雑誌『東京人』の今年8月号の特集は「東京23区の「島」散歩」。島しょ部ではなく23区にそんなに島があったっけ、と思って読んでいくとなるほど、と感心する。ま...
ロドリーゴのギター協奏曲と言えば「アランフェス協奏曲」しか知らなかったのだけれど、まだまだ沢山あることを初めて知った。「ある貴神のための幻想曲」がそのなか...
先週の家族イベントで撮り溜めたビデオと写真を整理。それらをダビングあるいはコピーしてイベントの主役に渡す。ハードディスクに撮りためたタイトルリストを眺めて...
学生時代の友人が、この映画最高でした、とSNSで書いていて、是非とも観に行こうと思って週末の早朝から映画館に出掛けた。『侍タイムスリッパー』(安田淳一監督...
昨晩に足を向けたのは映画『Divertimento(邦題:パリの小さなオーケストラ』(マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール監督、2022年、フランス...
夜に『違国日記』(瀬田なつき監督、2024年)を観に行った。→https://ikoku-movie.com/若き女優、早瀬憩のことがどうしても気になって...
このあいだ読んだ『司馬遼太郎について』(NHK出版、1998年)のなかで、多くの人たちが最も良い短篇として挙げていたのが『故郷忘れじがたく候』だった。それ...
昨日は芳き日。共に歩む場がある。私の好きな曲にしたいと言われて伝えたのはバッハのカンタータ第147番「心と口と行いと生きざまは」の終局コラール「イエスは変...
『司馬遼太郎について ~裸眼の思索者~』(NHK出版、1998年)を読了。1996年2月に司馬さんが亡くなられたあと、4月1日から3夜連続で放送された「E...
一昨日、紀尾井ホール室内管弦楽団の演奏が始まるまえにプログラムを眺めながら改めて感心して吐息をついた。出演者のほとんどが第一線で活躍する演奏家だからだ。コ...
ビゼーの音楽で知っているのはオペラ『カルメン』と劇付随音楽『アルルの女』組曲。後者は中学生時代の音楽の授業での必須鑑賞曲だった。高校時代にLPレコードを買...
『キネマ旬報』9月号は河合優実特集号だったが、そのなかで河合優実が山中瑶子監督の作品『あみこ』(2017年)を観て感銘し、監督に直接会いに行き「是非いつか...
昨日はいつもの友と梯子酒、深酒。馴染のバーでシンガポール・スリングをまず呑む。暑さを凌ぐのにちょうどいい。二杯目は本日のウイスキーというやつで以てハイボー...
このあいだ読んだ司馬遼太郎の『対談集 九つの問答』のなかでリービ英雄が取り上げていた作家、李良枝のことが気になっていた。その彼女の小説集『由熙 ナビ・タリ...
ヴィオッティ弦楽四重奏団によるフランス近代作曲家の四重奏曲集を聴いている。ドビュッシー、ラヴェルが一枚に収められるのは普通だけれど、それにフォーレが加えら...
銀座の教文館の店頭に並んでいて思わず買い求めた。『銀座で一番小さな書店』『荒野の古本屋』(森岡督行、小学館文庫)。森岡さんには何度かお会いしてお話したこと...
映画『ボストン1947』(カン・ジェギュ監督、2023年、韓国)を観た。→https://1947boston.jp/index.html歴代オリンピック...
ちょっと怖いかなと思いながら、恐る恐る夜に映画館に出掛けて『チャイコフスキーの妻』(原題:Tchaikovsky's Wife、キリル・セレブレンニコフ監...
『対談集 九つの問答』(司馬遼太郎、朝日新聞社、1995年刊)を読了。「週刊朝日」「中央公論」などに掲載された対談(1991〜1995年)を集めたものだっ...
神保町・東京堂書店3階のサイン本コーナーには時々立ち寄る。署名があると何となく嬉しくて知らない著者のものでも買い求めたりする。『蔣介石を救った帝国軍人』(...
サンソン・フランソワの音盤と一緒に買い求めてみたのは、ジャン=イヴ・ティボーデというピアニストによる同じ曲。ちょっと貴公子然とした男がどんなふうに弾くのか...
サンソン・フランソワによるラヴェルのピアノ協奏曲の音盤を買い求めて聴いていた。友人が最も好んでいる演奏というやつだ。世紀の(というか音楽史上稀有の)発明と...
