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俳諧師 前北かおる http://maekitakaoru.blog100.fc2.com/

「夏潮」所属の俳人。平成23年5月、第一句集『ラフマニノフ』を上梓。惜春の心ラフマニノフの歌

初めての俳句(俳句の作り方)、1998年以降の句帳の清書、句集鑑賞、吟行記、旅行記、ゴルフ、小林研一郎、読売日響を中心にオーケストラ鑑賞記などなど。

前北かおる
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住所
八千代市
出身
島根県
ブログ村参加

2010/05/23

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  • ことばと文学(に)、夏潮池袋句会。

    今日は選択授業の句会から夏潮池袋句会へ、トリプルヘッダーをこなしました。 小鳥より気楽な暮らし日向ぼこ※今月2、3、4回目、今年150、151、152回目。...

  • 読響第643回定期。

    鈴木優人の指揮で、ベリオの「シンフォニア」とモーツァルトの「レクイエム」。楽譜の継ぎはぎをした曲という共通点による選曲のようです。モーツァルトは指揮者による補筆版とのことでしたが、瑞々しい演奏で良かったです。声楽陣が素晴らしかったです。...

  • ことばと文学(に)。

    選択授業の句会がありました。 手に取りし木の葉に風を感じけり※今月1回目、今年149回目。...

  • 『コール・ミー・ダンサー』。

    姫君の模試の待ち時間に映画を観てきました。ムンバイ出身のダンサー、マニーシュとその才能を見出した師、イェフダのドキュメンタリーでした。困難な道を切り拓こうとするマニーシュの明るいキャラクターが素敵でした。https://callmedancer-movie.com/...

  • 働き方改革吟行会。

    オンラインで働き方改革吟行会がありました。 ひもすがら木の葉を放ち上野山※今月16回目、今年148回目。...

  • ことばと文学(に)。

    試験が終わり、選択授業の句会が再開しました。 ひよわなる小虫を抱へ枇杷の花※今月15回目、今年147回目。...

  • 総武カントリークラブ北コース。

    出勤前に、北コースでハーフラウンドしてきました。身体が固まっていたせいか、ダフったりトップしたりで苦労しました。ショットが散らばって落葉の中に飛ぶことも多く、3回ロストしました。OBはなかったものの6打罰で沈没しました。スコアは56でした。出直してきます。...

  • 「鳰の子」第69号。

    「鳰の子」第69号をいただきました。ありがとうございます。柴田多鶴子主宰の作品から1句紹介させていただきます。 夜業の灯日付の変はるその時も 柴田多鶴子...

  • 落語鑑賞会。

    今日は、職場で落語鑑賞会があり、「時そば」、「七度狐」、「目黒のさんま」を聴きました。気が付けば、昼はそば、夜はさんまを食べていました。...

  • 俳人協会広報委員会。

    今日は、俳人協会の広報委員会に出席しました。協会ホームページの件などについて、相談しました。...

  • 読響2025/2026シーズンプログラム。

    読響の来シーズンのプログラムが発表になっています。6月にヴァイグレのR・シュトラウスが組まれているのが、楽しみです。7月にはカンブルランとツェンダー「シューマン・ファンタジー」、1月にはヴァイグレとプフィッツナー「ドイツ精神について」、それぞれ日本初演の曲目です。これも気になります。https://yomikyo.or.jp/2024/11/Yomikyo_2025-26_Program.pdf...

  • 夏潮団体戦句会。

    5年ぶりの団体戦句会がありました。 旋回に群のほどけて鳩小春※今月14回目、今年146回目。...

  • 本井英句集『守る』鑑賞。その20

    営林署の冷蔵庫より山鯨 「山鯨」が季題で冬。猪の肉のことです。「営林署」は今は林野庁の森林管理局となっていますが、山を歩いていると昔の小屋が残されていたりします。これも大勢が働く営林署の庁舎ではなく、小規模な現場の冷蔵庫なのかも知れません。その冷蔵庫から「山鯨」の隠語で呼ばれる猪の肉を取り出してきて、鍋にでもするのでしょう。娯楽のない山中での、ささやかな楽しみという感じでしょうか。猪は自分たち...

