい…
オーロラや流星群など、自然が織りなす現象と都会とは相容れないところがある。自然現象を見たければ、極地の大平原に限るが、都会にあるビル群と自然とがタッグを組んで…
「洛陽(らくよう)の紙価を高める」という表現がある。これは、ベストセラーの本になることを婉曲的に表現する言葉。この語源となったのは、中国、魏蜀呉が擡頭していた…
「あべこべ」という意味をあらわす英単語に"topsy-turvydom" というのがある。明治時代になって日本を訪れたアメリカ人は、よくまあ、これだけ逆なもの…
初代・引田天功氏は、水中や爆発などの極限状態から脱出するというマジックで知られ、1970年代に命からがら「脱出」するといったパーフォーマンスで人気をさらった。…
梅雨の雨のことを五月雨(さみだれ)と呼ぶ。特に、静々と屋根を濡らすような雨のことをこう表現するようだ。今日も、五月雨の一日。こんな日は、ちょっと足を伸ばして海…
イタリアの映画監督フェリーニは、数ある映画監督の中でも、かなり特異な人物。その言動に含蓄があり、ふんだんに哲学的断片を感じさせる人物でもある。そんな彼の代表的…
"Longevity" なる単語がある。これは日本語にすると不老長寿の意味となる。この"Longevity" の名を冠した企業が誕生したりと、世のキーワードの…
白眼視という表現がある。これは、無視したり、冷たい視線を投げかけることを言う。逆に、愛想よく迎えることを青眼視と呼ぶ。この「白眼」「青眼」という表現は、中国の…
パリ・オリンピックが近づいてきた。フランスは長い歴史がある国だが、大きな出来事として挙げられるのに紀元800年のシャルルマーニュ(シャルル大帝)の西ローマ皇帝…
ビールの季節になってきた。果たしてビールはいつ頃から作られているのか?それを探れば、いわゆるメソポタミア時代まで遡(さかのぼ)ってしまうようだ。ハンムラビ法典…
「如何に生きるか?」その処世術を語るものとして残されたものに『徳川家康遺訓』なるものがある。これは江戸幕府を作った徳川家康が残したもの。遺訓とするには短いが、…
今、世界で一番ホットな女性シンガーと言えば、テイラー・スウィフト。先日、テイラーのロンドン公演が行なわれ、ウィリアム皇太子がジョージ王子、シャーロット王女とと…