今朝のテレビニュースで一番衝撃を受けたのは、某缶コーヒーの新しいCM。「なんてったってアイドル」を歌う河合優実だ。→https://youtu.be/NX...
蓮實重彦さんの映画評論を読んでいくたびに、自分が全く以って及ばない膨大な域に驚くとともに、その片鱗しか到達できないことにちょっと落胆する。それでも読み続け...
ノーマン・デル・マー(Norman Del Mar)を知らなかったのだけれど、その彼がロンドンフィルを指揮した音盤を聞いている。チャイコフスキーの交響曲第...
友人からこの本気になるねと連絡がきてそれを見た途端に注文してしまっていた。『ピアノを尋ねて(中題: 尋琴者、英題: The Piano Tuner)』(ク...
『横浜 鉄道と都市の150年』(岡田直、有隣堂)を読了。この都市の鉄道史について、適度な深さでしっかりとまとめられたコンサイスな一冊だった。他の本で知って...
河合優実主演のドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(NHK)が放映されているのを気付かずにいた。幸運にも家で録画がされていて、漸く...
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雑誌『東京人』の今年8月号の特集は「東京23区の「島」散歩」。島しょ部ではなく23区にそんなに島があったっけ、と思って読んでいくとなるほど、と感心する。ま...
吉村昭といえば父親の書斎にあった『戦艦武蔵』『零式戦闘機』。だからずっと戦記物の小説家だとばかり思っていた。最近、高校時代の友人からトンネルものも良いと言...
日曜日に訪れた美術展で買い求めた『藤田嗣治 パリを歩く』(清水敏男、東京書籍)を読了。美術評論家が藤田の足跡を追ってパリや周辺の町を追体験していくもので、...
熱帯夜に映画『ハルビン』(ウ・ミンホ監督、2024年、韓国)を観た。昨年の百想芸術大賞の作品賞大賞を得たものだ。→https://harbin-movie...
友人から話を聞いて、ああそうだったと慌てて出かけて来た。『藤田嗣治 絵画と写真』展 @東京ステーションギャラリー。→ https://www.ejrcf....
映画『国宝』(李相日監督、2025年)を漸く観に行った。→https://kokuhou-movie.com/小説を読んだときの記憶と異なるところが幾つも...
『今日もウルトラセブンのことを考えていた』(青山通、アルテスパブリッシング)に目を通した。読了した、と書けないのは、全く歯が立たなかったからで、二合目まで...
今年は成瀬巳喜男の生誕120年ということで雜誌「ユリイカ」の7月号特集となっている。普段の「ユリイカ」の特集ものとは違って一冊の殆どが成瀬巳喜男の論評に費...
映画『秘顔』(原題:히든 페이스、英題:Hidden Face、キム・デウ監督、韓国)を観た。→https://synca.jp/higan/オーケストラ...
『ルポ・韓国戒厳令』(日本経済新聞社 ソウル支局編、日本経済新聞出版)を読了。昨年12月3日の事件の背景とその後についてだ。戒厳令は、次のような時期に早く...
社会、会社、組織、学校、家族、趣味、部活など、様々な組織のなかで生きてきた。ひとは生まれてから死ぬまでずっとそういう組織の一員として、或いはそこに属した意...
僕の父親は鋼板を剪断する大型機械を設計製造する仕事をしていた。晴海で開かれていた国際見本市にも出展していて毎年連れていって貰ったし、ときどき会社にも連れて...
赤瀬川原平の『ゼロ発信』に小松崎茂と会われたことが書かれていた。“あの小松崎茂さんである。軍艦と飛行機を描いたら日本一。ぼくはもういまを去ること小学生のこ...
週中日は、あまり気乗りせぬまま外壕近くに足を向けた。大久保利通が暗殺された(紀尾井坂の変)のもこの近くだったなと再び思いだしながら、或る店に入る。約束まで...
漸くドラマ『財閥家の末息子』を観終えた。凄い作品だった。財閥が財閥として出来上がったあと、二世、三世、また四世と継承されていくことがある。跡取りが優秀であ...
このあいだ読んだ『日吉アカデミア一九七六』(原武史、講談社)が面白かったから、その著者の本業の著作『日本政治思想史』(新潮選書)を読んでみた。そして挫折し...
斎藤宗吉が自分のペンネームを北杜夫とした理由はウィキペディアに次のように書かれている。“杜夫の由来は仙台(杜の都)在住時、心酔するトーマス・マンの『トニオ...