  • 鈴本演芸場十一月下席昼の部。

    久々に寄せに行ってきました。オールスターのような豪華な顔ぶれで、開口一番からあくびをする暇もないくらい面白かったです。トリの圓太郎師匠は「甲府い」でした。...

  • 句帳の清書 2024年3月

    3月1日 「夏潮」課題句ファスナーの如くに鮎の背骨かな 3月1日 アジサシの会東風に行き合うてそのまま肩並べ 3月2日 (3月3日 添削教室用句会)黄水仙男子は女子の言ひなりで 3月3日 添削教室用句会古草にひつかかりたるマスクかなひもすがら庭いぢりして花ミモザ毛を刈られ華奢な四つ脚下萌ゆる 3月5日 夏潮WEB句会よく歩く子供を連れて揚雲雀晴るる日の少なき河津桜かな囀や頼まれ事を苦にもせず 3月6日 夏潮池袋...

  • 総武カントリークラブ北コース。

    天気が良かったので、ゴルフに行ってきました。9ホール中6ホールで木に当てましたが、ラッキーなことに一度もOBになりませんでした。スコアは49でしたが、全体に安定してはきました。...

  • 「晨」11月号。

    「晨」11月号を送っていただきました。ありがとうございます。中村雅樹代表の作品から1句紹介させていただきます。 球場の芝生の草を引いてをり 中村雅樹...

  • 八千代句会。

    オンラインで八千代句会がありました。 箸袋折りて箸置おでん酒※今月13回目、今年145回目。...

  • 本井英句集『守る』鑑賞。その19

    鷹匠や甘える鷹を甘えさせ 「鷹匠」が季題で冬。鷹狩りのための鷹を飼育、訓練するのが鷹匠ですが、獲物を捕らせるためにはよほど馴れていなければなりません。鋭い眼光と嘴を持った鷹が馴れた鷹匠には甘える、そして厳しくしつけをする鷹匠も甘えさせるときには甘えさせる、そこに並々ならぬ信頼関係が見て取れます。おそらく頭をこすりつけて甘えるのだと思いますが、その姿を想像するだけでほっこりさせられます。表現の上...

  • ことばと文学(に)。

    試験前最後の句会でした。 寒禽を丸抱へして大樹あり※今月12回目、今年144回目。...

  • 『俳壇』12月号。

    『俳壇』12月号に、「十二か月添削教室」を掲載していただいております。2年間書かせていただいた最終回になります。ありがとうございました。...

  • ことばと文学(に)。

    今日も、お粥を炊きながらの句会でした。 香ばしき小春日和の排気ガス※今月10、11回目、今年142、143回目。...

  • 本井英句集『守る』鑑賞。その18

    寒かりけむ侘びしかりけむ国分尼寺 「寒し」が季題で冬。聖武天皇の詔によって全国に置かれた国分寺ですが、その造営は順調には進まなかったようです。それでも、国分寺の方は全国に設置されたようで、現在でも同じ場所に国分寺が残っていることも多いです。一方の国分尼寺の方は完成したかどうかわからない国もあるようで、現在に残る寺院も多くはありません。やがて、時代とともに国からの支援が滞るようになり、廃れてしま...

  • ことばと文学(に)。

    選択授業の句会がありました。句会の後で、収穫したお米で作ったお粥を食べました。 虹色の小春日和の水たまり※今月9回目、今年141回目。...

  • 秋晴

    秋晴(あきばれ)、秋日和(あきびより)...

  • 「恋するピアニスト フジコ・ヘミング」。

    先日亡くなったフジコ・ヘミングの映画を観てきました。疎開先の岡山を訪ねるくだりが印象的でした。演奏もそれぞれ素敵でしたが、特にたびたび流れる「エオリアンハープ」が心に響きました。https://fuzjko-film.com/...

  • ことばと文学(に)。

    今日も選択授業の句会を行いました。 木漏日に湧きたる小虫落葉山※今月8回目、今年140回目。...

  • ことばと文学(に)。

    選択授業の句会を行いました。 凩や研ぎすまされし避雷針※今月7回目、今年139回目。...

  • ことばと文学(に)、夏潮池袋句会。

    今日は、選択授業の句会を2回行い、夜、夏潮池袋句会もありました。 御所車ゑがかれし鉢万年青の実※今月4、5、6回目、今年136、137、138回目。...

  • 本井英主宰近詠鑑賞。「夏潮」2024年11月号

    見学の列のかたはら三尺寝 「三尺寝」が季題で夏。屋外に見学の人が列を作っているのです。そして、その列のすぐ脇には昼寝をしている人がいたという俳句です。発掘中の遺跡か何かで、昼寝をしている人は発掘作業の休憩時間なのかも知れません。珍しい地層や植物園という可能性もあります。いずれにしても、熱心な見学者と、無関心に昼寝する人と、その態度の違いに興味を惹かれます。何を見学しているのかも明かされておらず...

  • 日本伝統俳句協会関東支部大会、八千代句会。

    今日は、日本伝統俳句協会の関東支部大会がありました。東京タワーの隣の機械振興会館が会場で、芝公園を吟行しました。浦川聡子先生の特選一席をいただきました。 オンラインで八千代句会もありました。 鉄塔は鋲に覆はれ天高し※今月2、3回目、今年134、135回目。...

  • 柞(ははそ)、柞紅葉(ははそもみじ=ははそもみぢ)...

  • アジサシの会。

    オンラインでアジサシの会がありました。昨日、東松山でぶらぶらする時間があったので、物見山公園を吟行しました。 励ましの言の葉とてもうそ寒く※今月1回目、今年133回目。...

  • 「沖」11月号。

    「沖」11月号を送っていただきました。ありがとうございます。能村研三主宰、森岡正作副主宰の作品から1句ずつ紹介させていただきます。 海寄りに車線変更土用波 能村研三 金秋や川舟音もなく下る 森岡正作...

  • 「いぶき」第26号。

    「いぶき」第26号をいただきました。ありがとうございます。共同代表のお二人の御句を紹介させていただきます。 群れなしてゐる蜻蛉の中に妻 中岡毅雄 灼熱を刻印したる黒揚羽 今井豊 また、今号に「いぶき第25号を読む」を書かせていただきました。...

  • ことばと文学(に)。

    選択授業の句会がありました。 藤の実のぺろんと垂れてをりにけり※今月14回目、今年132回目。...

  • 「丘の風」第34号。

    「丘の風」第34号が発行されました。「真珠筏」に「んんべえ」10句、「会員消息」に近況のほか、今回は「書評」に「行方克巳句集『肥後守』を読んで」も書かせていただきました。...

  • 「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」。

    サントリー美術館の英一蝶展を観てきました。写真はメトロポリタン美術館からやって来た「舞楽図・唐獅子図屏風」です。大物がたくさん出品されていて、見応えがありました。三宅島時代に描かれた「鍾馗図」の迫力が凄かったです。...

  • 本井英句集『守る』鑑賞。その17

    不機嫌が許されし世や漱石忌 「漱石忌」が季題で冬。夏目漱石が逝去したのは大正5年12月9日。若年の頃から神経衰弱を患い、最期は胃潰瘍による出血で亡くなっています。その小説には、心に葛藤を抱えた厭世的な男が主人公として描かれます。漱石自身の人生や作中人物に思いを巡らせたとき、作者の頭には「不機嫌」というキーワードが思い浮かんだのでしょう。今、「不機嫌」な態度は、家庭でも職場でも許容されるものではなく...

  • 働き方改革吟行会。

    オンラインで働き方改革吟行会がありました。 人ごみに仰ぐ青空赤とんぼ※今月13回目、今年131回目。...