坪内祐三の『文学を探せ』で取り上げられていた赤瀬川原平の『ゼロ発信』(中央公論新社)を読了。味がある一冊だった。2000年1月11日から6月4日まで読売新...
学生時代から喫茶店が苦手だった。第一において飲み物は一気飲みするたちなのであっという間に手持ち無沙汰になる。(すると)第二に他の席の人のことが気になってし...
真夏のような暑さだったけれど、ようやっと三鷹市美術ギャラリーを訪れることが出来た。太宰治展示室「三鷹の此の小さな家」の公開だ。→https://mitak...
オットー・クレンペラー指揮のブルックナー交響曲第9番(第3楽章)を聴いたとき以来久しぶりに心にひどく警鐘を鳴らされた気がした。ほんわかした気持ちで毎日楽し...
古今亭志ん生の『びんぼう自慢』(ちくま文庫)を読了。高校時代のクラスメートの友達だという男が、僕の馴染みにしていた日本橋の小料理屋に通っていたことをSNS...
『日本茶の実践マーケティング』(前田冨佐男、キクロス出版)を読了。このあいだの静岡旅行の際に買い求めた一冊だ。日本茶について僕は殆ど何も知らなかったことに...
静岡の二日目。製茶問屋が営むお茶とお菓子の店「茶町KINZABURO」を訪問した。→https://kinzaburo.com/静岡駅から15分ほど歩いた...
昨日は静岡まで足を伸ばす。県立美術館にはオーギュスト・ロダンのブロンズ彫刻が非常に沢山あって、間近にそれらを眺めているとその量塊に圧倒される。→https...
『なぜBBCだけが伝えられるのか』(小林恭子、光文社新書)を読了。副題は「民意、戦争、王室からジャニーズまで」。帯にはジョージ・オーウェルの言葉が書いてあ...
友人に誘われて現代音楽とテクノ音楽(クラブ音楽)の演奏会を聴いた。フランチェスコ・トリスターノによる「Piano 2.0」と題するプログラムだ。→http...
月曜ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ)の初回を観た。→https://www.fujitv.co.jp/uminohajimari/夜に観終えたあと床に...
坪内祐三が毎日新聞に連載した文章が先月末に久しぶりに上梓された。『日記から 50人、50の「その時」』(本の雑誌社)。2005年4月からの1年間、毎週さま...
ベルリン映画祭で銀熊賞を5度も受賞しているホン・サンス監督の作品を観たのはこれが初めてだった。『Walk Up』(韓国題名:탑、2022年、韓国)。「탑」...
ミン・ジン・リーの小説『パチンコ(Pachinko)』がドラマ化されていることは知っていたがなかなか観ることが出来なかった。ようやくその機会が訪れて一気に...
『国家と音楽家』(中川右介、集英社文庫)を読了。「週刊金曜日」に2011年から二年間に亘って連載されたものに大幅に加筆された力作だった。ナチスに協力したと...
テレビで人間を支援するロボット技術について紹介されていた。凄いなあ、もう既にこんなレベルに至っているのか、と感嘆した。しばらく見ているうちに、これらのロボ...
軽井沢を後にして野沢温泉に泊まった。この週は「たけのこまつり」という催し物が開かれていて賑わいを見せていた。→https://nozawakanko.jp...
随分と前のことになる。入った大学はクラブ活動だけでなく地域名を冠した同窓会が盛んだった。当時住んていた東京の隣町にもそれは有って、だから自動的にそこの地域...
先週末の金曜日は関東もようやく梅雨に入ったが、そんな夕べに演奏会で「春」を聴いていた。シューマンの交響曲第1番だ。トレヴァー・ピノックの指揮するものを初め...
川本三郎の『日本映画を歩く ~ロケ地を訪ねて~』(JTB刊)を読了。雑誌『旅』の1997年5月号~1998年4月号、1998年9月号の「映画の舞台へ」とい...
夜につらつらとBS放送のチャンネルを繰っていたら、WOWOWで韓国のテレビ番組が放映されていた。今年4月に行われたMBNの「トロット・ガールス・ジャパン」...
高橋源一郎の『「不適切」ってなんだっけ』(毎日新聞出版)を読了。「サンデー毎日」の連載をもとにした『これは、アレだな』シリーズの第3弾だ。→https:/...