  • 君津香木原カントリークラブ。

    今日は、観戦ではなくプレーしてきました。朝のうち雨が降っていましたが、スタートしてからはほとんど降られずにまわれました。ドライバーが良くなってきたので、ティーショットが気持ち良く打てました。スコアは53の44で97でした。OBを4回も打った割に、粘れました。相変わらずユーティリティのティーショットが安定しないので、また練習します。...

  • 「ZOZO CHAMPIONSHIP 2024」。

    「ZOZO CHAMPIONSHIP 2024」の1日目を観戦してきました。ツアープロのゴルフを堪能してきました。...

  • ことばと文学(に)。

    収穫祭前、最後の選択授業でした。 農高の時代を知らず柿の秋※今月11、12回目、今年129、130回目。...

  • 句帳の清書 2024年2月

    2月2日 アジサシの会えびせんをかもめに投げて日脚伸ぶほがらかにやかんの笛や日脚伸ぶ荒川に沿うて中川日脚伸ぶ 2月10日 (4月30日 俳人協会千葉県支部俳句大会)乾燥機並んで回るうららかな 2月16日 働き方改革吟行会右腕を折りて手枕涅槃像折り皺の棚引いてをる涅槃図絵平成の大涅槃図の絵解あり 2月18日 夏潮新年会春の雲あはあはとして北上す 2月24日 八千代句会下萌や生徒の来ない二週間自転車の男のどかに目を...

  • ことばと文学(に)。

    選択授業の句会がありました。 柿の秋かたちをなさぬ雲流れ※今月10回目、今年128回目。...

  • 千葉県俳句大会。

    今日は、千葉県俳句大会がありました。会場変更でバタバタしましたが、無事に終わりました。 寝息きく二段ベッドの夜長かな※今月9回目、今年127回目。...

  • 令和7年俳句カレンダー。

    日本伝統俳句協会の令和7年俳句カレンダーに短冊を載せていただいております。↓協会のオンラインショップで販売中しております。https://denhai.stores.jp/...

  • ことばと文学(に)。

    選択授業の句会がありました。 ブロンズの仔牛に柿の供へあり※今月8回目、今年126回目。...

  • 『WEP俳句通信』142号。

    『WEP俳句通信』142号の「超結社句会 新12番勝負」に登場しております。今回も素敵な皆様とご一緒させていただきました。ありがとうございます。...

  • 「鳰の子」第68号。

    「鳰の子」第68号をいただきました。ありがとうございます。柴田多鶴子主宰の作品から1句紹介させていただきます。 秋風に吹かれ心のよどみ濾す 柴田多鶴子...

  • 総武カントリークラブ北コース。

    前回のリベンジで、北コースに行ってきました。今日は天気が良くて組み合わせになりました。慣れたペースで回れたので、落ち着いて打てました。前回もそうでしたが、グリーンまわりが難しかったです。スコアは46でした。...

  • 「やちよ文芸」。

    「広報やちよ」の文芸コーナーがリニューアルされ、10月15日号から俳句欄が復活しました。 投稿は市内在住の方限定になりますが、市役所へ葉書で応募のほか、下記のフォームでも受け付けております。皆様のご投句をお待ちしております。https://forms.gle/L6xUeahbuqFg9egg9...

  • 八千代句会。

    オンラインで八千代句会を行いました。 菖蒲田と云ひ秋草の野なりけり※今月7回目、今年125回目。...

  • 本井英句集『守る』鑑賞。その16

    桜貝フラを習つてみようかしら 「桜貝」が季題で春。句意は明瞭で、海岸を訪れて、桜貝を見つけたときに、ふとフラダンスを習ってみようか、という考えが浮かんだという俳句です。解釈してしまうと身も蓋もない感じになってしまいますが、軽やかな口語に春のうきうきした気分が出ています。あれこれ習い事を始めては、また次に興味が移ってというような、フットワークの軽い女性なのでしょうか。思いがけないきっかけで、新し...

  • 『俳壇』10月号。

    『俳壇』10月号に、「十二か月添削教室」を掲載していただいております。...

  • ことばと文学(に)。

    昨日は、雨の中、選択授業の句会を行いました。 金粉を耳にひと粒蛍草※今月5、6回目、今年123、124回目。...

  • 読響第642回定期。

    ヴァイグレ指揮で、ラフマニノフの2番をメインとするプログラム。今月の欧州公演ツアーと同一の曲目とのことでした。 メインのラフマニノフは、ブラームスやワーグナーのような重厚さで演奏されました。スケールは大きかったですが、透明感や陶酔感については物足りない感じもしました。...

  • 本井英主宰近詠鑑賞。「夏潮」2024年10月号

    蜉蝣の骸降り積み山の橋 「蜉蝣」が季題で秋。蜉蝣は成虫になってからはわずか数時間の命で、餌を食べることもできない体になります。大きな群をつくって子孫を残して、あっという間に死んでしまいます。街灯の下に大発生するのが知られていますが、この句はその翌朝の様子を詠ったものでしょう。山の橋の上の灯りに群がっていた蜉蝣が、そのまま骸と降り積もっていたのです。雪にも例えられる蜉蝣ですが、作者は直接「骸」と...

  • 曼珠沙華

    曼珠沙華(まんじゆさげ)、彼岸花(ひがんばな)、曼珠沙華(まんじゆしやげ)...

  • 「架け橋」No.53。

    「架け橋」No.53をいただきました。ありがとうございます。二ノ宮一雄主宰の作品から1句紹介させていただきます。 白鷺の互ひに寄らず秋の川 二ノ宮一雄...

  • アジサシの会。

    オンラインでアジサシの会がありました。 色鳥やほぼほぼ乾くグラウンド※今月4回目、今年122回目。...

  • ことばと文学(に)、添削教室用句会。

    選択授業の句会と、添削教室用句会がありました。 蜘蛛の巣に搦め捕られてこぼれ萩※今月2、3回目、今年120、121回目。...

  • 「沖」10月号。

    「沖」10月号を送っていただきました。ありがとうございます。能村研三主宰、森岡正作副主宰の作品から1句ずつ紹介させていただきます。 蛍火を囲ふには手の熱すぎし 能村研三 今朝秋の白帆が沖へ滑り行く 森岡正作...

  • 夏潮池袋句会。

    今日は、夏潮池袋句会がありました。 皀角子の戦の跡にありにけり※今月1回目、今年119回目。...

  • 総武カントリークラブ北コース。

    近所の9Hのゴルフ場で練習してきました。ドライバーが打てるようになりました。スコアは、52でした。ティーショットの大事故が2回ありました。ショートゲームも今一歩といった感じです。...

  • ことばと文学(に)。

    今日は、選択授業の句会がありました。稲刈りに向けて、田圃の水を落としました。 蝶々の戯れにくる落し水※今月20回目、今年118回目。...

  • 枇杷の会、八千代句会。

    今日は、枇杷の会がありました。オンラインで八千代句会も行いました。 ぴくりともしない一叢萩曇※今月18、19回目、今年116、117回目。...

  • 働き方改革吟行会。

    オンラインで働き方改革吟行会がありました。バーチャル吟行地の日比谷公園に行ってきました。 ネクタイのいらない仕事秋の風※今月17回目、今年115回目。...

  • 本井英句集『守る』鑑賞。その15

    芋虫の嘶くやうに身を反らし 「芋虫」が季題で秋。蛾の幼虫で、主に芋の葉を食べるものを指します。それが、まるで馬が前脚をあげて鳴く時のように、持ち上げた体を反らしたという俳句です。芋虫にしてみれば、次に食べる葉を探ったりとか、そういった動作なのかも知れません。けれども、作者はそこに大型動物が雄叫びをあげる時のような力強さを見てとったのです。芋虫が全身で体現した意志を通じて、小さな命に共鳴する作...

  • 「西川勝人 静寂の響き」。

    休館が決まっている川村記念美術館に行ってきました。最後になるかもしれないので、ロスコの「シーグラム壁画」をゆっくり堪能してきました。...

  • 「晨」9月号。

    「晨」9月号を送っていただきました。ありがとうございます。中村雅樹代表の作品から1句紹介させていただきます。 鵜の居ついたる陵の臭ひかな 中村雅樹...

  • 『澤田和弥句文集』。

    『澤田和弥句文集』が完成しました。目標としていた5月には少し遅れましたが、ともかく刊行にこぎ着けました。結社誌等に掲載されたものも含めた俳句作品と主な随筆・俳論をまとめました。彼の書き残したものは膨大でしたので、文章は精選したもののみの収録となりました。完成してみると、大きかった澤田君が小さくなってしまったようで寂しい感じもあります。お洒落な装丁や俳句中心で余白の多い本の作りが、そうした気分にさ...

  • メッツァ。

    ムーミンの森を訪ねてきました。...

  • 句帳の清書 2024年1月

    1月1日 うたつごもり句会田作を嚙めば思ひのほか甘く方寸の田圃が二枚ごまめ嚙む負けん気のなくて長兄かるた取る削り節わしづかみして福沸年をとこやうやく起こし福沸姪つ子の写真のまはる年の酒 1月5日 (2、3日 舞子スノーリゾート)アジサシの会塩鯖が焼けて朝餉や雪の宿 1月10日 夏潮池袋句会宝恵籠の髪の明るき福娘 1月11日 文学特論(は)鼻面にべつとりと墨寒の鯉よぢりたる体のひかり寒の鯉 1月13日 八千代句...

  • 本井英句集『守る』鑑賞。その14

    毛虫焼けば数珠繋がりに墜ちにけり 「毛虫焼く」が季題で夏。毒があったり、植物の葉を食べてしまうので、毛虫を焼いて駆除するのです。これは、火にくべて一匹一匹燃やすのではなくて、たくさんの毛虫を一網打尽にしているのでしょう。おそらく、バーナーを樹木に直接かざしているのだと思いますが、熱にあたった毛虫が次から次に落下してくるのです。遊びでも何でもなく、害虫に手を焼く人が樹木を守るために仕方なく、効...

  • ことばと文学(に)。

    今日も選択授業の句会がありました。 炭酸の泡の如くに湧ける萩※今月16回目、今年114回目。...

  • 本井英主宰近詠鑑賞。「夏潮」2024年9月号

    癇癪玉めくよ百日紅の蕾 「百日紅」が季題で夏。百日紅は鮮やかな花が群がって咲きますが、蕾はやや歪な丸形で色も地味です。作者は、それを見て、昔懐かしいおもちゃを思い出したのです。「癇癪玉」は花火の一種で、その小さな玉をアスファルトやコンクリートなど、硬いところにぶつけるとその衝撃で大きな音を発するというおもちゃです。私も、小さい頃に遊んだ記憶があります。その爆発音は、派手でやや安っぽい百日紅の花...

  • ことばと文学(に)。

    選択授業の句会がありました。まだまだ残暑です。 波風を立てたくはなく萩の花※今月14、15回目、今年112、113回目。...

  • 令和六年春興帖、第七。

    「-BLOG俳句新空間-」第232号の「令和六年春興帖、第七」に3句、載せていただきました。http://haiku-new-space-haikucho.blogspot.com/2024/09/blog-post.html?m=1...

  • 八千代句会。

    オンラインで八千代句会がありました。 新品のピザ窯来る秋日和※今月13回目、今年111回目。...

  • 小諸。

    諸事情により、大会と前後してしまいましたが、小諸の虚子の旧跡を訪ねました。なんと約20年ぶりでした。...

  • 日本伝統俳句協会全国俳句大会。

    軽井沢で日本伝統俳句協会の全国俳句大会がありました。素敵な会場で、岸本尚毅さんの講演「虚子自伝を読む」を拝聴しました。 豊年や千曲の支流みな太く※今月12回目、今年110回目。...

  • ことばと文学(に)。

    選択授業の句会がありました。 落柿の水に膨れて浮かびをり※今月11回目、今年109回目。...

  • 「五十嵐靖晃 海風」。

    先日、千葉県立美術館で「五十嵐靖晃 海風」を観てきました。参加型のプロジェクトで観るだけでは物足りない感じがしてしまいました。...

  • ことばと文学(に)。

    代り映えしない学校法師蟬※今月9、10回目、今年107、108回目。...

  • 超結社句会。

    今日は、超結社句会がありました。 草深く残暑の虫の唸るなり※今月8回目、今年106回目。...

  • ことばと文学(に)。

    新学期、選択授業の句会が再開になりました。 秋草や砂利にうづまるマンホール※今月7回目、今年105回目。...

  • 「千葉県俳句作家協会・秋の俳句短冊展」。

    千葉そごうの通路をお借りした「千葉県俳句作家協会・秋の俳句短冊展」に参加しました。...

  • アジサシの会。

    今日は、オンラインでアジサシの会がありました。 一ノ宮からは単線秋の草※今月6回目、今年104回目。...

  • 一の宮カントリー倶楽部。

    夏休み最終日の若君とゴルフに行ってきました。暑い一日でしたが、鮪丼を食べてがんばりました。西コースを1.5周して、スコアは48、52、42でした。ようやく、ドライバーがまともに打てるようになってきました。...

  • 読響第641回定期。

    マクシム・エメリャニチェフの客演でシューベルトの「グレイト」他。小編成のオーケストラで1.5倍速、という感じの軽快な演奏でした。ひたすら長い曲ですが、聴かせどころと流すところが明確で、聴いていて心地よかったです。 前半には、マハン・エスファハニのソロで、スルンカのチェンバロ協奏曲「スタンドスティル」が演奏されました。これも、柔らかな音響が素敵な曲でした。2曲もアンコールがありましたが、アクロバティッ...

  • ことばと文学(に)、夏潮池袋句会。

    今日は、選択授業履修者有志の句会と、夏潮池袋句会がありました。 熱狂を忘れて秋の雲となる※今月3、4、5回目、今年101、102、103回目。...

  • 添削教室用句会。

    オンラインで添削教室用句会を行いました。ご協力ありがとうございます。 夕雲のシェフハットめく初秋かな※今月2回目、今年100回目。...

  • 「鳰の子」第67号。

    「鳰の子」第67号をいただきました。ありがとうございます。柴田多鶴子主宰の作品から1句紹介させていただきます。 絵タイルに映るともしび夏館 柴田多鶴子...

  • 八千代句会。

    オンラインで八千代句会がありました。 秋雨をつまらなさうに離陸して※今月1回目、今年99回目。...

  • 「ホトトギス」9月号。

    「ホトトギス」9月号に、今年2月の「稲畑汀子俳句集成読書会」の模様が掲載されています。ありがとうございました。...

  • セブンハンドレッドクラブ。その4

    最終日、とうとう雨になりました。最後までドライバーは真っ直ぐ飛んでくれませんでした。また練習します。スコアは、49、48の97でした。...

  • セブンハンドレッドクラブ。その3

    合宿3日目、そろそろ体のあちこちが痛くなってきました。スコアは、51、46、54でした。奇跡的に雨に降られずここまで来ましたが、明日は雨になりそうです。...

  • セブンハンドレッドクラブ。その2

    今日もほとんど雨に降られないまま、ホールアウトできました。ドライバー以外は良い感じで打てています。スコアは47、48、47でした。...

  • セブンハンドレッドクラブ。

    合宿に入りました。奇跡的に晴れて、楽しくプレーできました。スコアは、48、45の93でした。パターが合ってきたので、もう少し何とかできそうです。...

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